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「ヨレン! そこにいるのは分かっている! 私のために自分を犠牲にした、愛おしくも不器用な君よ……!」
……うわあ。
別荘の庭に響き渡ったのは、耳を覆いたくなるほど甘ったるい、そして絶望的に演技がかった台詞でした。
私は薪の山の影にレオナード様を押し込んだまま、引き攣った笑いを浮かべます。
門の方から現れたアリスター殿下は、どういう風の吹き回しか、王太子の正装をこれでもかと着崩し、前髪をわざとらしく乱していました。
どうやら「愛する人を追いかけて傷心の中やってきた情熱的な王子」という役作りをしているようです。
(……評価は、マイナス五十点ね。舞台なら開始三分で客が席を立つわ)
私は頭の手拭いをさらに深く被り、腰をこれでもかと曲げました。
そして、地声より三オクターブほど低い、ガラガラの声を絞り出します。
「おやおや……。こんな田舎に、どこの高貴な坊ちゃんがお越しですかな……?」
我ながら完璧な「腰の曲がった農村の老婆」の演技です。
アリスター殿下は、目の前の汚らしい……いえ、質素な身なりの老婆(私)を見て、あからさまに眉をひそめました。
「……なんだ、老婆か。私はヨレン・ド・マニエールを探している。ここに運び込まれた荷物を確認したのだ。彼女はどこだ? 失恋の痛みに耐えかねて、奥の部屋で泣き崩れているのだろう?」
「ヨレン様……? ああ、あのお美しいお嬢様ですな。あの方は今、心の傷を癒やすために、遥か南の海へと旅立たれましたぞ。ここには、わしのような卑しい管理人しかおりませぬ」
私はわざとらしく咳き込みながら、適当な嘘をつきました。
殿下は「なんだと!?」と大袈裟に天を仰ぎ、近くの木に手をつきました。
そのポーズ、絶対に鏡で練習してきましたよね。
「なんということだ! 私の謝罪を受け入れることすら拒むほど、彼女の心は壊れてしまったというのか! ああ、リゼから聞いたのだ。彼女がいかに私を想い、あえて悪役を演じていたかを!」
「(……リゼ、余計なことを……!)」
私は内心で弟子への説教を確定させました。
すると、殿下はそのまま独白を続けます。
「覚えているとも! 彼女が私を叱咤する時の、あの冷ややかな瞳! あれは私に王としての自覚を持たせるための、熱い激励だった! 私は……私は、その真意に気づかず、彼女を追放してしまったんだ!」
その時でした。
私の背後の薪の山から、ボソリと、しかしはっきりとした声が漏れ聞こえてきたのは。
「……発声が甘いな。喉だけで喋っている。それでは観客の後ろまで届かないぞ」
(レオナード様!? 今、喋っちゃダメだってば!!)
私は焦って薪の山を足で小突きましたが、隣国の演劇マニアの口は止まりませんでした。
「それに、その『木に手をつくポーズ』も古い。肘の角度が不自然だ。もっと脱力して、絶望の重みを重力に任せるべきだね。……あと、脚本が独りよがりすぎて共感できない」
アリスター殿下が、ピクリと肩を揺らしてこちらを見ました。
「……誰だ? 今、誰か私に不敬なダメ出しをしなかったか?」
「ひ、卑しい管理人の腹の音ですわ! 最近、胃が演劇批評をする病気にかかっておりまして!」
私は必死に誤魔化そうとしましたが、薪の山がガラガラと崩れ、中から銀髪を輝かせた超絶美形――レオナード様が、何食わぬ顔で立ち上がりました。
「やあ、王太子殿下。他人の庭で随分と熱心な一人芝居(リハーサル)を演じているようだが、少し演出が過剰ではないかな?」
「貴様……デトモルト公爵か! なぜ隣国の貴公が、ヨレンの別荘にいるのだ!?」
アリスター殿下が目を見開いて叫びます。
レオナード様は、優雅に私の肩に手を置きました。
(ちょっ、今の私は老婆なんですけど!)
「私は、こちらの『ヨレヨレ君』の才能に惚れ込み、専属契約を結びに来たところだ。殿下のように、過去の幻想を追いかけている暇はないのでね」
「ヨレヨレ君……? いや、その老婆がどう見ても……」
アリスター殿下は、不審な表情で私をじろじろと見つめました。
私は必死で顔を伏せ、老婆の演技を続行します。
「ひえっ、坊ちゃん、そんなに見ないでおくれ。わしのようなしわがれ女を見ても、何も出ませんぞ……。ゲホッ、ゴホゴホッ!」
「……いや、待て。その声の掠れ具合、そして一瞬見えた瞳の輝き……。貴様、ヨレンだな!? 変装して私から逃げようとしているのか!」
「(……バレた!?)」
私は内心で舌打ちをしました。
流石に十年も婚約者だっただけあって、私の「演技の癖」を微かに察知したようです。
「ヨレン! そんな格好はやめて、私の胸に戻ってこい! 君の演技はもう十分だ! 私が全てを受け止めてやる!」
アリスター殿下が、両手を広げてこちらへ歩み寄ってきます。
その時、レオナード様が私の前に立ちふさがりました。
「待て。彼女が誰であろうと、今は私の『ミューズ』だ。大根役者に彼女を触れさせるわけにはいかない」
「大根だと!? 貴様、私を誰だと思っている!」
「役者としての格だよ、殿下。君の演技には『魂』がない。ただ形だけをなぞっている。……ヨレン君、いや、ヨレヨレ君。君なら、この状況をどう『演じる』?」
レオナード様が、楽しげに私を振り返りました。
(……ああ、もう! 二人して勝手に盛り上がっちゃって!)
私は深いため息をつくと、被っていた手拭いをバサリと脱ぎ捨て、曲げていた腰をシャキッと伸ばしました。
老婆の皮を脱ぎ捨て、現れたのは――。
冷徹で、高慢で、誰をも寄せ付けない、あの「悪役令嬢ヨレン」の表情です。
「おだまりなさい。この、三流役者たちが」
私は扇も持たずに、鋭い視線だけで二人を射抜きました。
庭の空気が、一瞬で凍りつきます。
「殿下、私は貴方を愛しているから悪役を演じていたのではありません。貴方の反応があまりに画一的で、格好の『練習相手』だったから利用していただけですわ。そしてレオナード様、私は貴方のコレクションになった覚えもありませんわよ?」
私は二人を交互に見据え、最高の「拒絶」を演じてみせました。
これぞ、悪役令嬢ヨレンの真骨頂。
しかし、私のこの会心の演技に対して、二人の男は同時にこう叫んだのです。
「「……ブラボー!!(素晴らしい演技だ!!)」」
「…………帰れっ!!」
私の怒声が、夕暮れの南部領地に虚しく響き渡りました。
……うわあ。
別荘の庭に響き渡ったのは、耳を覆いたくなるほど甘ったるい、そして絶望的に演技がかった台詞でした。
私は薪の山の影にレオナード様を押し込んだまま、引き攣った笑いを浮かべます。
門の方から現れたアリスター殿下は、どういう風の吹き回しか、王太子の正装をこれでもかと着崩し、前髪をわざとらしく乱していました。
どうやら「愛する人を追いかけて傷心の中やってきた情熱的な王子」という役作りをしているようです。
(……評価は、マイナス五十点ね。舞台なら開始三分で客が席を立つわ)
私は頭の手拭いをさらに深く被り、腰をこれでもかと曲げました。
そして、地声より三オクターブほど低い、ガラガラの声を絞り出します。
「おやおや……。こんな田舎に、どこの高貴な坊ちゃんがお越しですかな……?」
我ながら完璧な「腰の曲がった農村の老婆」の演技です。
アリスター殿下は、目の前の汚らしい……いえ、質素な身なりの老婆(私)を見て、あからさまに眉をひそめました。
「……なんだ、老婆か。私はヨレン・ド・マニエールを探している。ここに運び込まれた荷物を確認したのだ。彼女はどこだ? 失恋の痛みに耐えかねて、奥の部屋で泣き崩れているのだろう?」
「ヨレン様……? ああ、あのお美しいお嬢様ですな。あの方は今、心の傷を癒やすために、遥か南の海へと旅立たれましたぞ。ここには、わしのような卑しい管理人しかおりませぬ」
私はわざとらしく咳き込みながら、適当な嘘をつきました。
殿下は「なんだと!?」と大袈裟に天を仰ぎ、近くの木に手をつきました。
そのポーズ、絶対に鏡で練習してきましたよね。
「なんということだ! 私の謝罪を受け入れることすら拒むほど、彼女の心は壊れてしまったというのか! ああ、リゼから聞いたのだ。彼女がいかに私を想い、あえて悪役を演じていたかを!」
「(……リゼ、余計なことを……!)」
私は内心で弟子への説教を確定させました。
すると、殿下はそのまま独白を続けます。
「覚えているとも! 彼女が私を叱咤する時の、あの冷ややかな瞳! あれは私に王としての自覚を持たせるための、熱い激励だった! 私は……私は、その真意に気づかず、彼女を追放してしまったんだ!」
その時でした。
私の背後の薪の山から、ボソリと、しかしはっきりとした声が漏れ聞こえてきたのは。
「……発声が甘いな。喉だけで喋っている。それでは観客の後ろまで届かないぞ」
(レオナード様!? 今、喋っちゃダメだってば!!)
私は焦って薪の山を足で小突きましたが、隣国の演劇マニアの口は止まりませんでした。
「それに、その『木に手をつくポーズ』も古い。肘の角度が不自然だ。もっと脱力して、絶望の重みを重力に任せるべきだね。……あと、脚本が独りよがりすぎて共感できない」
アリスター殿下が、ピクリと肩を揺らしてこちらを見ました。
「……誰だ? 今、誰か私に不敬なダメ出しをしなかったか?」
「ひ、卑しい管理人の腹の音ですわ! 最近、胃が演劇批評をする病気にかかっておりまして!」
私は必死に誤魔化そうとしましたが、薪の山がガラガラと崩れ、中から銀髪を輝かせた超絶美形――レオナード様が、何食わぬ顔で立ち上がりました。
「やあ、王太子殿下。他人の庭で随分と熱心な一人芝居(リハーサル)を演じているようだが、少し演出が過剰ではないかな?」
「貴様……デトモルト公爵か! なぜ隣国の貴公が、ヨレンの別荘にいるのだ!?」
アリスター殿下が目を見開いて叫びます。
レオナード様は、優雅に私の肩に手を置きました。
(ちょっ、今の私は老婆なんですけど!)
「私は、こちらの『ヨレヨレ君』の才能に惚れ込み、専属契約を結びに来たところだ。殿下のように、過去の幻想を追いかけている暇はないのでね」
「ヨレヨレ君……? いや、その老婆がどう見ても……」
アリスター殿下は、不審な表情で私をじろじろと見つめました。
私は必死で顔を伏せ、老婆の演技を続行します。
「ひえっ、坊ちゃん、そんなに見ないでおくれ。わしのようなしわがれ女を見ても、何も出ませんぞ……。ゲホッ、ゴホゴホッ!」
「……いや、待て。その声の掠れ具合、そして一瞬見えた瞳の輝き……。貴様、ヨレンだな!? 変装して私から逃げようとしているのか!」
「(……バレた!?)」
私は内心で舌打ちをしました。
流石に十年も婚約者だっただけあって、私の「演技の癖」を微かに察知したようです。
「ヨレン! そんな格好はやめて、私の胸に戻ってこい! 君の演技はもう十分だ! 私が全てを受け止めてやる!」
アリスター殿下が、両手を広げてこちらへ歩み寄ってきます。
その時、レオナード様が私の前に立ちふさがりました。
「待て。彼女が誰であろうと、今は私の『ミューズ』だ。大根役者に彼女を触れさせるわけにはいかない」
「大根だと!? 貴様、私を誰だと思っている!」
「役者としての格だよ、殿下。君の演技には『魂』がない。ただ形だけをなぞっている。……ヨレン君、いや、ヨレヨレ君。君なら、この状況をどう『演じる』?」
レオナード様が、楽しげに私を振り返りました。
(……ああ、もう! 二人して勝手に盛り上がっちゃって!)
私は深いため息をつくと、被っていた手拭いをバサリと脱ぎ捨て、曲げていた腰をシャキッと伸ばしました。
老婆の皮を脱ぎ捨て、現れたのは――。
冷徹で、高慢で、誰をも寄せ付けない、あの「悪役令嬢ヨレン」の表情です。
「おだまりなさい。この、三流役者たちが」
私は扇も持たずに、鋭い視線だけで二人を射抜きました。
庭の空気が、一瞬で凍りつきます。
「殿下、私は貴方を愛しているから悪役を演じていたのではありません。貴方の反応があまりに画一的で、格好の『練習相手』だったから利用していただけですわ。そしてレオナード様、私は貴方のコレクションになった覚えもありませんわよ?」
私は二人を交互に見据え、最高の「拒絶」を演じてみせました。
これぞ、悪役令嬢ヨレンの真骨頂。
しかし、私のこの会心の演技に対して、二人の男は同時にこう叫んだのです。
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