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第一部:番外編
ヘルト視点24:準備、緊張、求めあう二人
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先に風呂に入って、部屋でエルツを向かえる準備をする。
鉄でできた魔導義手でエルツのか肌を傷つけないように布で巻いて縛ったり、ベッドサイドに香油やタオルを置いておいたりな。
準備を終えてベッドに腰かけるが……落ち着けるわけもない。
最初は、足を揺すり、それでも落ち着かなくて立ち上がり、うろうろうろうろと部屋を歩く。
男らしくないとか。童貞じゃねぇんだからとか……頭を過るが、初めて本気になった相手だ。緊張もするだろう。
ダンジョンに魅入られ、冒険者として生きるか死ぬかの世界を生きてきた。
だから、一夜限りの付き合いやそれを商売とするヤツらしか選んでこなかった。
そんな俺がこんな状態になってるってのをアイツらに知られたら笑われるんだろうな。
俺をよく知る元仲間達を思い出して苦笑していたら、部屋の扉が叩かれた。
「……来たか」
落ち着いているように装いながら、エルツを向かえる。
真っ赤になりながらも布に包まれた魔導義手を気にするエルツは抱き締めたいくらいに可愛い。
だけど、格好つけたい気持ちもあるから、緊張するエルツを言葉で促し、扉を閉めた。
鍵のかかる音に緊張するエルツの体を抱き締める。
「エルツ」
「ぁ……ヘルトさん……」
強ばるからだから香る甘い匂い。
それを堪能してから、エルツの手を引いてベッドへと導いた。
「ぅ……あ、……へ、ヘルト……さん……」
真っ赤でゆだったエビみたいな顔色で戸惑うエルツに思わず苦笑する。
俺も緊張しているが、エルツは俺以上に緊張しているようだった。
そんなエルツの緊張をほどくように額や頬に唇を落としていき、小さな唇へと重ねる。
最初は浅く。徐々に深く。
「っ、は……ぁ、はぁ……」
できるだけ優しくしたつもりだったが、初なエルツには激しかったようで……終わった頃には息が途切れ、涙に濡れた顔は男としての欲情をそそられた。
それに……着ているものが初日にやった俺の服だから、男心まで擽られる。
自分の服を着られるってこんなにもエロいのかと思うほどに。
今までもエルツは好んで着ていたけど……これからは健全な目で見れそうにない。……まずいな。
だが、そんな事は後になってから考えればいいと服を脱がす。
傷一つない白い華奢な体は綺麗で……触れる度に敏感に震えた。
元からか……それとも教育の結果かまではわからない。
それでも、男を知らない体を俺の手で染め上げるのだと思うと高ぶった。
そんな自分に所詮は俺も男だったのだと苦笑しながらエルツを愛でる。
教えられた事も何もかも俺の手で塗り替えるかのように。
「あぁあ……あっ……!」
細い体が俺の手で踊る。
「ヘルト、さんっ……」
俺を求めるように呼び、ねだる。
胸への愛撫で初めて達し、はしたないと泣くエルツを宥め、俺へと溺れさせた。
性器でイかせて、後ろをほぐして、中からの快楽に溺れて、俺を呼ぶエルツは可愛い。
「ヘルトさんっ、ヘルトさんんんっ……!」
恍惚とした表情でねだられて、呼ばれたら冷静でいようとした理性も焼ききれる。
エルツを俺の上に座らせて、その腰を掴んで俺の立ち上がったイチモツの上に下ろせば、僅かな抵抗はありながらも、エルツの体はゆっくりと俺を受け入れていった。
「っ、あ……あぁあああっ!」
「くっ……!」
温かな粘膜と包み込むような締め付け。拒むのではなく、俺自身を甘やかすような柔らかな動きに息を飲んだ。
快楽をこらえ、ゆっくりとエルツを慣らしながら、少しずつ動く。
だけど、そんな気づかいはあっという間に消し飛ぶ。
求められる声、求めるように揺れる腰。理性なんて容易く崩れた。
「あぁっ!あっ!あぁあああっ!」
惚けたエルツが涙の浮かんだ目で俺を見つめる。
その姿が堪らなく可愛いし、その顔の横で揺れる赤いピアスがエルツの色気を引き立てていた。
「蕩けた顔の横で揺れてるピアスもたまんねぇ……! やっぱりすげぇ似合ってるっ……!」
大人の余裕なんてどこにいったのか……年甲斐もなくその華奢な体を愛で、互いに求めあうように快楽へと堕ちていく。
そして、動けなくなったエルツに俺が反省したのは言うまでもなかった。
鉄でできた魔導義手でエルツのか肌を傷つけないように布で巻いて縛ったり、ベッドサイドに香油やタオルを置いておいたりな。
準備を終えてベッドに腰かけるが……落ち着けるわけもない。
最初は、足を揺すり、それでも落ち着かなくて立ち上がり、うろうろうろうろと部屋を歩く。
男らしくないとか。童貞じゃねぇんだからとか……頭を過るが、初めて本気になった相手だ。緊張もするだろう。
ダンジョンに魅入られ、冒険者として生きるか死ぬかの世界を生きてきた。
だから、一夜限りの付き合いやそれを商売とするヤツらしか選んでこなかった。
そんな俺がこんな状態になってるってのをアイツらに知られたら笑われるんだろうな。
俺をよく知る元仲間達を思い出して苦笑していたら、部屋の扉が叩かれた。
「……来たか」
落ち着いているように装いながら、エルツを向かえる。
真っ赤になりながらも布に包まれた魔導義手を気にするエルツは抱き締めたいくらいに可愛い。
だけど、格好つけたい気持ちもあるから、緊張するエルツを言葉で促し、扉を閉めた。
鍵のかかる音に緊張するエルツの体を抱き締める。
「エルツ」
「ぁ……ヘルトさん……」
強ばるからだから香る甘い匂い。
それを堪能してから、エルツの手を引いてベッドへと導いた。
「ぅ……あ、……へ、ヘルト……さん……」
真っ赤でゆだったエビみたいな顔色で戸惑うエルツに思わず苦笑する。
俺も緊張しているが、エルツは俺以上に緊張しているようだった。
そんなエルツの緊張をほどくように額や頬に唇を落としていき、小さな唇へと重ねる。
最初は浅く。徐々に深く。
「っ、は……ぁ、はぁ……」
できるだけ優しくしたつもりだったが、初なエルツには激しかったようで……終わった頃には息が途切れ、涙に濡れた顔は男としての欲情をそそられた。
それに……着ているものが初日にやった俺の服だから、男心まで擽られる。
自分の服を着られるってこんなにもエロいのかと思うほどに。
今までもエルツは好んで着ていたけど……これからは健全な目で見れそうにない。……まずいな。
だが、そんな事は後になってから考えればいいと服を脱がす。
傷一つない白い華奢な体は綺麗で……触れる度に敏感に震えた。
元からか……それとも教育の結果かまではわからない。
それでも、男を知らない体を俺の手で染め上げるのだと思うと高ぶった。
そんな自分に所詮は俺も男だったのだと苦笑しながらエルツを愛でる。
教えられた事も何もかも俺の手で塗り替えるかのように。
「あぁあ……あっ……!」
細い体が俺の手で踊る。
「ヘルト、さんっ……」
俺を求めるように呼び、ねだる。
胸への愛撫で初めて達し、はしたないと泣くエルツを宥め、俺へと溺れさせた。
性器でイかせて、後ろをほぐして、中からの快楽に溺れて、俺を呼ぶエルツは可愛い。
「ヘルトさんっ、ヘルトさんんんっ……!」
恍惚とした表情でねだられて、呼ばれたら冷静でいようとした理性も焼ききれる。
エルツを俺の上に座らせて、その腰を掴んで俺の立ち上がったイチモツの上に下ろせば、僅かな抵抗はありながらも、エルツの体はゆっくりと俺を受け入れていった。
「っ、あ……あぁあああっ!」
「くっ……!」
温かな粘膜と包み込むような締め付け。拒むのではなく、俺自身を甘やかすような柔らかな動きに息を飲んだ。
快楽をこらえ、ゆっくりとエルツを慣らしながら、少しずつ動く。
だけど、そんな気づかいはあっという間に消し飛ぶ。
求められる声、求めるように揺れる腰。理性なんて容易く崩れた。
「あぁっ!あっ!あぁあああっ!」
惚けたエルツが涙の浮かんだ目で俺を見つめる。
その姿が堪らなく可愛いし、その顔の横で揺れる赤いピアスがエルツの色気を引き立てていた。
「蕩けた顔の横で揺れてるピアスもたまんねぇ……! やっぱりすげぇ似合ってるっ……!」
大人の余裕なんてどこにいったのか……年甲斐もなくその華奢な体を愛で、互いに求めあうように快楽へと堕ちていく。
そして、動けなくなったエルツに俺が反省したのは言うまでもなかった。
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