6 / 80
素敵なイレブンシス?!これはもう、立食パーティーでしょ?
しおりを挟む
「きゃ~?!何これすっご~い!」
新入生歓迎会と垂れ幕のかかった壁の下の、迎賓館の重厚な扉を翠と共に開けた途端、美月は歓声を上げた。
「ホント!何これ、凄すぎ!」
会場に入り翠と二人で目を輝かせ騒いでいると、黒服を来たウェイターらしき者がすっと近づいてくる。
「本日は、誠におめでとうございます。お嬢様方、何かお取りいたしましょうか?それとも、ご自分でお好きなものをお取りになられますか?」
「へ?」と思わず呆けた美月に代わって、姉御肌の翠はすかさず前に出る。
「い、いいです。いや、結構です?……自分達で出来ますから、お気遣いなく」
翠は慌てて手を振りながらも何とか給仕不要の意を伝えると、彼は「そうですか」と頷き、「では、」と二人に向かって丁寧にお勧め料理やスイーツ、様式や配置等を説明してくれる。そして、
「何かございましたら、私のような黒服を着た者に申し付け下さい。それでは、最後までゆっくりとお楽しみ下さい」
ウェイターらしき彼はにっこりと笑い、颯爽と次の新入生の案内へと戻って行った。
「ふわぁあ~、凄すぎ」
「同感」
美月と翠、二人で目を合わせて感嘆するも、二人の意識はすぐに美味しそうな料理やスイーツへと移った。
「……要は、ビッフェ方式ってことだよね?」
「そう!時間まで、お好きなものをお好きなだけ……!!」
美月のテンションは最高潮を迎えた。
元々食べることが大好きな上、普段は縁のないお洒落なサンドウィッチ、手が込み可愛らしく並んだケーキやビスケット等、数々の魅惑のスイーツ達が呼んでいる……!
説明してもらった通り、会場の端や開け放されたテラスには、コーヒーや紅茶等飲食をゆったりと楽しめるようなスペースが幾つも設けられていた。
翠と二人でちょっとした手荷物を置き、席を確保。
それから、夢中でお料理やスイーツコーナーを見て回る。
「翠ちゃん、これ美味しそう~」
「美月!これは絶対確保すべき」
何だかんだと山盛りにもったお皿を二人で大事に抱えて、席に戻る。
「それでは、……いただきます!」
二人で手を合わせ、一口食べた途端、共に悶える。
「美味っし~い!何この美味は?」
「……翠ちゃん、この味は絶っ対に家庭では出せないよ?……これが、食べ放題?!う~ん、幸せ。わたし、ちょっと真剣に食べるね!」
あまりの美味しさに、二人の周りでもあちらこちらで歓声が上がっている。
しかも、料理等の質の高さの割に作法やマナーはカジュアルで、新入生達がくつろぎ楽しめるよう隅々まで配慮されているおかげか、美月は徐々に食いしん坊の素が出て来てしまっていた……。
「美月、これ食べた?超おススメ!」
「何?それ、どこにあったの?!」
翠が指し示した可愛らしいベリーのミニケーキを見て、美月が食いつく。
「ほら、スイーツコーナーの果物盛の左手にも、カップケーキコーナーがあったでしょ?」
「しまった!見逃してた!……これ、食べ終わったら、行ってくる!」
美味しいものをお腹いっぱい食べ、かつ心浮きたつスイーツに囲まれ、美月の心は薔薇色に染まった。
新入生歓迎会と垂れ幕のかかった壁の下の、迎賓館の重厚な扉を翠と共に開けた途端、美月は歓声を上げた。
「ホント!何これ、凄すぎ!」
会場に入り翠と二人で目を輝かせ騒いでいると、黒服を来たウェイターらしき者がすっと近づいてくる。
「本日は、誠におめでとうございます。お嬢様方、何かお取りいたしましょうか?それとも、ご自分でお好きなものをお取りになられますか?」
「へ?」と思わず呆けた美月に代わって、姉御肌の翠はすかさず前に出る。
「い、いいです。いや、結構です?……自分達で出来ますから、お気遣いなく」
翠は慌てて手を振りながらも何とか給仕不要の意を伝えると、彼は「そうですか」と頷き、「では、」と二人に向かって丁寧にお勧め料理やスイーツ、様式や配置等を説明してくれる。そして、
「何かございましたら、私のような黒服を着た者に申し付け下さい。それでは、最後までゆっくりとお楽しみ下さい」
ウェイターらしき彼はにっこりと笑い、颯爽と次の新入生の案内へと戻って行った。
「ふわぁあ~、凄すぎ」
「同感」
美月と翠、二人で目を合わせて感嘆するも、二人の意識はすぐに美味しそうな料理やスイーツへと移った。
「……要は、ビッフェ方式ってことだよね?」
「そう!時間まで、お好きなものをお好きなだけ……!!」
美月のテンションは最高潮を迎えた。
元々食べることが大好きな上、普段は縁のないお洒落なサンドウィッチ、手が込み可愛らしく並んだケーキやビスケット等、数々の魅惑のスイーツ達が呼んでいる……!
説明してもらった通り、会場の端や開け放されたテラスには、コーヒーや紅茶等飲食をゆったりと楽しめるようなスペースが幾つも設けられていた。
翠と二人でちょっとした手荷物を置き、席を確保。
それから、夢中でお料理やスイーツコーナーを見て回る。
「翠ちゃん、これ美味しそう~」
「美月!これは絶対確保すべき」
何だかんだと山盛りにもったお皿を二人で大事に抱えて、席に戻る。
「それでは、……いただきます!」
二人で手を合わせ、一口食べた途端、共に悶える。
「美味っし~い!何この美味は?」
「……翠ちゃん、この味は絶っ対に家庭では出せないよ?……これが、食べ放題?!う~ん、幸せ。わたし、ちょっと真剣に食べるね!」
あまりの美味しさに、二人の周りでもあちらこちらで歓声が上がっている。
しかも、料理等の質の高さの割に作法やマナーはカジュアルで、新入生達がくつろぎ楽しめるよう隅々まで配慮されているおかげか、美月は徐々に食いしん坊の素が出て来てしまっていた……。
「美月、これ食べた?超おススメ!」
「何?それ、どこにあったの?!」
翠が指し示した可愛らしいベリーのミニケーキを見て、美月が食いつく。
「ほら、スイーツコーナーの果物盛の左手にも、カップケーキコーナーがあったでしょ?」
「しまった!見逃してた!……これ、食べ終わったら、行ってくる!」
美味しいものをお腹いっぱい食べ、かつ心浮きたつスイーツに囲まれ、美月の心は薔薇色に染まった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…
senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。
地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。
クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。
彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。
しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。
悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。
――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。
謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。
ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。
この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。
陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる