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【空き巣や~Daruma~】※初サスペンス・ホラー
【空き巣や~Daruma~】③
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つづき~
出入口ドアから出る…。
すなわち、鍵は開けっ放しで
退出する…。
間違いなく空き巣に入られたと…気づくはず…。
リビングで赤く光る防犯カメラを見る…。
問題の部屋を見る…。
ゆっくりと手を…問題の部屋のノブを回す…。
ガチャガチャ―
男「!!」ビクッ―
は…入ってしまった…。
ゆっくりと振り返って見る…。
目が合った―。
ガサガサ―ガサッ―。
リビングから住人がいるという
音が聞こえてきた…。
すぐにこの部屋に来ないよな…。
ドキドキがリビングにまで
聞こえそうなくらいにデカく…
感じた…。
問題の部屋―
二度と入りたくなかった部屋だった…。
それは人が居たからだった…。
しかし果たして人と言えるのだろうか…。
手も…腕も…
足も…太股も…
無い…。
昔、怖い話しで聞いた事があった…
見世物小屋での話し…。
【 ダルマ 】だ…。
正直よく生きているものだ…。
ダルマとは良くいったものだ…。
そのダルマは男であった…。
目を見れば何を云いたいのか…
伝わってきた…。
「タ ス ケ テ…」
水槽から顔だけが出ていて
口は太いヒモで縫われていた…。
声を出せないように…。
水槽の中は水ではないのだろう事は分かった…。
あ…足が震えてきた…。
出来るなら座りたい…。
しかし、このサイコな住人は扉一枚後ろにいるのだ…。
ガサガサ―。
鼓動が早い…。
ダルマを見る…。俺を見ていた…。
俺「!!」
ダ…ダルマが声を出そうと口を開けようとして力んでいる…。
口から血が滲んでいた…。
じょ…冗談じゃないっ…!?
ゼスチャーで「静かに!」と伝えるが言うことを聞いてくれそうにない…。ど…どうする!?
太いヒモが…ブチッと一本、
二本と切れ始めた…。
あわわ…
右端のヒモが二本が切れた…。
ダルマはまだ力んでいるようだった…。
ど…どうすれば…!?
部屋の片隅に金属バットがあるがこれでは殴れない…。
はっ!
すぐ脇にビニール袋が落ちていたのでダルマの頭に被せ、呼吸困難にさせた…。
一瞬、上手くいったと思いきや
直ぐに大失敗だと気付く―。
よっぽど苦しかったようで
口のヒモがブチ、ブチッと切れ始めた…。
うわぁ~っ―!
口が半分程、開いた―。
ダルマ「・・あ・・・っ・・」
しゃ、しゃべれない…?!
いや…、しゃべると自分もマズいからか…?
俺は引き戸の押入れを静かに開け、隠れ場所を探した…。
つづく~
出入口ドアから出る…。
すなわち、鍵は開けっ放しで
退出する…。
間違いなく空き巣に入られたと…気づくはず…。
リビングで赤く光る防犯カメラを見る…。
問題の部屋を見る…。
ゆっくりと手を…問題の部屋のノブを回す…。
ガチャガチャ―
男「!!」ビクッ―
は…入ってしまった…。
ゆっくりと振り返って見る…。
目が合った―。
ガサガサ―ガサッ―。
リビングから住人がいるという
音が聞こえてきた…。
すぐにこの部屋に来ないよな…。
ドキドキがリビングにまで
聞こえそうなくらいにデカく…
感じた…。
問題の部屋―
二度と入りたくなかった部屋だった…。
それは人が居たからだった…。
しかし果たして人と言えるのだろうか…。
手も…腕も…
足も…太股も…
無い…。
昔、怖い話しで聞いた事があった…
見世物小屋での話し…。
【 ダルマ 】だ…。
正直よく生きているものだ…。
ダルマとは良くいったものだ…。
そのダルマは男であった…。
目を見れば何を云いたいのか…
伝わってきた…。
「タ ス ケ テ…」
水槽から顔だけが出ていて
口は太いヒモで縫われていた…。
声を出せないように…。
水槽の中は水ではないのだろう事は分かった…。
あ…足が震えてきた…。
出来るなら座りたい…。
しかし、このサイコな住人は扉一枚後ろにいるのだ…。
ガサガサ―。
鼓動が早い…。
ダルマを見る…。俺を見ていた…。
俺「!!」
ダ…ダルマが声を出そうと口を開けようとして力んでいる…。
口から血が滲んでいた…。
じょ…冗談じゃないっ…!?
ゼスチャーで「静かに!」と伝えるが言うことを聞いてくれそうにない…。ど…どうする!?
太いヒモが…ブチッと一本、
二本と切れ始めた…。
あわわ…
右端のヒモが二本が切れた…。
ダルマはまだ力んでいるようだった…。
ど…どうすれば…!?
部屋の片隅に金属バットがあるがこれでは殴れない…。
はっ!
すぐ脇にビニール袋が落ちていたのでダルマの頭に被せ、呼吸困難にさせた…。
一瞬、上手くいったと思いきや
直ぐに大失敗だと気付く―。
よっぽど苦しかったようで
口のヒモがブチ、ブチッと切れ始めた…。
うわぁ~っ―!
口が半分程、開いた―。
ダルマ「・・あ・・・っ・・」
しゃ、しゃべれない…?!
いや…、しゃべると自分もマズいからか…?
俺は引き戸の押入れを静かに開け、隠れ場所を探した…。
つづく~
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