私の妻は女神様

はるのりR

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私の妻は女神様 私それには自信があるんです

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  私は東京で知り合った3歳年下の夫と昨年生まれ育ったふるさとに戻っていました。

夫とは私が上京してすぐに知り合い、25歳の時に結婚しました。

 4年近く交際してゴールインしたのですが、それにはいろいろ事情がありました。

実直で当たりも柔らかでな人なのになぜかあまり女性との交際歴がなく、本人曰、どうも長続きしないのとフィーリングが合わなかったとのことでした。

たくさんの女性遍歴があるのもいやなので、私とフィーリングがあるならと返ってうれしく思ったものでした。

実は私は夫が初めての男性で、彼も女性未経験でした。

初めての日、夫は私の全身を嗅ぎ回り、足まで舌を這わせてきて、私を愛してくれているんだと思いながらもあまりにもしつこくて、突き放してしまいました。

気まずいときが流れ、彼が涙を見せました。

「やっぱりだめなんだな。」

ぼそっとつぶやくのを聞いて、私も泣きそうになりました。

「何がだめなんですか。」

「僕ってだめなんだ。」

「だめじゃないです。どうしたの。」

「笑わない、怒らないで聞いてくれますか。呆れてもいい。僕を嫌いになったならそれも諦めるから。」

不具を隠して生きてきたのかとすぐに分かったので、そんな事でだめなんかじゃないと頭を撫でてあげたところ、

「僕、女性に蹂躙されないとだめなんです。」

体の不具を思っていたので、初めのうちは何を言っているのか分かりませんでした。

「蹂躙て、人権蹂躙のあの蹂躙ですか。」

「僕ね、女性からわざと意地悪されたり、虐められたりしないとだめなんです。」

「いじめに遭ってきたのね。」

心の傷を打ち明けてくれたんだと私も真剣になりました。

でも、どうもそういう事じゃなくて、性癖の話でした。

あっと思いました。

史郎君が頭に浮かび、彼は私が虐めて、マゾに導いたわけですが、天然のマゾ男性に見初められてしまったということのようでした。

折角できた彼氏がマゾというのはショッキングでしたが、それ以上のことは分からないので、彼を受け入れて、じっくりと話をすることにしました。

小さい頃から女性のお尻に強い興味があり、赤いハイヒールをみると自分がそれに置き換わって、女性に使われる夢を見てきたそうで、フェチの極みみたいな話でした。

「これをみて。」

と彼は机の引き出しを開けて、雑誌から剥ぎ取ったグラビアを見せてくれました。

私も史郎君を奴隷に調教していた頃、読んでいた雑誌から取ったらしく、同じものではありませんが、似たような画を見た記憶がありました。

非常に緻密で、曲線がきれいで、グラデーションが見事な鉛筆画がたくさんありました。

私は当時パラパラめくってはいましたが、肥満体の女性に自分を重ねることができず、あまり関心を持っていませんでした。

でもマゾの男性はあの画が大好きなようでした。

事も無げに男性の口に排便しているシーンなど現実離れしていて、私には受け入れられなかったのすが、彼が熱く語るので、男性の空想は果てしなく拡張していくものなのでしょう。

ちょっと不快になって、彼を傷つけるようなこともいってしまい、後悔しました。

思えば、私は史郎君を御手洗に使った際にもっと美しい、一体感のある世界だったはずですが、端から見たら、鉛筆画の世界と同じだったのかもしれません。

その日彼の部屋を飛び出してしまって、もう会うこともないと感じていましたが、彼が私を好きになってくれたのは、私の素性を見抜いて以下のかもしれず、私が彼の性癖を理解することが自分自身を高めてくれるのではないかと思い直しました。

彼の部屋に行くと彼は泣いていました。

 



 毛嫌いせず、彼と一緒にみるくらいなら良いかと鉛筆画を一緒に見ていると、彼は俄然元気になり、一枚一枚熱く語り出しました。

これまでお付き合いのあった女性にも同じ事をしたのなら、それは破談になるのも仕方ないだろうと思いました。

あまりにもたくさんあったので、ベスト5を見せてご覧なさいというとすぐに選んで並べ始めました。

一枚目は女性が縁側で下半身裸で外に向かってしゃがみ、痩せたみすぼらしい男性が女性のお尻に顔を埋めている画でした。

古い木造の家で、きっと縁側廊下の先にくみ取り式のトイレがあり、女性が使用後そのまま出てきて、男をトイレットペーパーの代わりに使っていたのだと思います。

そういえば史郎君にこんなことをしましたっけ。

 

二枚目は女性がブランコで立ちこぎし、座っている奴隷男の顔に腰掛けている画でした。

夕暮れの公園で少し悲しげに遠くを見ている女性が、男の顔を椅子代わりに使っていたのですが、これは人に見られたら隠しようがなく、実現は困難だろうと思いましたが、闇夜ならなんとかなるかもしれないと思いました。

三枚目は湖の桟橋から女性が男の口めがけて放尿している画でした。

丁度良い場所があれば良いかもしれませんが、二回の窓辺から放尿して、下で受け止めさせるのなら、実行可能かもしれません。

人に見せたいという思いがないとあまり面白くない画だと思いました。


四枚目はプールの角にしゃがんだ女性がお尻を出していて、プール内の男の口に排便している画でした。

これも人の目を気にしながら、二人の世界にどこまではいるか、ギリギリというよりアウトでしょうか。
 

五枚目は電車の中で座っている女性の足下に跪き、股間に顔を寄せている画でした。

スカートの中に入れてしまえば、ごまかせるでしょうか。

まず無理と思いますが、もし実行できたら面白そうと思いました。

とてもきれいな鉛筆画で、芸術性もありそうでしたが、女性の描写が男性のための人形のようで、やや非現実的かなと思いました。

マゾの男性を引きつける力は相当なもののようで、彼らの願望をそのまま表現されたのでしょうか。

彼は、鉛筆画のプレイを熱望しており、二人だけなら実はできてしまいそうな内容だったので、彼を将来の夫と思えるなら前向きに検討しようかと、迷っていました。

一方、彼は実現できる女性と結婚したいと言っており、私にも変態になれと迫られているようで、彼自身私ができるとは思っていなかったようでした。

彼を愛していて、できればずっと一緒にいたいと思っていたのですが、さすがに女性の排泄物を口にしたいという男性と一生パートナーでいられるか、迷いに迷い、友人に相談することもできず、段々彼と距離が開いていきました

しばらく冷却期間をおくことになり、私は仕事に熱中して、彼のことも頭の片隅に追いやっていました。

クリスマスイブの3日前に彼から連絡があり、彼の部屋で二人でパーティをしたいとのことでした。

半年近い冷却期間は私を狡猾にさせ、きっと彼は五枚の画のうちのいずれかを叶えてほしいと考えているに違いありませんから、私からのプレゼントをトライアルにしようと考えていました。

イブの夕方、彼と待ち合わせ、スパークリングワインとケーキを買ってから、部屋に入りました。彼からのプレゼントは真っ赤なハイヒールでした。

とても外で履けないような派手な赤でしたが、履いてみると私の足にジャストフィットし、彼の観察眼の鋭さには呆れてしまいました。

では、私からのプレゼントはというと五枚の画のうちどれが良いかなど決まっていて、彼に首輪をつけて、バスルームに引き入れ、空の湯船に入れると私は縁に立ち、しゃがんで見せました。その日は下着を着けていなかったので、スカートを上げると手綱を引いて、彼の顔を私の股間に引きつけて、即お小水を出し、驚いた彼が口を開けて飲もうとしても大半はこぼれて湯船を伝わりました。

トイレットペーパーで彼の顔をわざと雑に手荒に拭ってから、私は身繕いし、

「これで満足かしら。この役立たず。もう二度と連絡してこないで。」

言い放つと私は彼の部屋を後にしました。

 

 

 

 それから2年経ち、私は実家に帰ろうかと思っていたところに彼からまた連絡がありました。何もしなくて良いから、ちょっと付き合ってほしい、付き添ってほしい、見せたいものがあるからと言われ、復縁でもないでしょうに何事かと思っているとSMクラブに一緒に行ってほしいということで、彼とプレイするつもりもなかったので、断ると、何も言わずにただみていてほしいという話でした。

彼を人としては信頼していたので、受け入れました。

どうやら彼はその店のなじみらしく、待合室に現れた女性は沙織と名乗られ、慣れた挨拶をし、私も自ずとその女性に会釈をしました。

ワンピースの似合うスレンダーな女性で、身長は170センチくらいありそうで、腰まで届くほどのロングヘアで、顔立ちはプレーンな女王様でした。

プレイルームに入ると私のために椅子を用意してくれ、彼は早速土下座して、首輪をつけられました。足が細くて長い、欧米人みたいなスタイルで、私も憧れてしまうほどでしたから、彼の思い入れも相当なものだったと思いました。

緊縛が素早くて、とても巧みで、あっという間に彼は吊され、それから激しい鞭と赤いろうそくを全身に浴びていました。

鞭使いがあまりに見事で、見とれていると私に手で合図され、鞭打ちの指導を受けました。私は彼をパートナーにしているわけではなかったので、断るべきだったかもしれませんが、非常に勉強になったのは確かでした。

ろうそくは近づけて垂らせばとても熱い、当たり前のことですが、垂らすところで調整しているのは見物でした。

ハイヒール責めはなんだか私に見せつけるような、或いは教示するようにテンポ良く進めているのが分かりました。クラブのプレイなど遊びの延長だろうと思っていたのですが、彼が時々本気で悲鳴を上げるのは、真剣勝負であることを知らしめ、胸から腹部、背部までミミズ腫れになった彼は息も絶え絶えになっていました。

沙織女王様が10センチはありそうなピンヒールで直立すると彼は足下に額をつけ、後頭部をピンヒールでえぐられているのをみているとグラビアで見た作り物のプレイではなく、試合を終えたスポーツ選手の互いをたたえ合う姿と重なりました。

また私が呼ばれ、

「ご褒美をあげるんだけど、良いかしら。」

ウィンクされ、彼を便器にして良いのかという意味と分かりました。

私が一歩下がったので、沙織女王様は安心したように彼の口に立位のままお聖水を飲ませていました。もちろん一滴もこぼすことなく、彼はご褒美を受け止めていました。

それから彼は床に転がされ、沙織女王様の見事な顔面騎乗を受け止めていました。

スレンダーなのに腰が張っていて、彼の顔など完全に埋もれてしまうほどのボリュームをお持ちで、息なんか絶対できないだろうと思いました。

これが尻詰めなんだなと思ってみていると少し腰を上げて、アナル奉仕させているのも一体感があって拍手を送りたくなりました。

「良いかしら。」

私が首をかしげると

「本当は予定になかったんだけど、食べさせてもいい。」

それだけは、それを許すと彼は私の手を完全に離れてしまうと思い、狼狽しました。

「貴女が代わっても良いのよ。そのためにいらしたんでしょ。」

彼は私を沙織女王様になんと紹介したのか分かりませんが、私の揺れる心を見透かされている気がしました。

私はただの観察者なので、構わないとお返事すると沙織女王様は彼に目で合図し、ブロックの置かれた部屋の隅に這っていきました。

彼が仰向けになると沙織女王様は彼の大きく開けた口の5センチくらい上に見事に発達したお尻を合わせ、すぐに排便を始められ、いつまでも長く続く排泄と嚥下を眺めていました。

予定になかったんじゃなくて、初めから大量の排泄を蓄えていて、私にそれを見せつけたのでしょう。

生み出す速度が絶妙で、彼はむせることなく、完食し、それから、口を使って、清拭までしていました。

完璧な人間便器でした。

私は沙織女王様に挨拶をしてから、彼をおいて、お店を出ました。

なぜか涙が溢れました。

 

 

 それから私は彼と正式にお付き合いを始め、婚約に至りました。

性癖以外は、真面目でコツコツ努力を重ねるところが好きだったのです。

でも、これだけは誓ってもらいました。

今後絶対ほかの女から鞭を浴びたり、ハイヒール責めを受けたりしないこと、人間便器は論外ということです。

全部禁止してしまうと精神的にパンクしそうだし、ストレスに潰れてしまうだろうと思い、健康面を考慮しながら、私が夫になった彼を調教することにしました。

便器に使うのはどうしたって病気になりそうで、できればやりたくなったのですが、彼が切望しており、私が健康なら大丈夫かなと考えることにしました。

それからはお聖水は毎日与えましたが、黄金は月一回に制限しました。

お聖水は彼の飲み込むリズム、速度に同調さえる事ができ、絨毯の上でも一滴もこぼしたことがありませんでした。

黄金はさすがに匂いが漏れるのが嫌だったので、彼の部屋のフローリング上で、与えていました。

こぼしても拭き取れるということはありますが、バスルームですると失敗しても流してしまえばすむので、お互い緊張感に欠けるのと換気扇を回してもやはり残り香が気になったのです。

お聖水は口を密着させて飲ませていたので、黄金も同じようにできないか、彼を調教するにはもちろんですが、私も丁度良い排泄を身につけていきました。

居間でお聖水をすべて飲ませたら、念入りにアナル奉仕させてから、首輪をつけた彼を引いていきました。

アナル奉仕させてから、アナルに奥深く舌を差し込ませ、それを私が押し出すように黄金を生み出していきました。

噴出されたら大変、窒息したらもっと大変なので、本当は便器の処理能力なんか無視して、自分のペースで排泄するべきですが、そこは私の甘さで、許容していたのです。

彼は、数回でアナルに口を密着させたまま嚥下できるようになりました。

彼が頑張ったのか、私の同期させるのがうまかったのかは分かりませんが、私はとても満足でした。

私はいつも快食快便で、相当な量が出たと思いますが、彼は苦しむことなく、黄金便器を務めていました。

私はこれで彼のハートをつかんでいるつもりでいたのですが、実は彼のマゾ男の心には不満が貯まっていたようでした。

ある日彼から、もう一度沙織女王様に会いたい、御調教を承りたいと言われました。

ずいぶん前の話で、まだお店に出ておられるのかと思っていたところ、実は彼は私との約束を破り、彼女の調教を受けていたことを知りました。

ショックでしたが、私の便器として十分調教して、所有物と思うところもあって、沙織女王様となら共有できるんじゃないかと妙に割り切っている自分に驚きました。

なぜ沙織女王様のことを急に告白したのか問うたところ、私にほかの男を自分の目の前で調教してほしいということでした。

端から見て自身がどんな姿なのか、興味を持ったようで、案外彼はナルシストなのかもしれません。

沙織女王様は了解済みで、彼女の奴隷候補の男性を便器調教までするところをみたいようでした。

私にできるのはハイヒール責めや足責め、踏みつけのほかは便器調教くらいだったので、女王様みたいなフルコースの責めは引き受けられないと答えましたが、鞭や縛りは沙織女王様が担い、それ以外を思う存分披露してほしいとのことで、思い切ってやってみることにしました。

当日は彼と奴隷男さんと沙織女王様と私と4人で、挨拶を交わしてから、私は奴隷男さん、名前は武満さんだったので、タケと呼ぶことにして、調教することにし、彼は沙織女王様にご挨拶をしていました。

ほぼ並行してプレイを始めましたが、沙織女王様の手際の良いこと、適宜厳しさと優しさを使い分けるところなど到底私の及ぶレベルではありませんでしたが、タケに甘く見られてはいけませんので、かなり厳しくハイヒールで踏みつけて、圧迫をして、反応を見ていました。

タケの体はあちこちにあざがあり、私の責めにはあまり反応がなく、許容範囲内という事だったのでしょうか。

これ以上ヒールに重みを欠けたら、胸骨が砕けるのではないかというほど責めてもあまり変化がなく、その割にはお聖水には激しく興奮してみせ、こぼしたのを口で吸わせていると目が輝いてきました。

全部飲めなかったので、アナル奉仕は許さず、簡易便座を持ってこさせ、タケの口に排便してみました。

彼と違って飲み込みに合わせることもしなかったのですぐにあふれ出して、タケの顔面に恥ずかしいですが、とぐろを巻くほど積み上げてやりました。

彼はというと沙織女王様の責めに酔いしれた様子で、全身脱力して伸びているのに顔面騎乗に体をこわばらせ、お聖水も黄金も身をよじりながら受け止めていました。

彼を沙織女王様の元に送った方が良いかなと思いながらも、彼との生活を大切にしたいと願っていたので、沙織女王様にご褒美の人間便器はどうか控えてほしいと懇願しました。

彼のことは長く調教していきたいから、便器にするのは止めると約束してくださり、その代わり私にタケの人間便器調教をすべて委ねたいというお話でした。

その後彼は沙織女王様の話題を出すことはなく、多分私に内緒で調教を受けていたと思います。

 

 
このたび史郎君の結婚を弟から聞きました。

相手の女性は3歳年上だそうで、史郎君はもしかすると私の影を追い求めていたのではないかと思いました。

史郎君がお嫁さんに隷従しているのかはもちろん知りませんし、彼が幸せならどうでも良いことでしょう。

でももし史郎君の奥様が女王様だったら、いずれ私の夫も含め、4人で会い、パートナーチェンジして、楽しみたいと思っています。

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