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始まりの呪い
第24話:冒険の準備
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カウンター前のテーブルに腰を下ろすと、手元の書類をまとめたシェリルが、パタパタとファイルを開いて笑顔を向けてきた。
眼鏡越しの瞳は真面目そうなのに、どこか明るくて親しみやすい。テンション高めの優等生って感じだ。
「それではっ! 改めまして、レインさん、サヤさん──おふたりの正式な冒険者登録が完了しましたっ! 本日より赤蓮の牙所属、“Dランク冒険者”として正式に活動開始ですっ!」
「おお~……なんか、いよいよって感じするな」
「ね~、仮登録のときはまだ半信半疑だったけど、今はちゃんと“冒険者”って感じじゃん!」
サヤも感慨深そうに笑い、ポンと胸を張る。
「そして、こちらがギルドメンバーの証となる認定バッジです!」
シェリルが小さな布張りの箱を開き、二つの金属製バッジを差し出した。
中央には“朱雀の翼”の意匠が刻まれ、ランクを示す刻印が添えられている。
「お好きな場所につけてください。冒険者としての身分証も兼ねてますから、なるべく外から見える位置にお願いしますね!」
「おお……こういうの、ちょっと憧れてたんだよな」
俺はそっと手に取り、胸元のベルト部分に装着した。
「へへっ、似合ってる~? ウチもここにつけちゃおっと!」
サヤは勢いよく上着の左肩にぱちんとつけ、その仕草には誇らしさがにじんでいた。
「はいっ、そこで──こちらが本日から受けられるクエスト一覧になります!」
シェリルがすぐに数枚の書類をテーブルに広げる。
「お三方のランクや条件に合わせて、私のほうでいくつか候補をピックアップしておきました。今回はルナベールさんがBランクなので、Dランクのおふたりも“複合編成”として中~上級のクエストが受けられるんですっ!」
「へぇ……けっこうあるんだな」
目を通すと、具体的な依頼の数に思わず驚いた。
「これは特例なんですけどね。信頼と同行者の実績があれば、チームとして受けられる範囲がぐんと広がるんですよ~。ルナベールさんのおかげですねっ!」
「ふむふむ……つまり、ウチらのランクだと無理だけど、ルナちゃんがいればイケるってことか~」
サヤが満足げに頷く。
「そのとおりです! なので、最初のうちは“信頼できる仲間と組む”ことがとっても大事なんですよっ」
「がんばります」
ルナベールが真っ直ぐに頷くと、シェリルは「はいっ、応援してます!」と満面の笑みを浮かべた。
「で、ですね! 今日のおすすめはこちらっ。未踏破の小規模ダンジョン《アレスの穴》での採取依頼です!」
「ダンジョン!?」
思わず身を乗り出す。
「依頼主は王都工房組合。目的は“リヴァイアストーン”という希少鉱石の採取です。発見されたばかりの岩窟なので、内部は未調査ですが……魔物の強さは中級程度と推測されてます!」
「へぇ~、なんか楽しみになってきたじゃん」
サヤがニヤッと笑う。
「ただし! 条件がありますっ!」
シェリルがぴしっと人差し指を立てた。
「日没までに戻ること! 深追いせず、安全に成果を持ち帰ることが最優先ですっ! 初回ですから、そこは慎重にお願いしますねっ!」
「了解っす!」
サヤが元気に返事し、俺とルナベールも揃ってうなずいた。
「……最初の一歩としては、ちょうどいい難易度かもしれません」
ルナベールが呟くと、シェリルは眼鏡を押し上げ、またにっこりと笑った。
「初めての冒険には、“出会い”と“学び”がいっぱい詰まってるんですから。どうか、気をつけて。ご武運を!」
──その後、俺たちはルナベールの部屋に集まり、出発前の作戦会議を行った。
「えっと……まずは、ダンジョン探索時の基本について、簡単にまとめてみました」
ルナベールが差し出したのは、手書きメモがびっしり詰まった紙。きっちり整った字で、項目ごとに箇条書きやマーカーが施されている。
「さすがルナちゃん、真面目~。字キレイすぎて感動なんだけど」
「ありがとうございます。でも、これは基本なので……ちゃんと頭に入れてくださいね?」
ルナベールは微笑んで返しつつ、床に地図を広げた。
「今回のダンジョン《アレスの穴》は、まだ構造が把握されていない未踏破区域です。念のため、非常時の対応を想定して準備をしましょう」
「非常時って……まさか死ぬとか!?」
「あり得ます」
ルナベールはきっぱりと断言した。
「マジで!?」
「冗談です。でも、万が一に備えるのが“冒険者”ですから。たとえば――」
彼女はテーブルに三つの小さなアイテムを並べた。
「これは回復薬。基本的な体力回復アイテムで、軽傷ならこれ一本で対応できます」
「ふむふむ……なるほど」
俺は真面目にメモを取り始める。
「次は灯火石。暗闇を一定時間照らしてくれる石です。魔力を流し込めば光ります」
「わ、キラキラじゃん! ウチ、これアクセサリーにした~い♡」
「ダメです。これは命に関わる道具です」
「お前、真面目に聞いとけって」
「は~い」
「はい、次は“テレポートスクロール”。これが一番重要です。発動すればギルド前まで強制帰還できますが……使用には制限があります。一人一回、魔力を込めて数秒の詠唱が必要です。発動中に中断されると無効になりますので――」
「レインの役目っぽいね、逃げ足なら速そうだし」
「いや、お前だってビビったら秒で逃げるタイプだろ」
「ふふっ、言い合いをしている場合じゃありませんよ」
「はーい、先生~♡」
苦笑しつつメモを続ける。サヤはふざけてるようで、必要な単語はきっちり口に出して覚えていた。
「持ち物はこれで良し、と……装備の確認も忘れずに。念のため、お二人には私の短剣をお貸しします。防具はこのクエストが完了して報酬を貰ったら買いに行きましょう。今回のクエストは戦闘にはならないと思うので大丈夫かと」
「りょうかい」
こうして、一通りの準備と確認を終えた俺たち三人。
──ついに、初めての冒険の時が来た。
「……じゃ、行こっか。トライデントの初陣ってやつ、見せつけてやろーぜ☆」
「おう、行こう!」
「気を引き締めて、気をつけていきましょう!」
陽の光の下、俺たちはギルドを後にした。
目指すは、未踏破の岩窟 《アレスの穴》。
初めての本格クエスト、その幕が今、上がろうとしていた――。
眼鏡越しの瞳は真面目そうなのに、どこか明るくて親しみやすい。テンション高めの優等生って感じだ。
「それではっ! 改めまして、レインさん、サヤさん──おふたりの正式な冒険者登録が完了しましたっ! 本日より赤蓮の牙所属、“Dランク冒険者”として正式に活動開始ですっ!」
「おお~……なんか、いよいよって感じするな」
「ね~、仮登録のときはまだ半信半疑だったけど、今はちゃんと“冒険者”って感じじゃん!」
サヤも感慨深そうに笑い、ポンと胸を張る。
「そして、こちらがギルドメンバーの証となる認定バッジです!」
シェリルが小さな布張りの箱を開き、二つの金属製バッジを差し出した。
中央には“朱雀の翼”の意匠が刻まれ、ランクを示す刻印が添えられている。
「お好きな場所につけてください。冒険者としての身分証も兼ねてますから、なるべく外から見える位置にお願いしますね!」
「おお……こういうの、ちょっと憧れてたんだよな」
俺はそっと手に取り、胸元のベルト部分に装着した。
「へへっ、似合ってる~? ウチもここにつけちゃおっと!」
サヤは勢いよく上着の左肩にぱちんとつけ、その仕草には誇らしさがにじんでいた。
「はいっ、そこで──こちらが本日から受けられるクエスト一覧になります!」
シェリルがすぐに数枚の書類をテーブルに広げる。
「お三方のランクや条件に合わせて、私のほうでいくつか候補をピックアップしておきました。今回はルナベールさんがBランクなので、Dランクのおふたりも“複合編成”として中~上級のクエストが受けられるんですっ!」
「へぇ……けっこうあるんだな」
目を通すと、具体的な依頼の数に思わず驚いた。
「これは特例なんですけどね。信頼と同行者の実績があれば、チームとして受けられる範囲がぐんと広がるんですよ~。ルナベールさんのおかげですねっ!」
「ふむふむ……つまり、ウチらのランクだと無理だけど、ルナちゃんがいればイケるってことか~」
サヤが満足げに頷く。
「そのとおりです! なので、最初のうちは“信頼できる仲間と組む”ことがとっても大事なんですよっ」
「がんばります」
ルナベールが真っ直ぐに頷くと、シェリルは「はいっ、応援してます!」と満面の笑みを浮かべた。
「で、ですね! 今日のおすすめはこちらっ。未踏破の小規模ダンジョン《アレスの穴》での採取依頼です!」
「ダンジョン!?」
思わず身を乗り出す。
「依頼主は王都工房組合。目的は“リヴァイアストーン”という希少鉱石の採取です。発見されたばかりの岩窟なので、内部は未調査ですが……魔物の強さは中級程度と推測されてます!」
「へぇ~、なんか楽しみになってきたじゃん」
サヤがニヤッと笑う。
「ただし! 条件がありますっ!」
シェリルがぴしっと人差し指を立てた。
「日没までに戻ること! 深追いせず、安全に成果を持ち帰ることが最優先ですっ! 初回ですから、そこは慎重にお願いしますねっ!」
「了解っす!」
サヤが元気に返事し、俺とルナベールも揃ってうなずいた。
「……最初の一歩としては、ちょうどいい難易度かもしれません」
ルナベールが呟くと、シェリルは眼鏡を押し上げ、またにっこりと笑った。
「初めての冒険には、“出会い”と“学び”がいっぱい詰まってるんですから。どうか、気をつけて。ご武運を!」
──その後、俺たちはルナベールの部屋に集まり、出発前の作戦会議を行った。
「えっと……まずは、ダンジョン探索時の基本について、簡単にまとめてみました」
ルナベールが差し出したのは、手書きメモがびっしり詰まった紙。きっちり整った字で、項目ごとに箇条書きやマーカーが施されている。
「さすがルナちゃん、真面目~。字キレイすぎて感動なんだけど」
「ありがとうございます。でも、これは基本なので……ちゃんと頭に入れてくださいね?」
ルナベールは微笑んで返しつつ、床に地図を広げた。
「今回のダンジョン《アレスの穴》は、まだ構造が把握されていない未踏破区域です。念のため、非常時の対応を想定して準備をしましょう」
「非常時って……まさか死ぬとか!?」
「あり得ます」
ルナベールはきっぱりと断言した。
「マジで!?」
「冗談です。でも、万が一に備えるのが“冒険者”ですから。たとえば――」
彼女はテーブルに三つの小さなアイテムを並べた。
「これは回復薬。基本的な体力回復アイテムで、軽傷ならこれ一本で対応できます」
「ふむふむ……なるほど」
俺は真面目にメモを取り始める。
「次は灯火石。暗闇を一定時間照らしてくれる石です。魔力を流し込めば光ります」
「わ、キラキラじゃん! ウチ、これアクセサリーにした~い♡」
「ダメです。これは命に関わる道具です」
「お前、真面目に聞いとけって」
「は~い」
「はい、次は“テレポートスクロール”。これが一番重要です。発動すればギルド前まで強制帰還できますが……使用には制限があります。一人一回、魔力を込めて数秒の詠唱が必要です。発動中に中断されると無効になりますので――」
「レインの役目っぽいね、逃げ足なら速そうだし」
「いや、お前だってビビったら秒で逃げるタイプだろ」
「ふふっ、言い合いをしている場合じゃありませんよ」
「はーい、先生~♡」
苦笑しつつメモを続ける。サヤはふざけてるようで、必要な単語はきっちり口に出して覚えていた。
「持ち物はこれで良し、と……装備の確認も忘れずに。念のため、お二人には私の短剣をお貸しします。防具はこのクエストが完了して報酬を貰ったら買いに行きましょう。今回のクエストは戦闘にはならないと思うので大丈夫かと」
「りょうかい」
こうして、一通りの準備と確認を終えた俺たち三人。
──ついに、初めての冒険の時が来た。
「……じゃ、行こっか。トライデントの初陣ってやつ、見せつけてやろーぜ☆」
「おう、行こう!」
「気を引き締めて、気をつけていきましょう!」
陽の光の下、俺たちはギルドを後にした。
目指すは、未踏破の岩窟 《アレスの穴》。
初めての本格クエスト、その幕が今、上がろうとしていた――。
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