【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話

yuzuku

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白銀の国

二人の関係性

世の中で恐れられている狼の獣人が住むそこは白銀の国。
私とソラ、それから狼の獣人であるフブキとヒサメはその白銀の国へ向かっていた。
というのも、白銀の国では治癒の魔力が込められた鉱石があるらしいのだ。
国王であるヒサメに、その鉱石を太陽の国へと運搬する係に任命された。
私とソラは、空を飛べるから。
そして、フブキは私情で連れて行きたかったのだと思う。
力があるうんぬんと理由をつけてはいたが、今の二人を後ろから眺めて歩いている私には分かる。
ヒサメはフブキを物凄く大切にしているのだ。
フブキを見る瞳も、フブキに触れる手も、全部優しくて他の人との対応が違いすぎる。
でもそれはきっと、フブキが白銀の国を追放されたことに関係していることが会話からなんとなく伺えた。
フブキが助けたかった大切な人というのは、ヒサメだったのだ。
それによってフブキは両親を失い、故郷も失った。
そう考えると、フブキに対する態度に納得してしまう。
だが自分の父親を殺す、というのは正直理解し難いことだ。
国の兵の手を簡単に切り落とす冷酷さも、自分の親を殺す異常さも私には恐ろしくてたまらない。
それでも、フブキと穏やかに会話するヒサメを見ていると普通の人に見えてしまうのだ。
「ねぇ、そのドラゴン長時間飛べる?」
ふと、後ろを振り向いたヒサメに問われ、私の声は裏返りそうになった。
「えっと、私一人だったら1時間くらいは飛べると思いますが」
「なるほど。じゃあとりあえず飛んでついてきてくれる?オレとフブキは走るから。疲れたら言って」
屈伸運動を始めるヒサメとフブキを見て私は思わず言ってしまった。
「フブキさん、怪我は大丈夫なんですか」
その瞬間、ヒサメがフブキを見た。
フブキは私の方を見ていて、言わなくていいのに、と複雑な顔をした。
「フブキ、怪我はどこ」
「もう治療済みなので」
「どこって、聞いてるんだけど?」
フブキは苦い顔をしながら、背中を見せた。
そこには縫った刃物傷があった。
「新しい怪我だね、ということは命の恩人というのは最近の話だったのか」
私が頷くと、ソラも真似して頷いた。
「フブキとの関係はそこまで深くないわけだね、それは良かった。それはいいとして、どうして怪我のこと言わなかったんだ」
私は空気と化しながら2人の話を黙って聞いている。
フブキは多少面倒そうにしながら、早く行こうと促す。
「走るのに支障がないからです。さっさと行きませんか」
「そうやって我慢する癖、治ってないんだな。痛いなら痛いと言わないと誰も気付いてくれないだろ。おんぶしてやろうか?」
フブキは心底嫌そうな顔をすると、捲し上げていた服を戻す。
「あんたの方がタッパはあっても、体格は俺のがいいでしょう。国に着く前にバテますよ」
「オレより先にドラゴンがバテるから問題ない」
そう言われたソラは、うんうんと頷いた。
フブキはソラにぎこちなく微笑むと、走る体勢に入った。
「体力も耐久力もあるって証拠見せますよ。リビ、ソラ、疲れたら言ってくれ」
そうして走り出してしまったフブキを追いかけるようにヒサメは軽く走り出す。
「負けず嫌いは健在か。オレの身長抜かすって言ってたのにな」
「うるさい、ですよ!」
そんな可愛らしい口喧嘩をする二人を追いかけないとと、私もソラに乗り空へと舞い上がった。
下を覗くとフブキとヒサメは同じスピードで走っていてとてつもなく速い。
しかも、何かを話しながら走っているようだ。
獣人というのは体力が人間よりもずっとあるのかもしれない。
それに、魔法に対する耐性も違うのだろう。
宝石山で三人の獣人の兵と戦ったときに言われたのだ。
麻痺魔法は耐性があるのだと。
それを考えると、今後の戦い方も考えなければいけないなとソラの上で思った。

それから1時間を過ぎたあたりだろうか。
ソラがふらふらと降下を始めた。
「疲れてきた?休もうか」
「キュウ」
ソラの返事を聞いて私は下にいる二人に声をかけた。
「すみませーん!休憩お願いしてもいいですか」
届かないかもと思った声はすんなり二人に届き、二人はこちらを見上げた。
獣人は耳も良いのかもしれない。
ゆっくりと地面に下りると側には川があった。
水分補給を済ませ、木の陰にソラと座る。
私はソラに乗っているだけだけど、私以外は動きっぱなしだ。
なんだが、申し訳ない。
「ソラ、ありがとうね。私も、飛べたら良かったんだけど」
「キュキュ」
ソラは大丈夫!と首を振った。
それを見ていたヒサメは私を見て言った。
「闇魔法持ちの貴女は飛べないだろうな」
そんなことを言われた私は、魔法開示したっけと焦った。
その様子を見て察したのかヒサメはソラ見る。
そうか、ソラと話しているからだ。
ドラゴンと話せることだけでも珍しいという話だ。
可能性があるのは闇魔法の力だけ。
「どうして、闇魔法は飛べないんですか?」
「自分で飛ぶ必要がないからさ」
私が首を傾げていると、フブキがソラを撫でながら話に加わった。
「リビのように飛べる魔獣を従えることができる闇魔法の使い手は多い。勿論、闇魔法以外も従魔契約は出来るがかなりの鍛錬が必要なんだ。意思疎通も出来ないし、飛べる魔獣はドラゴンのように希少種も多い。プライドの高い種族は人間に従うことを嫌うからな。でも、闇魔法の使い手はその類に好かれやすいんだ」
ソラはそんなフブキの膝に頭を乗せて休憩モードだ。
本当に懐いてるな。
ソラは人と仲良くなるのが早いから、騎士のヴィントや村人だったソルムともすぐに打ち解けたが、フブキには特に甘えているように見えるのだ。
「ソラはフブキさんに心を許していると思いますが、それは光属性だからでしょうか」
「おそらくそうだな。ソラのような光属性のドラゴンは珍しいんだ。ブルームーンドラゴンは温厚で戦いを嫌う、だからこそ人間には近寄らない種族なはずなんだけどな」
フブキに撫でられながらのんびりとしているソラは人間に近寄らない種族とは思えなかった。
あれ?待てよ。
私は恐る恐るヒサメに問う。
「あの、闇魔法以外は空飛べるんですか」
「飛べる者もいるな。風魔法持ちは特に、風に乗るのが上手い。火魔法を持つ者もコントロールの上手い者は飛べるんじゃないか?あとは、光魔法だな」
私はフブキを見たが、彼は首を横に振った。
「ヒサメ様の言う光魔法の中でも、限られた者の話だ。光の加護を多く受け取れるものは、天使の翼を授けて貰えるらしい。それこそ、神官様や聖女様など、魔力量が他よりも多いと加護も多く受け取れるらしい。リビも知っての通り、俺の魔力は小さかっただろ」
フブキが私に微笑みかけるので、私も微笑み返す。
私とフブキの魔力は同じくらい弱かったから。
それを見ていたヒサメが少し不機嫌になっている気がして、慌てて話題を振った。
「白銀の国は闇魔法が主なんですよね?闇の加護っていうのは、太陽の神みたいな、闇の神がいるってことですか?」
ヒサメは人差し指から鋭い爪を出すと地面に五芒星を書いた。
「そうだな。自然魔法は大きく分けて5つ。水・火・土・風・雷。それぞれ互いに優位になる魔法と、それぞれ互いに補助できる魔法で成り立っている。この5つと光魔法は、光の加護を受けることが出来るのだ。自然を司る神が、光の神と密接な関係があるからな。そして、それに当てはまらない闇魔法は闇の加護を受けることが可能だ。リビ殿の言う通り、闇の神だな」
ヒサメは五芒星の周りに太陽の神やら月の神やら自然の神を付け足していく。
「神には幾多の神がおり、全部が全部加護をお与えになる訳じゃない。それに、加護を受けられる国や場所にも条件がある。儀式を行える神殿や教会が建設できる整った国であること。そして、領域を特定する魔法陣を正確に施せること。魔法陣というのは神官様のような上の位のものしか知り得ないものでな。その神官様を招待することができる大きな国は比較的にその条件を得やすいのだ」
私は分かりやすい説明を聞きながら手を上げる。
「闇の王、というのが加護をお与えになっているのですか」
「ああ、その話か。さしずめ我が国の兵が言ったのだな。闇の王というのは、白銀の国に住む子供なら誰しも知っている闇の加護の神の別名だ。国の外に出れば闇の王がお怒りになる、とな。白銀の国の外はモンスターの巣窟だ。それにクソ親父のせいで恨む国も多くて危険だ。皆が崇拝する闇の王を恐怖の対象として擦り込むことで、危険から守る意図がある。大人になってもその呼び名を変えないものがいるというだけのこと」
ふと、ヒサメの黒いふさふさの耳が真っ直ぐと立った。
それはフブキも同様だ。
二人は視線を交わし、ヒサメは立ち上がった。
「周りが少し騒がしい。黙らせてくるから休んでいろ。フブキも、怪我が治るまではオレに守られてろ」

そう言うとヒサメは草木の奥へと行ってしまった。
私はそんなヒサメを目で追っていた。
「分かりやすかっただろ、ヒサメ様の話」
フブキにそう問われ、私は驚いた顔で頷いた。
「失礼ではありますが、意外でした。質問にも答えてくれるし、学校の先生みたいでしたね」
私の言葉にフブキは頬を緩める。
いつもは笑い方が下手なのに、とても自然な笑みに見えた。
「今はどうか知らないが、俺が居た頃の白銀の国はまともな教育を受けられなかったんだ。勉強を受けられるのは貴族や王族のみ。だから、大きくなった獣人は国の兵士になる他なかった。そんな平民の子供たちに勉強を教えてくれたのがヒサメ様だ」
懐かしそうに話すフブキのしっぽはゆっくりと揺れている。
「ヒサメ様は毎日のように城を抜け出して、俺達に文字の読み書きや計算、国の歴史、他国について教えてくれた。何故かヒサメ様は俺に良くしてくれていて、光魔法のせいで外に出なければならないときも一緒に居てくれた。皆、ヒサメ様を兄のように慕っていたな」
フブキは赤色の交じる髪紐をギュッと握ると真剣な表情をした。
「ヒサメ様はザラ王と違い、国民から愛されるお方だ。だからこそ、俺は白銀の国に戻るわけにはいかない。俺が戻ればきっと、ヒサメ様は闇の加護を無くしてしまう。そうなれば国の周りのモンスターも、他国の兵も攻め入ることになる」
フブキはヒサメが本当に闇の加護を無くしてしまうと疑っていない。
そして、それには私も同意だ。
あの男、フブキのためならやりかねないというのがとても分かる。
「それにな、ヒサメ様が話してくれる他国の話が好きだったんだ。だから俺は色々な国に行ってみたいと思ったんだよ」
フブキはヒサメから様々なものを受け取っていたのだ。
それは知識であり学びであり好奇心でもある。
そして、寂しさを埋める糧であり、孤独ではないと思える愛情でもあったのだ。
その全てをひっくるめて、ヒサメはフブキにとって大切な人だったんだ。
「フブキさんの望むことは、ヒサメ様も聞いてくれると思いますけどね」
「そうだといいんだがな」
そんなフブキのぱたぱたと揺れるしっぽはヒサメが戻ると静かになった。
「随分と楽しそうに話していたな。オレもまぜてもらおうか」
「白銀の国には住めないと話していただけですよ」
「ほう、その話は白銀の国で聞かせてもらうからまた後でな」
両者一歩も引かずといった雰囲気は、走り出してからも続いているようだった。
空から見ている私とソラには会話は聞こえない。
それでも、ずっと何かしら話しながら走っている。
15年ぶりの再会と言っていた。
積もる話も当然あるのだろう。
そんな二人はさらに1時間走り続けても会話は止まらなかったようだ。

2度目の休憩の時、周りは夜になっており森の中で一夜を明かそうという話になった。
ヒサメは私を一瞥すると、木の根元に腰を下ろした。
「宿を取ってやれなくてすまない。この周辺に村はなくてな。森で寝るのは慣れて無いだろうが、一晩我慢してくれ」
私とソラは顔を見合わせて、同時に首を横に振った。
「問題ないです。森で寝るのが当たり前みたいな生活してるんで」
そんな返答にヒサメはくくっ、と初めて私に対して笑った。
「変な人間だな、キミは」
「恐れ入ります?」
「だが、フブキはあげないぞ」
「分かってます」
返事を間違えば殺される、そんな恐怖は常にあるのだがフブキに害のない者だと分かってもらえればとりあえずは安心だ。
フブキはというと、ヒサメと対面の木の幹に寄りかかっている。
私とヒサメのやり取りに眉一つ動かさない。
私がフブキを見つめると、フブキはやっと視線をこちらに向けた。
「モンスターが来ても俺とヒサメ様がすぐに分かるから安心してくれ。リビとソラが安眠できるように静かに処理するから」
さすがに起きる、と言いかけたがこの二人なら一瞬で片が付きそうだ。
「ありがとう、頼りにしています」
ソラは既に寝る体勢に入っていて、私もソラに抱きつくように横になる。
目を閉じると梟のような鳴き声だけが森の中に響く。
すると、とても静かな声でヒサメが話しはじめた。
「子供の頃、オレと国の外で夜を明かしたことを覚えてるか」
「ありましたね、そんなことも」
二人の低くて落ち着いた声は心地良く、私はうとうととし始める。
「俺は光の魔法が減らないように国の外で寝るのは当たり前だったのに、あんたが心配して一緒にいるって言い出したんでしたよね」
「ただでさえ危ない国の外だ、夜となればなおさら。そんなとこで寝泊まりしていると聞けば、可愛い弟分のお前を一人にできはしない」
「俺が強くても、ですか」
「関係ない。お前がこの世で一番強くとも、考えは変わらないな」
そんなヒサメのセリフにフブキは、ふっ、と笑みを溢した。
「あんたも変わんないですね」
「そう見えているなら良かったよ」
そんな含みのある言い方にフブキはどんな顔をしたのだろうか。
意識が遠のいていく私は、それから先の会話は睡眠に邪魔されて聞くことは出来なかった。

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