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白銀の国
治癒の鉱石
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大きな扉には氷の結晶の模様が刻まれていて綺麗だ。
空から見たときは白黒の怖そうな城だと思ったが、近くで見るとデザイン性の高い城に見える。
大きな扉が開かれた先には真ん中に大きな階段と両脇にまた扉。
広い城の中ははぐれたら迷子になりそうだ。
「ソラ、はぐれないようにね」
「キュ!」
ソラは返事をすると私の服の裾を掴む。
大きな階段を上がり右の通路を進むと白い扉の部屋が見えた。
「ここが医療研究室で、治療のための鉱石がある場所だ」
フブキはそう言うと、扉をノックして開けた。
中には白衣を着た研究者らしき人が10数人いて、ヒサメにお辞儀をした。
「太陽の国に治癒の鉱石を貸し出すことになった。二つある片方を持っていく」
「畏まりました。効果の確認はいかが致しますか」
「今オレがやるから良い。持ってきてくれ」
ヒサメはそう言うとフブキを見た。
「おいでフブキ。傷痕を消してやろう」
「いえ、俺は」
「正常に効果を発揮するかの確認だ。それに一度見ておいたほうが人間も安心だろう」
人間って私か?
フブキは戸惑いつつも目の前のベッドにうつ伏せになった。
すると、奥から研究者が台車に大きな鉱石を乗せて運んできた。
その大きさは180センチくらいの冷蔵庫のような直方体だ。
「これは白銀の国で改良された治癒の鉱石だ。魔力のある者が触れることによって治癒の光を発することが出来る。触れた者の魔力を消費するが、通常の治癒魔法よりは格段に少ない消費量で治癒が行える」
「魔法の属性は関係ないんですか」
「ああ、関係ない。ただし、魔力が少ない者は完治させることができない可能性もある。怪我次第だな」
ヒサメが治癒の鉱石に触れると太陽のような暖かな光が溢れ出す。
それによって、フブキの背中の縫われた傷はみるみるうちに綺麗になっていった。
「この鉱石は、オレが大怪我を負ったことを理由に研究され作られた人工の鉱石でな。これが完成してからあらゆる人の怪我を治してきた。親父が部下にやらせたことで唯一善行なことだ」
傷があったことすら分からなくなったフブキの背中は、とても逞しく見える。
子供であった彼は国を追放されてからどのように生きてきたのか。
今まで手放さなかった髪結いの紐はフブキにとって、どれほど大切なものだったのだろう。
フブキはベッドから起き上がるとヒサメの腹にそっと手を触れる。
「これ、消せないんですか」
ヒサメの腹にあった大きな斜めの傷痕。
治っているとはいえ痛々しい姿なのは間違いない。
ヒサメは優しい顔で笑うとフブキの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「お前が治してくれたんだ、消す必要がない」
フブキは眉をしかめながらヒサメの手をどけるが、それは照れているようにも見えた。
それを見たソラが撫でて欲しそうに私を見るので、私もソラを撫で回す。
「ソラ殿、これを運べるだろうか」
ヒサメに話をふられ、私とソラは二人で振り向く。
「持ってみないと、わからないと思います」
「それもそうだな」
ヒサメはそう言うと鉱石を両手で持ち上げてソラの背中に乗せる。
「どうだ?手を離すぞ」
なんとか乗った鉱石はほどほどに重いらしく、ソラに人を乗せる余裕はなさそうだ。
一旦鉱石を下ろして今後の話をすることになった。
「太陽の国に戻るのに、リビ殿はどうしようか。オレが背負って走るか?」
「いえいえいえ、王様にそんなことさせるわけには!!」
「それなら俺が」
「フブキは駄目」
ヒサメの即答却下によりフブキは呆れたようにため息をつく。
「黒羽鳥を借りるか」
「鳥、ですか?」
ヒサメが窓の近くに歩いていって指を差す。
そこには真っ黒い大きな鳥がいた。
「国の騎士が乗っている移動用の鳥だ。狼の獣人は足が速いから、乗るのは海を渡る時や空に用がある時だけだが。鳥一羽に対して1人乗れる程度の小さな鳥だ」
ヒサメはそんなことを言っているが小さくはない。
ハシビロコウの3倍はある。
「黒羽鳥で鉱石は運べないんですか?何羽かいればいけそうな気もするんですが」
「黒羽鳥は闇属性の生物だ。それに対して治癒の鉱石は光、相性が悪いんだよ。その点、ブルームーンドラゴンは最適だ。こうして出会えたことは運命、なのだろうな」
ヒサメがそんなことを言うものだから、なんだか悪寒がした。
「あの、偶然、ですよね?」
「当然だ。宝石山にドラゴンを連れた闇魔法持ちがいることなど誰が分かると言うのだ?」
その口ぶりからして、噂は白銀の国まで届いているのだと知る。
でも確かにその噂があっても、宝石山にいることまでは分からないはずだ。多分。
「それじゃあ、黒羽鳥を選びに行こうか」
目の前の大きくて黒い鳥のくちばしは私の頭を飲み込めそうなほど大きい。
目は鋭くてカラスのようだ。
怖い。
「あの、本当に乗れるんですか」
「何を恐れることがある?闇属性なことは話したはずだが?」
確かに聞きましたよ、自分で飛ぶ必要がない話。
だけど私は今までソラにしか乗った経験がないんだよ。
「は、はじめましてリビです。の、乗せてもらうことってできますか」
私が黒羽鳥に話しかけると、ヒサメが物珍しそうに見てくる。
「ほう、ドラゴンに限らず鳥とも話せるのか?」
「え、いや、そういうわけじゃ」
黒羽鳥はゆっくりと座ると私が乗りやすくしてくれたように見える。
「話が通じてるではないか。リビ殿の魔法は奥が深いな。研究したら面白いかもしれんな」
「遠慮します!」
私が黒羽鳥に乗ろうとすると白髭のご老人が呼び止めた。
「お待ち下さい、リビ殿。山への許可証の件がまだでございます。そちらが済んでからがよろしいかと」
忘れてた!
私は黒羽鳥にちょっと待ってて、と言うと瞬きした。
本当に通じてるのかはわからないが返事代わりに思える。
「ミゾレ、あれも追加してやれ」
「畏まりました、ヒサメ様」
白髭のご老人ミゾレは、私たちを部屋へと案内してくれた。
四角の台の上に個人証明のカードを置くと、詳細なデータが映し出される。
ミゾレは入国許可の欄に“白銀の国”と書き足す。
そして“神々の頂の入山を許可する”とさらに書き足した。
どこかで見たようなそれは、商人のジャーマが教えてくれた山だった。
「あの、神々の頂って宝石山から見える霧がかかった山々のことですか」
「おっしゃる通り、その山でございます。先々代からその山々は白銀の国の管理下におかれております。とはいえ、山の一部までしか入れておりません」
「あの、未確認生物がいるとか人間は意識を失うとか、入っちゃ駄目な山だと伺ったのですが」
ミゾレは頷くと1つの地図を出した。
それは神々の頂のほんの一部の地図だ。
「獣人は人間よりも麻痺や痺れ神経毒に強いので、人間よりも山の内部を調査することが出来ています。しかしながら、それでも未だ足を踏み入れていない場所の方が多いのです。毒を持つ植物が多く生息していることや、それこそ見たことのない生物を見たとの報告を受けております」
ミゾレは山の入口付近から半径1000mのところを指で示す。
「自力で帰ってこられるぎりぎりのラインがこの辺り、なのだそうです。ですが、ソラ殿のようなドラゴンであれば入山は容易かと思います。ドラゴンの生息地として考えられている場所でもありますので」
ミゾレの説明にソラはうんうんと頷いた。
「ソラは毒とか効かないんだっけ」
「キュキュ」
ほとんど、とソラは自信満々に答える。
「じゃあ、やっぱり神々の頂がソラの住んでた場所なのかな」
「キュウ?」
首を傾げるソラはやはり、住んでいたか否かは分からないようだ。
「ソラは…どうして白銀の国に山の許可をお願いしたかったの?」
「キュキュ!」
「いろんな山に入りたい?家族を探したいの?」
その質問にソラはまた首を傾げた。
家族のことを覚えていないのかもしれない。
だから私はまた、それ以上聞くことは出来なかった。
空から見たときは白黒の怖そうな城だと思ったが、近くで見るとデザイン性の高い城に見える。
大きな扉が開かれた先には真ん中に大きな階段と両脇にまた扉。
広い城の中ははぐれたら迷子になりそうだ。
「ソラ、はぐれないようにね」
「キュ!」
ソラは返事をすると私の服の裾を掴む。
大きな階段を上がり右の通路を進むと白い扉の部屋が見えた。
「ここが医療研究室で、治療のための鉱石がある場所だ」
フブキはそう言うと、扉をノックして開けた。
中には白衣を着た研究者らしき人が10数人いて、ヒサメにお辞儀をした。
「太陽の国に治癒の鉱石を貸し出すことになった。二つある片方を持っていく」
「畏まりました。効果の確認はいかが致しますか」
「今オレがやるから良い。持ってきてくれ」
ヒサメはそう言うとフブキを見た。
「おいでフブキ。傷痕を消してやろう」
「いえ、俺は」
「正常に効果を発揮するかの確認だ。それに一度見ておいたほうが人間も安心だろう」
人間って私か?
フブキは戸惑いつつも目の前のベッドにうつ伏せになった。
すると、奥から研究者が台車に大きな鉱石を乗せて運んできた。
その大きさは180センチくらいの冷蔵庫のような直方体だ。
「これは白銀の国で改良された治癒の鉱石だ。魔力のある者が触れることによって治癒の光を発することが出来る。触れた者の魔力を消費するが、通常の治癒魔法よりは格段に少ない消費量で治癒が行える」
「魔法の属性は関係ないんですか」
「ああ、関係ない。ただし、魔力が少ない者は完治させることができない可能性もある。怪我次第だな」
ヒサメが治癒の鉱石に触れると太陽のような暖かな光が溢れ出す。
それによって、フブキの背中の縫われた傷はみるみるうちに綺麗になっていった。
「この鉱石は、オレが大怪我を負ったことを理由に研究され作られた人工の鉱石でな。これが完成してからあらゆる人の怪我を治してきた。親父が部下にやらせたことで唯一善行なことだ」
傷があったことすら分からなくなったフブキの背中は、とても逞しく見える。
子供であった彼は国を追放されてからどのように生きてきたのか。
今まで手放さなかった髪結いの紐はフブキにとって、どれほど大切なものだったのだろう。
フブキはベッドから起き上がるとヒサメの腹にそっと手を触れる。
「これ、消せないんですか」
ヒサメの腹にあった大きな斜めの傷痕。
治っているとはいえ痛々しい姿なのは間違いない。
ヒサメは優しい顔で笑うとフブキの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「お前が治してくれたんだ、消す必要がない」
フブキは眉をしかめながらヒサメの手をどけるが、それは照れているようにも見えた。
それを見たソラが撫でて欲しそうに私を見るので、私もソラを撫で回す。
「ソラ殿、これを運べるだろうか」
ヒサメに話をふられ、私とソラは二人で振り向く。
「持ってみないと、わからないと思います」
「それもそうだな」
ヒサメはそう言うと鉱石を両手で持ち上げてソラの背中に乗せる。
「どうだ?手を離すぞ」
なんとか乗った鉱石はほどほどに重いらしく、ソラに人を乗せる余裕はなさそうだ。
一旦鉱石を下ろして今後の話をすることになった。
「太陽の国に戻るのに、リビ殿はどうしようか。オレが背負って走るか?」
「いえいえいえ、王様にそんなことさせるわけには!!」
「それなら俺が」
「フブキは駄目」
ヒサメの即答却下によりフブキは呆れたようにため息をつく。
「黒羽鳥を借りるか」
「鳥、ですか?」
ヒサメが窓の近くに歩いていって指を差す。
そこには真っ黒い大きな鳥がいた。
「国の騎士が乗っている移動用の鳥だ。狼の獣人は足が速いから、乗るのは海を渡る時や空に用がある時だけだが。鳥一羽に対して1人乗れる程度の小さな鳥だ」
ヒサメはそんなことを言っているが小さくはない。
ハシビロコウの3倍はある。
「黒羽鳥で鉱石は運べないんですか?何羽かいればいけそうな気もするんですが」
「黒羽鳥は闇属性の生物だ。それに対して治癒の鉱石は光、相性が悪いんだよ。その点、ブルームーンドラゴンは最適だ。こうして出会えたことは運命、なのだろうな」
ヒサメがそんなことを言うものだから、なんだか悪寒がした。
「あの、偶然、ですよね?」
「当然だ。宝石山にドラゴンを連れた闇魔法持ちがいることなど誰が分かると言うのだ?」
その口ぶりからして、噂は白銀の国まで届いているのだと知る。
でも確かにその噂があっても、宝石山にいることまでは分からないはずだ。多分。
「それじゃあ、黒羽鳥を選びに行こうか」
目の前の大きくて黒い鳥のくちばしは私の頭を飲み込めそうなほど大きい。
目は鋭くてカラスのようだ。
怖い。
「あの、本当に乗れるんですか」
「何を恐れることがある?闇属性なことは話したはずだが?」
確かに聞きましたよ、自分で飛ぶ必要がない話。
だけど私は今までソラにしか乗った経験がないんだよ。
「は、はじめましてリビです。の、乗せてもらうことってできますか」
私が黒羽鳥に話しかけると、ヒサメが物珍しそうに見てくる。
「ほう、ドラゴンに限らず鳥とも話せるのか?」
「え、いや、そういうわけじゃ」
黒羽鳥はゆっくりと座ると私が乗りやすくしてくれたように見える。
「話が通じてるではないか。リビ殿の魔法は奥が深いな。研究したら面白いかもしれんな」
「遠慮します!」
私が黒羽鳥に乗ろうとすると白髭のご老人が呼び止めた。
「お待ち下さい、リビ殿。山への許可証の件がまだでございます。そちらが済んでからがよろしいかと」
忘れてた!
私は黒羽鳥にちょっと待ってて、と言うと瞬きした。
本当に通じてるのかはわからないが返事代わりに思える。
「ミゾレ、あれも追加してやれ」
「畏まりました、ヒサメ様」
白髭のご老人ミゾレは、私たちを部屋へと案内してくれた。
四角の台の上に個人証明のカードを置くと、詳細なデータが映し出される。
ミゾレは入国許可の欄に“白銀の国”と書き足す。
そして“神々の頂の入山を許可する”とさらに書き足した。
どこかで見たようなそれは、商人のジャーマが教えてくれた山だった。
「あの、神々の頂って宝石山から見える霧がかかった山々のことですか」
「おっしゃる通り、その山でございます。先々代からその山々は白銀の国の管理下におかれております。とはいえ、山の一部までしか入れておりません」
「あの、未確認生物がいるとか人間は意識を失うとか、入っちゃ駄目な山だと伺ったのですが」
ミゾレは頷くと1つの地図を出した。
それは神々の頂のほんの一部の地図だ。
「獣人は人間よりも麻痺や痺れ神経毒に強いので、人間よりも山の内部を調査することが出来ています。しかしながら、それでも未だ足を踏み入れていない場所の方が多いのです。毒を持つ植物が多く生息していることや、それこそ見たことのない生物を見たとの報告を受けております」
ミゾレは山の入口付近から半径1000mのところを指で示す。
「自力で帰ってこられるぎりぎりのラインがこの辺り、なのだそうです。ですが、ソラ殿のようなドラゴンであれば入山は容易かと思います。ドラゴンの生息地として考えられている場所でもありますので」
ミゾレの説明にソラはうんうんと頷いた。
「ソラは毒とか効かないんだっけ」
「キュキュ」
ほとんど、とソラは自信満々に答える。
「じゃあ、やっぱり神々の頂がソラの住んでた場所なのかな」
「キュウ?」
首を傾げるソラはやはり、住んでいたか否かは分からないようだ。
「ソラは…どうして白銀の国に山の許可をお願いしたかったの?」
「キュキュ!」
「いろんな山に入りたい?家族を探したいの?」
その質問にソラはまた首を傾げた。
家族のことを覚えていないのかもしれない。
だから私はまた、それ以上聞くことは出来なかった。
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