37 / 169
泉の谷
泉の精霊と美少女
しおりを挟む
いや、どう見てもイルカ。
すいーっと泳いでこちらの目の前にきた。
アワン族長が手を差し出すと、精霊は手、というかヒレを差し出して握手する。
いや、水族館で見たことあるやつ。
「さぁ、リビも挨拶してくれんか」
「あ、はい。初めまして、リビと申します」
手を出して、ヒレを持つと縦にぶんぶんと振られる。
かわいい。イルカにしか見えない。
ソラに後ろから手でつつかれた。かわいいって思ったのがバレたかもしれない。
「あの、精霊、なんですよね」
『人間はそう呼んでるーって言っても分かんないだろうけど』
「イルカが喋った・・・」
私が驚いて、イルカも・・・じゃなかった精霊も驚いている。
『え、聞こえてる?もしかしてボクの声分かる人?』
「あ、はい。分かる人です」
『すごーーーーい!!!』
精霊が突進してきたので私はみぞおちに頭突きをくらった。
ソラが後ろにいたおかげで倒れずにすんだ。
「せ、精霊様!?どうしたんじゃ、いつもはもっと大人しいんじゃが」
「あ、いえ、その話せる人に会ってテンションが上がっているというか、多分そんな感じです」
精霊は泉を泳いでジャンプしている。
イルカショーじゃん。
『ねぇねぇ、遊ぼうよ。ここのエルフたち全然遊んでくれないんだよ!精霊だからダメだって言ってさ』
「あの、アワン族長。精霊様が遊びたいと言ってます。エルフたちが精霊だから遊んでくれないって言ってます」
アワン族長は目をまんまるくして、それからその場に座り込んだ。
「そうじゃったのか。精霊様は静かに暮らしたいのかと思っておった。だから、できるだけ泉には近づかないようにとの決まりがあったんじゃ」
『そんなことないよ、にぎやかな方が楽しいじゃん』
精霊の方はこちらの言葉が分かるみたいだ。
「にぎやかな方がいいって言ってます」
「それなら、決まりを改めねばならんのぉ。しかし、精霊様は何をして遊びたいんじゃ?」
『えっとねぇ、ボール遊びしたい。輪っかくぐりしたい』
イルカじゃん。
『おしゃべりでもいいよ。とにかくここに一人でいてもつまんないの』
「と、言っています。きっと、泉の周りに誰かいて欲しいんだと思いますよ」
「うむ、分かりました。それなら、このあと皆に伝えて・・・」
そのとき、脇道から一人の少女が現れた。
あまりの美少女に息を飲む。
その美少女もこちらと目が合うと逃げようとした。
「ビル、待たんか!!やっぱり泉に来ておったんじゃな。怒っておらんからこっちにおいで」
気の弱そうなその美少女は、とぼとぼと近づいてきた。
「ごめん、なさい。泉に来ちゃいけないっておばあちゃん言ってたのに」
透明感のある素肌、CMに出られそうなさらさらのロングヘア、潤いのある唇と大きな瞳。
1000年に一人の美少女ってやつかな。
「怒っておらんと言ったじゃろ。実はな、精霊様の声が聞こえる人を連れてきたんじゃ。それでな、精霊様は本当は一人で退屈しておったそうだ。にぎやかな方が好きだと今教えて貰ったんじゃ」
「初めまして、リビと申します」
美少女はびっくりした顔をして、それから一歩前に出た。
「精霊様の声が、分かるんですか」
『びっくりだよねぇ、ボクもびっくりした!』
「あの、私、精霊様にお願いがあるんです!!」
『え、なになに?』
合間に精霊の声が入ってきて話が入ってこない。
「えっと、なんでしょう」
「私、あの、この泉に母の形見を、落としてしまって。それを、申し訳ないけど拾って欲しくて」
美少女ビルは泣きそうな顔をして、指でその大きさを示す。
「このくらいの、手鏡なんですけど、私泳げなくて、潜れないし。そもそも泉に入っていいのか、誰にも聞けないし。」
「そうじゃったのか、言ってくれたら谷の皆に協力を扇いでも良かったんじゃぞ?」
「言えないよ・・・。だって、泉にいっぱい来てるのバレちゃうし。形見落としたなんて、言えないよ・・・」
「ほれ、泣くでない。泉にあるのは確かなんじゃから、拾えばよい」
アワン族長はビルの頭をよしよしと撫でている。
「精霊様、本当に申し訳ない。孫の形見を取ってもらえませんか。もしくは、人が入る許可を貰えませんか」
『全然いいけど、その鏡なら泉の底の岩と岩の間に挟まってるよ。ボクのこの手じゃ取れなかったよ』
「と、言ってます。一度は取ろうとしてくれたみたいです」
ビルはポロポロと涙をこぼして、鼻をすする。
「やっぱり無理、だよね。この泉はとても深いんでしょ、その下に落ちちゃったら誰も潜れないよ」
潜水のプロならいけるかもしれないが、泳ぎが得意な人がいるだろうか。
「水魔法で水を動かすことってできないんですか」
「うむ、できなくはないがこの泉の水は特殊なんじゃ。精霊様の魔法がかかっておるから、魔法に魔法を重ねてかけることになってしまう。おそらく、精霊様の魔法に負けるじゃろう」
じゃあ、やはり潜るしかないか。
私はカバンを置いて、マントを外す。
「リビ、おぬしが潜る気か?泳ぎがかなり得意ではないと息がもたんじゃろ」
「泳ぎはまぁまぁ、です。精霊様、協力をお願いします」
精霊は右ヒレをあげる。
『いいよ、なにする?』
「私の泳ぎのスピードじゃ息が持たないので、精霊様にその場所まで連れいってほしいです。鏡を掴んだら、また陸まで連れ戻して欲しいです。」
さっきの精霊様の泳ぎを見ていたら完全にイルカだった。
それならば、人間が乗っても速いスピードで水の中を進めるはずだ。
『わかったー!ここ掴んで!!』
私はイルカの背びれ部分を持って大きく息を吸い込む。
『1・2・3・で潜るよ。1・2・3!!』
このタイミングを計れるのは言葉が分かるおかげだな。
勢いよく泉に飛び込んだ私と精霊はぐんぐんと下へと潜っていく。
透き通るその泉の中は綺麗な青色で、太陽の光が差し込んで明るい。
下の方は岩がたくさんあって、水草とかの植物がゆらゆらとしている。
『この岩の間だよ』
そう言われて私は右手を突っ込んで、肘がすぎるあたりまで入れたところで何かに当たった。
分からないけどこれかもしれない。
引っ張り出すとそれは手鏡で、割れてもおらず無事だった。
『じゃあ上にあがるよー』
また背びれに掴まって水面に出ると、不安そうなソラたちが目に映る。
私が手鏡を持った手で振ると、みんな胸を撫でおろしたようだった。
「ありがとうございます、ありがとうございます!!」
「いや、割れてなくてよかったです」
ビルは手鏡を抱きしめて何度もお礼を言った。
ふと、体を見るとシグレとの特訓でついていた切り傷が浅くなっている。
治癒というのは本当だったようだ。
「リビ、本当に感謝しておる。精霊様の声を聞けるのみならず孫までお世話になってしもうたな。精霊様も、ありがとうございました。何かお礼をさせてください」
『えーじゃあ、魚食べてみたい。食べなくても生きていけるけどおいしそうだよね!』
イルカ・・・。
「魚、食べてみたいそうです」
「うむ、分かりました。準備させていただきます」
その後、魚を準備するアワン族長が焼き魚にしようとしたので、生がいいんじゃないかな、と助言しておいた。
すいーっと泳いでこちらの目の前にきた。
アワン族長が手を差し出すと、精霊は手、というかヒレを差し出して握手する。
いや、水族館で見たことあるやつ。
「さぁ、リビも挨拶してくれんか」
「あ、はい。初めまして、リビと申します」
手を出して、ヒレを持つと縦にぶんぶんと振られる。
かわいい。イルカにしか見えない。
ソラに後ろから手でつつかれた。かわいいって思ったのがバレたかもしれない。
「あの、精霊、なんですよね」
『人間はそう呼んでるーって言っても分かんないだろうけど』
「イルカが喋った・・・」
私が驚いて、イルカも・・・じゃなかった精霊も驚いている。
『え、聞こえてる?もしかしてボクの声分かる人?』
「あ、はい。分かる人です」
『すごーーーーい!!!』
精霊が突進してきたので私はみぞおちに頭突きをくらった。
ソラが後ろにいたおかげで倒れずにすんだ。
「せ、精霊様!?どうしたんじゃ、いつもはもっと大人しいんじゃが」
「あ、いえ、その話せる人に会ってテンションが上がっているというか、多分そんな感じです」
精霊は泉を泳いでジャンプしている。
イルカショーじゃん。
『ねぇねぇ、遊ぼうよ。ここのエルフたち全然遊んでくれないんだよ!精霊だからダメだって言ってさ』
「あの、アワン族長。精霊様が遊びたいと言ってます。エルフたちが精霊だから遊んでくれないって言ってます」
アワン族長は目をまんまるくして、それからその場に座り込んだ。
「そうじゃったのか。精霊様は静かに暮らしたいのかと思っておった。だから、できるだけ泉には近づかないようにとの決まりがあったんじゃ」
『そんなことないよ、にぎやかな方が楽しいじゃん』
精霊の方はこちらの言葉が分かるみたいだ。
「にぎやかな方がいいって言ってます」
「それなら、決まりを改めねばならんのぉ。しかし、精霊様は何をして遊びたいんじゃ?」
『えっとねぇ、ボール遊びしたい。輪っかくぐりしたい』
イルカじゃん。
『おしゃべりでもいいよ。とにかくここに一人でいてもつまんないの』
「と、言っています。きっと、泉の周りに誰かいて欲しいんだと思いますよ」
「うむ、分かりました。それなら、このあと皆に伝えて・・・」
そのとき、脇道から一人の少女が現れた。
あまりの美少女に息を飲む。
その美少女もこちらと目が合うと逃げようとした。
「ビル、待たんか!!やっぱり泉に来ておったんじゃな。怒っておらんからこっちにおいで」
気の弱そうなその美少女は、とぼとぼと近づいてきた。
「ごめん、なさい。泉に来ちゃいけないっておばあちゃん言ってたのに」
透明感のある素肌、CMに出られそうなさらさらのロングヘア、潤いのある唇と大きな瞳。
1000年に一人の美少女ってやつかな。
「怒っておらんと言ったじゃろ。実はな、精霊様の声が聞こえる人を連れてきたんじゃ。それでな、精霊様は本当は一人で退屈しておったそうだ。にぎやかな方が好きだと今教えて貰ったんじゃ」
「初めまして、リビと申します」
美少女はびっくりした顔をして、それから一歩前に出た。
「精霊様の声が、分かるんですか」
『びっくりだよねぇ、ボクもびっくりした!』
「あの、私、精霊様にお願いがあるんです!!」
『え、なになに?』
合間に精霊の声が入ってきて話が入ってこない。
「えっと、なんでしょう」
「私、あの、この泉に母の形見を、落としてしまって。それを、申し訳ないけど拾って欲しくて」
美少女ビルは泣きそうな顔をして、指でその大きさを示す。
「このくらいの、手鏡なんですけど、私泳げなくて、潜れないし。そもそも泉に入っていいのか、誰にも聞けないし。」
「そうじゃったのか、言ってくれたら谷の皆に協力を扇いでも良かったんじゃぞ?」
「言えないよ・・・。だって、泉にいっぱい来てるのバレちゃうし。形見落としたなんて、言えないよ・・・」
「ほれ、泣くでない。泉にあるのは確かなんじゃから、拾えばよい」
アワン族長はビルの頭をよしよしと撫でている。
「精霊様、本当に申し訳ない。孫の形見を取ってもらえませんか。もしくは、人が入る許可を貰えませんか」
『全然いいけど、その鏡なら泉の底の岩と岩の間に挟まってるよ。ボクのこの手じゃ取れなかったよ』
「と、言ってます。一度は取ろうとしてくれたみたいです」
ビルはポロポロと涙をこぼして、鼻をすする。
「やっぱり無理、だよね。この泉はとても深いんでしょ、その下に落ちちゃったら誰も潜れないよ」
潜水のプロならいけるかもしれないが、泳ぎが得意な人がいるだろうか。
「水魔法で水を動かすことってできないんですか」
「うむ、できなくはないがこの泉の水は特殊なんじゃ。精霊様の魔法がかかっておるから、魔法に魔法を重ねてかけることになってしまう。おそらく、精霊様の魔法に負けるじゃろう」
じゃあ、やはり潜るしかないか。
私はカバンを置いて、マントを外す。
「リビ、おぬしが潜る気か?泳ぎがかなり得意ではないと息がもたんじゃろ」
「泳ぎはまぁまぁ、です。精霊様、協力をお願いします」
精霊は右ヒレをあげる。
『いいよ、なにする?』
「私の泳ぎのスピードじゃ息が持たないので、精霊様にその場所まで連れいってほしいです。鏡を掴んだら、また陸まで連れ戻して欲しいです。」
さっきの精霊様の泳ぎを見ていたら完全にイルカだった。
それならば、人間が乗っても速いスピードで水の中を進めるはずだ。
『わかったー!ここ掴んで!!』
私はイルカの背びれ部分を持って大きく息を吸い込む。
『1・2・3・で潜るよ。1・2・3!!』
このタイミングを計れるのは言葉が分かるおかげだな。
勢いよく泉に飛び込んだ私と精霊はぐんぐんと下へと潜っていく。
透き通るその泉の中は綺麗な青色で、太陽の光が差し込んで明るい。
下の方は岩がたくさんあって、水草とかの植物がゆらゆらとしている。
『この岩の間だよ』
そう言われて私は右手を突っ込んで、肘がすぎるあたりまで入れたところで何かに当たった。
分からないけどこれかもしれない。
引っ張り出すとそれは手鏡で、割れてもおらず無事だった。
『じゃあ上にあがるよー』
また背びれに掴まって水面に出ると、不安そうなソラたちが目に映る。
私が手鏡を持った手で振ると、みんな胸を撫でおろしたようだった。
「ありがとうございます、ありがとうございます!!」
「いや、割れてなくてよかったです」
ビルは手鏡を抱きしめて何度もお礼を言った。
ふと、体を見るとシグレとの特訓でついていた切り傷が浅くなっている。
治癒というのは本当だったようだ。
「リビ、本当に感謝しておる。精霊様の声を聞けるのみならず孫までお世話になってしもうたな。精霊様も、ありがとうございました。何かお礼をさせてください」
『えーじゃあ、魚食べてみたい。食べなくても生きていけるけどおいしそうだよね!』
イルカ・・・。
「魚、食べてみたいそうです」
「うむ、分かりました。準備させていただきます」
その後、魚を準備するアワン族長が焼き魚にしようとしたので、生がいいんじゃないかな、と助言しておいた。
22
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari@七柚カリン
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
辺境ぐうたら日記 〜気づいたら村の守り神になってた〜
自ら
ファンタジー
異世界に転移したアキト。 彼に壮大な野望も、世界を救う使命感もない。 望むのはただ、 美味しいものを食べて、気持ちよく寝て、静かに過ごすこと。 ところが―― 彼が焚き火をすれば、枯れていた森が息を吹き返す。 井戸を掘れば、地下水脈が活性化して村が潤う。 昼寝をすれば、周囲の魔物たちまで眠りにつく。 村人は彼を「奇跡を呼ぶ聖人」と崇め、 教会は「神の化身」として祀り上げ、 王都では「伝説の男」として語り継がれる。 だが、本人はまったく気づいていない。 今日も木陰で、心地よい風を感じながら昼寝をしている。 これは、欲望に忠実に生きた男が、 無自覚に世界を変えてしまう、 ゆるやかで温かな異世界スローライフ。 幸せは、案外すぐ隣にある。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる