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淫蕩な仮面舞踏会 2
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周囲に目を向ければ、円舞の内側を回っているオメガたちはそれまで手を繫いでいたアルファから離れ、横に移動して隣のアルファの手を取っている。そうしてパートナーを替えながら踊るのが、この舞踏の流儀のようだ。
セナは流麗な音楽に合わせて腰を揺らし、華麗な仕草で腕を伸ばす。そのたびに黄金の鎖と宝玉は、明かりの下で煌めきを零した。背を反らせれば、シャラリと広がった鎖がまるで羽根のように舞う。
その躍動に、セナと踊っていた紳士が仮面の向こうで双眸を眇めた。
腰を抱いていた手がするりと這い下り、柔らかい尻肉をきゅっと掴む。
「あっ……」
動いた拍子に偶然手が触れてしまったのだろうか。
そう思ったのも束の間、仮面の紳士はもう片方の手でセナの腰を引き寄せると、いやらしい手つきで尻肉を揉み始めた。
「あ、あぁ……やめて……」
「なんと柔らかな尻だ。入念に揉んで差し上げましょう」
衣服を身につけていないので、触れようと思えば容易に体をまさぐられてしまう。
男の掌がやわやわと尻を揉み、撫で回すたびに、シャラシャラと金の鎖は喘ぎ声の代わりに鳴り響く。
発情の兆しを見せるオメガの体は、淫猥な愛撫にふるりと腰を震わせた。
そのとき、ふいに奏でられていた曲が途切れた。
一曲が終了したのだ。
それを合図にして、オメガたちは一斉に身を翻す。円舞の内側は大きく動いた。セナも裸の青年たちに倣うように、体を捻らせた。
セナを愛撫していた男の手は離れ、華奢な裸体は隣の男へと預けられる。
再び麗しい音楽が始まり、宮殿に流れた。
尻の愛撫から解放されたことで、ほっと安堵の息を吐く。
だが、新たに踊る相手の男は、セナの胸に手を這わせてきた。
尻への愛撫で勃ち上がりかけていた乳首は少し触れられただけで、すぐにつんと硬くなってしまう。
「あ……」
「もうこんなに硬くして。淫らな乳首を摘まんであげましょう」
きゅうっと指先で摘ままれ、快感を得た体の奥に熱が灯る。
セナは思わず、高い嬌声を上げてしまった。
「ひゃあっ……ん、ん……」
慌てて掌で口を塞ぎ、椅子から円舞を眺めているラシードを見やる。
ゆるりと座席に凭れたラシードは、笑みを浮かべながらこちらを見ていた。まるでセナが男たちの愛撫に悶えるさまを楽しむかのように。
もしかして……
紳士たちの仕掛けるこの悪戯も、特別な舞踏会の催しのひとつなのだろうか。
セナの発情を促すための。
ぐっとセナの腰を抱いた仮面の紳士は、、逃げられないよう体を密着させる。彼は小さな声で耳元に囁いた。
「王もご覧になられています。遠慮なく感じてくださいませ」
指先が蠢いて、硬くなった尖りをくにくにと捏ねられる。
痺れるような甘い快楽が胸から広がり、セナは喉を反らせた。
「あぁ……っ、そんな……」
円舞は続けられているというのに、体が感じてきてしまい、踊る足が縺れてしまう。
半ば紳士に抱きかかえるようにされながら、セナは乱され続けた。
指先で押し潰されたり、捏ねられたりしているうちに胸の尖りは紅く色づき、さらなる愛撫を求めるかのように、ぴんと張り詰めてしまう。
「あ……ん……あぁ……」
そこでまた曲が途切れ、新たな音色が奏でられる。ゆったりしていたはずの音楽は、次第にリズムが速くなる。
すっかり息の上がったセナは、次の紳士の腕に囚われた。それと同時に身を飾る黄金の鎖も、ジャランと淫猥な響きを帯びる。
今度は花芯を、ゆるゆると揉み込まれた。
これまでの愛撫ですでに勃ち上がっていた花芯は、男の掌の中で白蜜を滲ませる。
「可愛らしい花芯だ。どうか私の掌に、尊い白蜜を授けてください」
音楽に合わせた淫らなリズムで花芯を扱かれる。
セナは足に力を込めて必死に踊ろうとするけれど、いつのまにか男の手の動きに合わせるかのように、前後に腰を揺らめかせていた。
「あ、あ、でちゃう……だめ……」
「よいのですよ。淫らに声を上げて達してください」
いくらラシードの指名した招待客たちしかいないとはいえ、この場でそのような姿を晒すことは憚られた。
お願い……早く、曲が終わって……
踊りながら快楽を与えられると、頭がぼうっとして何も考えられなくなる。
セナは弾けそうな快感を堪えながら、曲が終わってくれることだけを一心に願った。
「ん、んくぅ……」
男の手が速められる。零れた蜜が、ずちゅずちゅと音を立てて滑りを良くした。
快楽の証が精路を駆け抜けそうになる予感がした、そのとき。
ジャン……と和音を刻んで、一曲が終了した。
終わった。耐え切れたのだ。
男の手が花芯から離れていく。セナの胸に安堵が広がり、体から力が抜けた。
セナは流麗な音楽に合わせて腰を揺らし、華麗な仕草で腕を伸ばす。そのたびに黄金の鎖と宝玉は、明かりの下で煌めきを零した。背を反らせれば、シャラリと広がった鎖がまるで羽根のように舞う。
その躍動に、セナと踊っていた紳士が仮面の向こうで双眸を眇めた。
腰を抱いていた手がするりと這い下り、柔らかい尻肉をきゅっと掴む。
「あっ……」
動いた拍子に偶然手が触れてしまったのだろうか。
そう思ったのも束の間、仮面の紳士はもう片方の手でセナの腰を引き寄せると、いやらしい手つきで尻肉を揉み始めた。
「あ、あぁ……やめて……」
「なんと柔らかな尻だ。入念に揉んで差し上げましょう」
衣服を身につけていないので、触れようと思えば容易に体をまさぐられてしまう。
男の掌がやわやわと尻を揉み、撫で回すたびに、シャラシャラと金の鎖は喘ぎ声の代わりに鳴り響く。
発情の兆しを見せるオメガの体は、淫猥な愛撫にふるりと腰を震わせた。
そのとき、ふいに奏でられていた曲が途切れた。
一曲が終了したのだ。
それを合図にして、オメガたちは一斉に身を翻す。円舞の内側は大きく動いた。セナも裸の青年たちに倣うように、体を捻らせた。
セナを愛撫していた男の手は離れ、華奢な裸体は隣の男へと預けられる。
再び麗しい音楽が始まり、宮殿に流れた。
尻の愛撫から解放されたことで、ほっと安堵の息を吐く。
だが、新たに踊る相手の男は、セナの胸に手を這わせてきた。
尻への愛撫で勃ち上がりかけていた乳首は少し触れられただけで、すぐにつんと硬くなってしまう。
「あ……」
「もうこんなに硬くして。淫らな乳首を摘まんであげましょう」
きゅうっと指先で摘ままれ、快感を得た体の奥に熱が灯る。
セナは思わず、高い嬌声を上げてしまった。
「ひゃあっ……ん、ん……」
慌てて掌で口を塞ぎ、椅子から円舞を眺めているラシードを見やる。
ゆるりと座席に凭れたラシードは、笑みを浮かべながらこちらを見ていた。まるでセナが男たちの愛撫に悶えるさまを楽しむかのように。
もしかして……
紳士たちの仕掛けるこの悪戯も、特別な舞踏会の催しのひとつなのだろうか。
セナの発情を促すための。
ぐっとセナの腰を抱いた仮面の紳士は、、逃げられないよう体を密着させる。彼は小さな声で耳元に囁いた。
「王もご覧になられています。遠慮なく感じてくださいませ」
指先が蠢いて、硬くなった尖りをくにくにと捏ねられる。
痺れるような甘い快楽が胸から広がり、セナは喉を反らせた。
「あぁ……っ、そんな……」
円舞は続けられているというのに、体が感じてきてしまい、踊る足が縺れてしまう。
半ば紳士に抱きかかえるようにされながら、セナは乱され続けた。
指先で押し潰されたり、捏ねられたりしているうちに胸の尖りは紅く色づき、さらなる愛撫を求めるかのように、ぴんと張り詰めてしまう。
「あ……ん……あぁ……」
そこでまた曲が途切れ、新たな音色が奏でられる。ゆったりしていたはずの音楽は、次第にリズムが速くなる。
すっかり息の上がったセナは、次の紳士の腕に囚われた。それと同時に身を飾る黄金の鎖も、ジャランと淫猥な響きを帯びる。
今度は花芯を、ゆるゆると揉み込まれた。
これまでの愛撫ですでに勃ち上がっていた花芯は、男の掌の中で白蜜を滲ませる。
「可愛らしい花芯だ。どうか私の掌に、尊い白蜜を授けてください」
音楽に合わせた淫らなリズムで花芯を扱かれる。
セナは足に力を込めて必死に踊ろうとするけれど、いつのまにか男の手の動きに合わせるかのように、前後に腰を揺らめかせていた。
「あ、あ、でちゃう……だめ……」
「よいのですよ。淫らに声を上げて達してください」
いくらラシードの指名した招待客たちしかいないとはいえ、この場でそのような姿を晒すことは憚られた。
お願い……早く、曲が終わって……
踊りながら快楽を与えられると、頭がぼうっとして何も考えられなくなる。
セナは弾けそうな快感を堪えながら、曲が終わってくれることだけを一心に願った。
「ん、んくぅ……」
男の手が速められる。零れた蜜が、ずちゅずちゅと音を立てて滑りを良くした。
快楽の証が精路を駆け抜けそうになる予感がした、そのとき。
ジャン……と和音を刻んで、一曲が終了した。
終わった。耐え切れたのだ。
男の手が花芯から離れていく。セナの胸に安堵が広がり、体から力が抜けた。
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