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豪華な朝食を並べたテーブルのある王城のバルコニーに突然グローマンが現れると、その場の静かな雰囲気が一気に変わった。
「おっ……叔父上……」
サラはそう言い椅子からガバっと立ち上がる。
そして、オレリアも椅子から立ちあがりグローマンに無言で頭を下げた。
グローマンは、サラの母の血の繋がりの無い弟で、勿論、サラともそれは無い。
そして、貴族らしからぬ言動が多くて上流社会からは変わり者扱いされていた。
確かにサラにとってもグローマンはいつも騒がしい人物であったが、しかし、サラが小さな頃から優しくて明るくて頼りになる大好きな叔父でもあった。
ただ、今朝この場で会うのはビミョーだった。
オレリアはずっと昔から、表面上グローマンに笑顔を見せるが、グローマンがサラの近くに来ると、理由は分からないがオレリアが口数が少なくなるのをサラは小さな頃から敏感に感じていた。
明らかに、オレリアとグローマンは気が合わない感じだった。
そしてもう一つ、サラが最近、グローマンに剣術を習っている事にオレリアは大反対していて、この事は今もサラとオレリアの話し合いは中途半端なまま終わって無い。
サラにとって今は、ただでさえ久々にオレリアと二人きりになれたのにこのオレリアとの妙な空気感で、更に叔父が来て変な雰囲気に拍車がかかるのは目に見えていた。
「今日はオレリアは陛下と朝から視察に出ると聞いていたが?」
グローマンは、遠慮する事無くテーブルの空いている席、サラの横に座るとそう言い、行儀悪く素手でテーブルの上の皿の果物を取りぱくついた。
「はい……その予定でしたが急に変更になり、今日は久々に一日サラ様と過ごす事になりました」
オレリアは、微笑を浮かべ直立したままそう返した。
サラは、オレリアの叔父に対する態度を気にして彼の笑みをじっと見詰めた。
「ふ~ん……じゃ、今日の昼からの剣術稽古は無しだな。日を改めよう。サラ……」
グローマンは、まだ椅子から立っていたサラの顔を見上げて言った。
途端にオレリアの顔から笑みが引いた。
サラは、オレリアが、今もサラが叔父に剣術指南を受けるのが気に入らないのを察したが……
しかしサラには、どうしても強くなりたい理由があった。
「すいません……叔父上。稽古は昼からだったんで、もう少ししたら今日の稽古を取りやめたいと叔父上に使者を送ろうと思ってました。でも、稽古は昼からなのに、どうしてこんな朝早くにここに?」
サラがそう言い小首をかしげると、グローマンはニッとサラに笑って答えた。
「何……今日は朝から暇だったんで……サラと朝メシでも食って、サラの勉強してる姿でも見て、又サラと昼メシ食って、それから稽古しようと思って早めに来たまで……でも……俺は今日はお邪魔のようなので退散するとしよう……」
本来なら、サラとオレリアとグローマンで朝食をとるべきだろうとサラは思ったが、今サラは、オレリアと二人きりで過ごしオレリアと色々話し距離を何とかしたいと思った。
そして今回は叔父の配慮に感謝して「すいません。ありがとうございます」と言いかけたが、それより先にオレリアが、背筋の良い姿勢でグローマンに頭を下げて言った。
「閣下のご配慮に感謝いたします…」
「……」
グローマンは、意味深な真顔と無言で少しの間オレリアのその顔を見ていたが、急に明るい態度に切り替えてサラを見て言った。
「では、明日は俺が一日公務だから、又明後日の昼にな、サラ!」
「ハイ!叔父上!」
サラは軽く頭を下げて、サラに背中を向けながら右腕を上げた叔父を見送った。
その後すぐサラはオレリアの顔をチラっと見た。
すると、オレリアもサラを見ていて、しかもサラがドキっとするくらいに視線が強い。
そんな風に見詰められるとサラは、動揺を隠すようにオレリアから目を逸らして椅子にそっと座った。
グローマンがバルコニーの大きな掃き出し窓から広い室内に入り退散していると、前から見覚えのある美しい男リカルドが城の侍女に連れられてこちらに向かい来ていた。
リカルドは侯爵子息で、美しく頭も良く剣も強い国王の側近であり、又、オレリアと同い年のオレリアの親友でもあった。
リカルドはグローマンの眼前で立ち止まり、彼に深く会釈した。
「よう!リカルド!オレリアに何か用でも?」
グローマンも立ち止まり、ニッと笑った。
「はい。陛下のオレリア様への急のお召しがありまして。陛下はお急ぎでして、失礼いたします」
リカルドは、いつもの彼らしい冷静な表情でそう答え又頭を下げると、グローマンが今来た方向、サラとオレリアのいるバルコニーに向かった。
(こりゃ……サラの予定が又変わるな……)
グローマンはそう思うと、リカルドの後に付いて、又バルコニーの方角に引き返した。
「失礼いたします!」
再び椅子に座り又二人でゆっくり食事を再開していたサラとオレリアの所に侍女の声がして、大きな掃き出し窓が開いた。
そして、部屋からバルコニーに出て来たのは、リカルドだった。
「殿下。お食事中失礼いたします……国王陛下より、オレリア様に今すぐに来るようにとのご命令がありまして、オレリア様をお迎えに上がりました」
リカルドは、サラを真っ直ぐ見てそう言うと、次にオレリアを見た。
リカルドは、オレリアとは古くから親友だったが、今や片やオレリアは皇太子の婚約者になり、呼び方は「オレリア様」だった。
「…」
サラは、一瞬言葉を失った。
何日かぶりにオレリアと一緒にいられてゆっくり話しをしようとしていた矢先だったのに――
しかも、オレリアを呼びに来たのは、サラがどうしても剣術が強くなりたい理由を作っている男、リカルドだったから。
リカルドは、サラから見ても美しく賢く強い男な上に、16歳のまだ幼さの残るサラと違いすでに大人だった。
そしてサラは、オレリアがリカルドと仲が良い事は昔から知ってはいたが、最近は、リカルドがオレリアの相談相手だと周囲から聞いていた。
サラの中で、オレリアとリカルドの仲への焦りが生じていた。
サラは、自分がリカルドと比べるとあまりに子供で不甲斐なくて、せめて剣術だけでもリカルドのように強くなりたかった。
そうすれば、オレリアは少しはサラを大人と認めてくれるようなり、婚約者として見てくれる気がしていたのだ。
「陛下が?……しかし……私は今日は一日サラ様と……」
オレリアはそう言い、座ったまま眉間に皺を寄せてサラを見た。
他人には本当につまらない事に思うかも知れなかったが、サラにとって、今日一日オレリアと一緒にいられるという事がどんなにうれしかったか――
サラは勿論、オレリアに行って欲しくなかた。
オレリアの体にしがみついても行って欲しく無かった。
しかし、サラはリカルドの顔を見るとリカルドの手前、わがままで子供な態度を取れなかった。
リカルドの前だけでも物わかりの良い大人を演じなければならなかった。
オレリアに「今日はどうしても一緒にいて欲しいと」と言えなかった。
「いい……父上がお呼びなんだから、父上の元に行くがいい……私なら大丈夫だから……」
サラは強がり、立ったままオレリアを見おろしそうオレリアに告げた。
だがそう言いながら、サラの胸は、オレリアへの気持ちで潰れそうに痛んだ。
そして、サラが自分で思う以上に勝手に口調が寒々しくなり、サラは内心驚く。
サラ自身で自分をコントロール出来ない。
「……」
オレリアは、椅子に座ったまま無言でサラを見上げたが、オレリアの眉間には皺が寄っていた。
オレリアは、人前で普段あまり困惑の表情はしないのに。
「早く行け!父上はお前が頼りなんだから……」
本当は言いたくないのに、サラの口から、又冷たい言葉が放たれた。
オレリアはそれを聞き、無言で更に眉間を寄せた。
だが、次の瞬間、オレリアは寂しそうに視線を伏せて呟いた。
「父上は……ですか……」
オレリアは、何か他にも言いた気だったがスッと席を立ち、リカルドの横に移動した。
オレリアとリカルドが並ぶと、年齢も、何もかもお似合いにサラの目に映る。
しかもリカルドは、先祖が王家の血を引いていたのが原因か?普通、サラのように子供を産める男子は王家にしか発出しないはずなのに、リカルドも子供を産める特別の男子に生まれついていたので余計にそう見える。
「では……」
オレリアは、ただそれだけサラに言い頭を下げると、リカルドと共にバルコニーを静かに出て室内に入って行った。
するとすぐ、バルコニーに続く掃き出し窓の室内側の方にグローマンがいてオレリアと視線が合った。
グローマンは、オレリアに向かいニッと笑って言った。
「かわいい王子様の面倒は俺が見といてやるよ!」
「……」
オレリアは、無言で感情の無い乾いた表情をグローマンに向けて、何かを言う為にグローマンに近付いた。
「おっ……叔父上……」
サラはそう言い椅子からガバっと立ち上がる。
そして、オレリアも椅子から立ちあがりグローマンに無言で頭を下げた。
グローマンは、サラの母の血の繋がりの無い弟で、勿論、サラともそれは無い。
そして、貴族らしからぬ言動が多くて上流社会からは変わり者扱いされていた。
確かにサラにとってもグローマンはいつも騒がしい人物であったが、しかし、サラが小さな頃から優しくて明るくて頼りになる大好きな叔父でもあった。
ただ、今朝この場で会うのはビミョーだった。
オレリアはずっと昔から、表面上グローマンに笑顔を見せるが、グローマンがサラの近くに来ると、理由は分からないがオレリアが口数が少なくなるのをサラは小さな頃から敏感に感じていた。
明らかに、オレリアとグローマンは気が合わない感じだった。
そしてもう一つ、サラが最近、グローマンに剣術を習っている事にオレリアは大反対していて、この事は今もサラとオレリアの話し合いは中途半端なまま終わって無い。
サラにとって今は、ただでさえ久々にオレリアと二人きりになれたのにこのオレリアとの妙な空気感で、更に叔父が来て変な雰囲気に拍車がかかるのは目に見えていた。
「今日はオレリアは陛下と朝から視察に出ると聞いていたが?」
グローマンは、遠慮する事無くテーブルの空いている席、サラの横に座るとそう言い、行儀悪く素手でテーブルの上の皿の果物を取りぱくついた。
「はい……その予定でしたが急に変更になり、今日は久々に一日サラ様と過ごす事になりました」
オレリアは、微笑を浮かべ直立したままそう返した。
サラは、オレリアの叔父に対する態度を気にして彼の笑みをじっと見詰めた。
「ふ~ん……じゃ、今日の昼からの剣術稽古は無しだな。日を改めよう。サラ……」
グローマンは、まだ椅子から立っていたサラの顔を見上げて言った。
途端にオレリアの顔から笑みが引いた。
サラは、オレリアが、今もサラが叔父に剣術指南を受けるのが気に入らないのを察したが……
しかしサラには、どうしても強くなりたい理由があった。
「すいません……叔父上。稽古は昼からだったんで、もう少ししたら今日の稽古を取りやめたいと叔父上に使者を送ろうと思ってました。でも、稽古は昼からなのに、どうしてこんな朝早くにここに?」
サラがそう言い小首をかしげると、グローマンはニッとサラに笑って答えた。
「何……今日は朝から暇だったんで……サラと朝メシでも食って、サラの勉強してる姿でも見て、又サラと昼メシ食って、それから稽古しようと思って早めに来たまで……でも……俺は今日はお邪魔のようなので退散するとしよう……」
本来なら、サラとオレリアとグローマンで朝食をとるべきだろうとサラは思ったが、今サラは、オレリアと二人きりで過ごしオレリアと色々話し距離を何とかしたいと思った。
そして今回は叔父の配慮に感謝して「すいません。ありがとうございます」と言いかけたが、それより先にオレリアが、背筋の良い姿勢でグローマンに頭を下げて言った。
「閣下のご配慮に感謝いたします…」
「……」
グローマンは、意味深な真顔と無言で少しの間オレリアのその顔を見ていたが、急に明るい態度に切り替えてサラを見て言った。
「では、明日は俺が一日公務だから、又明後日の昼にな、サラ!」
「ハイ!叔父上!」
サラは軽く頭を下げて、サラに背中を向けながら右腕を上げた叔父を見送った。
その後すぐサラはオレリアの顔をチラっと見た。
すると、オレリアもサラを見ていて、しかもサラがドキっとするくらいに視線が強い。
そんな風に見詰められるとサラは、動揺を隠すようにオレリアから目を逸らして椅子にそっと座った。
グローマンがバルコニーの大きな掃き出し窓から広い室内に入り退散していると、前から見覚えのある美しい男リカルドが城の侍女に連れられてこちらに向かい来ていた。
リカルドは侯爵子息で、美しく頭も良く剣も強い国王の側近であり、又、オレリアと同い年のオレリアの親友でもあった。
リカルドはグローマンの眼前で立ち止まり、彼に深く会釈した。
「よう!リカルド!オレリアに何か用でも?」
グローマンも立ち止まり、ニッと笑った。
「はい。陛下のオレリア様への急のお召しがありまして。陛下はお急ぎでして、失礼いたします」
リカルドは、いつもの彼らしい冷静な表情でそう答え又頭を下げると、グローマンが今来た方向、サラとオレリアのいるバルコニーに向かった。
(こりゃ……サラの予定が又変わるな……)
グローマンはそう思うと、リカルドの後に付いて、又バルコニーの方角に引き返した。
「失礼いたします!」
再び椅子に座り又二人でゆっくり食事を再開していたサラとオレリアの所に侍女の声がして、大きな掃き出し窓が開いた。
そして、部屋からバルコニーに出て来たのは、リカルドだった。
「殿下。お食事中失礼いたします……国王陛下より、オレリア様に今すぐに来るようにとのご命令がありまして、オレリア様をお迎えに上がりました」
リカルドは、サラを真っ直ぐ見てそう言うと、次にオレリアを見た。
リカルドは、オレリアとは古くから親友だったが、今や片やオレリアは皇太子の婚約者になり、呼び方は「オレリア様」だった。
「…」
サラは、一瞬言葉を失った。
何日かぶりにオレリアと一緒にいられてゆっくり話しをしようとしていた矢先だったのに――
しかも、オレリアを呼びに来たのは、サラがどうしても剣術が強くなりたい理由を作っている男、リカルドだったから。
リカルドは、サラから見ても美しく賢く強い男な上に、16歳のまだ幼さの残るサラと違いすでに大人だった。
そしてサラは、オレリアがリカルドと仲が良い事は昔から知ってはいたが、最近は、リカルドがオレリアの相談相手だと周囲から聞いていた。
サラの中で、オレリアとリカルドの仲への焦りが生じていた。
サラは、自分がリカルドと比べるとあまりに子供で不甲斐なくて、せめて剣術だけでもリカルドのように強くなりたかった。
そうすれば、オレリアは少しはサラを大人と認めてくれるようなり、婚約者として見てくれる気がしていたのだ。
「陛下が?……しかし……私は今日は一日サラ様と……」
オレリアはそう言い、座ったまま眉間に皺を寄せてサラを見た。
他人には本当につまらない事に思うかも知れなかったが、サラにとって、今日一日オレリアと一緒にいられるという事がどんなにうれしかったか――
サラは勿論、オレリアに行って欲しくなかた。
オレリアの体にしがみついても行って欲しく無かった。
しかし、サラはリカルドの顔を見るとリカルドの手前、わがままで子供な態度を取れなかった。
リカルドの前だけでも物わかりの良い大人を演じなければならなかった。
オレリアに「今日はどうしても一緒にいて欲しいと」と言えなかった。
「いい……父上がお呼びなんだから、父上の元に行くがいい……私なら大丈夫だから……」
サラは強がり、立ったままオレリアを見おろしそうオレリアに告げた。
だがそう言いながら、サラの胸は、オレリアへの気持ちで潰れそうに痛んだ。
そして、サラが自分で思う以上に勝手に口調が寒々しくなり、サラは内心驚く。
サラ自身で自分をコントロール出来ない。
「……」
オレリアは、椅子に座ったまま無言でサラを見上げたが、オレリアの眉間には皺が寄っていた。
オレリアは、人前で普段あまり困惑の表情はしないのに。
「早く行け!父上はお前が頼りなんだから……」
本当は言いたくないのに、サラの口から、又冷たい言葉が放たれた。
オレリアはそれを聞き、無言で更に眉間を寄せた。
だが、次の瞬間、オレリアは寂しそうに視線を伏せて呟いた。
「父上は……ですか……」
オレリアは、何か他にも言いた気だったがスッと席を立ち、リカルドの横に移動した。
オレリアとリカルドが並ぶと、年齢も、何もかもお似合いにサラの目に映る。
しかもリカルドは、先祖が王家の血を引いていたのが原因か?普通、サラのように子供を産める男子は王家にしか発出しないはずなのに、リカルドも子供を産める特別の男子に生まれついていたので余計にそう見える。
「では……」
オレリアは、ただそれだけサラに言い頭を下げると、リカルドと共にバルコニーを静かに出て室内に入って行った。
するとすぐ、バルコニーに続く掃き出し窓の室内側の方にグローマンがいてオレリアと視線が合った。
グローマンは、オレリアに向かいニッと笑って言った。
「かわいい王子様の面倒は俺が見といてやるよ!」
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