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16.初めての夜④ ※
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「あぁ瑞穂、んっ、もぉ……出すぞ」
「ンッ、慶弥さん……アッ、アッ、ンンッ」
慶弥さんのキスを受け入れると、最奥に突き立てられた屹立が、避妊具越しに爆ぜて熱を吐き出すのが分かる。
ドクドクと脈打つように震えると、最後の一滴まで絞り出すように、更に奥へと楔が打ち込まれる。
「ンッ」
身悶えて慶弥さんにしがみつくと、愛し気に抱き返されて、言いようのない多幸感が私の心を満たしてくれる。
「ごめん。俺だけイっちゃった」
「どうして? 嬉しいよ」
打ち込まれた楔が大きすぎて、お腹の奥がまだジンジンするけれど、ピクピクしながら徐々に柔くなっていく昂りが愛おしくて、慶弥さんの頬を両手で挟んでキスをする。
「ああもう、本当に可愛いな瑞穂は」
「それ何回目。可愛いのは慶弥さんだよ」
思わず可笑しくなって笑った拍子に、私たちを繋いでいた楔がずるりと蜜壺から引き抜かれた。
「アァン」
「エッチの時の、そういう声がめちゃくちゃエロい」
「えぇえ?」
「瑞穂は普段、クールな感じだからかな」
「だったら慶弥さんも凄いエッチだよ。変なこと言わせようとするし」
「なんだろう。瑞穂には卑猥な言葉を言わせたい気がする」
「悪趣味だなぁ」
クスクス笑ってキスを繰り返すと、慶弥さんは起き上がって避妊具を処理し、そのまま隣に寝そべって何事もないような顔をして胸を揉む。
「ナチュラルな動き」
「そこにおっぱいがあるから」
「なにそれ」
また噴き出すと、慶弥さんは妖艶な笑みを浮かべて私の下腹部に手を伸ばす。
「あと、さっきまで厭らしく俺を咥え込んでた、こことかね」
「アッ」
「まだしっとりしてる」
膨れたままの肉珠を指先で押し潰すように刺激されると、待ってと言いながらも愉悦に腰を揺らしてしまう。
そして耳に慶弥さんの唇が触れて、くちゅくちゅと耳孔を舐められ、熟れ切った肉珠を捏ねながら蜜壺を掻き回される。
耳だなんて、こんな風にキスされることなんて今まで経験がなくて、あっという間に私は絶頂へと押しやられた。
「アァアッ、アッ……ハァッ、ハァア」
「気持ちよかった?」
「……うん」
「そっか。また二人で一緒にイこうね」
「なにその、どこか旅行にでも行くノリは」
「あれ、そう聞こえた?」
「ふざけすぎだよ」
キスして戯れ合いながらお互いの体に触れ、最初の夜の余韻に浸るのは楽しい。
今はただ慶弥さんのことだけを考えたい。
付き合って出てくる問題は沢山あると思う。それこそ大人同士で付き合い始めて、その先に結婚という文字はいつでもチラつくだろうし、周りからも期待される。
それに私たちは擬似的にそれを体験してしまってる。
「これから考えればいいんだよ、瑞穂」
急に上の空になった私の考えてることまで分かったのか、慶弥さんはそう呟くと、ギュッと私を抱き締めて大丈夫だからと言ってくれる。
「うん。そうだよね」
彼がいてくれるなら、私も頑張れそうな気がする。この人となら、なんとかやっていける。
私を抱き締める優しい腕の中で、様々な思いを巡らせて夜は更けていった。
「ンッ、慶弥さん……アッ、アッ、ンンッ」
慶弥さんのキスを受け入れると、最奥に突き立てられた屹立が、避妊具越しに爆ぜて熱を吐き出すのが分かる。
ドクドクと脈打つように震えると、最後の一滴まで絞り出すように、更に奥へと楔が打ち込まれる。
「ンッ」
身悶えて慶弥さんにしがみつくと、愛し気に抱き返されて、言いようのない多幸感が私の心を満たしてくれる。
「ごめん。俺だけイっちゃった」
「どうして? 嬉しいよ」
打ち込まれた楔が大きすぎて、お腹の奥がまだジンジンするけれど、ピクピクしながら徐々に柔くなっていく昂りが愛おしくて、慶弥さんの頬を両手で挟んでキスをする。
「ああもう、本当に可愛いな瑞穂は」
「それ何回目。可愛いのは慶弥さんだよ」
思わず可笑しくなって笑った拍子に、私たちを繋いでいた楔がずるりと蜜壺から引き抜かれた。
「アァン」
「エッチの時の、そういう声がめちゃくちゃエロい」
「えぇえ?」
「瑞穂は普段、クールな感じだからかな」
「だったら慶弥さんも凄いエッチだよ。変なこと言わせようとするし」
「なんだろう。瑞穂には卑猥な言葉を言わせたい気がする」
「悪趣味だなぁ」
クスクス笑ってキスを繰り返すと、慶弥さんは起き上がって避妊具を処理し、そのまま隣に寝そべって何事もないような顔をして胸を揉む。
「ナチュラルな動き」
「そこにおっぱいがあるから」
「なにそれ」
また噴き出すと、慶弥さんは妖艶な笑みを浮かべて私の下腹部に手を伸ばす。
「あと、さっきまで厭らしく俺を咥え込んでた、こことかね」
「アッ」
「まだしっとりしてる」
膨れたままの肉珠を指先で押し潰すように刺激されると、待ってと言いながらも愉悦に腰を揺らしてしまう。
そして耳に慶弥さんの唇が触れて、くちゅくちゅと耳孔を舐められ、熟れ切った肉珠を捏ねながら蜜壺を掻き回される。
耳だなんて、こんな風にキスされることなんて今まで経験がなくて、あっという間に私は絶頂へと押しやられた。
「アァアッ、アッ……ハァッ、ハァア」
「気持ちよかった?」
「……うん」
「そっか。また二人で一緒にイこうね」
「なにその、どこか旅行にでも行くノリは」
「あれ、そう聞こえた?」
「ふざけすぎだよ」
キスして戯れ合いながらお互いの体に触れ、最初の夜の余韻に浸るのは楽しい。
今はただ慶弥さんのことだけを考えたい。
付き合って出てくる問題は沢山あると思う。それこそ大人同士で付き合い始めて、その先に結婚という文字はいつでもチラつくだろうし、周りからも期待される。
それに私たちは擬似的にそれを体験してしまってる。
「これから考えればいいんだよ、瑞穂」
急に上の空になった私の考えてることまで分かったのか、慶弥さんはそう呟くと、ギュッと私を抱き締めて大丈夫だからと言ってくれる。
「うん。そうだよね」
彼がいてくれるなら、私も頑張れそうな気がする。この人となら、なんとかやっていける。
私を抱き締める優しい腕の中で、様々な思いを巡らせて夜は更けていった。
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