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20.狂っていく
無理だ、もう限界だ。早く開放されたい。いっぱい弄って、気持ち良くしてほしい。
でも、それでも神崎以外には触られたくないし、痴態を見られたくもない。どれだけつらい状況下でも、それだけは譲れない。
第3者を受け入れた瞬間、俺はきっとすぐに壊れちまう。確実に死んでしまう。
今の生活を続けることで、自分がどんなふうに変わっていくかわからない。それでもまだ――生きていたい。
「ううぅっ……我慢、する……」
「そう。頑張って」
ぐずぐずと流れる涙を拭いながらベッドの上で再び丸くなると、神崎の片足がベッドに乗ってきたので、思わず身体をすり寄せる。そのまま片足にしがみ付けば、少し苦笑されたあと、頭や背中を撫でられた。
「ふうっ……ひ、ん……ん……」
布越しだけれどあったかくて、つらいけれど独りじゃないのだと感じられる。だからもう1時間、どうにか頑張ろうと思えた。
ぶわり、ぶわりとアナルから疼きが発生して、けれど与えられる刺激が無くて、ぐるぐる熱が溜まり続ける。開かれている胎内はずっとズクズクしているし、身体の震えも止まらない。何度も射精したチンコからは、もう何も出てこない。
「はぁ、……ぅ……は、……んく」
「もうだいぶ、素直になっているのに。……だがそれでも、貴方は……」
「ぁ……な、に……?」
唐突に何かを言われて、でも聞き取れなくてぼんやりと彼を見上げる。すると小さく、ほんの小さくだけれど……微笑んでいる神崎から、悲しみを感じた。
「なんでもないです。少し仰向けになっていただけますか?」
すぐにいつもの、優しいけど感情の読み取れない笑みに戻ったものの、その顔から目を逸らせなかった。見下ろしてくる双眸に捕らわれたまま、言われたとおりに身体を仰向けにする。
「自分で足を抱えて、恥ずかしいところを全部、俺に見せて?」
優しい囁きに促されたので、ちょっと戸惑いはありつつも膝裏を抱えて、神崎に向かって開かれたままのアナルを晒した。するとヒクヒクしている胎内の中に、指が入ってくる。金具の間から前立腺を撫でてくれるから、一瞬にして脳天まで快楽が昇り、身体が跳ねた。
「ふぁっ、……あ、あっ」
「気持ち良いですか?」
「んあぁ……気持ち良い、……ふぁ、あ……ん、いいっ」
「それは良かった」
素直に口にしたら、ご褒美のように前立腺を何度も愛撫されて、あまりの気持ち良さにガクガク腰が震える。ずっと内側にこもっていた熱が、どんどん外に溢れていく。気持ち良い、気持ち良い。
撫でられているうちに、ブワブワブワッと快感が込み上げてきた。両膝を抱えていられなくなっていたし、腰が……腹が上がるほど感じていたからか、グッと前立腺を強く押される。
「ふぁ、あ……ん――――ッ!」
目の眩むような快楽だった。ものすごく気持ち良くて、ビクビクビクゥッと身体が震える。
あまりの快楽に、全身の震えが止まらない。しかも立て続けに、くんっ、くんっと押されるから、イきっぱなしになってしまう。気持ち良い、すごく気持ち良い。
「ひあ、あ、あっ、……あぅ……ん、ふああっ、あ」
「イってももうほとんど出なくなってますね。でも、とても嬉しそうな顔をしている」
「ふあぁ……らって、あん、ん……気持ち、いいから」
今までは、気持ち良いかと問われても頷かないでいた。肯定してしまえば堕ちてしまう気がしたから。
でももう良い。だって受け入れた方が、きっと楽だ。それにどれだけみっともない姿を見せても、神崎は最後まで優しくしてくれる。一緒にいてくれる。あのクソ両親とは違う。ここにいる限り、孤独ではない。
どれだけ頑張っても、天才である神崎には絶対勝てないから……もう、いいんだ。
「さて、そろそろ中の金具を取りますね」
もう1時間我慢しろと言っていたのに、神崎は胎内に入っていた金具を引き抜いてくれた。傷付かないようにゆっくりと出されていき、奥から少しずつ内部が狭くなっていく。
すべてが抜けていって縁が窄まると、ゾクッとして腰が震えた。
「あっ……ん、……はう……」
「まだ小さく空いていて、ヒクヒク蠢いている。しばらく経たないと、ちゃんと閉じそうにないですね。弘樹さん、ここに何を入れてほしいですか? 貴方の望むものを入れてあげますよ」
「ぁ……バイブ……いっぱい、動くやつ……」
「わかりました」
素直に答えると、神崎は本当に望んだとおり、胎内にバイブを入れてくれた。ちゃんとローションでぬめらせてくれているからか、ぬぷぬぷと簡単に奥まで入ってくる。そしてカチリと、スイッチを入れられた。
「はうっ……あっ、あんんっ!」
グルグルと奥を掻き混ぜられて、一瞬で絶頂してしまう。気持ち良い、すごく気持ち良くて、あまりの快感にぎくぎくと腰が跳ねた。全身を巡っている快感に耐えようとして、力を入れて。そうしてキュウウッと胎内を締めると、暴れるバイブに壁中を擦られまくり、またイってしまった。
強烈な悦楽に、ただただ泣いて喘ぐしか出来無い。
「ああっ、いい、イ……、あ、んあぁッ!」
身体中に大きな波面が広がって、ぐずぐずに蕩けていく。もう自分がどんな醜態を晒しているのかも、わからなかった。気持ち良い、気持ち良い。こんな快感、脳までおかしくなっていく。……狂っていく。
「ふあぁ……あ、……んあ、あ、あん……あんぅっ」
「ふふ、可愛らしい声ですね。良いですよ、いくらでも気持ち良くしてあげます」
零れていた涙を拭いてくれる神崎の柔らかな声に、とにかくコクコク頷いた。
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