VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

文字の大きさ
8 / 51

準備

しおりを挟む
ーーーーーーーーーーーーーーーー

「こ、こここ、これって...!!?」

「?どうしたんですかお嬢さん これは私の店では至って普通のですよ」

「そ、そそそうですよね..そんないかがわしい事とかありませんもんね...」

「? どうしたの?有栖」

「な、なんでもない!」

「それじゃあ飲もっか」

「う、うん」

私と己龍が同じコップの飲み物をストローで飲む

ただ飲んでるだけ 幼馴染の女の子相手になんでこんなにドキドキするんだろう...

「んー!美味しい!マスターこれ何のジュース?」

「残念ながら企業秘密とさせて頂きます」

「そっか~残念 また飲みに来るね」

「はい その際はそちらのお嬢さんも是非御一緒に」

「勿論 ね?有栖♪」

「う、うん また一緒に来ようね」

「それではごゆっくり」 




そんなこんなで食事を終えた私達は少しゆっくりして雑談をしていた

そんな時 有栖が急に真剣な顔になった

「...己龍」

「ん?どうしたの?」

「...私や後輩のあの子...そして貴方の母と姉に...リアルの方で会ってくれない?」

「...それは彼女らの幸福に繋がるの?」

「..うん 繋がる 私が断言する」

「..そっか ならそうしてみよう」

「..いいの?」

「? 有栖がお願いしたから それに麗華さん達の幸福に繋がるって断言したから」

「..そんなに私を信じてくれるの?」

「うん、だって有栖は私が守りたい人であり信頼出来る幼馴染だから」

そう言うと有栖は固まった

そしてまた涙を流し始めた

「ど、どうしたの?有栖?何か私酷いこと言っちゃった?」

「違うの..違うの...私は...こんなに大切な人を..裏切った...ごめんなさい...」

「だから気にしなくて良いよ ね?」


その後は有栖を慰めて涙を吹きつつ 抱きしめて背中をポンポンと優しく叩いてあげた

「...ずっとこうしていたい」

「そう?でもそろそろ私達もログアウトしないと」

「...また会える?」

「会えるよ それといつ会うのか教えてね 麗華さん達経由でも良いよ」

「...分かった 決めたらそっち経由で伝える」

「楽しみにしてるよ マスター ご馳走様 写真ありがとね それじゃあ有栖またね」

「うん また...」



そして私達はログアウトした



「...電話かけよっかな」

私が知ってるのは麗華さんの電話番号のみ

だから電話をかけてみる

「...出るかな」

すると直ぐに出てくれた

『己龍!?どうしたの?!』

「わ...ゲームの方で有栖と会ったよ」

『あの子と...大丈夫だった?』

「うん 大丈夫だった それで有栖から提案されたの麗華さん達や後輩の子とかとリアルで会わないかって 麗華さん達はどうかな」

『会う!!絶対行く!』

「そ、そんなに..?まぁ、いいや 後輩の子にも伝えといてくれないかな 多分近いうちに有栖が麗華さん達経由で私に伝えて欲しい情報がある って言ってくると思うから」

『分かった それにしても急にどうしたの?』

「有栖から 私が麗華さん達に会うのが麗華さん達の幸福に繋がるって断言したから」

『..そっか 彼女にはお礼を言わないと』

「それと有栖に私はいつでも予定が空いてるから って伝えといて」

『分かった...って敬語外れてる?』

「あれ、もしかして敬語の方が良かった?」

『いや今の方がいい!敬語は...辞めて欲しい』

「分かったよ じゃあそうするね」

『ありがとう...ありがとう..』

そんなに感謝される事なのかな




その後は少し麗華さんと雑談して電話を終えた

「うーん...どうしよ」

私が住んでる地域は麗華さん達の居る地域から少し遠い

会いに行くには時間が掛かる

「...せっかくだしこっそり行ってみようかな」

私は彼女らにこっそり会う準備を始めた



ーーーーーーーーーーーーーーーー
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

義姉妹百合恋愛

沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。 「再婚するから」 そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。 次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。 それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。 ※他サイトにも掲載しております

日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー

黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた! あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。 さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。 この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。 さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜

岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。 けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。 髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。 戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!??? そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。

勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?

猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」 「え?なんて?」 私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。 彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。 私が聖女であることが、どれほど重要なことか。 聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。 ―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。 前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。

もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
 ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
キャラ文芸
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

処理中です...