VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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ゲーム内イベント

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家に帰って早速 ゲームを始める

すると私の軍服の製作者である人物から連絡が来た

どうやらまた着せたい服と武器ができたらしいので使って欲しいなのだとか

せっかくだしこの前のブラックナイトウルフの素材を渡しに行っちゃお




「お、来てくれたかい!待ってたよ 君を」

「久しぶり 博士ドクター

ボサボサな金髪に眼鏡 そして白衣を着た女性

博士

服を作ったり武器を作ったり薬を作ったり生産に関することならなんでもやれる人

だけどその分 戦闘はからっきし

拳銃を命中度100%の状態でも平気で外すほど戦闘のセンスが無い人

そのセンスの殆どは生産に向けられているからかもしれないが

「ふふ..やはり君は素晴らしいね それじゃあ早速 使ってもらいたいものがいくつかあってね..」

「その前に素材」

「おや、今日も持ってきてくれたのかい?君の持ってくる素材は上等で貴重な物ばかりだから助かるよ」

「今日はワイバーの死体 大量とブラックナイトウルフの死体とスターレイトトレントの最高級の死体」

「何っ!?やっぱり君は最高だ!!ちょうど私が求めてた物をくれるなんて!!」

博士が案内してくれた素材倉庫に素材を収める

「ふむふむ..ワイバーンの死体もほぼ傷が無い...ブラックナイトウルフは頭部が悲惨ではあるがほぼ使わないから無傷に等しい スターレイトトレントに至っては...どうやって倒したんだい?」

「対価」

「ぐっ...抜け目無いねぇ...今回の衣装と武器を無料でどうだい?」

「太っ腹」

「レアモンスターの素材をここまで無傷に倒せる方法があるならそれくらい価値はあるよ」

一応この人は生産関係ではトップクラスなのだが表立って出てこないので謎の人物としてNPC説が出てるみたい

「君の考えてる事は何となく分かるが君も配信を見てる視聴者からはNPC扱いされてるのに気づいてるかい?」

「ん」

このゲームはNPCも配信を行う為 場合によっては勘違いされる

だがその勘違いがちょうど良い

下手に目立つのは好きじゃない

「まぁいい...それじゃあ本題だ 今回君に渡したい武器はこれだ!」

そうして見せられたのは2丁の拳銃と日本式軍刀

「日本式軍刀は今の君の衣装用だ 2丁の拳銃に関しては次に今の君の衣装と一緒に使って欲しい セット効果が出来たからね あ、それと一旦 君が使ってる狙撃銃を貸してもらえるかい?この後 紹介する衣装とのセット効果を付けられるからね」

「いいよ」

背中に背負ってた狙撃銃を渡す

「あと試作の特殊弾あるから好きなタイミングで良いから使って感想教えてね」

「分かった どんなやつ?」

「使ってからの お・楽・し・み」

「...うざい」

「おやぁ?おやおやおや?珍しいねぇ?貴方がそんなこと言うなんて...もしかして何か良いことでm ぶべらぁっ!?」

ウザイので回し蹴りをぶち込んだ

確かに久しぶりにそういう感情を持ったかも

これもママとお姉ちゃんのお陰かな

「まったく...私しゃ紙耐久なんだからやめてくれよぉ...」

「うるさい」

「...よっぽど良い事があったんだね 深くは聞かないが良かったね 君にとって何か変わる出来事があったみたいだ 大事にしなよ」

「...勿論」






「さーて湿っぽい話はここで終わりにして!!君に来てもらいたいのはこれ!!」

と言われだされたのは教会の修道女が着るシスター服とペスト医師が着けてる仮面だった

「君は顔を隠したいってのは知ってるから合わせるのに良い仮面が無いかと探して苦労したよ~」

「..その前に何故 シスターの...」

「さぁ気にしない気にしない! 早速着てみて!」

「..分かった」

シスター服を着て仮面を着ける

「それらのセット効果は視界良好とサーマル効果だよ!」

「サーマル...本当に?」

「本当さ!ペストマスクの右部分にスイッチがあるはずだから押してみて」

ボタンを押すとカチッと音を鳴らして視界が変わる

確かにサーマルだ 博士の体温も表示されてる

「...どうやって付けたの?」

「そこは企業秘密!!」

「..そう」

「さーて...写真..撮らせて?」

「良いよ」

「おや...珍しい」

「撮るなら早くして」

「はいはーい!ただいまー!」


その後 写真を撮られまくった私は博士から解放され

「また良い物出来たら呼ぶよー!」

という言葉を聞きながら街に戻った

博士のいる場所は一種の隠れ家みたいになっているのだ 

そんなこんなでさっき貰った服を着てると周りから少し注目を浴びる

旧日本軍の軍服の時もそうだけど なんで注目を浴びやすい服ばっかなのかな...


そんな時 ピコンと鳴った音がゲーム内通知が来たことを知らせる

「...闘技大会?」

NPCやプレイヤーも参加する闘技大会があるらしい

優勝商品に特に興味は無いがせっかくだし博士用で手に入れるのを目標にして参加しようかな

参加申請を送ったしマスターの店でも行こうかな




「おや...衣装をまた提供されましたか」

「博士の衣装や武器は強いけどなんか目立つ物が多い」

「彼女は趣味全開ですからね...」

このマスターの服も博士から提供されてるらしい

マスターの裏仕事で使う道具も彼女製なのだとか

本当に何者なんだあの人

そうゆっくりしてるとある1人の客が入ってきた

「己龍!」

「久しぶり有栖」

有栖だ

「そういえば有栖 」

「?どうしたの?」

「明後日そっちに引っ越すからよろしくね」

「...本当に?」

「うん お姉ちゃんとママからもok貰ったし」

「お姉ちゃん!?ママ!?」

「どうかしたの?」

「いや...なんでもない」

「そう?あ、マスター この前と同じのおねがい」

「承知致しました」

マスターが調理をしに厨房に行った

「...ねぇ 有栖」

「ど、どうしたの?己龍?」

「ハグしよ」

「...え?」





「~♪」

「きょ、今日はなんだか...積極的だね...」

「そう?私は普通のつもりなんだけど」

「そ、それに服も変わってるし..」

「ついさっきここに来る前に博士から提供された」

「そうなんだ...」

現在 私は座ってる有栖の膝に乗っかる形でハグをしている

お姉ちゃんやママの匂いも落ち着くけど

「..有栖の髪 良い匂いする」

「ふぇ!?」

思ったことを口に出したら有栖が顔を真っ赤に染めた

そんな恥ずかしいこと言ったかな


それとさっきから厨房からこちらをニヤニヤ見てるマスターはどうしたの?


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