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神誓いの儀式
2☆二人だけの世界
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「陛下を本気で好きって気持ちがわかっただけでも私は安心よ……」
「橘……」
甘い雰囲気に飲まれてる二人は周りがもう見えていない。
威津那のあぐらの膝の上に橘は腰を下ろして抱きしめてもらう。
もうこのくらいの触れ合いならば当然になってしまっていた。
本来ならはしたないことだけれど、二人だけの世界に溺れてしまって気にもしなくなっている。
「でもね……神誓い…し終わったら….『姫初め』して欲しい…」
橘は顔を真っ赤にして勇気を出して照れながら言った。
「ん?」
威津那は微笑みながら意味がわからず首を傾げる。
「お姫様扱いして欲しいの?いつもしてるつもりだけどもっとかしづいてほしいってことかな?」
照れていた橘は瞳が座る。
「陛下と神誓いしちゃったら、陛下以外にかしづくのは不敬じゃないのかな…大丈夫かな…」
威津那はそう言って考え込む。
「………素で言ってる?意地悪じゃないわよね?」
「ん?」
「橘…威津那殿は素だぞ…」
二人の会話を呆れて見ていた高良は考えていることをテレパシーで橘に教えてやった。
「………やっぱり」
橘は大きく溜息を吐いた。
橘が不機嫌になったことに威津那はどうしたらいいのか戸惑う。
ボケボケでそう言うことに、疎い事は良い事なのか悪い事なのか……
「まあ、そんな威津那さんもかわいいわよね。」
棒読みでさらに、「さん」付である。
「鈍い男は嫌われるよね…」
紺太はそう言って、威津那の耳元で教えてやった。
「えっ………はっ!そ、そういう…こと…⁉︎」
威津那は色々恥ずかしくて顔が真っ赤になる。
そんな威津那を料理を運んできた牡丹はニヤニヤして、
「うぶいわねぇ…」
母親の左右から高良の幼い弟二人が、
「うぶぶー」
と、母親の真似する。
「ひめはじめってすけべなことなんだねえ…」
十二歳の三男三鷹にも言われる。
子供達に言われると尚更恥ずかしくなる。
二人だけの世界が周り全体が見えるようになると、二人の周りを家族みんなで囲んでいた事に威津那は気づくと尚更恥ずかしく、あぐらの上に載せていた橘を横に座らせて距離を取った。
「橘……」
甘い雰囲気に飲まれてる二人は周りがもう見えていない。
威津那のあぐらの膝の上に橘は腰を下ろして抱きしめてもらう。
もうこのくらいの触れ合いならば当然になってしまっていた。
本来ならはしたないことだけれど、二人だけの世界に溺れてしまって気にもしなくなっている。
「でもね……神誓い…し終わったら….『姫初め』して欲しい…」
橘は顔を真っ赤にして勇気を出して照れながら言った。
「ん?」
威津那は微笑みながら意味がわからず首を傾げる。
「お姫様扱いして欲しいの?いつもしてるつもりだけどもっとかしづいてほしいってことかな?」
照れていた橘は瞳が座る。
「陛下と神誓いしちゃったら、陛下以外にかしづくのは不敬じゃないのかな…大丈夫かな…」
威津那はそう言って考え込む。
「………素で言ってる?意地悪じゃないわよね?」
「ん?」
「橘…威津那殿は素だぞ…」
二人の会話を呆れて見ていた高良は考えていることをテレパシーで橘に教えてやった。
「………やっぱり」
橘は大きく溜息を吐いた。
橘が不機嫌になったことに威津那はどうしたらいいのか戸惑う。
ボケボケでそう言うことに、疎い事は良い事なのか悪い事なのか……
「まあ、そんな威津那さんもかわいいわよね。」
棒読みでさらに、「さん」付である。
「鈍い男は嫌われるよね…」
紺太はそう言って、威津那の耳元で教えてやった。
「えっ………はっ!そ、そういう…こと…⁉︎」
威津那は色々恥ずかしくて顔が真っ赤になる。
そんな威津那を料理を運んできた牡丹はニヤニヤして、
「うぶいわねぇ…」
母親の左右から高良の幼い弟二人が、
「うぶぶー」
と、母親の真似する。
「ひめはじめってすけべなことなんだねえ…」
十二歳の三男三鷹にも言われる。
子供達に言われると尚更恥ずかしくなる。
二人だけの世界が周り全体が見えるようになると、二人の周りを家族みんなで囲んでいた事に威津那は気づくと尚更恥ずかしく、あぐらの上に載せていた橘を横に座らせて距離を取った。
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