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4、ひも、ホストクラブへ
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看板の下の玄関からは階段になっていて、地下に店があるらしい。僕はその玄関の壁から、顔だけを出し 恐る恐る中を伺う。
階段はかなり長いものになっていて、店の入り口扉は地下にあり、かなり広い空間らしいので慎重に下に降りてみる。
すると、玄関に一人の筋肉の筋が白いシャツから透けて見えるスキンヘッドのギャルソン姿の男が立っていて、偶然目が会って見つかった!
慌てて逃げようとしたが、ガシっと素早く僕の腕をとって捕まえた。
掴まれた腕を離してもらいたくて思いっきりふりまわしても離してくれない。
男は僕を不振な眼差しで睨んでくる。
ホストといったら、優男って感じだが、この男は体格が良い。
顔は美形というよりか、格闘家のようにごつい感じがする。
だから、なおさら恐い。
「きみは…もしかして…?」
外見とは違い声は透き通るように美しい優男の様…
「な…なんでしょか…?」
声が裏返った。
心臓がぎゅっと縮む感じがする。
「アルバイトの面接に来たのか?」
「……」
なんて言ったらいいのか言葉につまる。
このウェイターらしき男も返事があるまで腕を離してくれない気らしい。
僕はふと考えた。
この中に入ってすずさんが中でどんな事をしているのか調べるためには面接だと言って、中に入った方がいいかも知れないと…
男はまた問う。
「君は何しにきたんだい?」
「め…面接…面接にです!」
「じゃあ、こっちじゃなくて、裏の方だ。」
といって、僕の腕を掴んだまま、お客さん用の扉ではなく、地下の廊下の突き当たりの扉から入ることになった。
ウェイターの男はバーの一角のテーブルに僕を待たせた。
店長は今、出かけているらしく、しばらく待っていてくれということだった。
店の雰囲気はきらびやかで、オシャレな柄が彫ってある木製の棚に、とっても高そうな ワインや、酒のボトルがきれいに並べてあり、シャンデリアの夕日くらいの明るさに照らされて、オレンジ色にキラキラと光り輝いていた。
落ち着いた雰囲気でセピアの世界という感じだ。
セピアの世界に異質なポスターがところ狭しと張られている…
ホストの店員のポスターが思いっきりCGを使った感じでなんか、テレビドラマの宣伝ポスターのようだった。
その他にもカレンダーやら、プリクラのように加工したフレームに店員が格好をつけた写真とかがたくさん飾られていた。
そのポスターが飾ってある近くの席にすずさんを発見した!
後ろ姿だけど、肩までの癖っ毛の髪は確実にすずさんだ。
階段はかなり長いものになっていて、店の入り口扉は地下にあり、かなり広い空間らしいので慎重に下に降りてみる。
すると、玄関に一人の筋肉の筋が白いシャツから透けて見えるスキンヘッドのギャルソン姿の男が立っていて、偶然目が会って見つかった!
慌てて逃げようとしたが、ガシっと素早く僕の腕をとって捕まえた。
掴まれた腕を離してもらいたくて思いっきりふりまわしても離してくれない。
男は僕を不振な眼差しで睨んでくる。
ホストといったら、優男って感じだが、この男は体格が良い。
顔は美形というよりか、格闘家のようにごつい感じがする。
だから、なおさら恐い。
「きみは…もしかして…?」
外見とは違い声は透き通るように美しい優男の様…
「な…なんでしょか…?」
声が裏返った。
心臓がぎゅっと縮む感じがする。
「アルバイトの面接に来たのか?」
「……」
なんて言ったらいいのか言葉につまる。
このウェイターらしき男も返事があるまで腕を離してくれない気らしい。
僕はふと考えた。
この中に入ってすずさんが中でどんな事をしているのか調べるためには面接だと言って、中に入った方がいいかも知れないと…
男はまた問う。
「君は何しにきたんだい?」
「め…面接…面接にです!」
「じゃあ、こっちじゃなくて、裏の方だ。」
といって、僕の腕を掴んだまま、お客さん用の扉ではなく、地下の廊下の突き当たりの扉から入ることになった。
ウェイターの男はバーの一角のテーブルに僕を待たせた。
店長は今、出かけているらしく、しばらく待っていてくれということだった。
店の雰囲気はきらびやかで、オシャレな柄が彫ってある木製の棚に、とっても高そうな ワインや、酒のボトルがきれいに並べてあり、シャンデリアの夕日くらいの明るさに照らされて、オレンジ色にキラキラと光り輝いていた。
落ち着いた雰囲気でセピアの世界という感じだ。
セピアの世界に異質なポスターがところ狭しと張られている…
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その他にもカレンダーやら、プリクラのように加工したフレームに店員が格好をつけた写真とかがたくさん飾られていた。
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