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サロン
その1
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その日カマルが呼び出されたのは応接用の部屋だった。
その時点で、嫌な予感しかしない。
客を招いてサロンのような集まりを開く。そこに呼び出されるということは、つまり、己がその会の余興になるという意味だ。
悪趣味な会。
だがそれを拒む自由などあるはずもない。
ため息を押し殺し、応接用の部屋の扉を開けると、そこにはヴェルタをはじめ、十人ほどの客人がいた。そのうちの三人ほどは、女性だ。ヴェルタの冷徹な視線と、ヴェルタの客たちの粘つく視線がカマルの身に注がれる。教えられた通りに、ていねいな仕草で頭を下げると、客人たちの視線が、薄いシャツを貫き、素肌をなで回すように感じた。
ヴェルタが軽く顎をしゃくってカマルを招く。
カマルは、ヴェルタの前、人の輪の中に足を進めた。
客たちの目が、カマルに注がれる。
「脱げ」
ヴェルタが短く命じた。カマルは息を飲んだが、そう言われてしまえば従うしかない。カマルは諦めのため息をつき、己のシャツに手をかけた。
一枚衣類をはぎ落とすたびに、客の視線が肌に突き刺さる。クスクスと笑う声が胸に突き刺さる。
全ての衣類を、下着まで含めて脱ぎ去り、一糸まとわぬ姿になると、ヴェルタはカマルに、その場に膝をつくように命じた。
「お客さまたちに、ごあいさつからだ」
客の一人がカマルの前にやってきて、己のイチモツを取り出す。
そういう「ごあいさつ」か……。
心の中だけでつぶやいて、カマルは目の前に差し出された、吐き気をもよおしそうなそれに、口をつけた。両の手でそれを捧げ持ち、数度くちづけをしてから先端を口に含む。口の中で鈴口を舐め上げてから、大きく顎を開いて、口の奥へと招き入れる。
頭上で、男が満足げな吐息を漏らすのが聞こえた。
その男が精を放って満足すると、また次の男が来た。同じように奉仕するカマル。その次に来たのは女だった。女はカマルの前に己の手を差し出した。カマルは黙って、その指に、男たちにしていたのと同じような奉仕を施す。女は満足そうに笑って、輪へと戻っていった。
その後に来た男が悪かった。男はカマルに口を開かせると、カマルの都合など全く無視してその喉奥に己のものを押し込んだ。呼吸がふさがれ、吐き気がせり上がる。カマルは思わずうめいたが、男はカマルの後ろ髪をわしづかみにすると、カマルの頭を前後に揺らしながら腰をつかった。
「んっ……ぐ……ふ、ぅ……ん」
あまりの苦しさに、歯を立てぬようにするだけで精一杯だ。
客人たちの間から「あの方は相変わらず容赦が無い」と忍び笑いが漏れる。カマルは生理的な涙を流し、口から涎を垂らしながら、男が満足するのをひたすら待った。
やがて喉の中に青臭い精が放たれ、男が離れていくと、カマルは激しく咳き込んだ。
だが、膝をついたままの姿勢を変えることはゆるされず、また次の男がやってくる。
「……」
カマルは手の甲で己の目尻と口元を拭うと、再びそれに口づけた。
口での奉仕が好きなわけではない。連続でやらされて、すでに顎も舌もしびれるような痛みを感じる。それでも、さっきのように強引に口を使われるよりは、はるかにマシだ。
しかし、そうするうちに、客人たちの手がカマルの身体を這いはじめた。
明確に性の場所を攻めてくるわけではない。
だが、尻や背中、脇腹などをサワサワとなでられ、カマルの息が乱れる。
これ以上なぶられる前に終わらせてしまおうと、カマルは男のものに、必死に舌を這わせた。
「夢中でしゃぶっている。物好きだな……」
客人たちの笑い声が聞こえた。
その時点で、嫌な予感しかしない。
客を招いてサロンのような集まりを開く。そこに呼び出されるということは、つまり、己がその会の余興になるという意味だ。
悪趣味な会。
だがそれを拒む自由などあるはずもない。
ため息を押し殺し、応接用の部屋の扉を開けると、そこにはヴェルタをはじめ、十人ほどの客人がいた。そのうちの三人ほどは、女性だ。ヴェルタの冷徹な視線と、ヴェルタの客たちの粘つく視線がカマルの身に注がれる。教えられた通りに、ていねいな仕草で頭を下げると、客人たちの視線が、薄いシャツを貫き、素肌をなで回すように感じた。
ヴェルタが軽く顎をしゃくってカマルを招く。
カマルは、ヴェルタの前、人の輪の中に足を進めた。
客たちの目が、カマルに注がれる。
「脱げ」
ヴェルタが短く命じた。カマルは息を飲んだが、そう言われてしまえば従うしかない。カマルは諦めのため息をつき、己のシャツに手をかけた。
一枚衣類をはぎ落とすたびに、客の視線が肌に突き刺さる。クスクスと笑う声が胸に突き刺さる。
全ての衣類を、下着まで含めて脱ぎ去り、一糸まとわぬ姿になると、ヴェルタはカマルに、その場に膝をつくように命じた。
「お客さまたちに、ごあいさつからだ」
客の一人がカマルの前にやってきて、己のイチモツを取り出す。
そういう「ごあいさつ」か……。
心の中だけでつぶやいて、カマルは目の前に差し出された、吐き気をもよおしそうなそれに、口をつけた。両の手でそれを捧げ持ち、数度くちづけをしてから先端を口に含む。口の中で鈴口を舐め上げてから、大きく顎を開いて、口の奥へと招き入れる。
頭上で、男が満足げな吐息を漏らすのが聞こえた。
その男が精を放って満足すると、また次の男が来た。同じように奉仕するカマル。その次に来たのは女だった。女はカマルの前に己の手を差し出した。カマルは黙って、その指に、男たちにしていたのと同じような奉仕を施す。女は満足そうに笑って、輪へと戻っていった。
その後に来た男が悪かった。男はカマルに口を開かせると、カマルの都合など全く無視してその喉奥に己のものを押し込んだ。呼吸がふさがれ、吐き気がせり上がる。カマルは思わずうめいたが、男はカマルの後ろ髪をわしづかみにすると、カマルの頭を前後に揺らしながら腰をつかった。
「んっ……ぐ……ふ、ぅ……ん」
あまりの苦しさに、歯を立てぬようにするだけで精一杯だ。
客人たちの間から「あの方は相変わらず容赦が無い」と忍び笑いが漏れる。カマルは生理的な涙を流し、口から涎を垂らしながら、男が満足するのをひたすら待った。
やがて喉の中に青臭い精が放たれ、男が離れていくと、カマルは激しく咳き込んだ。
だが、膝をついたままの姿勢を変えることはゆるされず、また次の男がやってくる。
「……」
カマルは手の甲で己の目尻と口元を拭うと、再びそれに口づけた。
口での奉仕が好きなわけではない。連続でやらされて、すでに顎も舌もしびれるような痛みを感じる。それでも、さっきのように強引に口を使われるよりは、はるかにマシだ。
しかし、そうするうちに、客人たちの手がカマルの身体を這いはじめた。
明確に性の場所を攻めてくるわけではない。
だが、尻や背中、脇腹などをサワサワとなでられ、カマルの息が乱れる。
これ以上なぶられる前に終わらせてしまおうと、カマルは男のものに、必死に舌を這わせた。
「夢中でしゃぶっている。物好きだな……」
客人たちの笑い声が聞こえた。
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