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挙式と大歓声(2)
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私は王太子閣下のファーストネームを呼んで赤面した。凛々しい王太子閣下のすぐ近くでささやくようにその名前を言うと、照れてしまってとても恥ずかしかった。うつむいてしまった。
「キャロル、こっちを見て」
王太子閣下がささやき、私は顔を上げた。舌を絡める口付けをされ、手をぎゅっと握った王太子閣下に「もうこれでキャロルは僕のものだ」と微笑んで言われた。王太子閣下の顔も赤く染まっている。
「今晩はいいですね?」
「はい、エド」
私はうなずき、王太子閣下の首に腕を回してより密着して抱きつき、熱い口付けを自らした。
その途端、地鳴りのような歓声が起った。
「おめでとうっ!」
「おめでとうっ!」
私は涙が頬を伝うのを抑えきれなかった。大勢に祝福されて、王太子閣下に愛されて幸せだった。
「キャロル、こっちを見て」
王太子閣下がささやき、私は顔を上げた。舌を絡める口付けをされ、手をぎゅっと握った王太子閣下に「もうこれでキャロルは僕のものだ」と微笑んで言われた。王太子閣下の顔も赤く染まっている。
「今晩はいいですね?」
「はい、エド」
私はうなずき、王太子閣下の首に腕を回してより密着して抱きつき、熱い口付けを自らした。
その途端、地鳴りのような歓声が起った。
「おめでとうっ!」
「おめでとうっ!」
私は涙が頬を伝うのを抑えきれなかった。大勢に祝福されて、王太子閣下に愛されて幸せだった。
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