Dreamen

くり

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第一部 罪人の涙

白もしくは無 5

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 例えば、あるウイルスに対して薬が開発され、だがウイルスを撲滅するまでに至らなかったとき。
 ウイルスは、その薬に対する耐性を手に入れてさらに進化することがある。
「それが、アリス」
「アリス?」
「不思議の国?」
「そう」
 追夢は頷いた。
「吉夢を食ったら夢視師に潰される。だから、獏は悪夢だけに狙いを定めた。それが本来のあり方だけど、同時に見境のなさも受け継がれてしまって、悪夢の原因となりうるストレスまで食べるようになってしまった」
「ストレスを? どうやって」
「だから、『不思議の国のアリス』なのさ」
 訳が分からないという顔をするノアに、無理もないと魔追は苦笑した。
「主人公のアリスがそもそも夢を見る前提の状況としてね、アリスは退屈をしていたんだ。絵のない、文字ばっかりの本なんてつまらない。何か面白いことはないのか。退屈っていう、ストレスを感じていたんだ。……まあ、まだ小さな女の子だからね。じゃあ、退屈を解消するにはどうしたらいい? そこで見たのが、楽しくて面白おかしい、“自分にとって都合のいい”夢だったんだよ。獏はその概念を取り入れたんだ」
「ストレスがあって、悪夢を見る。獏は悪夢を食べ、ついでにその原因も食べようとする。つまり、ストレスの解消だ。解消のために、その人にとって都合のいい夢を見せ、軽減を図った」
「でも、そんなことしたってなにも変わらないんじゃ、」
 最後の一枚を焼き上げてスイッチを切ってから、テラが困惑したように言った。それは正しい。だから、今のこの状況へとつながるのだ。
「そ。だから獏は、アリスはストレスをなかなか解消できないと思い込んで、その分だけ延々と夢を見せ続けようとする。夢の機能が働かなかったことによる体への影響は取り除かれたけど、代わりにストレスが大きければ大きいほど目覚めない人が出てきて、事態はより深刻化した。それが、『不思議の国のアリス』が出版された一八七〇年代以降のこと」
 一八七〇年代。日本ではちょうど明治が始まり、欧米化が進んだ頃のこと。生活水準も医療水準も今よりずっと低かった当時、それは下手すると死をも意味したに違いないのだろう……。
「幸い、夢視師の対処は早かったから、今も均衡を保っていて、私たちはその筆頭というわけ」
 追夢はそこで湯呑みの中身を一気に飲み干した。これでようやく話は終わりらしい。
 ノアは両の拳を握り締め、テラは鳥肌の立った二の腕をさすった。生死が絡んだだけで、今までどこか胡散臭かった話に質量が生まれ、粘性の触手を伸ばしてくるような気がする。
 違う。
 魔追達はもう既にそれらのすぐそばにいたのだと気が付いて、はっとノアは魔追を見つめた。
 何かを言おうと、でも何も出てこなくて、それでも口を開いた時だった。
「はいっ、はい!」
 元気な声がすぐ隣で上がって、ノアはびくりと肩を震わせた。ルナはそんなことには全く気付かずに、きらきらとした目を真っ直ぐに魔追達に向ける。
「じゃあっ、追夢おねーさんと魔追おにーさんは、みんなの夢を守るヒーローなんだねっ!」
「あ……」
 たぶん、ルナは今の話をよく理解できていない。だから、そんな単純に言えてしまうのだ。
 でもだからこそ、だろうか。追夢も魔追も呆気にとられたようだった。
「ま、……まあ、間違ってもいないだろうけど」
「すごーい! 追夢おねーさん、実は赤目の英雄だったんだね! かっこいいー!」
「ちょ、ルナっ」
「……」
 それはおそらく禁句だ。ノアは焦ったが、ルナはにこにことそのまま勢いよく頭を下げたのだった。
「ありがとうございます!」
「え」
「ルナが毎日ぐっすり眠れるのは、追夢おねーさんたちのおかげだったんだね」
 ルナはもう一度ありがとうございますと言って頭を下げた。それから、静かになった空間にきょとんと首を傾げていた。
 追夢はぽかんとしていたが、やがて眩しそうにそっぽを向く。向いた先に喜色満面といった様子の魔追と目が合って、腹が立ったのか一発殴りにかかった。
「いだっ!? なんでっ!?」
「きもいんだよ、単細胞」
「いつにもましてストレート!」
 ついでに耳を捻り上げて黙らせると、まだ落ち着かないのか湯呑みを呷ろうとし、中身がないのに気が付いて舌打ちした。奏良が足そうとしたが、首を振って断った。
 あー、と視線を逸らしながら頬を掻く。
「……どういたしまして」
「うん!」
「で。結局、どうして俺達に話すことにしたんだ?」
 ほっと胸を撫で下ろしつつ魔追を振り向くと、魔追は頷いて再び話し始めた。
「実は、ここ一週間でアリスの感染が増えている」
 思わず身構えると、魔追は大丈夫と首を振った。
「増えてるけど、たぶん、全部同じアリスが関わっているんだ。やけにすばしっこくて、なかなか捕まえられていなくてね。でも、必ず捕まえる。だから、三人は安心してくれていい。――ところで、ルナちゃん」
「ほえ?」
 突然名指しされ、ルナは目を丸くした。
「いきなりでごめん。でも、ルナちゃんは多分、いや確実にアリスに耐性があって、他人の夢に干渉できる者だ」
「え……?」
「ルナが?」
 テラが庇うようにルナの肩を抱き寄せる。ルナはぽかんとしたままだった。
「ルナが? ほんとに?」
「うん」
「じゃあ、ルナが夢の中で魔追おにーさんとお喋りしたのは」
「事実だよ。ルナちゃん、内緒だよって言ったのに喋っちゃだめだろ」
「あれ? ルナ喋ってた?」
 おかしいなあと首を傾げるルナ。どうやら無意識に口走っていたらしい。魔追は脱力しながらも、気を引き締め直して続けた。
「あの時、周りにいたぬいぐるみみたいな女の子を覚えてる? あれが、アリスだ。ルナちゃんは危なかったんだよ」
「なっ」
 ノアは目を見開いて魔追を凝視した。テラもルナを抱く腕に力を込める。
「魔追くん、それ本当か」
「ああ。ある感染者の夢の中に、どういうわけかルナちゃんが侵入していたんだ。その前に感染者と接触していたから、たぶん引き寄せられちゃったんだろうな。なんにせよ、ルナちゃんは危なかった。……耐性のない者よりも、何も知らない干渉できる者の方が危ないんだ。本人の気付かない間に他人の夢に接近して、その分だけ耐性なしよりも感染のリスクが跳ね上がる。ルナちゃんをこのまま放っておくわけにはいかない」
 ノアは唾を飲み込む。
「それで……どうするんだ」
「それは……」
 魔追が言いかけた時、こんこんと部屋の入り口からノックの音がした。振り向くと、れい子が空のお盆を持って立っていた。
「お待たせいたしました」
「ああ、ちょうどよかった。今、言おうとしてたところだったんだ」
「それはよかったです」
 れい子は微笑み、半歩下がって廊下の奥を指し示した。
「では、みなさん、どうぞこちらへ。あの方は気が変わりやすいので、ちょっと急いでくださいな」
「あの方?」
 すると、れい子は微かに頬を赤らめ、嬉しそうに、まるで恋人を紹介するかのように自慢げに答えた。
「妖を追うと書いて、ようついといいます。あたしはヤオツィと呼んでおりますが。夢視の祖であり、全ての夢視師の母にあたる方です」
「母……?」
 女性なのかと驚いて見ると、魔追だけでなく追夢までまたかというふうにため息をついて訂正した。
「ただの物置のひっきーばばあだ」
「あってるんだけどさ……。あんまり期待しない方がいいよ。失望感が半端ないから」
「あれは鬼です。オレの敵です」
 奏良までぷるぷる震えながら言うものだから逆に気になり、ノアは席を立ちあがった。とにかく、その人がノア達を、否、ルナを呼んだことに間違いはないのだ。であれば、直接聞くのが早い。
「では、こちらへ」
 れい子の後について、一同は廊下の奥へと進む。裏口も過ぎて、ついに最奥最北の小部屋へとたどり着いた。
 れい子が扉を叩く。
「ヤオツィ、お連れしました」
「さっさと入れ」
 それは凛と高く澄んでいながら、深い響きも併せ持ったメゾソプラノの、若い声だった。
 扉を開けると、中は真っ暗だった。手探りで中に入ると、暗闇から小さな欠伸と何かが身じろぐ気配を感じる。最後にれい子が扉を閉めると同時に小さな照明が灯った。その真下に、部屋の大部分を占める大きなアンティーク調の肘掛椅子にはまるように、彼女はパンケーキの乗っていたと思しきお皿を抱えて寝そべっていた。
 目を瞠る。
 白だ。
 髪も肌も巫女装束のような着物も全てがあの世界を彷彿とさせるような純白だった。白の世界に存在する色彩はただ一つ、着物の各所に覗いている赤と紅玉をそのままはめ込んだかのような目。
 アルビノ。
 遺伝的原因によりメラニンが作れず、光に弱い病気。
 正面奥にある唯一の窓には分厚い遮光カーテンがひかれている。
 彼女は太陽から隠れて生きていた。
「ようこそ、妾のコレクションルームへ」
 ゆっくりと身を起こし、そばに控えていたアサに皿を押し付ける。ふわりと空気が動き、パンケーキのいい匂いの他にもマシュマロやチョコの甘ったるい香りが漂ってきた。立ち上がると、老成した喋り方や印象に反して背がとても低い。ルナよりも小さいから、一四〇センチもないだろう。
 だが、彼女は誰よりも長く生きているらしい。
「あの……、妖追さん? は、何歳なんですか?」
 さすがに気が引けたのか、おそるおそる尋ねたルナを爪先から頭のてっぺん――までは見れなかったようで小さく舌打ちし、何故か胸を張ってあり得ない数字を答えた。
「三二九」
 きっと頭のどこかでそれを半ば予想していたのだろう。ノアは唖然としたが、すぐにまじまじと妖追を見つめ返した。
 妖追はくつくつと喉を鳴らし、しかし見下ろされていることを一瞬で思い出したのか、今度はあからさまに舌打ちをして再び椅子の上にふんぞり返る。
「三二九年、妾は生きてきた、餓鬼ども。それで? 本当は寝ていたかったのに、こうしてわざわざ起きてやったんじゃ。何か渡すものがあるのではないか?」











 近頃の古本屋は屑だ。人気や在庫で価格を決めて、その本の正当な価値が評価されない。分かるのはごく少数の目利きだけだった。
 野茨堂は様々な骨董品を扱っていた。本は専門ではないが、その辺の有名店よりはよほどいい。それに店主の老婦人は全国の商店にささやかながらもパイプを持っており、おかげでたくさんの貴重な書物を手に入れることができた。
「いらっしゃいませー。あ、本間さん。こんにちは」
 その日、店にいたのは孫の萌乃だった。なんの冗談か、左目にモノクルを掛けている一つ年下の少女だ。本人は気にいっているらしいし、それで自分には何の影響もないのでどうでもいいのだが、変に人と仲良くしようとしてくるから面倒臭い。そのせいで、彼女のことはよく知っている。
 寂しいのだ。
 寂しくて、少しでも自分をよく見せたがろうとする。
 そんなことしても、親には伝わらないのに。
「例の初版、届いてますよ。ちょっと待って」
 店の奥から品物を持ってくると、すぐに確認をする。印刷、紙の素材、装丁の仕方。間違いない、本物だ。頷くと、丁寧に包んでくれた。その様子をじっと見ていたのだが、いつもと何かが違うことに気付く。
 萌乃が顔を上げた。
「あ、本間さん、聞いて。今度、お父さんとお母さんが帰ってくるの。昨日、電話があってね、いつもみたいにやっぱり正月とかは時間が取れないらしいんだけど、その代わりに今月末に帰ってくるんだ。空港まで迎えに行って、遊園地で遊ぶの。お土産買ってきますね!」
「そう。よかったわね」
「はい!」
 面倒臭い。
 うざい。
 そんな顔しないでくれる? 捨てられた猫みたいな。全然似てないし。
「にゃあ」
 猫は自由な生き物だ。
 こんなふうに。
 家に帰ると、デデ子がリビングから出てきた。と思ったら、ふいと背中を向けて二階へと駆け上がっていく。それを見届けてから靴を脱いだ。休日だが家の中に人気はない。台所に行って棒アイスを咥え、自分も二階に上がった。
 先程買った初版本を読んでいると、足の甲がチクリとした。
「にあ」
 いつの間にか太陽が沈もうとしている。立ち上がると、デデ子はついてきた。一階に降り、リビングの戸棚からキャットフードを出す。皿に入れて床に置くとがつがつ食べ始めた。しゃがんで、食べ終わるまでそれを見ていた。
 お風呂に入り、冷凍食品のハンバーグを食べ、部屋に戻る。ベッドに転がって初版本を味わい、すり寄ってきたデデ子を撫でていると、玄関の開く音がした。
 次に顔を上げた時、デデ子はベッドの下で丸くなっていた。昼間の静けさが戻ってきていた。
 初版本を机に置く。素晴らしい一品だった。当時の情景がありありと浮かび、感動に睫が再び濡れる。興奮の冷めやらぬうちに、本棚から別の本を取る。フランス民話集。昂っているときに続けて読むことで、さらなる喜びを、至福を手に入れられることがあるのだ。今がその時だった。
「昔むかし、ひとりの商人がいた。――」
《昔むかし、ひとりの商人がいた。たいそうお金持ちだった。この商人に三人の娘がいた。》
 うるさかった鼻息も次第に消えていく。
《三人の娘たちは非常に美人だった。とりわけ、いちばん下の娘の美しいことといったら、娘を見た人ならだれもが感嘆の声をあげたくらいだった。――しかし、末娘はただ美しいばかりでなく、姉たちに比べると、やさしい、良い心を持っていた。》
《突然、金持ちの商人は全財産を失った。》
 崩壊。残されたのは、町から離れた別荘一つ。誰からも見向きもされず、追われるように去っていく。
 末娘を除いて。
 だが、末娘にはかわいそうな父を見捨てることはできなかった。
「泣いていても、いままでの財産はもどってはこない。お金がなくても、しあわせになろうと努めなければいけない」
「ごらんなさい。自分の不幸な境遇を楽しんでいるなんて、なんてあの子はいやしくて、ばかなんでしょう」
 一年後、一通の手紙が届く。商人が荷主になっている品物を積んできた船が無事港に入ったと書かれてあった。
《お父さんの旅行の準備がすむと、ふたりは洋服や肩掛けや髪飾り、そのほか、こまごまとしたものをみやげに買ってきてほしいとねだった。美しい娘は何もおねだりしなかった。品物を全部売ったとしても、姉たちの欲しいものは全部かなえられそうもないと思ったからである。》
「おまえは、なんにも欲しくないのかい」
「わたしですか? それでは、せっかくですからお願いしますが、ばらの花を一本持って“きて、お父さん”」

「――ッッ、ッ!! いっ!?」
 左肩に鈍痛が走る。本を抱えたまま丸くなると、足の方からデデ子が跳びあがる気配を感じた。ベッドから落ちたようだ。我に返り、急いで本を開いたが、熱は完全に冷め切ってしまった。いらいらしながら起き上がり、本棚に戻した。寝ようかと思ったが、眠気は全くない。たまには勉強しようかと考えてみたが、やる気も湧いてこなかった。仕方なく部屋の電気を消し、ベッドに転がる。手を伸ばしてカーテンを開けると、なにか物寂しい上弦の月がぽっかりと浮かんでいた。中まですっかすかで、今にも砕けてしまわないだろうか。想像する。呆気なかった。逆につまらなかった。
 首だけ回し、本棚を見る。確か、今の話は海外のアニメーションで映画化されたのだった。一気に夢が現実臭くなって、顔の前を手で扇いだ。今にも鼻孔に侵入してくるような気がした。
 アニメーション。
 東京。空港。遊園地。
 そういうこと。
 しかし、からくりが分かっても、何も感じなかった。書物の前では現実なんて、ただのうっとうしい小さな小さな羽虫以下だった。
 書物は偉大だ。そこには歴史がある。人間の進化と、進歩、成長、営みと心が詰まっている。それは現実の記録? そうかもしれない。だが、書物に生まれ変わった時点で、それらは独立するのだ。現実に囚われず、自由にその存在を主張し始める。この世で最も尊く、美しい、至高の存在。
 まだ、私は脱しきれていない。
 結局、朝までベッドの上にただ横たわっていた。そのままお昼頃まで短編を読みふける。デデ子は父か母にご飯を貰って来たのか、喉をごろごろと鳴らしながら腹の上に乗ってきて、暫くすると日向を求めてふらりといなくなった。
 適当に朝食兼昼食を取って、また本に。
 気が付くと、この二日間、えんえんと本を読むことしかしていなかった。
 実に怠惰な暮らしだった。だが、問題はない。数少ない内部推薦枠を高城硝子が蹴ったらしい。ガセではなく、真実だろう。そしておそらく、後釜の最大候補には自分の名前が挙がっている。当然、そこに入るつもりだった。
「消えちゃえ」
 眠そうなデデ子で遊びながら嘯く。
 夢も守れない世界なんて壊れてしまえ。
 そうして一睡もせずに迎えた三日目、月曜日の朝。
 まだ一部の部活動の生徒しかいないような早朝の学校。登校すると、教室には行かずに真っ直ぐに図書室に行った。勝手に作った合鍵で侵入する。少し埃っぽいような紙の香りを胸いっぱいに吸い込むと、全てがどうでもよくなった。
 吸い寄せられるように本棚に近付く。家にあるのと同じフランス民話集を見つけ、冬の欧州へと意識を飛ばす。
 ところが、またしても妨害が入った。
 いきなり響いた轟音に反射的に身を竦め、後ろを振り返った。扉だ。施錠したはずの扉が外からの力で無理やり外され、大量の椅子と机を巻き込んで図書室の中央に倒れている。犯人の姿はない。逃げたのか。まだ校舎には女バスや野球部の顧問、それに用務員ぐらいしかいないだろうが、すぐに様子を見に来るだろう。そうなれば、自分が追及されかねない。同じく逃走するべく、鞄を引き寄せた。
 その時、目の前に青と灰色のチェックが広がった。
 驚愕に動けない間に、チェック――いや、ハンカチだ――は鼻と口を完全に塞ぐように被さってきた。奇妙な臭いがする。その正体に気付き抵抗らしい抵抗をする前に、全身から力が抜けて、徐々に意識が遠のいていった。
 最後に聞いたのは、可愛らしい女の子の声だった。




 うたいましょう ユメのように
 おどりましょう ユメのように
 いやいや これはユメなのだ
 いやいや ここがユメなのだ
 なにをしても ユメだから
 なにがあっても ユメだから
 うたいましょう ユメだから
 おどりましょう ユメだから


 …
 ……
 ………
 …………




















 ユメのおかしは どこにある

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