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くり

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第一部 罪人の涙

クピドとプシュケ 2

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 落ちていく。魔追はどんどん落ちていく。
 そして、やっと白い世界へ――中継地点『ターミナル』へたどり着いた。
「あっ、おはようございます、魔追さん!」
 真っ先に駆け寄ってきたのは、小さなそんごだ。ぺこりと頭を下げ、次いで大きな欠伸をする。
「ふわ……。あ、すいませんっした。ちょっと眠くて」
「仕方ないよ。まだ数時間しか経ってないからな。ごめんな、受験生なのに」
「それ言ったら魔追さんもですよーっ。むしろ、俺より重大じゃないですか、大学なんだから。そうですよっ。オレ、頑張んないと!」
 ふんっ、ふんっ、と鼻を鳴らすそんご。
 とても癒された。
 エネルギーも供給したところで追夢の所へ急ぐ。
「――じゃ、確認するよ。対象は本間美伽。症状は花で花粉は第三次。今回は子アリスが多いから、まずはそれを潰す。それから本体の駆除。ケアよりも優先で。そんご、頼んだよ。リベンジだ」
「はいっ!」
 金箍棒を固く握りしめる。大丈夫そうだ。
「追夢は無理しないで」
「こっちの台詞だ」
 そう返されると言葉もないが、今回は追夢の役割の比重が大きい。なにがなんでも追夢は守らなければならないのだ。
 這い上がってくる震えを押さえつけ、大きく息を吸い込んだ。
「――よし。行くぞっ!!」
「はいっ!!」
「うん」
 久々の気合い入れに自然と表情が引き締まる。今回の相手はそれだけ手強い。

 数日前、ノア達を巻き込むと決めたあの日。

「別に、いつも通り、ルナちゃんのことも封じればいいじゃないか……」
「それでもよいがな」
 なんだか濁したような物言いに眉を顰めると、彼女はいきなり話題を変えた。
「進化した可能性がある」
「進化?」
「昨日の奴じゃ」
 物置の主は豆大福を頬張り、頷いた。
「アリスは所詮、現象に過ぎん。人々のストレスを取り除く、ただそのためだけに移り、増えていく。それが逃走という保身に走ったのは、奴らが変わったからにほかならぬ」
「保身て、そんな、意思があるみたいに……」
「手に入れたのかもしれんぞ」
 妖追は笑った。びよんと伸びた餅が中途半端なところでぶちんと切れる。
「人々のストレスを夢にしていく過程で、学習していったのかもしれんぞ。人の行動パターン、返事の仕方……人工知能とやらも同じじゃろう?」

 これまでアリスの動きはどこかパターン化されていたから、夢視師は人間の進化を阻害しない程度に動くことが容易にできた。実際に耐性のある者は着実に増えてきていた。だが、まだまだ少ない。

 もし、今、このパワーバランスが崩されたら……?

 継ぎ目のない白い床から枝のような蔓のようなものがにょきにょきと生えだし、ぐんぐん伸びる、伸びる、伸びていく。生け垣が完成すると、足元に開いたうさぎ穴に三人は吸い込まれるように落ちていった。逆かもしれない。本間美伽の夢の方が上なのかもしれない。
 浮上。
 そこは真っ白な冬の森だった。押し寄せる寒気に、そんごがたまらずくしゃみをした。魔追も思わず肩を抱き、自分の白い息に目を丸くする。
「さっむ……。なんだ、ここ。やけに本格的だな」
「モチーフは美女と野獣だな」
 アリスの夢にはよく昔話が使われる。ところが、人々の意識や価値観にはどこか共通している部分があるからなのか、このモチーフにはこのストレスが多いというような傾向があった。例えば、シンデレラは自己や自信の喪失、シンデレラ・コンプレックス――シンデレラのように誰かに人生を変えてもらいたいという、自立の逆行が。白雪姫は親子喧嘩、眠り姫は現実逃避が多い。
 そして、美女と野獣は、恋の悩み。
「でも、恋とは少し違う気がする」
「え? って……」
 追夢は自分だけマフラーと手袋、コートを創造して身につけていた。そんごがなるほどと手を叩き、動物の毛皮をそのまま剥いだようなものを作って羽織る。魔追は一人、寒さに凍えながら呟いた。
「オレのは……?」
「おまえは毛玉になったら動けなくなるだろうが。それより、こっち」
 ゆめめ、むむ、と追夢が呼びかけると、少し前に働いたばかりだからか、二人ともすぐに出てきてくれた。そして、ゆめめは追夢の肩に、むむは魔追の肩に乗る。むむだけだらしなく寝そべった。
「来てやったぜ?」
「あんまりさぼったら、妖追に言いつけるからな……」
「え~、それは困る~。嫌いになっちゃうぞ?」
「なんで、オレが嫌われなきゃいけないんだよっ!?」
「えっ、なんで、そんなムキになるのっ!?」
「へたれだから」「へたれだもん」
 追夢と、それからゆめめにまで言われ、魔追は顔面を覆ってうずくまる。そっかー、ゆめめすごーい、なんでも知ってるねー、とはしゃぐ自称夢の妖精をむんずと掴み、雪の中につっこんだ。
「ぷはっ! へぷちっ! なにすんだよー!」
 妖精もくしゃみをするらしい。
 そんごの肩によじ登り、今度は温かい毛皮に包まろうとするむむを、追夢がまるで汚物でも扱うかのような手つきで摘まみ上げた。
「こら、さっさと働け」
「えー。なにー」
「いつも使ってないやつ出せ。あの一番大きいの」
 ああ、あれね、とむむは頷いた。それから助けを求めるようにゆめめを見ると、ゆめめはすっと浮かび上がってむむと並ぶ。すると、すぐそばの地面に黒々とした大穴が開き、何かが飛び出してきた。
 がちゃがちゃとうるさい音を立てて落ちたのは、大きな弩だった。だが、矢を発射する箇所が異常に多く、半円を描くようにずらりと並んでいる。その下にはたくさんの矢が収納されている。図体がかなりでかく、支え持つために肩ひもと回転式のスタンドがついているのだが、それでも扱えるのか怪しいほどに大きい。そんな、ただでさえ実用性がほぼゼロに等しそうな造りをしているくせに、この弩もやけに装飾が凝っていて、すぐには武器だと分からなくなっていた。
「あ、これ、なんか久しぶりですね」
 興味津々のそんごを押しのけ、魔追はそれを掴む。あまりの重さに一瞬顔をしかめたが、よっこいしょと持ち上げて肩紐を掛けた。途端、ざわりと空気が波立つのを感じる。来る。アリスも気付いたのだ。
「そんご、くっついて」
「あ、はいっ」
 ドスンと弩をセットすると、そんごが慌てながらも足下に寄った。それを確認してから、追夢が弩に手を伸ばした。触れた指先から目に見えない力が流れていくのを感じる。その証拠に、全ての矢がぶるぶると震え始めた。追夢と繋がったのだ。追夢が手を放し、そんごの隣に身をかがめてもそれは止まなかった。魔追はしっかりと弩を持ち直すと、根本の方にあるハンドルを一気に回した。
 何かを弾くような音と衝撃が空間を叩いた。もちろん、一回ではない。発射口と矢の数だけ繰り返され、鼓膜から脳を揺さぶってくる。おまけに、弩自体も上下に暴れ、魔追は全身で抱え込むように押さえつけながら、ぐるりと全方位に矢をばらまいた。
 矢はけっして木々や動物たちを貫かなかった。幽霊のようにすり抜け、さらに遠くへと飛んでいく。犯人やその創造物は、何もしなければ夢の登場人物や物には見えないし、触れない。
 当たるのは、同じ犯人だけだ。
「いた」
 いつの間にか目を瞑っていた追夢が呟いた。
「花粉の発生源発見。二時の方」
「魔追さん、二時ですっ!」
 代わりにそんごが声を張り上げる。魔追はぐるりと発射口を回した。
「りょー、かい!」
 矢の向きが絞られるのと同時に、その方向からちょうど打ち漏らしたアリスが現れた。襲いかかる矢の雨に、当然子アリス達は避けようとするも、ほとんどが刺し貫かれて、気の抜けた音とともに消滅していく。僅かな生き残りがこちらへと向かってくるが、爆撃のような矢の前に次々と消えていった。
「二手に分かれた。まずは左手から」
「魔追さん!」
「わぁかって、る!」
 追夢の的確な指示に従い、大量の子アリスをどんどん潰していく。やがて、矢が尽きる頃には残っている個体は少なく、魔追は弩を思いっきりぶん投げて数体を叩き潰した。そんごも觔斗雲に乗って突撃し、一分もしないうちに辺りの子アリスはすっかり片付いてしまった。
「追夢っ」
 魔追は座り込んだままの追夢に駆け寄り、手を差し出した。視野延長を、しかも高速で跳んでいく弓矢で行ったのだ。下手したら魔追よりも疲れている。
 追夢はよろよろと手を上げ、おとなしく応じたと思ったら、立ち上がるなり魔追の手の甲をつねった。
「った! なにすんだよ!?」
「ほら、あったまった」
 首を捻ると、もう一度手を握られた。ひんやりと冷たい。反対だ。魔追の手が温まったのだ。
「……そりゃ、まあ、あんなもの振り回せば、あったまるだろうけどさ。それとこれとは別問題……」
「おい。そんご、早く戻って来い」
「だから、無視しないで!? なんとなくわかってたけどさ!」
 そして、魔追の身も心も再び冷えていった。
「それはともかくとして、移動するぞ。かなり離れてる」
「よくないわ」
 こめかみがひくつきかけたが、そんごがおどおどするので、諦めて移動を開始した。
 向かうのは、先ほどたくさんのアリスがやって来た二時の方向だ。花粉の発生源とは、つまり、アリスの本体のことだ。追夢の見立てによると、もうすぐ花粉の第四次が始まるとのことで、何とかその前に片付けてしまいたかった。
 たまに現れる子アリスを退治しながら、そんごが頬を膨らました。
「なんで、人や物には触れないのに、寒いのとか雪の感じとかは分かるんですかね……? 動きにくくって、もう」
「黙ってやれ」
「す、すいませんっしたっ。とりゃあ!」
 魔追も背後から襲ってきた子アリスの三、四体を大剣の腹でまとめて叩き潰しながら、全くだと思った。いつもならこんなに不満に思わないのだが、今回は手はかじかむし、雪が邪魔をして動きにくくて仕方がない。
 おそらく、イメージのせいなのだろう。最初の印象で、寒い、雪だ動きにくそう、と思ってしまったことが、夢そのものではなく自分たちに作用しているのだ。無意識な心の動きというのは、制御するのが難しい。追夢もまだ払拭するまでに達していないから、創造で防寒対策をするしかないのだ。
 とはいえ、そんごには觔斗雲があるからわざわざ歩く必要はないのだが、そうすると追夢を乗せて魔追だけ置いてかれるのは目に見えていたため、結局魔追は口を噤んだ。
「そんご。その木を通り過ぎたら止まれ」
「はい」
 そんごは言われたとおりにピタッと止まる。その先は少しだけ木々の間隔が広がっており、道のようになっていた。
 彼はそこを馬に乗って通っていた。服は新品みたいにきれいだ。だが、がっくりと肩を落とし、うなだれる様が、年齢よりも老けているように思わせる。彼が来た方に目をやると、城の影が見えた。
「ええと、あの人が本間先輩なんですか?」
「なわけあるか」
「で、ですよね……」
 彼は主人公の父親だろう。確か、父親は品物を取りに港まで行ったが、その品物のことで訴訟が起こり、結局貧乏のままで帰ることになったのだ。その帰り道で道に迷い、立ち寄った城のばらを娘のために持って帰ろうとして、城の主である野獣の怒りを買う。そして、己の命か娘を差し出すことを要求され、今がその帰りなのだろう。
「でも、なんでこんな場面を細かくやるんだ? 主役は、本間さんはここにはいないんじゃ?」
 だが、本体はこの近くにいる。ならば、美伽もおそらく一緒のはず。
「もう一回調べる」
 追夢が精査に入り、髪がふわりと浮く。次の瞬間、ものすごい勢いで振り返った。魔追は反射的に大剣をはねあげ、何かがぶち当たる衝撃とともに強烈な金属音がつんざいた。
「ぐっ……、あああっ!!」
 渾身の力ではねかえすと、彼女はあまり綺麗とは言いがたいステップを踏んで、手に持って今しがた突きだしてきたそれを今度は投擲してきた。叩き落とすと、それはさっきの弩の矢だった。
「どうして……」
「どうして? ――それは私が聞きたい」
 彼女は、本間美伽は、明らかな敵意を込めて答えた。返答に窮すると、美伽は無言で右手を広げる。空間が揺れ、現れたのは細身の長剣だった。美伽はそれを構えて魔追に打ちかかった。
「離れろ!」
 叫びながら大剣で美伽の刺突を受け止める。とても本の虫とは思えない一撃だった。だが、ここは美伽の夢だ。そんなものは想像力で補えてしまえる。だが、それよりももっと重要なことがあった。
 美伽は魔追を捉えている。目で、その剣で。
 それはつまり、彼女が夢に参加していないことを意味していた。
 何故。
「っ」
 本で培った豊かな知識と想像力は、正確で、そして鮮やかだ。その技が頬を掠め、美伽はにやりと暗い笑みを浮かべる。負けてたまるか。魔追は大きく踏み込んだ。大剣を捨て、肩から突っ込んだ。うっ、と呻き声が聞こえる。同時に長剣が魔追の左肩をざっくりと傷つけた。
 美伽を突き飛ばし、その反動でよろよろと後ずさると、追夢に抱きとめられた。
「魔追、花粉だ。仕切り直すぞ」
 追夢は有無を言わさず魔追を觔斗雲に乗せると、すぐさま急上昇させた。周囲から小さな子アリスがぽんぽん生まれ出す。觔斗雲はその包囲網をひきちぎって逃走し出した。魔追は動けなかった。追夢が肩と頬を治療してくれて、大丈夫かと尋ねてくるのにも何も返せなかった。
怪我は大したことはないのだ。代わりに、精神がいっぱいいっぱいだった。あまりにも多くのことが起こって、魔追は放心状態だった。
 アリスが追ってくる気配はない。
 だがもし、今襲われていたら、真っ先にやられていたのは魔追だったろう。







──────────────────

『美女と野獣』は、いろいろなバージョンがあるかと思いますが、ここでは息子はおらず、最後に呪いをかけた魔女が出てくるタイプのものを使っています。

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