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第三章 転生編
閑話(それぞれの……)
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アルバ王国の遥か西にある山へ、冒険者少年の三人組がタイヨウと合流すべく向かっていた。
元々は掲示板の依頼を受けたことで始まったが、ワイバーンの群れと知り、更にその依頼がギルドマスターのリゲルさんからのお願いも含まれていることを聞いたアース。
火の大精霊の言葉が予言で、黒龍が関わっているなら、転生者のタイヨウがテイムした方が良いとアースは判断した。
そのタイヨウはというと、二年間ヒンセク国で依頼を受け続けて、Aランクへと上がることが出来た。しかし、テイマーというスキルを認知させ安全を確保する為には、どうしてもSランク昇格が必要と思ったタイヨウ。彼は、ヒンセク国王都にある冒険者支部のギルドマスター、アズラクに直談判した。
アズラクの話を聞いたランゼル・フォン・ヒンセク国王は、Sランク昇格の推薦状を冒険者ギルド本部のギルドマスターリゲルさん宛に書き、タイヨウに持たせたのだ。
そして今彼とキングスライムは、遠く離れたアルバ王国を目指している。
さて、彼らだけなら問題はないが、タイヨウの所属していた元パーティー〈竜の牙〉が、いらぬ行動をしている。
彼らは、とある貴族から依頼を受けた。その内容は、貴族から渡された卵をタイヨウに届けて、卵の親をテイムするように仕向けること。それは、冒険者ギルドから出された依頼ではなく、貴族から直接出された依頼。その時点で、ギルド規約に違反するのだが彼らは気づいていない。
渡された卵が何かも知らず、何故頭上でワイバーンが群れているのかもわからず、彼ら〈竜の牙〉は王国へ向かうタイヨウを追っていた。
アース、ルシオン、トルテのパーティー。
タイヨウ、キングスライムのパーティー。
Aランク〈竜の牙〉のネグロ、ショメル、ガーダル、ミストクのパーティー。
この三組が出会った時、散っていた小さな渦は大きな渦となって王国を巻き込むことになる。
元々は掲示板の依頼を受けたことで始まったが、ワイバーンの群れと知り、更にその依頼がギルドマスターのリゲルさんからのお願いも含まれていることを聞いたアース。
火の大精霊の言葉が予言で、黒龍が関わっているなら、転生者のタイヨウがテイムした方が良いとアースは判断した。
そのタイヨウはというと、二年間ヒンセク国で依頼を受け続けて、Aランクへと上がることが出来た。しかし、テイマーというスキルを認知させ安全を確保する為には、どうしてもSランク昇格が必要と思ったタイヨウ。彼は、ヒンセク国王都にある冒険者支部のギルドマスター、アズラクに直談判した。
アズラクの話を聞いたランゼル・フォン・ヒンセク国王は、Sランク昇格の推薦状を冒険者ギルド本部のギルドマスターリゲルさん宛に書き、タイヨウに持たせたのだ。
そして今彼とキングスライムは、遠く離れたアルバ王国を目指している。
さて、彼らだけなら問題はないが、タイヨウの所属していた元パーティー〈竜の牙〉が、いらぬ行動をしている。
彼らは、とある貴族から依頼を受けた。その内容は、貴族から渡された卵をタイヨウに届けて、卵の親をテイムするように仕向けること。それは、冒険者ギルドから出された依頼ではなく、貴族から直接出された依頼。その時点で、ギルド規約に違反するのだが彼らは気づいていない。
渡された卵が何かも知らず、何故頭上でワイバーンが群れているのかもわからず、彼ら〈竜の牙〉は王国へ向かうタイヨウを追っていた。
アース、ルシオン、トルテのパーティー。
タイヨウ、キングスライムのパーティー。
Aランク〈竜の牙〉のネグロ、ショメル、ガーダル、ミストクのパーティー。
この三組が出会った時、散っていた小さな渦は大きな渦となって王国を巻き込むことになる。
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