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第六章
雉の真実②
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「へぇ、あんたゴロツキにしては勘が鋭いじゃんか。」
少年が言った。少年の構えはゆったりとしていたが、隙を見せてはいない。
まるで熟練した居合の達人の様であった。
「その小太刀、やっぱりお前が最近話題になっている殺し屋か。」
「僕そんなに有名になってるんだ。」
「おかげで貴族どもの家に押し入るのがやりにくくてしょうがねぇわ。」
「そんなの僕の知ったことじゃないよ。で、何?なんで付けてきたのあんた。」
「お前、何で貴族殺しまわってんの?誰かから依頼受けてるわけじゃなさそうだけど。」
「あんたには関係ない。」
「はーん、個人的な恨みか。そうだろ。」
「だから、関係ないって言ってるだろ。」
「くくくくく。何となくわかったぞ。お前奴らに家族でも殺されたくちだろ。あ?それとも、嵌められて親父が家族みんな連れて
あの世逝っちまったとかな。おお?その顔はさては図星だな~?」
桃太郎の分かりやすい挑発に、少年は、少し表情を動かしたが、すぐに冷静さを取り戻した。
「あんたさ、そんな安い挑発で今まで乗り切ってきたの?」
「そんな怒んなよ。冗談じゃんかよ。」
(これは当たらずも遠からずってやつだな。)
桃太郎は、犬にも猿にもないこの冷静さと場慣れした雰囲気を併せ持った少年を是非とも家来にしたくなった。
しかし、彼は今までの二人とは異なり、警戒心の塊だった。
(さて、どうやって団子を食べさせようか。)
団子を食べさせすれば、桃太郎の勝利だが、今回はそうやすやすとはいかなそうだった。
「いや、悪かった。実はお前を試しててよ。合格だよ。」
「何の話してんのさ、ゴロツキさん」
「お前、鬼って知ってるか?」
「鬼?鬼って怪物の?ただの伝説だろ。」
「ところがそうじゃない、ここから少し離れた瀬戸内の海の方によ、本物の鬼が出没して幅を利かせてるらしいんだ。」
「・・・それが俺と何の関係がある?」
「実は、俺はこの鬼どもを退治しようと考えてる。でだ、鬼どもを殺せば役人から多額の報奨金が出ることは間違いない。
さらにみんなの前で表彰されたりするかもな。そういう場では当然普段は家に籠っている貴族らも来賓として出席するだろうよ。」
「お前、何が言いたい。」
「取引だよ。殺し屋様。俺はあんたのその殺しの技術が欲しい。鬼討伐に必要だからな。んで、俺はあんたに貴族の雁首を並べてやることが出来る。
貴族を狙う理由は知らねぇが、あいつらの首が欲しいんだろ?一遍にまとめてあいつら狩れる場なんかそうそうないぜ。どうよ、悪い話じゃねぇだろう。」
殺し屋の少年は押し黙る。
実は先ほどの桃太郎の邪推はおおよそ当たっていたのだ。
少年は四国は讃岐国の武士の息子だった。家は裕福とまではいかないが、父母と妹二人と仲睦まじく暮らしていた。
幸せな生活は、播磨国から来た貴族に一変させられた。その男は播磨国で問題を起こし、四国に左遷させられた。体のいい島流しのようなものだった。
その貴族の男は、讃岐国で村長だった少年の父親を疎ましく思っていた。彼が農民からの信頼厚く、税の取立も農民が自ら進んで納める為、
讃岐国の殿様からも信頼されている人物だったからだ。
そこで貴族は少年の父親にあらぬ疑いをかける。彼が税金を横領していたというのだ。当時の日本では税を誤魔化すことは、
そのまま死罪となることを表していた。少年の父親は当然、無実を訴えた。
しかし、この貴族は根回しをすることだけは上手い男で、嘘を真実に変えてしまった。誠実な武士が一転、小汚い泥棒となってしまったのだ。
このことを耳にした殿様は信頼を裏切られた悲しみが、やがて激しい怒りと変わり、そして泥棒とその家族全員の処刑を命じたのだ。
そして、少年が川で釣りをして魚を持って帰ったある日のこと、家に帰ると役人が押しかけており、父母、そして小さい妹達を縛り上げどこかに
連れ去る様子が見えた。恐怖のあまり少年は声を上げることが出来なかった。この時、少年に声を出す勇気があったならば、今桃太郎の目の前に
殺し屋の少年が立っていることはなかっただろう。
そのまま少年の家族は河原に連れていかれ、磔の刑に処せられた。少年はその一部始終を目撃してしまい、その傍らでほくそ笑む
貴族の顔を見てしまったのだ。そこで、少年はすべて悟る。やはり、父上は潔白であったのだと。
それから少年は家族の仇を討つことだけを目的に生きた。その為に人を殺す技術を身につけ、遂に13歳となったある夜、家族の仇であるその貴族を
討ち果たすことに成功した。
仇を討ったはずの少年。しかし、彼の心が癒されることはなく、彼は日本全土の貴族を討ち果たすことを心に誓い、海を渡ってきたのだった。
「あんたの話、本当だろうな。鬼なんかどうでもいいけど、貴族の話だぜ。」
「ああ、ホントだよ。仮に表彰されなかったとしても、お前が鬼討伐を手伝ってくれるなら役人に俺たちを表彰してくれと訴えてやる。怪物退治の英雄の頼みを
そう簡単に無下に出来るとは思わねぇだろ?」
「なるほどな。話はわかった。確かに僕には事情があって、あいつら貴族を根絶やしにしないとならない理由がある。だから、あんたの申し出は正直魅力的だよ。
でもね、鬼云々というよりあんたを信用できない。」
「そらそうだ。いきなり出てきて怪物の話だもんな。無理もねぇ。」
「挨拶が遅くなったな。俺は、桃太郎。この吉備国で鬼退治の為に、旅して回ってるんだ。」
「僕は、桐丸。この世のすべての貴族を討ち滅ぼすのが僕の夢だ。」
「そうか、いいね。俺も金持ちは嫌いだ。どうだろう、桐丸。俺と義兄弟にならないか?」
「きょうだい?」
「そう。でもただの兄弟じゃない、血のつながりなんかよりもっと強い絆で結ばれるのが義兄弟よ。生まれた場所は違っても、死ぬ場所は二人一緒ってな。」
桐丸は殺戮の日々の中で、無意識に家族の温かさを求めていた。桃太郎はそれを見抜いていたのだろうか。それは不明だが、彼はそんな桐丸の心に一滴の
蜜を垂らしたのだ。
「義兄弟か。まぁ、悪くはない話かもな。」
「そうこないとな。えーと、本来は義兄弟の契りは盃を交わすんだけどよ。俺は下戸で、甘党でさ。どうだろ、団子を交わすっていうのも
なかなか斬新で面白くないか?」
「は?団子?」
(ちょっと、無理矢理だったかな。)
桃太郎は次の言い訳を考える。
「だよな、そう思うのも無理ないよ。でもよ、これは故郷を出る前に、ばあ様が持たせてくれた大事な団子なんだよ。」
そう言って、桃太郎は懐から団子を二つ取り出す。
「これを1つづつ一口で、一気に食べきるんだ。それが俺たちの義兄弟の盃ってことでどうだろう。」
「そうか、大事なもんなんだな。わかったよ。1つくれ」
桃太郎は団子を1つ、桐丸に手渡す。
桃太郎は仕込んでいた。相手に猜疑心を抱かせずにキビ団子を食べさせる方法を考えていた。
そして、自分が何も入っていないただの黒い団子を相手と同時に食べることを思い付いた。
「じゃあ、これで俺たちは永遠の義兄弟となる。」
「よろしく頼むぜ。兄弟。」
二人は同時に団子を食す。
桃太郎はニヤリと笑う。勝利を確信した笑みだった。
桐丸もその桃太郎の笑みを見て、笑った。桐丸の笑顔は、新しい家族が出来たことに対する喜びを表していた。
しかし、そんな笑みもすぐに消えることになる。桃太郎が恐ろしく、とても恐ろしく見えたのだ。
それは、桐丸がまだ幼いころに母が話してくれた昔ばなしに出てくる怪物を思いださせた。
桃太郎の笑みはどんどんと邪悪なものに変化していく。
「ひゃはははははは!!手ごわかったぜ、桐丸よ。だけど、これでもうお前は俺のものだ。逆らうことは許さねぇ。
安心しろよ、死ぬまで俺と一緒てことには嘘はないんだからよ。」
「どういう・・・桃太郎。これなんだよ。どうなってるんだよ。」
「うるせえよ。お前は俺の奴隷だ。黙ってろ。」
そう言われると、桐丸は言葉を発することが出来ずに、ただ涙を流し、身体を震わせることしか出来なかった。
「お前にも名前を付けてやらないとな。俺の家来にはあと、犬と猿ってやつらがいるのよ。そうだなぁ・・・」
「頭隠して尻隠さず、という言葉は、鳥の雉から来ているらしいな。あいつらは草むらに頭だけ突っ込んで、尻尾が丸見えだとよ。」
「お前に似てるよな。尾行に気づくまでは良かった。でも、貴族殺しや家族の話になった途端、表情を変えすぎだぜ馬鹿が。」
「決めた。お前は雉だ。間抜けで情けない、でも自分は上手く振舞っていると勘違いしている哀れな雉だ。」
雉は震えてた。その震えが恐怖から来るものなのか、それとも悔しさのあまり震えているのか、彼にもわからなかった。
少年が言った。少年の構えはゆったりとしていたが、隙を見せてはいない。
まるで熟練した居合の達人の様であった。
「その小太刀、やっぱりお前が最近話題になっている殺し屋か。」
「僕そんなに有名になってるんだ。」
「おかげで貴族どもの家に押し入るのがやりにくくてしょうがねぇわ。」
「そんなの僕の知ったことじゃないよ。で、何?なんで付けてきたのあんた。」
「お前、何で貴族殺しまわってんの?誰かから依頼受けてるわけじゃなさそうだけど。」
「あんたには関係ない。」
「はーん、個人的な恨みか。そうだろ。」
「だから、関係ないって言ってるだろ。」
「くくくくく。何となくわかったぞ。お前奴らに家族でも殺されたくちだろ。あ?それとも、嵌められて親父が家族みんな連れて
あの世逝っちまったとかな。おお?その顔はさては図星だな~?」
桃太郎の分かりやすい挑発に、少年は、少し表情を動かしたが、すぐに冷静さを取り戻した。
「あんたさ、そんな安い挑発で今まで乗り切ってきたの?」
「そんな怒んなよ。冗談じゃんかよ。」
(これは当たらずも遠からずってやつだな。)
桃太郎は、犬にも猿にもないこの冷静さと場慣れした雰囲気を併せ持った少年を是非とも家来にしたくなった。
しかし、彼は今までの二人とは異なり、警戒心の塊だった。
(さて、どうやって団子を食べさせようか。)
団子を食べさせすれば、桃太郎の勝利だが、今回はそうやすやすとはいかなそうだった。
「いや、悪かった。実はお前を試しててよ。合格だよ。」
「何の話してんのさ、ゴロツキさん」
「お前、鬼って知ってるか?」
「鬼?鬼って怪物の?ただの伝説だろ。」
「ところがそうじゃない、ここから少し離れた瀬戸内の海の方によ、本物の鬼が出没して幅を利かせてるらしいんだ。」
「・・・それが俺と何の関係がある?」
「実は、俺はこの鬼どもを退治しようと考えてる。でだ、鬼どもを殺せば役人から多額の報奨金が出ることは間違いない。
さらにみんなの前で表彰されたりするかもな。そういう場では当然普段は家に籠っている貴族らも来賓として出席するだろうよ。」
「お前、何が言いたい。」
「取引だよ。殺し屋様。俺はあんたのその殺しの技術が欲しい。鬼討伐に必要だからな。んで、俺はあんたに貴族の雁首を並べてやることが出来る。
貴族を狙う理由は知らねぇが、あいつらの首が欲しいんだろ?一遍にまとめてあいつら狩れる場なんかそうそうないぜ。どうよ、悪い話じゃねぇだろう。」
殺し屋の少年は押し黙る。
実は先ほどの桃太郎の邪推はおおよそ当たっていたのだ。
少年は四国は讃岐国の武士の息子だった。家は裕福とまではいかないが、父母と妹二人と仲睦まじく暮らしていた。
幸せな生活は、播磨国から来た貴族に一変させられた。その男は播磨国で問題を起こし、四国に左遷させられた。体のいい島流しのようなものだった。
その貴族の男は、讃岐国で村長だった少年の父親を疎ましく思っていた。彼が農民からの信頼厚く、税の取立も農民が自ら進んで納める為、
讃岐国の殿様からも信頼されている人物だったからだ。
そこで貴族は少年の父親にあらぬ疑いをかける。彼が税金を横領していたというのだ。当時の日本では税を誤魔化すことは、
そのまま死罪となることを表していた。少年の父親は当然、無実を訴えた。
しかし、この貴族は根回しをすることだけは上手い男で、嘘を真実に変えてしまった。誠実な武士が一転、小汚い泥棒となってしまったのだ。
このことを耳にした殿様は信頼を裏切られた悲しみが、やがて激しい怒りと変わり、そして泥棒とその家族全員の処刑を命じたのだ。
そして、少年が川で釣りをして魚を持って帰ったある日のこと、家に帰ると役人が押しかけており、父母、そして小さい妹達を縛り上げどこかに
連れ去る様子が見えた。恐怖のあまり少年は声を上げることが出来なかった。この時、少年に声を出す勇気があったならば、今桃太郎の目の前に
殺し屋の少年が立っていることはなかっただろう。
そのまま少年の家族は河原に連れていかれ、磔の刑に処せられた。少年はその一部始終を目撃してしまい、その傍らでほくそ笑む
貴族の顔を見てしまったのだ。そこで、少年はすべて悟る。やはり、父上は潔白であったのだと。
それから少年は家族の仇を討つことだけを目的に生きた。その為に人を殺す技術を身につけ、遂に13歳となったある夜、家族の仇であるその貴族を
討ち果たすことに成功した。
仇を討ったはずの少年。しかし、彼の心が癒されることはなく、彼は日本全土の貴族を討ち果たすことを心に誓い、海を渡ってきたのだった。
「あんたの話、本当だろうな。鬼なんかどうでもいいけど、貴族の話だぜ。」
「ああ、ホントだよ。仮に表彰されなかったとしても、お前が鬼討伐を手伝ってくれるなら役人に俺たちを表彰してくれと訴えてやる。怪物退治の英雄の頼みを
そう簡単に無下に出来るとは思わねぇだろ?」
「なるほどな。話はわかった。確かに僕には事情があって、あいつら貴族を根絶やしにしないとならない理由がある。だから、あんたの申し出は正直魅力的だよ。
でもね、鬼云々というよりあんたを信用できない。」
「そらそうだ。いきなり出てきて怪物の話だもんな。無理もねぇ。」
「挨拶が遅くなったな。俺は、桃太郎。この吉備国で鬼退治の為に、旅して回ってるんだ。」
「僕は、桐丸。この世のすべての貴族を討ち滅ぼすのが僕の夢だ。」
「そうか、いいね。俺も金持ちは嫌いだ。どうだろう、桐丸。俺と義兄弟にならないか?」
「きょうだい?」
「そう。でもただの兄弟じゃない、血のつながりなんかよりもっと強い絆で結ばれるのが義兄弟よ。生まれた場所は違っても、死ぬ場所は二人一緒ってな。」
桐丸は殺戮の日々の中で、無意識に家族の温かさを求めていた。桃太郎はそれを見抜いていたのだろうか。それは不明だが、彼はそんな桐丸の心に一滴の
蜜を垂らしたのだ。
「義兄弟か。まぁ、悪くはない話かもな。」
「そうこないとな。えーと、本来は義兄弟の契りは盃を交わすんだけどよ。俺は下戸で、甘党でさ。どうだろ、団子を交わすっていうのも
なかなか斬新で面白くないか?」
「は?団子?」
(ちょっと、無理矢理だったかな。)
桃太郎は次の言い訳を考える。
「だよな、そう思うのも無理ないよ。でもよ、これは故郷を出る前に、ばあ様が持たせてくれた大事な団子なんだよ。」
そう言って、桃太郎は懐から団子を二つ取り出す。
「これを1つづつ一口で、一気に食べきるんだ。それが俺たちの義兄弟の盃ってことでどうだろう。」
「そうか、大事なもんなんだな。わかったよ。1つくれ」
桃太郎は団子を1つ、桐丸に手渡す。
桃太郎は仕込んでいた。相手に猜疑心を抱かせずにキビ団子を食べさせる方法を考えていた。
そして、自分が何も入っていないただの黒い団子を相手と同時に食べることを思い付いた。
「じゃあ、これで俺たちは永遠の義兄弟となる。」
「よろしく頼むぜ。兄弟。」
二人は同時に団子を食す。
桃太郎はニヤリと笑う。勝利を確信した笑みだった。
桐丸もその桃太郎の笑みを見て、笑った。桐丸の笑顔は、新しい家族が出来たことに対する喜びを表していた。
しかし、そんな笑みもすぐに消えることになる。桃太郎が恐ろしく、とても恐ろしく見えたのだ。
それは、桐丸がまだ幼いころに母が話してくれた昔ばなしに出てくる怪物を思いださせた。
桃太郎の笑みはどんどんと邪悪なものに変化していく。
「ひゃはははははは!!手ごわかったぜ、桐丸よ。だけど、これでもうお前は俺のものだ。逆らうことは許さねぇ。
安心しろよ、死ぬまで俺と一緒てことには嘘はないんだからよ。」
「どういう・・・桃太郎。これなんだよ。どうなってるんだよ。」
「うるせえよ。お前は俺の奴隷だ。黙ってろ。」
そう言われると、桐丸は言葉を発することが出来ずに、ただ涙を流し、身体を震わせることしか出来なかった。
「お前にも名前を付けてやらないとな。俺の家来にはあと、犬と猿ってやつらがいるのよ。そうだなぁ・・・」
「頭隠して尻隠さず、という言葉は、鳥の雉から来ているらしいな。あいつらは草むらに頭だけ突っ込んで、尻尾が丸見えだとよ。」
「お前に似てるよな。尾行に気づくまでは良かった。でも、貴族殺しや家族の話になった途端、表情を変えすぎだぜ馬鹿が。」
「決めた。お前は雉だ。間抜けで情けない、でも自分は上手く振舞っていると勘違いしている哀れな雉だ。」
雉は震えてた。その震えが恐怖から来るものなのか、それとも悔しさのあまり震えているのか、彼にもわからなかった。
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