ミッドナイトウルブス

石田 昌行

文字の大きさ
13 / 44
二章:ドッグファイト

第十二話:コークスクリュー

しおりを挟む
 そんな莫迦な。
 もう何度目になるだろう。
 芹沢は、うろたえたようにその言葉を口にした。
 緩い下り坂のヘアピンを抜けた直後、本来なら垣間見る必要すらなかったバックミラーへと視線を移す。
 それは、とうのむかしに振り切っているはずの存在だった。
 いや、振り切るとか振り切らないとか、そういったステージにさえ立っていない相手のはずだった。
 だが、後続するヘッドライトの光源は、あいかわらずそこにいた。
 翔一郎の駆る「レガシィB4」
 その姿を確認するたび、芹沢は血走った目で自問自答する。
 クルマの性能では何ひとつ劣っていないはずだ。
 パワー。
 ウェイト。
 サスペンション。
 どれをとっても金と時間を湯水のように注ぎ込んで作り上げたこのFD-3Sが、奴のクルマに遅れをとっているとは思えない。
 ならばどうして、どうして俺は奴を振り切れないんだ!?
 クルマにこれだけの性能差があってもまだ及ばないほどに、俺の技量があのオッサンに劣っているとでもいうのか!?
 そんなことのあるはずが、あっていいはずがないんだッ!
 バトルの中盤から終盤に至る行程において、芹沢は序盤に稼いだ優勢を一気に吐き出してしまっていた。
 それは、いままでの芹沢が一度も経験したことのない出来事だった。
 ヒトは未経験の現実に直面した時、その精神に混乱をきたす。
 精神面での混乱は冷静な判断力を奪い去り、一度喪失した冷静さはそうやすやすとは回復しない。
 そして、そのことによって生じた失点は、限界域での運転という緻密な作業の繰り返しにおいて、誰の目にも明らかな失策となって姿を現すのである。
 それは、場数を踏んだプロドライバーであっても例外ではなかった。
 ましてや、それを生業としていないただの走り屋風情であるならば、なおさらのことだと断言できた。
 腕はいいんだが、走り込みの量が足りないな。
 立ち上がりでアクセルを踏み過ぎ、一瞬その姿勢を崩しかけた「RX-7」を後ろから眺めつつ、翔一郎は相手の状況を冷静に分析するだけの余裕を保っていた。
 彼は、芹沢聡という走り屋が人並み外れたドラテクの持ち主であることを、十分以上に認識していた。
 そうでなければ、卓越した運動性能と引き替えに乗用車としての安定を犠牲にしたFD-3S型を、あそこまで自在に振り回すことなどできはしまい。
 少なくとも自分には、まったく無理な芸当だ、と。
 だが同時に、その高い技量を十分に発揮できるだけの下地をいまの芹沢が保有していないということも、翔一郎はここまでの彼の走りを見て確信していた。
 おそらく芹沢は、ろくすっぽ八神街道を走り込むことなくしてこのバトルに臨んだのだろう。
 コーナーとコーナーとを繋ぐ処理の連携があまりにも教科書どおりで、とても現状に沿っているようには見えないのだ。
 もちろん、それはそれで素晴らしい走行技術の片鱗ではある。
 ただし、比較的平坦で路面もきれいなサーキットとは異なり、公道は時としてさまざまな顔色に変化する。
 それは路面のアスファルトの新旧からくるグリップの違いかもしれないし、突如として現れる対向車の存在かもしれない。
 そして、それらに対応するにはモータースポーツの参考書を鵜呑みにするだけではなく、場合によって応用を利かせる必要が生じてくる。
 すべてのコーナーの処理が常にベストである必要はないのだ。
 結果的に全体を短いタイムで走れるのならば、次のため、次の次のために「捨てる」コーナーだってあっていい。
 だがいまの芹沢からは、そういった余裕がまったくと言っていいほど失われていた。
 八神における走り込みが不足していることで具体的なコース図が描けていない彼は、直面した状況に対して場当たり的な対応しかできず、細々とした走行時間のロスを次々と生み出していたのである。
 しかも、背後に迫る翔一郎の存在に気を取られるためなのか、「RX-7」の挙動に微妙なが現れてきていた。
 おそらくは、勝ちを焦っているのだろう。
 だったら、開き直ってそれに徹すればいい。
 ともかく先行しているのは自分なのだから、抜かれないことだけを考えて翔一郎の進路を妨害しながら走り抜けば、どうあがいても先にゴールするのは「RX-7」のほうだ。
 自分ならそうするな――しかし、と翔一郎は続ける。
 バトルの開始時、あそこまで見下し、莫迦にしていた対戦相手にそういった姑息な手段を講じることは、走り屋としての自殺に等しい。
 テクニックで勝てなかったことを公言しているようなものだからだ。
 これだけのギャラリーが見守るなか、仮にそんな方法で勝利を掴んだとしても、それは「勝ち」とはみなされないだろう。
 積み重ねてきた実績も名声も地に堕ちる。
 どんな言い訳も、たちまち圧殺されるに違いなかった。
 だからこそ、普通に勝利を狙える限り、彼は真っ正直にこちらと競ってくれるはずだ。
 そうなるようにあえて仕向けたのだから、素直に乗ってきてもらわないとこちらが困る。
 そんな風に翔一郎は計算していた。
 とはいえ、このまま後ろに付いていただけでは自分の勝利もありえない。
 いかに芹沢がおのれのプライドを優越させていたとしても、それが最後まで続く保証はどこにもないからだ。
 追い詰められた彼が最終手段を講じる前に、勝負を賭ける必要があった。
 終盤戦。
 なだらかな勾配が続く直線が目の前に現れる。
 海外のサーキットコースにある有名なシケインにちなんで、地元の走り屋たちから「コークスクリュー」と呼ばれている区間だ。
 下り坂のストレートは、やがて緩やかな左カーブを描きつつ、S字コーナー手前にあるスプーン状の変則百八十度右ヘアピンへと続く。
 このヘアピンの終わりで局所的にきつくなる勾配が、その最大の特徴であった。
 八神街道屈指の難所と評し得る。
 無論、芹沢もその存在は認知していたことだろう。
 だが、いまの彼はそれをどうこうするだけの心理的余裕を持ち合わせていなかった。
 下り坂の直線で、馬力にモノを言わせて差を広げようとアクセルを踏む芹沢。
 翔一郎の「レガシィB4」は四百馬力に抗し得ず、一気に後方へと引き離されていく。
 バックミラーに映るヘッドライトが見る見る間に小さくなった。
 それを現認した芹沢が、大きく胸をなで下ろす。
 やはりパワーはこちらが上だ。
 この直線で稼げるだけのマージンを稼いでやる。
 逸る意識が、知らず知らずのうちにアクセルの踏み代を深くしていく。
 13Bロータリーエンジンの奏でる勇ましい行進曲に乗せられるがごとく、銀色の「RX-7」は疾走した。
 少しでも前に、少しでも前に。
 その鼻先が、「コークスクリュー」の入り口へと差しかかる。
 異変が生じたのは、まさにその瞬間の出来事だった。
 後続するB4のヘッドライトが、バックミラーの中で、あっという間にその面積を広げてきたのである。
 芹沢は驚愕した。
 反射的に視線がそこへと引き寄せられる。
 車間距離が縮まってるだと?
 莫迦なッ!
 そんなはずはないッ!
 そのとおりだった。
 ヘッドライトが大きく映ったのは、翔一郎がハイビームを使用した結果によるものだ。
 それがある種の意趣返しであることに、芹沢が気付くことはなかった。
 だが、その意図しない確認動作は、ドライバーたる彼の意識を、一時的にしろ進行方向から強引に引きはがした。
 その瞬間こそが明暗を分けた。
 視界を戻した芹沢の目の前に、顎を開けた「コークスクリュー」が迫る。
 その刹那、芹沢の心臓は思わず口から飛び出しそうになった。
 注意力散漫のまま急傾斜のヘアピンカーブへと突入した彼は、愛車がこのままコーナーをクリアするには速度が付き過ぎているという事実をはっきりと認識したのである。
 アンダーステアの発生。
 コーナリングのラインが大きく膨らみ、「RX-7」の車体がコンクリートウォールへ向けてぐんぐんと接近していく。
 ひッ、と悲鳴にもならない声を漏らす間もあろうか、芹沢はステアリングを切りながら渾身の力でブレーキペダルを踏み締めた。
 それは運転技術がどうとかいうレベルの話ではなかった。
 本能的に危険を察知した肉体が、ドライバーの意識を飛び越えて行った回避動作であると言っていい。
 サーキット向けに構築された「RX-7」の制動システムと競技用セミスリックタイヤとのコンビネーションは、見事なまでにそれに応えた。
 けたたましい悲鳴をあげながら慣性の法則に抵抗したブレーキとタイヤは立派にその役割を達成し、「RX-7」は理想の走行ラインとはほど遠い行程を描きながらも、ギリギリのところでコース内に踏みとどまった。
 スピンモードに入らなかったのは、まさに奇跡的状況だったと断言できた。
 安堵の息を放ちつつ次に芹沢が視界の中に求めたものは、後方に引き離した「レガシィB4」の姿だった。
 ほとんど反射的に顔を向ける。
 その目が恐怖に見開かれた。
 追突。
 彼と付近のギャラリーとが意見を共有したのも無理はない。
 翔一郎の「レガシィB4」もまた、「RX-7」のあとを追うように明らかなオーバースピードでコーナーへ進入しようとしていたからだ。
 回避不能と思われた惨劇に、ギャラリーたちの間から悲鳴があがった。
 「コークスクリュー」手前の緩い左コーナーで、遠心力に振られた「レガシィ」の後輪が外側に流れた。
 もうブレーキングは間に合わない。
 万事休す、か。
 だが、現実は彼らの予想を完全に裏切った。
 「レガシィ」の車体は一端右側にブレークしようとした後輪をまるで魔法のように逆側に振り戻し、その横腹を進行方向に向けながら、窮屈なヘアピン内へと流れるように突入してきたのだ。
 慣性ドリフト。
 ブレーキングのみならず、ステアリング操作によるきっかけとアクセル操作による荷重移動をも用いて後輪をブレークさせる高等テクニック。
 翔一郎は、そうやって横に向けた車体そのものを抵抗に使って車速を調整。
 一気に車間距離を詰め、アクセル全開のまま「RX-7」の右脇へと張り付くように占位した。
 一瞬だけ先に回復したタイヤのグリップを利して、鼻面を相手の前へと捻り込む。
 ヘアピン進入時に姿勢を崩したことが芹沢の「RX-7」に災いした。
 慌ててアクセルペダルを踏み直そうにも、最大出力を重視して換装された大型タービンは一度落ち込んだブースト圧をリカバリーさせるのに標準よりも時間がかかる。
 そしてブースト圧が上がらないということは、ターボエンジンにとって出力が上がらないことと同じ意味を持っていた。
 その立ち上がりにおけるわずかな隙が、この時、翔一郎の「レガシィ」に決定的な優勢を与えてしまったのだった。
 被せるように幅寄せしてきた「レガシィB4」の黒い車体が「RX-7」の進路を塞いだ。
 ドライバーの側にいかなる意思があろうとも、進行方向に空間がなければクルマは前に進めない。
 この瞬間、四百馬力を叩き出す13Bロータリーエンジンは、その持てる実力を発揮することを許されず目の前の現実に屈服した。
 そして、続く直角に近い左コーナーのクリッピングポイントで対戦相手をそぎ落とすように前へ出た翔一郎の眼前、S字から脱出するゆるやかな右コーナーで双方のインとアウトとが劇的なまでに入れ替わる!
 まさに教科書どおりのオーバーテイクだった。
 歯噛みする芹沢の視界に、フル加速していく「レガシィB4」、そのテールランプが映り込む。
 ここに至り、もはやいかなる手段も手遅れとなった。
「畜生ッ!」
 芹沢は叫んだ。
 すべてを悟った彼にはそうすることしかできなかったからだ。
 彼は知っていた。
 ここからゴールまでの区間、もうお互いの順序を入れ替えるだけの距離が存在しないのだということを。
 勝敗は決した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】伯爵令嬢の25通の手紙 ~この手紙たちが、わたしを支えてくれますように~

朝日みらい
恋愛
煌びやかな晩餐会。クラリッサは上品に振る舞おうと努めるが、周囲の貴族は彼女の地味な外見を笑う。 婚約者ルネがワインを掲げて笑う。「俺は華のある令嬢が好きなんだ。すまないが、君では退屈だ。」 静寂と嘲笑の中、クラリッサは微笑みを崩さずに頭を下げる。 夜、涙をこらえて母宛てに手紙を書く。 「恥をかいたけれど、泣かないことを誇りに思いたいです。」 彼女の最初の手紙が、物語の始まりになるように――。

聖女の力は使いたくありません!

三谷朱花
恋愛
目の前に並ぶ、婚約者と、気弱そうに隣に立つ義理の姉の姿に、私はめまいを覚えた。 ここは、私がヒロインの舞台じゃなかったの? 昨日までは、これまでの人生を逆転させて、ヒロインになりあがった自分を自分で褒めていたのに! どうしてこうなったのか、誰か教えて! ※アルファポリスのみの公開です。

田舎暮らしの貧乏令嬢、幽閉王子のお世話係になりました〜七年後の殿下が甘すぎるのですが!〜

侑子
恋愛
「リーシャ。僕がどれだけ君に会いたかったかわかる? 一人前と認められるまで魔塔から出られないのは知っていたけど、まさか七年もかかるなんて思っていなくて、リーシャに会いたくて死ぬかと思ったよ」  十五歳の時、父が作った借金のために、いつ魔力暴走を起こすかわからない危険な第二王子のお世話係をしていたリーシャ。  弟と同じ四つ年下の彼は、とても賢くて優しく、可愛らしい王子様だった。  お世話をする内に仲良くなれたと思っていたのに、彼はある日突然、世界最高の魔法使いたちが集うという魔塔へと旅立ってしまう。  七年後、二十二歳になったリーシャの前に現れたのは、成長し、十八歳になって成人した彼だった!  以前とは全く違う姿に戸惑うリーシャ。  その上、七年も音沙汰がなかったのに、彼は昔のことを忘れていないどころか、とんでもなく甘々な態度で接してくる。  一方、自分の息子ではない第二王子を疎んで幽閉状態に追い込んでいた王妃は、戻ってきた彼のことが気に入らないようで……。

【完結】ルースの祈り ~笑顔も涙もすべて~

ねるねわかば
恋愛
悪路に閉ざされた貧しい辺境ルースライン領。 兄を支えたい子爵令嬢リゼは、視察に来た調査官のずさんな仕事に思わず異議を唱える。 異議を唱えた相手は、侯爵家の子息で冷静沈着な官吏ギルベルト。 最悪の出会いだった二人だが、領の問題に向き合う中で互いの誠実さを知り、次第に理解し合っていく。 やがてリゼが王都で働き始めたことを機に距離を縮める二人。しかし立ちはだかるのは身分差と政略結婚という現実。自分では彼の未来を縛れないと、リゼは想いを押し込めようとする。 そんな中、故郷の川で拾われる“名もなき石”が思わぬ縁を呼び、リゼの選択と領の未来を動かしていく――。 想いと責務の狭間で揺れる青年と、自分を後回しにしがちな少女。 すれ違いと葛藤の先で、二人は互いを選び取れるのか。 辺境令嬢の小さな勇気が恋と運命を変えていく。 ※作中の仕事や災害、病、小物の知識などは全てフィクションです。史実や事実に基づいていないことをご理解ください。 ※8万字前後になる予定です。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

あなたが残した世界で

天海月
恋愛
「ロザリア様、あなたは俺が生涯をかけてお守りすると誓いましょう」王女であるロザリアに、そう約束した初恋の騎士アーロンは、ある事件の後、彼女との誓いを破り突然その姿を消してしまう。 八年後、生贄に選ばれてしまったロザリアは、最期に彼に一目会いたいとアーロンを探し、彼と再会を果たすが・・・。

根暗令嬢の華麗なる転身

しろねこ。
恋愛
「来なきゃよかったな」 ミューズは茶会が嫌いだった。 茶会デビューを果たしたものの、人から不細工と言われたショックから笑顔になれず、しまいには根暗令嬢と陰で呼ばれるようになった。 公爵家の次女に産まれ、キレイな母と実直な父、優しい姉に囲まれ幸せに暮らしていた。 何不自由なく、暮らしていた。 家族からも愛されて育った。 それを壊したのは悪意ある言葉。 「あんな不細工な令嬢見たことない」 それなのに今回の茶会だけは断れなかった。 父から絶対に参加してほしいという言われた茶会は特別で、第一王子と第二王子が来るものだ。 婚約者選びのものとして。 国王直々の声掛けに娘思いの父も断れず… 応援して頂けると嬉しいです(*´ω`*) ハピエン大好き、完全自己満、ご都合主義の作者による作品です。 同名主人公にてアナザーワールド的に別な作品も書いています。 立場や環境が違えども、幸せになって欲しいという思いで作品を書いています。 一部リンクしてるところもあり、他作品を見て頂ければよりキャラへの理解が深まって楽しいかと思います。 描写的なものに不安があるため、お気をつけ下さい。 ゆるりとお楽しみください。 こちら小説家になろうさん、カクヨムさんにも投稿させてもらっています。

第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ企画進行「婚約破棄ですか? それなら昨日成立しましたよ、ご存知ありませんでしたか?」完結

まほりろ
恋愛
第12回ネット小説大賞コミック部門入賞・コミカライズ企画進行中。 コミカライズ化がスタートしましたらこちらの作品は非公開にします。 「アリシア・フィルタ貴様との婚約を破棄する!」 イエーガー公爵家の令息レイモンド様が言い放った。レイモンド様の腕には男爵家の令嬢ミランダ様がいた。ミランダ様はピンクのふわふわした髪に赤い大きな瞳、小柄な体躯で庇護欲をそそる美少女。 対する私は銀色の髪に紫の瞳、表情が表に出にくく能面姫と呼ばれています。 レイモンド様がミランダ様に惹かれても仕方ありませんね……ですが。 「貴様は俺が心優しく美しいミランダに好意を抱いたことに嫉妬し、ミランダの教科書を破いたり、階段から突き落とすなどの狼藉を……」 「あの、ちょっとよろしいですか?」 「なんだ!」 レイモンド様が眉間にしわを寄せ私を睨む。 「婚約破棄ですか? 婚約破棄なら昨日成立しましたが、ご存知ありませんでしたか?」 私の言葉にレイモンド様とミランダ様は顔を見合わせ絶句した。 全31話、約43,000文字、完結済み。 他サイトにもアップしています。 小説家になろう、日間ランキング異世界恋愛2位!総合2位! pixivウィークリーランキング2位に入った作品です。 アルファポリス、恋愛2位、総合2位、HOTランキング2位に入った作品です。 2021/10/23アルファポリス完結ランキング4位に入ってました。ありがとうございます。 「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」

処理中です...