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7.どこにいくのでしょうか *

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ガタン

ゴトッ!

暫く箱の中で揺られていると、どこかに降ろされた感覚になった。



ガタッ! ガタガタガタ……




小刻みに揺れる感覚から、何となくここは馬車の中ではないかと予想した。
あれから声はひとつも聞こえてこない。




……



どのくらいゆらゆらと揺られていたんだろうか……


ガタッ!

一瞬で外気を感じ、蓋を外されたことに気がつく。
まだゆらゆらと一定の感覚があるから、やっぱりここは馬車の中だと思われる。

「……」

自分がどうなるのか分からず、箱の中で丸まったまま小刻みに震える……


「……あぁ。可哀想に。そんなに震えて。ほら。もう出てきていいよ」

この声は……??

声の持ち主はとても労るようにそう言った後、そっと箱から出してくれる。

「……あぁ。目隠しがぐしょぐしょだね。そんなに怖かったのか。ごめんね」

そう言いながら私の頭を優しく撫でてくれる。


ーーーうぅ、優しい。

「ぅう~~ぅ……ひぃん……ぐす……」

こんな状態で頭を撫でられて、私は安堵感から一気に泣き出した。
本当に怖かった……!!!
狭い箱の中ただただ震える事しかできず、このまま死んでしまうのかと思うと、恐怖のあまり声が出そうになるのを必死に抑える。

「ごめんね。ほら、おいで」

よしよしと頭を撫でながら、声の持ち主は私を抱き起すと、そのまま膝の上に座らせぎゅっと抱きしめてくれた。
抱きしめながら、また頭を撫でてくれる。

「~~~ぅうぅ~~~っ!!!」

我慢できずにその人に包まれながら泣いた。



抱きしめながらずっとよしよしされ続け、暫く経っただろうか……
私の恐怖はだんだんと薄らいできた。
しかし、目隠しがぐしゃぐしゃのビショビショで気持ち悪い。冷静にそう思えるほどには、心が回復した。

落ち着いてきて自分の状態を認識すると、足を広げたままその人の上に跨っていた事に今更気がつく。
簡素なワンピースだから、はしたなくも裾が捲れ上がって膝上まで素足が晒されている。

ーーーひぃ~~~今ノーパンですよ私!!

気がついたら、恥ずかしくて居た堪れなくなり、ゴソゴソと何とか裾を下げようと奮闘する。
腕の中で身じろいだ私に気付いたのか、抱きしめていた腕を緩めてくれた。
ほっとしたのも一瞬のことで、あろうことか捲れ上がった裾から片方の手を入れ、太腿をゆっくり触り出した。

「…っ!!!」

突然齎された感覚に、昨日あれだけ快楽を知ってしまった身体は敏感に反応した。
おまけに目隠しをされているためか、視覚が無い分感覚が敏感になっていて、這われる感覚にゾクゾクする。
段々と大胆になっていくその手は、私の太腿をゆっくりと撫で回しながら、上へと向かっていく。


「…ぁっ! ダメっ!!」

ノーパンなのよ私~~!!
羞恥で止まったはずの涙がまた溢れそうになる。

「しぃ。大きな声を出してはいけないよ。見つかったら大変な事になる」

そう言いながらも、器用に、片方の手は私をしっかり抱きしめたまま、もう片方の手は卑猥な動きを続けていく。
私のお尻を軽く撫でていくその手つきのいやらしさに、私は秘所がじんわり湿ってくるのを感じた。
このままだと、愛液が出てきて汚しちゃう……
羞恥心で死にそうになる。

「いい子だ。大きな声を出してはいけないからね。……じっとして……」

声の人はそう言うと私の秘所へと手を伸ばしていき、その割れ目へと指を這わせながら膣口に浅く指を入れた。
指で軽く出し挿れされただけで、蜜壺からどんどん愛液が溢れてくる。
2本の指で膣内の肉壁を擦られ、親指で陰核付近も擦られていく。

「……っぁ…!……ぅ…」

なんとか必死に声を抑えようとするものの、我慢が難しい。

「ふふ……声を我慢して本当いい子だね……」

声の人はそう言ったかと思うと、私の唇にそっと口付けると、口内へと舌を侵入させてくる。
私の口内へ舌を這わせ、優しく蹂躙していく。そしてくちゅくちゅと音を立てながら舌を絡め合う。

……あれ、このキス……
……気持ちいい……

もはや私の淫乱はデフォルト仕様だったとしか思えない。そう思いたい。

「…んんっ! ……ぁ…ぅん…っ!」

浅く挿入するだけだった指が、もっと奥へと侵入してくる。
その気持ちよさから、軽く腰が動いてしまう。

「…あぁ。もうこんなにびしょびしょだよ。中もトロトロだ…腰も動かして……いやらしい」

キスの合間に耳元でそっと囁かれたと思ったら、次の瞬間貪るような激しい口付けをされ、ナカの指の動きが一段と激しくなった。
グチャグチャと音を立てながら、2本の指でナカを激しく掻きまわされる。

「っぅんっ!! ……ぅんっ! ……ぁっ! …ふぅぁ……っ!」

口を塞がれているので、声をあげれないことが幸いした。
絶対大きな声で喘いでいた。
そのぐらい気持ちよくて、脳内は快楽ですでにトロトロだった。

いつの間にかワンピースの上部は肌蹴られ、私の乳房はぽろんと外に出ていた。
外気に晒され、乳首が勃っているであろうことが見えないながらもわかる。

「こっちも弄ってあげたいから……」

そう言われたかと思うと、私のナカをいいように弄んでいた指が抜かれた。
指が抜かれたことでふっと力を抜いた瞬間、熱いもので一気に貫かれた。

「~~~っぁ…!!」

口がまだ塞がれていて本当よかった。
自重で最初から奥に当たるその熱量に貫かれ、私の膣はその肉棒をぎゅうぎゅうと締め付ける。
お互いの舌を絡ませ合いながら繋がった私たちは、そのまま互いの腰を揺らす。
繋がったことで片手が自由になった声の人は、外部へと出ている乳房へと手を這わしていく。

初めはゆっくりと乳房の下部分から柔らかく揉んでいく。
徐々に乳房全体を捏ね回すように揉み扱かれ、私はその快楽に酔いしれていく。
その指が乳首を捉えたかと思うと、ぐりぐりと刺激を与えてくる。

「……っふぅっ!……ん…ぁ…!」

乳首からの刺激が気持ちよすぎて、頭が一瞬真っ白になる。
結合部はすでに私の愛液でベトベトで、ぐちゅぐちゅと音を立てている。
馬車の揺れによって、大きく腰を動かさなくてもゆさゆさと腰が揺さぶられ、奥のいいところへ当たってくる。

「…んっ……ぁっ……んっ」

声の人に縋るように手を回し、自分から強請るようにキスをしながら腰を揺さぶる。
指が私の乳首を弄り出し、私はどんどん絶頂へと上り詰めていき、ぎゅっぎゅっと肉壁を擦っていく肉棒を締め付ける。
彼も果てが近いのか、腰を今までより激しく大きく打ち据えてくる。
互いの気持ちいいところをもっと気持ちよくなるように、激しく擦り合わせるように動く。

「ーーーーっぅんっ!!!!」

最奥を貫かれ絶頂した私は、何度も膣内をヒクヒクと痙攣させながら、ぎゅぅっと肉棒の締め付ける。
彼も同時に果てたのか、ドクドクと私のナカへと吐精する。

「…ぁ…はぁ……ぁ……はぁ」

やっと口でしっかり呼吸できるようになった私は、ぐったりと彼に寄りかかった。


あぁ。もうどこもかしくもぐっしょりだ……

淫乱な自分に泣きたくなった。

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