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────4話*水面下の戦い
16・塩田と皇……初めての夜【R】
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****♡Side・塩田
───まったく。先にはじめろったって……。
塩田はため息をつくと、皇のシャツをたくし上げ、わき腹を撫でる。きめ細かく滑らかな肌に、何食ってんだコイツと思いながらも手を滑らせた。
「んんッ」
長い睫を震わせ、声を漏らす彼。社長にはどんな風に抱かれているのだろうかと好奇心が沸く。
「皇」
「んッ……」
徐々に手が上へと滑り彼の胸の飾りに触れると、さっきとは違う上擦った声を溢す。
──感度が恐ろしくイイとは聞いてはいるけれど。
皇は自分を何度も襲った人間だ。それもタチとして。
それなのに感度良好のネコちゃんなどとは、にわかには信じがたい。黒岩は皇が社長に抱かれるUSBを手に入れ、皇にぞっこんだと言う。クレイジーだと塩田は思っていた。仮にも上司ではあるが。
「舐めてやるから、服を脱げ」
おおよそムードとはかけ離れてはいるが、塩田らしいと言えばそれまでである。
「全部?」
と虚ろな目をした彼が問う。
──なんだ、全部とは。
「下も脱ぐの?」
と不安そうに。そこで塩田はフッと笑った。
「ん、全部。俺の前で厭らしく脱いでみろよ」
彼は酔っているせいか従順だ。たった三枚しかない衣服を、力の入らない手で一所懸命脱ごうとしている様がなんとも可愛らしい。
「よく、できました」
全てを取り払い恥ずかしそうにしている彼に覆いかぶさると、まずはキス。
「んんッ……塩田……好き」
夢だと思っているのか、自分の欲望に素直な彼。先にしていろとは言うものの、何を何処までしたら良いのかわからない。塩田はいつも電車が自分にしてくれるように、彼へと愛撫を始めたのである。
───男同士だから、どこをどうすればいいかは分かるが……。
「んんッ……あああッ♡」
あまりの感度の良さと甘い声に理性が飛びそうになり、自分も男であることを自覚する塩田。
「ここ好きなんだ」
胸の飾りを弄り回し、ペロリと舐め上げれば彼は気持ちの良さに身を捩る。気分を良くした塩田は皇自身に指を絡めた。
「んんッ……」
カリの部分の裏筋に繋がる部分を親指でグリグリと刺激すれば、彼は胸を仰け反らせる。その姿は厭らしくて官能的だ。
「こんな姿、いつも社長に見せてるのか?」
と塩田が意地悪く聞けば、皇は目に涙を溜め嫌々と首を横に振る。
否定と言うよりは塩田には知られたくないようだ。
「そう。じゃあ確認しないとな」
彼は蕾を舐められるのが大好きだと聞いている。その良さは塩田も知ってはいるが、試したくなった。
「確認?」
不思議そうな表情をする彼の両腿の裏を手で掴むとぐいっと持ち上げ、左右に開き間に身体を押し入れる。そして双丘を両手で掴み、優しく開いた。
「塩田……見ないで……そんな……とこ」
「大好きなんだろ。ここ舐められるの」
塩田は意外とノリノリだったようだ。
───まったく。先にはじめろったって……。
塩田はため息をつくと、皇のシャツをたくし上げ、わき腹を撫でる。きめ細かく滑らかな肌に、何食ってんだコイツと思いながらも手を滑らせた。
「んんッ」
長い睫を震わせ、声を漏らす彼。社長にはどんな風に抱かれているのだろうかと好奇心が沸く。
「皇」
「んッ……」
徐々に手が上へと滑り彼の胸の飾りに触れると、さっきとは違う上擦った声を溢す。
──感度が恐ろしくイイとは聞いてはいるけれど。
皇は自分を何度も襲った人間だ。それもタチとして。
それなのに感度良好のネコちゃんなどとは、にわかには信じがたい。黒岩は皇が社長に抱かれるUSBを手に入れ、皇にぞっこんだと言う。クレイジーだと塩田は思っていた。仮にも上司ではあるが。
「舐めてやるから、服を脱げ」
おおよそムードとはかけ離れてはいるが、塩田らしいと言えばそれまでである。
「全部?」
と虚ろな目をした彼が問う。
──なんだ、全部とは。
「下も脱ぐの?」
と不安そうに。そこで塩田はフッと笑った。
「ん、全部。俺の前で厭らしく脱いでみろよ」
彼は酔っているせいか従順だ。たった三枚しかない衣服を、力の入らない手で一所懸命脱ごうとしている様がなんとも可愛らしい。
「よく、できました」
全てを取り払い恥ずかしそうにしている彼に覆いかぶさると、まずはキス。
「んんッ……塩田……好き」
夢だと思っているのか、自分の欲望に素直な彼。先にしていろとは言うものの、何を何処までしたら良いのかわからない。塩田はいつも電車が自分にしてくれるように、彼へと愛撫を始めたのである。
───男同士だから、どこをどうすればいいかは分かるが……。
「んんッ……あああッ♡」
あまりの感度の良さと甘い声に理性が飛びそうになり、自分も男であることを自覚する塩田。
「ここ好きなんだ」
胸の飾りを弄り回し、ペロリと舐め上げれば彼は気持ちの良さに身を捩る。気分を良くした塩田は皇自身に指を絡めた。
「んんッ……」
カリの部分の裏筋に繋がる部分を親指でグリグリと刺激すれば、彼は胸を仰け反らせる。その姿は厭らしくて官能的だ。
「こんな姿、いつも社長に見せてるのか?」
と塩田が意地悪く聞けば、皇は目に涙を溜め嫌々と首を横に振る。
否定と言うよりは塩田には知られたくないようだ。
「そう。じゃあ確認しないとな」
彼は蕾を舐められるのが大好きだと聞いている。その良さは塩田も知ってはいるが、試したくなった。
「確認?」
不思議そうな表情をする彼の両腿の裏を手で掴むとぐいっと持ち上げ、左右に開き間に身体を押し入れる。そして双丘を両手で掴み、優しく開いた。
「塩田……見ないで……そんな……とこ」
「大好きなんだろ。ここ舐められるの」
塩田は意外とノリノリだったようだ。
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