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━1章【HAPPY ENDには程遠い】━
6 波乱の予感【R】
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****♡side・美崎
「んんッ……あ……んッ」
自分のものとは思えない甘ったるい喘ぎ声を漏らし、プチゅップチゅッと秘部から厭らしい音を響かせる。美崎の秘部を鶴城自身が出たり入ったりするのを全身で感じていた。
──気持ちいいッ。
あッ…好き。
鶴城ッ。
彼にとって自分が単なる性欲発散の相手だったとしても、自分は彼が好きだ。
「んッ……ああ……んッ」
「ここ、好き?」
抱き締められながら奥を突かれる。
鶴城に優しい声で問われ、美崎はコクコクと頷いた。
「あッあッ……んッ」
「美崎……」
何度も何度も好きだと告げられながら、抱き締めあい求め合う。心地よい体温。好いた男の腕の中。不思議と落ち着く。
──……鶴城……好きッ。
好きだ……。
キスして欲しい。
口に出せずにじっと見つめれば、鶴城は気づいたように美崎の唇を奪う。
「んッ」
気持ちが通じたことが嬉しくて美崎は夢中で舌を絡めた。
「美崎ッ」
「ああッ……うぅんッ」
「起こすよ」
「んッ……⁇」
ぐいっと引っ張り起こされ対面騎乗位にさせられると、より深く鶴城自身が奥を突く。
「やぁッ……深いッ」
「大丈夫だよ、美崎」
「無理っ」
「ほら」
自分と鶴城の肌に挟まれた美崎自身が、奥を突き上げられる度に彼の肌に擦れて気持ちいい。
「おかしくなるッ」
「感じていいから」
彼が二人の間に手を潜り込ませる。
「前触っちゃ……あああッ」
「感じて」
──好きッ
頭おかしくなるッ
「美崎」
「んんんッ…ダメッ…いッちゃ……っ」
美崎は自分自身を鶴城に擦りあげられ、絶頂を迎えていた。
ぎゅうっと胸に抱き締められながら。
**・**
「委員長、私がやりますよ」
K学園では前年の生徒会副会長が風紀委員長に。
前年の風紀副委員長が生徒会長に立候補するのが通例であった。
そのため現副会長である鶴城が生徒会長に立候補するとなった今年は、風紀委員長を新たに選出しなくてはならなくなったのだ。
美崎が風紀委員たちとどうするか話合っていると、今年の風紀副委員長が挙手をする。
「え?」
風紀委員長と言えば、たちの悪いイジメの主犯と対峙することもあったため、ずっと男子生徒が行ってきた。男尊女卑ではなく、女生徒を危険な目に合わせないためである。だが今年の風紀副委員長は女生徒であった。
「白石、俺は賛成しかねる」
「大丈夫ですって、美崎先輩」
彼女は【白石風花】といった。
彼女は美崎のことを慕っていて風紀委員の仕事も頑張ってくれている真面目な生徒。それが自分の前でだけなことを美崎は知らない。彼女は美崎をリスペクトし過ぎており、相当ぶっ飛んだ少女だということを。
彼女の兄は圭一と同級生で【白石奏斗】という。奏斗はK学園では有名人であり、彼のことを美崎は良く知っていたが妹の風花のことは表面上しか知らなかった。
「来年は鶴城くんが生徒会長なんですから」
まだ決まったわけではないのだが。
「彼、強そうだし守ってくれますって」
それは一緒に見回りなどを行うということを指していた。
「まあ、それなら」
美崎は白石からバレンタインにチョコを渡されそうになったことを思い出す。付き合って欲しいと言われ、好きな人がいるからと断った。
白石が鶴城とどうこうなることはないだろうと、美崎は彼女の風紀委員に対する熱意と誇りを尊重した。まさか、彼女が鶴城を恨んでいたとは知らずに。
「んんッ……あ……んッ」
自分のものとは思えない甘ったるい喘ぎ声を漏らし、プチゅップチゅッと秘部から厭らしい音を響かせる。美崎の秘部を鶴城自身が出たり入ったりするのを全身で感じていた。
──気持ちいいッ。
あッ…好き。
鶴城ッ。
彼にとって自分が単なる性欲発散の相手だったとしても、自分は彼が好きだ。
「んッ……ああ……んッ」
「ここ、好き?」
抱き締められながら奥を突かれる。
鶴城に優しい声で問われ、美崎はコクコクと頷いた。
「あッあッ……んッ」
「美崎……」
何度も何度も好きだと告げられながら、抱き締めあい求め合う。心地よい体温。好いた男の腕の中。不思議と落ち着く。
──……鶴城……好きッ。
好きだ……。
キスして欲しい。
口に出せずにじっと見つめれば、鶴城は気づいたように美崎の唇を奪う。
「んッ」
気持ちが通じたことが嬉しくて美崎は夢中で舌を絡めた。
「美崎ッ」
「ああッ……うぅんッ」
「起こすよ」
「んッ……⁇」
ぐいっと引っ張り起こされ対面騎乗位にさせられると、より深く鶴城自身が奥を突く。
「やぁッ……深いッ」
「大丈夫だよ、美崎」
「無理っ」
「ほら」
自分と鶴城の肌に挟まれた美崎自身が、奥を突き上げられる度に彼の肌に擦れて気持ちいい。
「おかしくなるッ」
「感じていいから」
彼が二人の間に手を潜り込ませる。
「前触っちゃ……あああッ」
「感じて」
──好きッ
頭おかしくなるッ
「美崎」
「んんんッ…ダメッ…いッちゃ……っ」
美崎は自分自身を鶴城に擦りあげられ、絶頂を迎えていた。
ぎゅうっと胸に抱き締められながら。
**・**
「委員長、私がやりますよ」
K学園では前年の生徒会副会長が風紀委員長に。
前年の風紀副委員長が生徒会長に立候補するのが通例であった。
そのため現副会長である鶴城が生徒会長に立候補するとなった今年は、風紀委員長を新たに選出しなくてはならなくなったのだ。
美崎が風紀委員たちとどうするか話合っていると、今年の風紀副委員長が挙手をする。
「え?」
風紀委員長と言えば、たちの悪いイジメの主犯と対峙することもあったため、ずっと男子生徒が行ってきた。男尊女卑ではなく、女生徒を危険な目に合わせないためである。だが今年の風紀副委員長は女生徒であった。
「白石、俺は賛成しかねる」
「大丈夫ですって、美崎先輩」
彼女は【白石風花】といった。
彼女は美崎のことを慕っていて風紀委員の仕事も頑張ってくれている真面目な生徒。それが自分の前でだけなことを美崎は知らない。彼女は美崎をリスペクトし過ぎており、相当ぶっ飛んだ少女だということを。
彼女の兄は圭一と同級生で【白石奏斗】という。奏斗はK学園では有名人であり、彼のことを美崎は良く知っていたが妹の風花のことは表面上しか知らなかった。
「来年は鶴城くんが生徒会長なんですから」
まだ決まったわけではないのだが。
「彼、強そうだし守ってくれますって」
それは一緒に見回りなどを行うということを指していた。
「まあ、それなら」
美崎は白石からバレンタインにチョコを渡されそうになったことを思い出す。付き合って欲しいと言われ、好きな人がいるからと断った。
白石が鶴城とどうこうなることはないだろうと、美崎は彼女の風紀委員に対する熱意と誇りを尊重した。まさか、彼女が鶴城を恨んでいたとは知らずに。
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