R18【同性恋愛】究極純愛♡僕日『happy endには程遠くても』【僕日サブキャラloveスト1】

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━2章【不器用な二人】━

1-2『彼色に染まる』【R】

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 ****♡side・美崎

「ま……こと……」
「ん?」
 切ない声をあげれは鶴城は嬉しそうに微笑んでちゅッと口づけをくれる。そのまま舌を絡め、美崎がもっとと言うように追いかければ彼は離れた。
「そんな顔するなって、可愛すぎるよ」
 美崎の中に入った鶴城自身がぐんっと大きさを増す。思わず美崎は声を漏らした。
「正常位で突きたい、いいだろ?」
 彼の唇が離れたのは体位を変えたいから。
 美崎は拗ねたようにぎゅッと強く抱きついた。
「何、どうしたんだよ」
「慎、好き」
「!」
 鶴城は美崎の言葉に口元を押さえる。
「今日、可愛すぎる」
「あッ」

 ──えっ! ちょっ……。
  やめッ! 猿うううううぅ!

 繋がったまま対面騎乗位から正常位へ。美崎は足を大きく拡げられ腰を持ち上げられた。
「やあああッ」
 甘ったるい拒否の声は、拒否に聞こえない。
「眺め最高。繋がってるのよく見えるよ」
「やぁんッ」
 奥まで突かれ、意思に反して厭らしい声が漏れてゆく。
 何度頭のなかで否定してもどうにもならない。

 ──違うっ。
  恥ずかしいのに。
  慎のばかッ……。

「一緒にイってよ、優也」
「んんんッ」
「愛してるよ」
 彼に美崎自身を扱きあげられながら奥を突かれ、彼の手を愛液で汚したのだった。

   **・**

「このッエロ猿!」
 美崎は丸めた新聞でパコッと鶴城をひっぱたいた。
「いくらなんでもやりすぎだろ!」
 結局、あの後三回も鶴城がイクまで付き合わされ美崎はヘトヘトだ。

 ──絶倫め!

「優也が可愛すぎるからだろ」
 ヘラッと笑って美崎を後ろから抱き締める鶴城の腕を、新聞でポコポコ叩いたが彼は気にも止めなかった。
「デート、行こう」
 彼は美崎の耳朶にチュッとキスをする。そんな彼に美崎は”なんという体力バカだ”とため息をつく。
「映画に食事、いくだろ?」
「途中で寝たら慎のせいだぞ」
「はいはい」
 鶴城は笑っている。でもそんな彼が美崎は好きなのだ。体を反転させるとぎゅッと抱きつく。

「今日はほんと可愛すぎる」
 髪や背中を撫でる彼の手が優しかった。
「優也」
「なんだよ」
 鶴城の元好きだった子は、見かけも凄く可愛らしい。
 美崎はそのせいかいつだって、自分に自信が持てないでいる。
「そんなとこ、他の人にみせるなよな」
「はあ?」
 ムッとして、顔をあげたら唇を奪われた。
「優也、モテるから心配だよ」
「お前が言うか?」

 ──可愛くない自分。
  こんな風にしか言えない自分が嫌だ。
  慎が好きなのに。
  誰にも取られたくないのに。

 不安でたまらないのに、自分を変えられないことに美崎は嫌気が差していくのだった。

 ****

「あっ……」
「ん?」
 思わず声をあげると鶴城が振り返る。着替えを済ませ、レストランに向かう途中であった。彼がショーウィンドーの中を指差そうと繋いでいた美崎の手を離したのが原因だった。
「何でもない」

 ──手が離れるくらいなんてことないのに。

 美崎は見た目こそ派手に見える美人であったが、内面は繊細で恋人にベッタリ甘えたいタイプ。鶴城はといえば、鈍感でロマンスとは無縁な体育会系。真っ直ぐで曲がったことが嫌いというよりは、不器用な熱血漢。

「優也」
「あ……」
 何かに気づいた彼が腕を延ばすと美崎の肩を抱き寄せた。ニッと笑う彼に美崎は頬を染める。最近鶴城は何かと美崎の変化に注意を向けてくれるようになった。そんな彼は美咲を”理解したい”という。
「なあ、これ買わね?」
 猫好きの美崎の為に彼が指差すのはお揃いの茶碗セット。お洒落だが可愛い。

「新婚みたいだな」
 彼は美崎に目を向けて。
「飽きたら捨てるんだろ?」
 美崎はつい憎まれ口を叩いた。しかし彼は一瞬驚いた顔をしたものの、ちゅっとキスをくれる。優しい目をして。
「一生飽きないし、捨てるなんてありえないよ」
 鶴城はそういって笑う。

 ──なんだよ、最近。
  好きだよ? 好きだけど。
  嬉しい、嬉しいけど。

 美崎は鶴城の胸の中でかああああッと更に頬を染めた。
 それに対し鶴城は、”どっちの色がいいかな?”などと、呑気である。そんな彼を美崎はそっと覗き見た。

 ──ホントに捨てない?
  俺、素直じゃないし。
  可愛くもないし、ヤキモチ妬きだぞ。

「優也、どっちに……」
 こちらに気づいた鶴城と目が合い、思わず目をそらした。そんな美崎に彼はクスッと笑う。
「襲いたくなる」
「はぁ?!」
 彼の言葉に思わずそちらに顔を向けると、引き寄せられ唇を奪われた。
「んッ……」

 ──ダメッ………。
  なんで、舌入れ……。

 パンパンと彼の背中を叩くと、やっと離れてくれる。
「優也、ホテルいこ」
「ええ?!」
「したい」

 ──ちょ、ちょっとま……。
  家出る前もしたのに。
  でも、慎がしたいなら……。

 徐々に流され始めている自分に、美崎は気付かなかった。
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