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170・キャラクターの反乱バトル14
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170・キャラクターの反乱バトル14
この流れはバトルするしかないと思った。しかし息吹はここで抱く疑問を声にする。
「戦うのはいいとして……あいつらどうすればいいんだ? バトルで葬っても小説があるんだったら……また出てくるんじゃないのか?」
息吹のその問いはもっともだと思ったかすみ、後ろで事の成り行きを見ようとしている無名作家に言った。
「ひとつ提案です」
「な、なに?」
「あの4人キャラクターが登場する小説、全部捨てて完全消去したらどうですか? そうしたら話が丸く収まるんじゃないですか?」
我ながらすばらしいことを言った、えっへん! とFカップの胸を張るかすみだった。そして息吹も閻美も、確かにその通りだよなと内心で思う。だが書矢がそれを受け入られるわけはない。
「だ、ダメだ、そんなことできるわけがない」
「どうしてですか?」
「どうしてって……小説はネットで連載している、いや、それがどうのじゃない。あの4人が登場する小説は、おれが作家になりたいと思って必死に書いているモノなんだ。ただの趣味でもないんだ。ほんとうに小説家になりたくて、読者が集まれば書籍化されるんじゃないかと夢を見て、だから一生懸命に書ているんだ。そしてまだ完成していない。それを捨てるなんて、完全消去するなんて、それっておれに死ねと言っているのと同じじゃないか」
「ん……ぅ……」
書矢の思いを聞かされると、かすみも息吹も閻美もムリヤリ消去させるような事はできないと思った。
「じゃぁどうすれば……」
そんな風に思ったとき、突然にちょっと待ったぁ! と声がかかった。その声がした方向に全員が目を向けると、一人スーツ姿の者が歩いてくると目に映る。そして息吹を以外の全員が例外なくギョッとして顔を引きつらせる。
「ぶ、ぶ、ブタがスーツを着て……」
息吹以外の全員が同じ事を同じタイミングで言うって奇跡みたいな事が起こった。でもそんな事はどうでもよく、息吹はブ太郎に何のようだ? と問う。
「いや、息吹さんと閻美さんがうまくいっているか時々はチェックしようかなと思っているモノでして」
「秘密警察みたいな事をするんじゃねぇよ」
「まぁまぁ、話はすでにのぞき見で理解しているので、いいモノを渡そうと思ってきたのです」
「いいモノ?」
「はい、みなさんこちらのご注目!」
ブ太郎、そう言うと道路の脇にドーン! とデカいモノを置いた。それは値段をつけたらどうなる? と思うくらい高級感あふれる石板。
「石板?」
「はい、賢者の石板です」
ブ太郎曰く、賢者の石板はバトルに敗北した魔物や得たいが知れないモノを吸収して永遠に刻み込むというモノ。古代エジプトのロゼッタストーンは、この賢者の石をイメージして作られたという。
「つまりですね、息吹さんたちがキャラクターたちと戦い勝利すると、キャラはこの石板に刻まれます。二度と浮き出てくることも自分の意思で勝手に動く事もできません。ただし……」
「ただし?」
「もし、バトルに負けたりすると……自分が代わり身として刻まれるのでご注意ください」
「わかった」
ではいよいよバトルだと空気がキュッと引き締まった時、アデリーヌがビアンカより前に出た。
「わたしが行く。もうジッとなんかしていられないから」
「だいじょうぶか?」
「だいじょうぶ、ビアンカの世話になったりはしないよ」
「そうか」
こんな2人のやり取りを見たら、クゥっと興奮してしまったのがかすみだったりする。
「わたしが行く」
言って息吹の前に出る。
「だいじょうぶか?」
「だいじょうぶ、息吹くんの世話には……ま、まぁなってもいいけど、ならないつもり」
「そうか」
言ったかすみ、ビューティー! と叫び変身した。内側のTシャツが消えて赤色のスポーツブラと谷間が姿を現す。そして手に薙刀を持ったら、クッと身構えアデリーヌと対峙。
「薙刀かぁ」
アデリーヌ、かすみを見ながら武器を手に持つ。それはかすみにとっては見慣れない半円形って形状をしたもの。ショーテルという名前など知らないので、実に奇妙な緊張感をもたらす。
(あれってどういうモノ? よくわからないから、こっちも最初から全力でやって早く終わらせないと)
かすみ、中央を両手に持ち、その薙刀を頭上でグルグルっと回す。そうして叫ぶと同時にボッと赤い鳥を出現させる。
「まずはお手並み拝見、紅孔雀!」
かすみが叫ぶ、すると夜の暗さを照らす赤い輝きがアデリーヌに向かって飛んでいく。
「笑止!」
アデリーヌ、グッと腰を下ろして身構えた次の瞬間、気合の叫びと同時に右腕を振る。
「でやぁぁぁぁ!」
半円形の外側が向かってきた紅孔雀を斬り裂く。パーっと赤い光が夜の色合いに飛び散って消えた。
「じゃぁ、今度はわたしから攻撃させてもらう」
アデリーヌ、言い終えるとまたすぐグッと腰を落として構えた。それはどういう攻撃なのかかすみにはまったく見当がつかない。
(あの武器……半円形というだけで……実は他の武器でやる水平攻撃と変わらないんじゃ……だったらさほど恐れなくても……)
かすみ、息を飲んで相手の身構える。
「アデリーヌ満月!」
アデリーヌが叫んだ、そして右腕を振った。するとどうだ、武器を投げたのではなく、剣が伸びた。
(な……)
ギョッとした次の瞬間、向かってきた剣がグルっと周り……かすみの首を取り囲む。
「やば!」
反射的にしゃがんだら、ガチーン! と音がした。それは半円が完全な丸になったという音。もし避けていなかったら、首が地面に落ちていたと思われる。
「おぉ、よく避けた、ブス巨乳」
「誰がブス巨乳!」
「ふん、スポーツブラで巨乳をアピールするとかあざとい。顔に自信がないから乳に頼っているんでしょう? ダサい女」
「黙って聞いていれば……このビューティーかすみはあざとい女なんかじゃない、ついでにブスでもない!」
かすみ、グワっと怒り震えるとまた紅孔雀を出した。そうしてアデリーヌとかいう許しがたいモノへと飛ばす。
「またそれ、巨乳単細胞」
アデリーヌ、もう一度ショーテルを振ろうとした。が、突然に鳥が軌道を変えたではないか。
(え?)
まっすぐ突進してくると思った鳥が突然上に向かっていったから、思わず両目がそれを追いかけた。
「前方不注意!」
ドン! と突然前に立っているかすみがいる。
「あぅ……」
反応出来ずってアデリーヌ、かすみの横蹴りを避けられず食らって吹っ飛ぶ。それを見たかすみ、すぐさま薙刀で追撃。
「覚悟!」
叫ぶかすみ、ブッ刺される! と焦るアデリーヌ、これは勝負あったと思われた。
「く!」
アデリーヌ、体を大きく傾ける左手を地面につけた、そうしてグルン! と回って固い地面をゴロゴロ転がり周りかすみの攻撃を回避。
「おぉ、やるぅ!」
今のは決まったと思ったけどなぁと感心するかすみ。
「いたた……」
固い地面を勢いよくゴロゴロ回ったので全身が痛いアデリーヌ。腹立たしい! と怒った顔で立ち上がり吠える。
「おのれ、ブス巨乳……絶対に許さない!」
この流れはバトルするしかないと思った。しかし息吹はここで抱く疑問を声にする。
「戦うのはいいとして……あいつらどうすればいいんだ? バトルで葬っても小説があるんだったら……また出てくるんじゃないのか?」
息吹のその問いはもっともだと思ったかすみ、後ろで事の成り行きを見ようとしている無名作家に言った。
「ひとつ提案です」
「な、なに?」
「あの4人キャラクターが登場する小説、全部捨てて完全消去したらどうですか? そうしたら話が丸く収まるんじゃないですか?」
我ながらすばらしいことを言った、えっへん! とFカップの胸を張るかすみだった。そして息吹も閻美も、確かにその通りだよなと内心で思う。だが書矢がそれを受け入られるわけはない。
「だ、ダメだ、そんなことできるわけがない」
「どうしてですか?」
「どうしてって……小説はネットで連載している、いや、それがどうのじゃない。あの4人が登場する小説は、おれが作家になりたいと思って必死に書いているモノなんだ。ただの趣味でもないんだ。ほんとうに小説家になりたくて、読者が集まれば書籍化されるんじゃないかと夢を見て、だから一生懸命に書ているんだ。そしてまだ完成していない。それを捨てるなんて、完全消去するなんて、それっておれに死ねと言っているのと同じじゃないか」
「ん……ぅ……」
書矢の思いを聞かされると、かすみも息吹も閻美もムリヤリ消去させるような事はできないと思った。
「じゃぁどうすれば……」
そんな風に思ったとき、突然にちょっと待ったぁ! と声がかかった。その声がした方向に全員が目を向けると、一人スーツ姿の者が歩いてくると目に映る。そして息吹を以外の全員が例外なくギョッとして顔を引きつらせる。
「ぶ、ぶ、ブタがスーツを着て……」
息吹以外の全員が同じ事を同じタイミングで言うって奇跡みたいな事が起こった。でもそんな事はどうでもよく、息吹はブ太郎に何のようだ? と問う。
「いや、息吹さんと閻美さんがうまくいっているか時々はチェックしようかなと思っているモノでして」
「秘密警察みたいな事をするんじゃねぇよ」
「まぁまぁ、話はすでにのぞき見で理解しているので、いいモノを渡そうと思ってきたのです」
「いいモノ?」
「はい、みなさんこちらのご注目!」
ブ太郎、そう言うと道路の脇にドーン! とデカいモノを置いた。それは値段をつけたらどうなる? と思うくらい高級感あふれる石板。
「石板?」
「はい、賢者の石板です」
ブ太郎曰く、賢者の石板はバトルに敗北した魔物や得たいが知れないモノを吸収して永遠に刻み込むというモノ。古代エジプトのロゼッタストーンは、この賢者の石をイメージして作られたという。
「つまりですね、息吹さんたちがキャラクターたちと戦い勝利すると、キャラはこの石板に刻まれます。二度と浮き出てくることも自分の意思で勝手に動く事もできません。ただし……」
「ただし?」
「もし、バトルに負けたりすると……自分が代わり身として刻まれるのでご注意ください」
「わかった」
ではいよいよバトルだと空気がキュッと引き締まった時、アデリーヌがビアンカより前に出た。
「わたしが行く。もうジッとなんかしていられないから」
「だいじょうぶか?」
「だいじょうぶ、ビアンカの世話になったりはしないよ」
「そうか」
こんな2人のやり取りを見たら、クゥっと興奮してしまったのがかすみだったりする。
「わたしが行く」
言って息吹の前に出る。
「だいじょうぶか?」
「だいじょうぶ、息吹くんの世話には……ま、まぁなってもいいけど、ならないつもり」
「そうか」
言ったかすみ、ビューティー! と叫び変身した。内側のTシャツが消えて赤色のスポーツブラと谷間が姿を現す。そして手に薙刀を持ったら、クッと身構えアデリーヌと対峙。
「薙刀かぁ」
アデリーヌ、かすみを見ながら武器を手に持つ。それはかすみにとっては見慣れない半円形って形状をしたもの。ショーテルという名前など知らないので、実に奇妙な緊張感をもたらす。
(あれってどういうモノ? よくわからないから、こっちも最初から全力でやって早く終わらせないと)
かすみ、中央を両手に持ち、その薙刀を頭上でグルグルっと回す。そうして叫ぶと同時にボッと赤い鳥を出現させる。
「まずはお手並み拝見、紅孔雀!」
かすみが叫ぶ、すると夜の暗さを照らす赤い輝きがアデリーヌに向かって飛んでいく。
「笑止!」
アデリーヌ、グッと腰を下ろして身構えた次の瞬間、気合の叫びと同時に右腕を振る。
「でやぁぁぁぁ!」
半円形の外側が向かってきた紅孔雀を斬り裂く。パーっと赤い光が夜の色合いに飛び散って消えた。
「じゃぁ、今度はわたしから攻撃させてもらう」
アデリーヌ、言い終えるとまたすぐグッと腰を落として構えた。それはどういう攻撃なのかかすみにはまったく見当がつかない。
(あの武器……半円形というだけで……実は他の武器でやる水平攻撃と変わらないんじゃ……だったらさほど恐れなくても……)
かすみ、息を飲んで相手の身構える。
「アデリーヌ満月!」
アデリーヌが叫んだ、そして右腕を振った。するとどうだ、武器を投げたのではなく、剣が伸びた。
(な……)
ギョッとした次の瞬間、向かってきた剣がグルっと周り……かすみの首を取り囲む。
「やば!」
反射的にしゃがんだら、ガチーン! と音がした。それは半円が完全な丸になったという音。もし避けていなかったら、首が地面に落ちていたと思われる。
「おぉ、よく避けた、ブス巨乳」
「誰がブス巨乳!」
「ふん、スポーツブラで巨乳をアピールするとかあざとい。顔に自信がないから乳に頼っているんでしょう? ダサい女」
「黙って聞いていれば……このビューティーかすみはあざとい女なんかじゃない、ついでにブスでもない!」
かすみ、グワっと怒り震えるとまた紅孔雀を出した。そうしてアデリーヌとかいう許しがたいモノへと飛ばす。
「またそれ、巨乳単細胞」
アデリーヌ、もう一度ショーテルを振ろうとした。が、突然に鳥が軌道を変えたではないか。
(え?)
まっすぐ突進してくると思った鳥が突然上に向かっていったから、思わず両目がそれを追いかけた。
「前方不注意!」
ドン! と突然前に立っているかすみがいる。
「あぅ……」
反応出来ずってアデリーヌ、かすみの横蹴りを避けられず食らって吹っ飛ぶ。それを見たかすみ、すぐさま薙刀で追撃。
「覚悟!」
叫ぶかすみ、ブッ刺される! と焦るアデリーヌ、これは勝負あったと思われた。
「く!」
アデリーヌ、体を大きく傾ける左手を地面につけた、そうしてグルン! と回って固い地面をゴロゴロ転がり周りかすみの攻撃を回避。
「おぉ、やるぅ!」
今のは決まったと思ったけどなぁと感心するかすみ。
「いたた……」
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