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二章・・・かごの外
知らない
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紅月にぶっ飛ばされた新月は、飛ばされてる時の負荷に耐えきれず気を失っていた。
(・・・・・・眩しい)
眩しくて、目が開けられない。
「・・・ここ、どこだろう。」
宵の森はこんなに明るくない。
とりあえず、目が慣れるまで動かないことにする。
(・・・おかしい、ちっとも目が慣れる気がしない。)
目が覚めてからどれくらい経っただろうか。
体感二時間ほどだろうか。
(なれるどころか眩しさが増している気がする。
・・・目を閉じてても苦痛を感じるくらいだ。)
このままでは埒が明かない。無理矢理目をこじ開ける。
「っ、!?
ああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!」
経験したことの無い激痛が新月の両目を襲う。
(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!)
目の奥がジリジリジリジリと焼けていくように痛む。
(うっかりでも目なんか開けられない!)
手探りで服の裾を破き目を覆い、頭の後ろで固定する。
じっとしていれば、焼けるような痛みはだんだんと引いていく。
(参ったな、これじゃあ紅月さんを探すにも探せないし・・・そもそもここがどこか分からないから下手に動けない。
どうしよう・・・)
新月は途方に暮れる。
言い表せぬ不安に襲われる。
(ここはどこなんだ?どうすればいい?そもそも俺の身に一体何が起こってるんだ・・・。)
突然五感の一部を奪われ、新月は冷静さを欠いていた。
(森の声も聞こえない・・・!宵の森にいるときは騒がしい程だった!)
(どうして俺はこんな目にあっている?一体何が起こったんだ。俺が軽率だったのか?何がいけなかった?これは紅月さんがやったのか?俺がいけなかった?怒ってたのか?なんで?分からない・・・分からない!)
頭の中でどうして、なんで、一体何が、その思いばかりが巡り、考えは一向に進まない。
はっ、と我に返る。
(ちょっと一旦、うん、ちょっと落ち着こう。
大丈夫だ、俺。なにが大丈夫なのかは分からないが大丈夫だ落ち着け俺。焦っても紅月さんには会えない。)
深呼吸をする。
(状況を確認しよう。
ここには紅月さんに吹っ飛ばされてきた。
理由は分からないけど俺は今、目が見えない。
森の声は聞こえないけど風の音や木々が擦れる音は聞こえるから耳が聞こえないわけじゃない。
他の感覚も無いわけじゃない。
使えないのは目だけだ。
まず俺がするべきなのは、ここがどこなのか把握することだ。ここがどこなのか分からないことには動くことも出来ないだろう。)
今の新月に目を開けることは難しい。
(だったら探知の要領で、より感覚を鋭く集中させれば・・・!)
探知の範囲を自分自身からゆっくり広げる。
(もっ、と!もっと!感覚を研ぎ澄ませ・・・!)
情報が頭の中に流れ込んでくる。
見たことの無い草花や小動物。魔物の気配もチラホラとある。
(!だいぶ分かるぞ・・・!だけどまだだ・・・まだ足りない!)
さらに集中すれば、さらに情報が流れ込んでくる。処理できないほどの情報量に、キリキリと、脳の神経が悲鳴をあげている。
(っ、脳の神経が、焼ききれ、そうな・・・)
凄まじい量の情報が新月を襲う。
(あと・・・、ちょっ、と!)
あと少しで、周りの詳細が分かりそうな、そのあと少しに手を伸ばす。
ふっ、と体の感覚が消える。
(?なんだ・・・?)
プツッ、と情報が途絶える。
(あ、れ?意識が・・・・)
意識が闇に引きずり込まれる。
(何、が・・・起こって・・・奇襲・・・?でも、俺の周りにはそんな、敵意なんて・・・・)
何が起こったのか理解できないまま、新月の意識は闇に沈んだ。
To be Continued・・・・・・
「あれ、気絶してね?」
「どうする、こやつになんぞ事あったら主様に申し訳がたたんぞ?」
「顔に冷たい水かけりゃ起きるんじゃね?」
「お前はいつも適当だのう幻月。」
「まあまあ十六夜、こいつも末席とはいえ主様の眷属、そう簡単には死なんでしょ。
てかこいつ、なんで服ビリビリで目隠ししてんの?」
「さあな。こやつが起きた時に聞けばよかろ。」
(・・・・・・眩しい)
眩しくて、目が開けられない。
「・・・ここ、どこだろう。」
宵の森はこんなに明るくない。
とりあえず、目が慣れるまで動かないことにする。
(・・・おかしい、ちっとも目が慣れる気がしない。)
目が覚めてからどれくらい経っただろうか。
体感二時間ほどだろうか。
(なれるどころか眩しさが増している気がする。
・・・目を閉じてても苦痛を感じるくらいだ。)
このままでは埒が明かない。無理矢理目をこじ開ける。
「っ、!?
ああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!!!!!!」
経験したことの無い激痛が新月の両目を襲う。
(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!)
目の奥がジリジリジリジリと焼けていくように痛む。
(うっかりでも目なんか開けられない!)
手探りで服の裾を破き目を覆い、頭の後ろで固定する。
じっとしていれば、焼けるような痛みはだんだんと引いていく。
(参ったな、これじゃあ紅月さんを探すにも探せないし・・・そもそもここがどこか分からないから下手に動けない。
どうしよう・・・)
新月は途方に暮れる。
言い表せぬ不安に襲われる。
(ここはどこなんだ?どうすればいい?そもそも俺の身に一体何が起こってるんだ・・・。)
突然五感の一部を奪われ、新月は冷静さを欠いていた。
(森の声も聞こえない・・・!宵の森にいるときは騒がしい程だった!)
(どうして俺はこんな目にあっている?一体何が起こったんだ。俺が軽率だったのか?何がいけなかった?これは紅月さんがやったのか?俺がいけなかった?怒ってたのか?なんで?分からない・・・分からない!)
頭の中でどうして、なんで、一体何が、その思いばかりが巡り、考えは一向に進まない。
はっ、と我に返る。
(ちょっと一旦、うん、ちょっと落ち着こう。
大丈夫だ、俺。なにが大丈夫なのかは分からないが大丈夫だ落ち着け俺。焦っても紅月さんには会えない。)
深呼吸をする。
(状況を確認しよう。
ここには紅月さんに吹っ飛ばされてきた。
理由は分からないけど俺は今、目が見えない。
森の声は聞こえないけど風の音や木々が擦れる音は聞こえるから耳が聞こえないわけじゃない。
他の感覚も無いわけじゃない。
使えないのは目だけだ。
まず俺がするべきなのは、ここがどこなのか把握することだ。ここがどこなのか分からないことには動くことも出来ないだろう。)
今の新月に目を開けることは難しい。
(だったら探知の要領で、より感覚を鋭く集中させれば・・・!)
探知の範囲を自分自身からゆっくり広げる。
(もっ、と!もっと!感覚を研ぎ澄ませ・・・!)
情報が頭の中に流れ込んでくる。
見たことの無い草花や小動物。魔物の気配もチラホラとある。
(!だいぶ分かるぞ・・・!だけどまだだ・・・まだ足りない!)
さらに集中すれば、さらに情報が流れ込んでくる。処理できないほどの情報量に、キリキリと、脳の神経が悲鳴をあげている。
(っ、脳の神経が、焼ききれ、そうな・・・)
凄まじい量の情報が新月を襲う。
(あと・・・、ちょっ、と!)
あと少しで、周りの詳細が分かりそうな、そのあと少しに手を伸ばす。
ふっ、と体の感覚が消える。
(?なんだ・・・?)
プツッ、と情報が途絶える。
(あ、れ?意識が・・・・)
意識が闇に引きずり込まれる。
(何、が・・・起こって・・・奇襲・・・?でも、俺の周りにはそんな、敵意なんて・・・・)
何が起こったのか理解できないまま、新月の意識は闇に沈んだ。
To be Continued・・・・・・
「あれ、気絶してね?」
「どうする、こやつになんぞ事あったら主様に申し訳がたたんぞ?」
「顔に冷たい水かけりゃ起きるんじゃね?」
「お前はいつも適当だのう幻月。」
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