美少女の秘密を知って付き合うことになった僕に彼女達はなぜかパンツを見せてくれるようになった

釧路太郎

文字の大きさ
44 / 44
パンツを見てしまう一人旅編

大人しい二人の少女

しおりを挟む
 銀髪の女の子はらーちゃんで桜色の髪の女の子がみーちゃんだそうだ。二人は叔父さんと叔母さんの生徒さんだという事なのだが、叔父さんと叔母さんは学校の先生ではないはずだし、一体何を教えているのだろうという疑問はあったのだ。
「本当に遠いところまでよく来てくれたね。昌晃君の他に頼める人がいなかったから本当に助かるよ」
「思っていたよりも遠かったんでビックリしましたけど、この二人って誰なんですか?」
 僕は車の後部座席の真ん中に座っているのだけれど、僕を挟むようにらーちゃんとみーちゃんが座っているのだ。二人とも小柄なので狭いということは無いのだけれど、何となく隣に女の子が座っているというのはソワソワしてしまって落ち着かないのだ。
 それにしても、空港の待合室にいた時と違って二人とも随分と大人しいもんだなと思ってしまった。何となく二人の顔を見てみようと思って左右を見ていたのだけれど、二人とも僕から視線を外すかのように外の景色を眺めていた。そんな事が叔父さん達の家に着くまで続いていたのだった。
「みーちゃんとらーちゃんはこの村に療養出来ているんだよ。私らも詳しいことは知らないんだけど、自然環境の豊かな場所でゆっくりと過ごすのが一番いいらしくてね」
「そうなんだよ。最初に来た時に比べてすっかり元気にもなってきたしね。昌晃君が来るって事を教えたらずっと楽しみにしてたみたいだからね。昨日だってなかなか寝付けなかったみたいだからね」
「先生、あんまりそう言う事言っちゃダメです。らーちゃんがずっとお兄さんの事待ってて寝れなかったとか内緒にしてって言ったじゃないですか」
「ちょっとちょっと、みーちゃんの方がお兄さんが来るの楽しみだって言ってたじゃない。私にずっと話しかけてきてて寝れなかったもん」
 二人はそれからも少し言い合いをしていたのだけれど、結局のところ僕が来ることを楽しみに待っててくれたという事は伝わったのだ。僕に会いたいと思ってくれてはいたのだろうけど、こうして隣にいるというのに二人とも外ばかり見ているのはちょっと寂しいと感じてしまったのだ。
「それで、なんで叔父さんと叔母さんの事を先生って呼んでるんですか?」
「私は織物を教えていてそれで先生って呼ばれてるんだよ。お父さんの方は木彫り彫刻を教えてるから先生って呼ばれてるのかもね。この村の人達はみんな何かしらの技能があるからみんな二人からは先生って呼ばれてるんだけど、昌晃君も何か二人に教えてあげたら先生って呼ばれるようになるのかもね」
「僕が教えられるような事なんて何もないですけどね。そう言えば、なんで僕を呼んだんですか?」
「昌晃君には二人の話し相手というか、遊び相手になってもらいたいなって思ったんだよ」
「それくらいだったらお安い御用ですけど、なんで僕なんですかね?」
「他にも何人か候補はいたんだけどね、写真を見たら二人とも昌晃君が良いって事になったんだよ。年齢も二人に一番近いって事だし、昌晃君が大丈夫だったら着てもらおうって事になったって事さ」
「兄さんは大丈夫だから任せておけって言ってくれたんだけどさ、本当に来てくれるのかはさっきまで心配してたんだよ。二人は絶対にくるから大丈夫だって言ってたんだけど、少し不安だったというのは事実だからね」
 僕の彼女の愛ちゃんは家族旅行で二週間ほど海外に行くと言っていたし、家にいたとしても朱音の勉強の邪魔になるという事で居場所も無かったのだ。部屋に引きこもって漫画でも読んでいようかと思ったりもしたのだけれど、父さんから叔父さんのところに行って来いと言われた結果今に至るのだ。
 こうして車に揺られている現状も何をすればいいのかさっぱりわからないけれど、こんな僕でも何かの役に立てるのであればそれでいいだろう。

 叔父さん達の家に着くと二人の少女は我先にと車から降りてトランクから僕の荷物を取り出して家の中へと駆け出していった。いくら田舎とは言え鍵をかけていないのは不用心だと思うのだけれど、最後に家を見たのは何分も前だったと思うから誰かが泥棒に入るという心配もないのかもしれないな。
「用意した部屋にはテレビはないんだけど大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ。そんなにテレビを見るわけでもないですし」
「それは良かった。お腹は空いているかな?」
「飛行機に乗る前にしっかり食べたんでまだ空いてないですね。いつもこれくらいの時間にご飯食べてるんですか?」
「私達はちょっと遅めに食べてるんだよ。ついつい仕事に夢中になっちゃってご飯を作るのを忘れちゃうことがあってね。これくらいの年になるとあんまり食欲もわいてこないってのもあるんだろうけどさ」
 僕の両親も以前に比べると食べる量自体は減っているような気もする。でも、妹の朱音が作ったお菓子なんかは残さずに食べているし、ただ単に面倒になっているだけなのかもしれないな。僕も休みの日で用事が無い時は昼を食べずにダラダラと過ごすこともあるのだけれど、それとは少し違うような気もしていた。
「今日はね、みーちゃんとらーちゃんでお兄さんのためにご飯を作りたいと思ってるんだけど、先生はそれでも大丈夫ですか?」
 いつまでたっても家に入ってこない僕たちを心配したのか二人の少女が窓から体を乗り出して話しかけてきた。もう少し前に出てしまうとバランスを崩して下に落ちてしまいそうに見えるのだけれど叔父さんも叔母さんも全く心配している様子が見られないのでコレはごくありふれた日常の一コマなのかもしれない。
「それじゃあ、二人にお願いしちゃおうかな。叔母さんはその間に残っている仕事を片付けちゃおうかな」
「ありがとう。お兄さんのために美味しいご飯作るからね。らーちゃんの作る焼きそばとみーちゃんの作る焼きそばのどっちが美味しいか食べ比べしてね」
しおりを挟む
感想 2

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

2022.08.03 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2022.08.04 釧路太郎

アポロン晃明(Komei)様

お互いに楽しんで頑張りましょうね!!

解除
2022.08.03 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

2022.08.03 釧路太郎

アポロン晃明(Komei)様 感想ありがとうございます

彼女の愛ちゃんは多重人格だと思うのですが、秘密は他にもあったりするので彼女達との青春を楽しんでいただけると嬉しいです。
愛ちゃんの名前は私もいい名前だと思ってよく使っちゃうんですよね。

アポロン晃明(Komei)様の作品も読ませていただこうと思いますので、お互いに楽しみながら作品を作り上げられるといいですね。

解除

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗利は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。

たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】 『み、見えるの?』 「見えるかと言われると……ギリ見えない……」 『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』  ◆◆◆  仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。  劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。  ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。  後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。  尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。    また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。  尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……    霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。  3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。  愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー! ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について

おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。 なんと、彼女は学園のマドンナだった……! こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。 彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。 そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。 そして助けられた少女もまた……。 二人の青春、そして成長物語をご覧ください。 ※中盤から甘々にご注意を。 ※性描写ありは保険です。 他サイトにも掲載しております。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。