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3話
ウラセカイ
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暗い。真っ暗ではない。薄暗い灰色の世界。
ここはどこだ?
現実となんら変わらない。部屋もそのままだ。色がない。
なぜか不安に掻き立てられたおれは家にだれかいるか確認しに階段をおりた。
家族はみんなリビングでテレビを見ていた。いつもと変わらない姿だ。
時計を見ると朝の7時半。そろそろ家を出なければ学校に遅刻すると思ったおれは用意をして学校に向かいながら、色がない世界で、おれは少しずつ違和感をなくしていた。
少し早めのスピードで歩みを進めた。
ちらほら生徒達が登校しているのが遠くにみえる。校門をくぐるとサッカー部の朝練の元気な声が聞こえてくる。下駄箱でスリッパに履き替え教室にむかった。
みんな何も変わらない。いつも通りだ。
1‐3の教室のドアをあける。いつもの教室の木の匂いはしなかった。おれはいつもの通り自分の席に座る。すでにそいつは座っていた。
心なしかそいつへの光の当たる量が少なくて影が多くかかっているように見えた。
そんなそいつは振り返って
「おはようございます!今日は遅かったですね。何がご都合が?」
気のせいか。
「別に。ただ後味の悪い夢を見ちまってな。」
「ほう。それはどのようなものですか?」
「えっとな、あれ、、?」
経験あるだろうが、夢というのは起きると忘れてしまうことがある。
今回もそんな感じで忘れたんだと思った。
「忘れた。」
「ふふふ、面白いですね。夢というのは。」
なにがおもしろいんだ。
別にいらいらはしなかったが、キリが悪いのでおれは参考書をひらいて解き始めることにした。
朝のホームルームがはじまる。
今日は数学が二時間もある日だった。新しい筋トレを取り入れてきたそいつは、今日の休み時間も筋トレに精を出していた。本日二回目の数学は最終の授業で、ほかのクラスメイトは疲れきっていたのか居眠りし始める人が多かった。
長い長い6限目の授業を受け終え、今日もそいつと帰る。
「いやいや、さすがに数学二つはしんどかったですね~。」
背伸びをしながら話しかけてくる。
「そーだな。」
味気のない返事をしたおれにそいつはぷくーっと頬を膨らませ、アニメのヒロインのように言った。
「それじゃあ、僕にはいつまでたっても勝てませんよ?」
彼女かっ!
いかんいかん、こんなやつに冷静さをかかれては。
「もう負けるわけないだろばーか。」
「なんですか今の。ちょっと親友っぽいやり取りじゃなかったですか!?」
そいつは嬉しそうにとびはねていた。
その後はいつものとおり塾に行き、授業をうけ日付が変わる前には家について寝る準備をしていた。
それにしても今日は数学二つなんてほんとにつかれたな。
電気を消したおれは今日も深い眠りについた。
ここはどこだ?
現実となんら変わらない。部屋もそのままだ。色がない。
なぜか不安に掻き立てられたおれは家にだれかいるか確認しに階段をおりた。
家族はみんなリビングでテレビを見ていた。いつもと変わらない姿だ。
時計を見ると朝の7時半。そろそろ家を出なければ学校に遅刻すると思ったおれは用意をして学校に向かいながら、色がない世界で、おれは少しずつ違和感をなくしていた。
少し早めのスピードで歩みを進めた。
ちらほら生徒達が登校しているのが遠くにみえる。校門をくぐるとサッカー部の朝練の元気な声が聞こえてくる。下駄箱でスリッパに履き替え教室にむかった。
みんな何も変わらない。いつも通りだ。
1‐3の教室のドアをあける。いつもの教室の木の匂いはしなかった。おれはいつもの通り自分の席に座る。すでにそいつは座っていた。
心なしかそいつへの光の当たる量が少なくて影が多くかかっているように見えた。
そんなそいつは振り返って
「おはようございます!今日は遅かったですね。何がご都合が?」
気のせいか。
「別に。ただ後味の悪い夢を見ちまってな。」
「ほう。それはどのようなものですか?」
「えっとな、あれ、、?」
経験あるだろうが、夢というのは起きると忘れてしまうことがある。
今回もそんな感じで忘れたんだと思った。
「忘れた。」
「ふふふ、面白いですね。夢というのは。」
なにがおもしろいんだ。
別にいらいらはしなかったが、キリが悪いのでおれは参考書をひらいて解き始めることにした。
朝のホームルームがはじまる。
今日は数学が二時間もある日だった。新しい筋トレを取り入れてきたそいつは、今日の休み時間も筋トレに精を出していた。本日二回目の数学は最終の授業で、ほかのクラスメイトは疲れきっていたのか居眠りし始める人が多かった。
長い長い6限目の授業を受け終え、今日もそいつと帰る。
「いやいや、さすがに数学二つはしんどかったですね~。」
背伸びをしながら話しかけてくる。
「そーだな。」
味気のない返事をしたおれにそいつはぷくーっと頬を膨らませ、アニメのヒロインのように言った。
「それじゃあ、僕にはいつまでたっても勝てませんよ?」
彼女かっ!
いかんいかん、こんなやつに冷静さをかかれては。
「もう負けるわけないだろばーか。」
「なんですか今の。ちょっと親友っぽいやり取りじゃなかったですか!?」
そいつは嬉しそうにとびはねていた。
その後はいつものとおり塾に行き、授業をうけ日付が変わる前には家について寝る準備をしていた。
それにしても今日は数学二つなんてほんとにつかれたな。
電気を消したおれは今日も深い眠りについた。
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