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プロローグは王宮メイド
カナリア・ドロテア・ドロシー・アチェッタ伯爵家が三女
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豪華に絢爛な調度品、金銀赤々とした壁や柱の色、唐草模様の縁取りが見事な国の中心──「いざ」と言うときの王都民の避難所。
紛争・災害・人災・魔物の魔力暴走で王都周辺や国に「何か」あった時の為の最終防衛線──…そう、“城”である。
この国──ローハイム王国。その王城が……今、私の職場です…ああ、因みに王女推薦です。…そこ、コネ入社言わない!!
…一応私──カナリア・ドロテア・ドロシー・アチェッタ伯爵家が三女は伯爵家の娘です。
王宮勤めの侍女服…ああ、着心地良くて最高ですねっ♪
クラシカルメイド服…丈の長いロングスカート、長袖上衣、丸襟に紺色リボンタイ、ワンピースタイプの侍女服と黒の編み上げブーツ。白の前掛けタイプのエプロン…縁のフリルとレースが僅かなお洒落。
虹色蜘蛛から取れる虹色糸から作られるこの王宮勤め侍女服は通気性抜群で蒸れない・汚れない・破れないと評判で魔力との親和性も高く、様々な付与魔法を施しても耐久値がいつまでも落ちることなく永遠にずっと着ていられる万能侍女服なのだ。
おまけで追加出来る“防御魔法”の種類の多さも伏魔殿蠢く王宮では自衛はいくらあっても困ることはない。
…いや、恐いですよ?王様の後宮ーー女性同士のいさかいやドロドロとした大奥も真っ青な愛憎劇とか。
……ま、幸い(?)今現在の国王陛下は正妃様と側室様お二人と“寵姫”の四名だけですから……他国ほどはドロドロしていない。
おまけに全員が王妃様──正妃様の信奉者。
王妃様の手が足りない時の代わりを側室様のお二人が見事勤めあげるほどの才媛。
正妃様は二男三女産み、側室様二人はそれぞれ二人ずつ。──寵姫?ああ…あれは、まあ……平たく言えば“王様の公開娼婦”。
寵姫の役目は陛下に嫁いだ女性達が“そう言う気分じゃない”時に代わりを務めるとても大切な役職。王が代替わりする度に掛けられた孕まずの魔法を解く。寵姫が一人の時もあれば三人、又はそれ以上いる時も。期限も魔力を込めたモノで雁字絡めで王宮で知り得た全ての事を外へは『漏らさない・記せない』誓約魔法を掛けられる…当然である。
意図して知ったor知り得た「事柄」を仮想敵国に知られたらどうする?
…寵姫は王妃も側室も出払っている時に臨時で指示を出すこともあるのだから。
基本“お呼ばれ”がなければ王城内か王都内なら自由に外出も可能。…護衛と言う名の監視は付くけれど。
その代わり“寵姫”でいることとは別に内職…副職で時間を潰──自由に過ごしていいのだから。
……いや、だって──そうとしか言えないだろう。
正妃様や側室のお二人が妊娠中のお相手、後は正様や側室のお二人が気分が乗らないなどの“お断り”をした際のピンチヒッター。
……いやそう言う気分じゃない時もあるから…。女性は繊細な生き物なのヨ。
「~♪はい、いいですね♪最高ですっ!姫様」
ルンルン気分で私は傍らの王女様に笑い掛けます。
「…いや、うん。まあ……お昼の王城…それも中庭の木の影で堂々と不倫する夫人もどうかと思うけれど。……それを監視カメラでリアルタイム中継&視聴(音無しで)するのもどうかと思うわ。
…この東屋ってそう言うアレを観賞(?)する所じゃないから。ね、リア?」
「~♪♪楽しいですねっ!…と言うかこんなドロドロしたもの…さっすが王城ですね!私、ワクワクしますッ!!」
…おかしい。こんな子じゃなかった筈──っ!?
王女様──ミスティア・アリエル・フォン・ローハイム。
燃えるような赤毛と高貴なる青色の瞳…これは王家の色。この国で最も尊ぶ色。敬い傅く色。
第四王女であるミスティア──“姫様”は第二側妃であるジョアンナ様の一番目の娘。燃えるような赤毛は彼女の侯爵家に良く見られる毛色だ。
王家に伝わる色は金髪碧眼──稲穂のような明るい金髪と高貴なる青色の瞳。
髪色は母の色を纏うが──どうしてか瞳の色だけは陛下の…、王家の色を纏うのだ。
それは直系王族のみならず、公爵家の者もそのように“色”が出ることがある。
身長175㎝で身長168㎝のカナリアと比べるとやはり高身長と言える。
赤毛に碧眼…肌は健康的な肌色。キリッとした目元は陛下に似て精悍な顔立ち。“かわいい”よりも“綺麗”と言われる事が多い。
ボンッキュッボンッ!な少々羨まし──ゲフンゲフンッ
…そんなワガママボディーをこれ見よがしにテーブルの上に行儀悪く乗せている。繰り返す…乗せているのだ!その首の下にぶら下がったマスクメロン二つ…いや、おかしいだろ!?あの胸シリコンじゃないんだぜ…ッ!?
赤毛のゆるふわパーマ。デコルテを彩る銀のネックレス…あ、それ私が誕生日にあげた…。
「ええ。そうよ…リアがプレゼントしてくれたこの真珠貝のネックレス…可愛らしくて好きよ。ありがとう」
「───ッッ!!!は、はい…それはもう…っ!気に入って頂けて何よりです!?!」
「ふふふ…」
和やかに静かに笑う王女…ああ、やはり見た目の豪華さに反して穏やかな気性のこの方──いえ、私の“幼馴染み”と過ごすのは楽しい。
…それも王城内の男女の痴情の縺れ──好きなこと──を見ながらお茶をする時間が。
…前世日本人女性だった私。仕事は充実し、子供はまだこれから!でしたが…まあ、幸せでした。……え?そこじゃない?
……。
前世と変わらず私は私です。
あ、いえ…王政であるこの国…と言うか──この世界の在り方。貴族の義務、平民の義務、人間の命の軽さ。
全てが何もかも違う世界ーー嘗ての“日本”が如何に平和なお花畑だったか…分かるところ。
魔物がいて、魔法があって街を出歩く小さな女の子ですらナイフ片手に武装する世界。
「わりかし平和だな」と言われるこの国すらも──民草が武器を手放さないのは用心から。
〝常態戦場〟──常に戦場と思え。
日常にこそ争いはある。
それはふとした拍子、簡単に覆るもの。
恒常的な平和も永遠に続く戦場もないのだから。
…兵法の一文に彼の心構えが記されてあってこの国の民はどんなに小さな村の村娘であろうともその言葉を胸に刻み皆“護身”に必ず一つは懐刀──大概は短剣──を服の中に忍ばせている。
…だが、善人ばかりではないのは何処の世界でも同じ。
弱肉強食。
自然の摂理であり侵せない不変の秩序。
この国の人間は6歳の少女でも悪漢に捕まったら取る行動は一つ。
助けられる見込みがない、両手が自由なら“迷わず”自死を選ぶ。
首を掻っ切るか、心臓をひと突きするのか…それとも舌を噛むのか。
兎に角“死”を選択するのだ。だからどんな事件も2日で見付けないと〝人質〟は人質ではなくなる。冷たい屍となっているからだ。
ズタボロの状態であっても──その気高き信念は揺るがない。
初代王アーサー・ペンタゴンに倣って。
国民性として国民は皆彼の王を慕っている。
何処からか流れ着いた流浪の旅人。
“何も持たない”からこそ何も持たない者の痛みを知る。建国の王であり幾度もこの国を害そうとする蛮賊から何度も何度も団結して共に戦った護国の英雄王。
(※私としてはこの初代王…前世の世界からの転生者かなにかだと思います)
…だって──ねぇ?この国の人間が読めない初代王の時代からの『アーサーの日記』と書かれた本…日本語で書かれていますからね。
他にも色々と伝え聞く限り彼のお人の色彩は──…その“名”からどう想像力を働かせても。
「おや、随分と賑やかな声がしますね。…ああ、貴女でしたか。カ」
「あら、御言葉ね。陰険眼鏡。貴方は招いてないわ。即刻出て行きなさい。ここはこの時間私が押さえた場所。…陛下の耳に入れようかしら。ベッドの下の左隅の隠し収納」
「!?な、なぜそれを──っ!?」
扇で隠した口元が歪に笑む。
途端に狼狽え青ざめる男──いや、青年は…
「…ここに居たか。ジークフリード…公爵殿が呼んでいたぞ。何をした?酷くご立腹だった…」
文官服を着た王弟殿下──いや、正真正銘の“文官”ではあるのだが。
緑髪碧眼の男は呆れつつも冷ややかな眼差しを向ける。
「ア、アルト殿下!?…あ、いや…レヴィンス公爵様…言伝有り難う存じます。」
「なに、ここはいいから早く行ってやれ。公爵殿は執務室だ」
眼光鋭い“威圧”込みの睨みに「ひいっ!?」と悲鳴をあげバタバタと公爵家子息にしてはあるまじき落ち着きのなさで走って逃げて行く姿は…負け犬三下に相応しい無様。
「…ところでティア──その“ベッドの下の左隅の隠し収納”には何があるんだ?」
「ふふ…知りたい?」
「おぅ、バチくそ知りてぇな♪」
途端に弛緩する空気…いや、これがこの方の素なので。
紛争・災害・人災・魔物の魔力暴走で王都周辺や国に「何か」あった時の為の最終防衛線──…そう、“城”である。
この国──ローハイム王国。その王城が……今、私の職場です…ああ、因みに王女推薦です。…そこ、コネ入社言わない!!
…一応私──カナリア・ドロテア・ドロシー・アチェッタ伯爵家が三女は伯爵家の娘です。
王宮勤めの侍女服…ああ、着心地良くて最高ですねっ♪
クラシカルメイド服…丈の長いロングスカート、長袖上衣、丸襟に紺色リボンタイ、ワンピースタイプの侍女服と黒の編み上げブーツ。白の前掛けタイプのエプロン…縁のフリルとレースが僅かなお洒落。
虹色蜘蛛から取れる虹色糸から作られるこの王宮勤め侍女服は通気性抜群で蒸れない・汚れない・破れないと評判で魔力との親和性も高く、様々な付与魔法を施しても耐久値がいつまでも落ちることなく永遠にずっと着ていられる万能侍女服なのだ。
おまけで追加出来る“防御魔法”の種類の多さも伏魔殿蠢く王宮では自衛はいくらあっても困ることはない。
…いや、恐いですよ?王様の後宮ーー女性同士のいさかいやドロドロとした大奥も真っ青な愛憎劇とか。
……ま、幸い(?)今現在の国王陛下は正妃様と側室様お二人と“寵姫”の四名だけですから……他国ほどはドロドロしていない。
おまけに全員が王妃様──正妃様の信奉者。
王妃様の手が足りない時の代わりを側室様のお二人が見事勤めあげるほどの才媛。
正妃様は二男三女産み、側室様二人はそれぞれ二人ずつ。──寵姫?ああ…あれは、まあ……平たく言えば“王様の公開娼婦”。
寵姫の役目は陛下に嫁いだ女性達が“そう言う気分じゃない”時に代わりを務めるとても大切な役職。王が代替わりする度に掛けられた孕まずの魔法を解く。寵姫が一人の時もあれば三人、又はそれ以上いる時も。期限も魔力を込めたモノで雁字絡めで王宮で知り得た全ての事を外へは『漏らさない・記せない』誓約魔法を掛けられる…当然である。
意図して知ったor知り得た「事柄」を仮想敵国に知られたらどうする?
…寵姫は王妃も側室も出払っている時に臨時で指示を出すこともあるのだから。
基本“お呼ばれ”がなければ王城内か王都内なら自由に外出も可能。…護衛と言う名の監視は付くけれど。
その代わり“寵姫”でいることとは別に内職…副職で時間を潰──自由に過ごしていいのだから。
……いや、だって──そうとしか言えないだろう。
正妃様や側室のお二人が妊娠中のお相手、後は正様や側室のお二人が気分が乗らないなどの“お断り”をした際のピンチヒッター。
……いやそう言う気分じゃない時もあるから…。女性は繊細な生き物なのヨ。
「~♪はい、いいですね♪最高ですっ!姫様」
ルンルン気分で私は傍らの王女様に笑い掛けます。
「…いや、うん。まあ……お昼の王城…それも中庭の木の影で堂々と不倫する夫人もどうかと思うけれど。……それを監視カメラでリアルタイム中継&視聴(音無しで)するのもどうかと思うわ。
…この東屋ってそう言うアレを観賞(?)する所じゃないから。ね、リア?」
「~♪♪楽しいですねっ!…と言うかこんなドロドロしたもの…さっすが王城ですね!私、ワクワクしますッ!!」
…おかしい。こんな子じゃなかった筈──っ!?
王女様──ミスティア・アリエル・フォン・ローハイム。
燃えるような赤毛と高貴なる青色の瞳…これは王家の色。この国で最も尊ぶ色。敬い傅く色。
第四王女であるミスティア──“姫様”は第二側妃であるジョアンナ様の一番目の娘。燃えるような赤毛は彼女の侯爵家に良く見られる毛色だ。
王家に伝わる色は金髪碧眼──稲穂のような明るい金髪と高貴なる青色の瞳。
髪色は母の色を纏うが──どうしてか瞳の色だけは陛下の…、王家の色を纏うのだ。
それは直系王族のみならず、公爵家の者もそのように“色”が出ることがある。
身長175㎝で身長168㎝のカナリアと比べるとやはり高身長と言える。
赤毛に碧眼…肌は健康的な肌色。キリッとした目元は陛下に似て精悍な顔立ち。“かわいい”よりも“綺麗”と言われる事が多い。
ボンッキュッボンッ!な少々羨まし──ゲフンゲフンッ
…そんなワガママボディーをこれ見よがしにテーブルの上に行儀悪く乗せている。繰り返す…乗せているのだ!その首の下にぶら下がったマスクメロン二つ…いや、おかしいだろ!?あの胸シリコンじゃないんだぜ…ッ!?
赤毛のゆるふわパーマ。デコルテを彩る銀のネックレス…あ、それ私が誕生日にあげた…。
「ええ。そうよ…リアがプレゼントしてくれたこの真珠貝のネックレス…可愛らしくて好きよ。ありがとう」
「───ッッ!!!は、はい…それはもう…っ!気に入って頂けて何よりです!?!」
「ふふふ…」
和やかに静かに笑う王女…ああ、やはり見た目の豪華さに反して穏やかな気性のこの方──いえ、私の“幼馴染み”と過ごすのは楽しい。
…それも王城内の男女の痴情の縺れ──好きなこと──を見ながらお茶をする時間が。
…前世日本人女性だった私。仕事は充実し、子供はまだこれから!でしたが…まあ、幸せでした。……え?そこじゃない?
……。
前世と変わらず私は私です。
あ、いえ…王政であるこの国…と言うか──この世界の在り方。貴族の義務、平民の義務、人間の命の軽さ。
全てが何もかも違う世界ーー嘗ての“日本”が如何に平和なお花畑だったか…分かるところ。
魔物がいて、魔法があって街を出歩く小さな女の子ですらナイフ片手に武装する世界。
「わりかし平和だな」と言われるこの国すらも──民草が武器を手放さないのは用心から。
〝常態戦場〟──常に戦場と思え。
日常にこそ争いはある。
それはふとした拍子、簡単に覆るもの。
恒常的な平和も永遠に続く戦場もないのだから。
…兵法の一文に彼の心構えが記されてあってこの国の民はどんなに小さな村の村娘であろうともその言葉を胸に刻み皆“護身”に必ず一つは懐刀──大概は短剣──を服の中に忍ばせている。
…だが、善人ばかりではないのは何処の世界でも同じ。
弱肉強食。
自然の摂理であり侵せない不変の秩序。
この国の人間は6歳の少女でも悪漢に捕まったら取る行動は一つ。
助けられる見込みがない、両手が自由なら“迷わず”自死を選ぶ。
首を掻っ切るか、心臓をひと突きするのか…それとも舌を噛むのか。
兎に角“死”を選択するのだ。だからどんな事件も2日で見付けないと〝人質〟は人質ではなくなる。冷たい屍となっているからだ。
ズタボロの状態であっても──その気高き信念は揺るがない。
初代王アーサー・ペンタゴンに倣って。
国民性として国民は皆彼の王を慕っている。
何処からか流れ着いた流浪の旅人。
“何も持たない”からこそ何も持たない者の痛みを知る。建国の王であり幾度もこの国を害そうとする蛮賊から何度も何度も団結して共に戦った護国の英雄王。
(※私としてはこの初代王…前世の世界からの転生者かなにかだと思います)
…だって──ねぇ?この国の人間が読めない初代王の時代からの『アーサーの日記』と書かれた本…日本語で書かれていますからね。
他にも色々と伝え聞く限り彼のお人の色彩は──…その“名”からどう想像力を働かせても。
「おや、随分と賑やかな声がしますね。…ああ、貴女でしたか。カ」
「あら、御言葉ね。陰険眼鏡。貴方は招いてないわ。即刻出て行きなさい。ここはこの時間私が押さえた場所。…陛下の耳に入れようかしら。ベッドの下の左隅の隠し収納」
「!?な、なぜそれを──っ!?」
扇で隠した口元が歪に笑む。
途端に狼狽え青ざめる男──いや、青年は…
「…ここに居たか。ジークフリード…公爵殿が呼んでいたぞ。何をした?酷くご立腹だった…」
文官服を着た王弟殿下──いや、正真正銘の“文官”ではあるのだが。
緑髪碧眼の男は呆れつつも冷ややかな眼差しを向ける。
「ア、アルト殿下!?…あ、いや…レヴィンス公爵様…言伝有り難う存じます。」
「なに、ここはいいから早く行ってやれ。公爵殿は執務室だ」
眼光鋭い“威圧”込みの睨みに「ひいっ!?」と悲鳴をあげバタバタと公爵家子息にしてはあるまじき落ち着きのなさで走って逃げて行く姿は…負け犬三下に相応しい無様。
「…ところでティア──その“ベッドの下の左隅の隠し収納”には何があるんだ?」
「ふふ…知りたい?」
「おぅ、バチくそ知りてぇな♪」
途端に弛緩する空気…いや、これがこの方の素なので。
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