アリス

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よろしくにゃ☆
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ファンタジー 連載中 ショートショート R15
20××年2月14日──その日はバレンタイン。軍人兼女子高生の兎月(とづき)鈴音(すずね)は16歳でありながら日本軍に所属していた…。 世間が浮わつく日、残念ながら──鈴音には春はなかった…と言うか、片思いの相手とは歳が離れすぎてて異性として見られない…どうしたものか。 悩んでいる間にバレンタイン当日……バレンタインチョコ(市販の高級品)を手に飛び出したトラックから幼女を庇って轢かれ死んだ──筈だった。 鈴音が次目覚めた先──…そこは、とあるダンジョンの下層。 陸軍少佐であった鈴音──その身体は。 「な、」 なんじゃこりゃぁああ~~~ッッ!!!? …鈴音はミミックになっていました。 冗談じゃない!憧れの総司令(65歳)に告白すらしていないと言うのに…っ!そも、“デートのお誘い”すら『冗談』と取られる……そんな事は良いんだよ! それより!この身体…!! どうにかならないのかぁ~~っっ!?(嘆) シクシクシクシク…シクシクシクシク…シクシクシクシク…ッ!!(泣) 進め、ミミック鈴音!明日があるさ!きっと。…たぶん。 これはひょんな事から異世界〝アスモデウス〟にミミック転生した鈴音が紆余曲折を経て異世界を駆け巡る冒険譚である!! ──人化まで後99日。 出会いあり、再会あり、片想いあり、無双あり、別れあり、飯テロありーー。 頑張れスズ、負けるなスズ!
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文字数 2,201 最終更新日 2020.11.12 登録日 2020.11.12
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かごめ♪かごめ♪ 籠の中の鳥は いついつ出やる♪ 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った♪ 後ろの正面、だあれ? 誰もが知るわらべ歌。 母が好きだった歌。 お母さんと私の思い出の歌。 …お母さんがあの男とどうして結婚したの? 生まれてこの方あの男に愛された記憶なんてない。 当然だろう。 …あの男にとって母以外は眼中にないのだから。 一緒に出掛けた記憶も、経験もない。 きっとあの男──父は私が嫌いなのだ。 母譲りの艶やかな黒髪、大きな黒目…顔立ち面立ちは母と瓜二つ。…性格はまるで似ていない。 少なくとも“私は” そう思う。 母は天使のような、聖母のような女性(ひと)だから…。 母が亡くなった時も…あの男は私を見てはくれなかった。 見てよ…私をーー、ううん、違う…私はあの男に認められたい訳じゃない。 嫌い…嫌いよ、大っ嫌いだわ…! …そうだ、蔵の奥の奥に厳重に封じられた玉虫色の箱──どこか、アラベスク調の異国情緒溢れる手のひらに乗る小型の箱。 「…あの男が私を嫌うなら、私だって容赦しない…ッ!」 【パンドラの箱】と呼ばれたあらゆる災厄が詰まれた箱。 我が家──“籠目家”の初代からずっと在る摩訶不思議なモノ。 躊躇いもせず、私は開けた──その瞬間から身の毛もよだつ悍ましい非日常の日々が、日常が─…、私の──いや、世界中に広がった。 朝鮮半島の“獄炎焦土”の事変、異能に覚醒(めざ)める若者の増加、凶暴化する動物達…ペットですら日頃の関係が良好でなければ容易く飼い主に牙を剥いた。 嗚呼、嗚呼…!!私…私は…っ!あの男を殺すわ。“生まれた力で”──!! 「──お父様、今そちらに参りますね?」 少女の憎悪が禁忌の箱を開けさせた。 あらゆる“災厄”が解き放たれた。
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文字数 5,669 最終更新日 2020.10.29 登録日 2020.10.29
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「…なるほど。僕はどうやら“異世界転移”とやらをしてしまったらしい…まあ、いいか」 そう言った少女──いやいや、とても綺麗でかわいい顔立ちをしているが…れっきとした男の子である。 高校一年生。 16歳の少年、美少年が居るのは──どう見ても知らない森の中。
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恋とは何ですか、愛とは略奪の事を指すのですか? 私はそう尋ねました。 「ひ…っ、ひぃぃ……っ!?」 「ごめんなさい、ごめんなさい…ごめんなさい…っっ!!」 ……。 ……。 …どうして? キイテイルノハワタシデスヨ??
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文字数 12,657 最終更新日 2020.10.05 登録日 2020.09.26
恋愛 連載中 ショートショート R15
フィアラル侯爵家には双子の令嬢がいる。 髪も目も揃いの…とても良く似た顔立ちの美人な姉妹だ。 さらさらと風に靡く銀髪、瑠璃を閉じ込めたような瞳、183㎝の長身に、痩身麗躯の姿形、凛と涼やかな声は聴いた者を虜にする…そんな、“傾国の美女”もかくやの双子(二人)。 ───所で忘れてはならないのが、双子の妹は既婚者であること。 夫とも関係は良好で子供が既に4人はいる…にも拘らず、傾国の美女である片方は未だ社交界で殿方の注目の的のようだ。 …まあ、代わりに双子の姉の方は“行きずり”の関係ばかり持つのだと…事実、囁かれている。
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文字数 5,589 最終更新日 2020.08.19 登録日 2020.08.17
──「死」は誰に対しても平等だ。 過去…ああ、この場合は私の“前世”の事ですね。 前世、私は日本人女性でした……“でした”と言うのは今はこの『終わりなき蒼(エターナルブルースカイ)』…前世の私としては間違うことなく「異世界」と呼べる不思議世界です。 …だって、妖精が空を飛んでいるんですよ!? 精霊と酒盛りするドワーフに、天使と悪魔がワルツを踊る空中庭園…そこは、今世の私の実家──王城の王族専用プライベートエリア。 …今だって私の足元に伏して眠る真っ白毛並み──神獣フェンリルの「真白」は私にとってはペット…まあ、本人は護衛?番犬?のつもりのようですが。 …前世私は病死した薄幸の美少女、だったようです。 6歳までは普通に家族と過ごしていたはず…それが、それ以降は穴空きで……最期の瞬間の自責と後悔と…“ああ、これで楽になれるのね”と言った安堵にも似た救いの念。 脳死が言い渡された次の瞬間には──この異世界・エターナルブルースカイにある一つの王国、その第6王女として生を受けました。 白髪赤目の美少女…それも異国風の顔立ち、華奢な手足、少し高めのアニメボイス…とても可愛く自分の声ではないかのような錯覚を未だにしています! 14歳のアリアロード・ブルーメナス・アクアブルーが今の「私」です。 アクアブルー王国は建国1000年の節目、建国記念日の祝いのパーティー…その最中に──ふわり、と“迷い人”がお城の応接間(メインホール)に現れました。 その“迷い人”の庇護者として私が彼の家庭教師となる、だなんて……人生とは、転生王女としては…些か波瀾万丈でありますね、今世は。
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文字数 1,124 最終更新日 2020.08.09 登録日 2020.08.09
SF 連載中 ショートショート R15
西暦2530年、6月6日──とある完全没入型VRゲーム機、『タナトス』が売り出されて早くも30年の時が経った…よりリアルに、より安全に、より五感の再現ができるようになった昨今──一つのソフトが満を持して発売された。 [ロスト・ワールド・ファンタジー・オンライン] 荒廃した20世紀半ばの東京のビル街に似たような異世界…、『ロスト』でプレイヤーは<救世主>となって世界の謎や迷宮(ダンジョン)に挑んだり、また人々(NPC含む)と交流したり…好きに生きる。 その“ゲーム”の結末を最後まで追えるのか──、その前に余命3ヶ月と宣告された小夜の寿命が尽きるのが先か…。 ベッドから起き上がれない14歳の少女「小夜」と「LWF」との出会いは彼女の残り少ない命の灯をどのように彩るのだろう…? 「終わり」の見える明日に少女は幸せな夢を見る。
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文字数 827 最終更新日 2020.07.31 登録日 2020.07.31
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「シャイナ、公爵様がお待ちだ──いつまでもこんなところに居ないでこの手を取って下さい」 「──えれ」 「………はい?」 「帰れ。欺瞞に塗れた蛆虫が!貴様にこの場所の何が分かる!?私が、私が…ここまで生きてこれた『居場所』を──貴様ごときが!!分かる訳ない、分かる訳ないんだ…ッッ!!!」 娼婦に…いや、最初は母子二人隠れるようにして辺境の村で暮らしていたんだ…けど。 母は流行り病で帰らぬ人となった──そこにきての数百年に一度…の頻度で起こる日照りによる、飢饉。 少女──“シャイナ”は口減らしと幾ばくかの食料と水と引き換えに…女衒の男に預けられた。 …この時、シャイナ6歳。 いやはや、人生何が起きるかわからないなーと孤児となったシャイナは思ったものだ。 …これはそんな娼婦と彼女をどうにか公爵(主)の元に連れていきたい従者の攻防の話。
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「私はただ“自由”が欲しかった」 「貴族…、「姫」としての生活は私の性分には向かないものでね──…」 「そもそもが兄弟も二十三人もいたら──私一人居なくなっても構わんだろう?」 「王女は私でなくても構わないんだ…ああ、誤解なきように言うが──家族仲も兄弟仲も特段悪い訳ではないぞ。」 「冒険者となって思いっきり走ってみたい──いつしか私の中の激情(憧れ)は強く大きく深くなっていった…。 本当に。生まれる時代と性別を違えていたら──私は近隣諸国を武力で平吞し、覇王として君臨していただろう──まあ、実際は女で生まれ、見果てぬ夢を描く夢追い人…、それが私だ。」 齢18歳の姫君(少女)が憧れ夢想した道──【冒険者】。 彼等冒険者は、報酬次第で人殺しと犯罪行為以外ならどんな依頼も受ける武装組織──【冒険者ギルド】の門を叩いた瞬間から。 少女の夢は始動する── と 思われた、 が。 「…髪がいい加減鬱陶しいな、切るか。」 【収納】より取り出したるは刃渡り7㎝の文房具──黒塗り刃の鋏。 バサッ、バサバサッ、バサリッ。 長く綺麗なオレンジ色の髪を耳の下辺りからざつくりと雑に切った姫君は…躊躇いなどなく、最後まで手を止めなかった…。 「さっぱりしたな?では、行こう──さらばだ、城よ。」
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文字数 3,313 最終更新日 2020.07.03 登録日 2020.07.03
“──世界は試される” …誰に? “****を持ちし者に” “****の核たる〝少女〟に” “──適格者よ!どうか世界の標を、手を差し伸べて欲しい…!!” ──彼の時の賢王グレコリウス2世は言った。 後に********は「適格者」の顕れと共に天駆ける鉄の船は…鉛の雨を降らせ、火を噴き、轟き、“全て”を蹂躙する…。 これはとある異世界〝シルベスタ〟の魔法が魔導へ、科学と結び付き昇華された近代文明化された世界のお話し。 主人公は平凡な家庭に産まれ、天駆ける冒険家──「空賊」を夢見る一人の少年。 彼と〝少女〟の出逢い……それは「世界」にどんな変革を齎すのか? ──答えは貴方の目で確かめて貰いたい。。
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文字数 7,605 最終更新日 2020.05.21 登録日 2020.05.21
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「アリエル・マスノイア公爵令嬢!貴様との婚約を破棄する!!」 場所は王城、本日は陛下の誕生日パーティー…その善き日に──馬鹿を起こした唐変木は。 「…はい?王太子殿下…それは間違いなのでは?」 「ふんっ!白々しい…!!貴様は俺を愛するあまりこの俺が最も愛するエカテリーナ男爵令嬢を害したそうだな!? 証拠は挙がっているんだぞ?」 …エカテリーナ男爵令嬢? 最も愛するって……この阿波擦れ女が?? 王城の謁見の間をパーティー会場とした豪華絢爛な立食式パーティー、参列する貴族は高位から中位、下位問わず一部冒険者や商人も招かれた…フランクなパーティー。 ここでの事は“無礼講”にしても──、“まさか”この馬鹿筆頭……いや、「王家の恥部」と言われたポンコツ王太子──(候補)は何やら変な事を喚いてパーティーを台無しにしようとしている。 仕方ない、ここは私が── 「──マルクス、お前は廃嫡だ。衛兵、即刻その阿波擦れと阿呆を黙らせよ」 「はっ!」 「──ッ!?」 「……」 お馬鹿(元・王太子候補)と阿波擦れ(男爵令嬢)は会場の隅にいた衛兵に一撃で鎮められ、謁見の間を退出していった…。
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「ダンジョンマスターになってくれない?」 「うん、いいよー」 白いもふもふな赤目のウサギの言葉を快諾したのは黒髪・黒目の14歳の少女である。 少女の名前は天籠(あまごい)凛音(りんね)…、感情の起伏が乏しい少女は──「まだ」14歳なのに…〝引きこもり体質〟であった。。 …これは14歳にして枯れた生活を希望するニート少女のニート少女の為にある新たな生活の幕開けである──
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一度目の「裏切り」は私のお気に入りのお人形を貴方が壊したこと。 二度目の「裏切り」は私ではなく妹の手を取ったこと。 三度目の「裏切り」は私より妹と愛したこと。 …ねぇ、どちらが酷い? 私は「王妃教育」で<自由>など絵に描いた餅だと言うのに。 …ねぇ、どちらが酷い? 私の<自由>を犠牲に貴方は……私の妹と…どんなつもりで愛を交わしあっていたの? ………。 ……そう思っていたのは──そう、『思えていた』のは。 5回目の「自殺」だろうか…。 ━━━これは、剣と魔法の異世界<アリグレラ>のとある公爵令嬢の転生人生やり直し物語である。
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斑鳩鴉鳥(いかるがあとり)、享年16歳──ごくごく普通の一般家庭で産まれ、育ち、人生を謳歌していた──あの時までは。 2013年3月22日──東北沖を震源地とする関東大震災、その日まで。 しがない女子高生の一人でしかなかった彼女は家族が住む戸建ての一軒家で一人寂しく瓦礫と共にぺしゃんことなった…──筈だった。 『…なんで家に居ないの!?お蔭で予定が狂っちゃったじゃない!!』 キィーッとハンカチを食い締めそうな顰蹙を犯した目の前の物体Xに鵜乱な眼を向ける鴉鳥。 「知るか、存在X。それと私を元の場所に戻しやがれ」 『な、』 「な?」 『なんでここにいるのよ~~~ッッ!!?』
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高嶺冬馬は魔術師である。 高嶺冬馬は黙示録(ヨハネ)の監視者である。 高嶺冬馬は17歳の少年である。 高嶺冬馬はバイセクシャルである。 高嶺冬馬はセフレが日本全国津々浦々各駅停車の如く1人か2人はいるのである。 高嶺冬馬は幼馴染みである九重羽月に密かな恋心を抱いているのである──本人すら気が付いてるかどうかは定かだが。 …高嶺冬馬は幼馴染み(16歳男)の後ろの処女を狙っている── 「ち、ちょっと待って…まーくん…やだぁ…っっ」 「ダメだ。お前は俺のモノと決まっている…そうでなくてはいけないんだ」 「あ、───」 放課後の空き教室…夕日に照らされた「彼」の表情がいつになく真剣で…ぼくは…「彼」を──まーくんを拒めなかった。 ……。 ノスタルダムスの世紀の予言より早幾星霜──高嶺冬馬が所属する8歳時点に「東国魔術師連隊」は1つの啓示を“巫女”より齎(もたら)された。 「九重羽月は黙示録(ヨハネ)の書をその身に宿している」 黙示録(ヨハネ)の書──そこにはこの世の滅びの全てを記されていると巫女は言った。 また、地上を支配せんと地獄より悪鬼羅刹、魑魅魍魎、亡者を引き連れ悪魔が狙う──九重羽月の処女を。 「──ぼく、男なんだけど?」 「どうでもいい…いいから、股を開け。」 「ぁ…っ♡や、やめ…てぇ……ふぁぁんっ!?」 ざっくり説明されて服を剥かれぐずぐずにされたぼくの後ろの穴を…まーくんは硬いモノで── [概要] これは、無自覚初恋拗らせ男(攻め)が同じく無自覚フェロモン垂れ流しの天然たらし可愛い系男(受け)を迫り掛かる有象無象から守る為と言い、都合よく性的に美味しく頂く話(ちがう)。 あ、一応バトルもあるよ! ※作中*が着いているものはエッチシーンあり※
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完全フルダイブ型Perfect Virtual Program Game──略してPVP──は今や空前絶後のブーム…流行の最先端を突き進んでいた。 日々色々なゲームが現れては消えて──ゲームをやらない人でもPVPで使用するPVP専用同期フェイス“レチカ”を装着しての仮想世界(バーチャル)での授業や買い物は…多くの引きこもりの心を救った。 家に居て買い物も授業を受けれて、単位も付く。 …実際に店で“買い物”した品物は後日登録してある住所へと配達される。 最初の起動作業で住所や名前年齢性別…所属する学校や職場を登録、タウンマップで位置情報を追加登録、良く行く店や薬局、病院や美容院なんかを登録して置けば仮想世界での買い物──“仮想買い”が出来る。 …まあ、流石に手術や散髪だとかは無理だが──。 仮想世界で“こんなイメージ”で疑似体験──予行演習──して、後日予約した現実世界の店や病院でサービスを利用する、と。簡単な問診や診察の予約くらいなら取れる。それは美容院の予約くらいなら受けてくれる。 …そんな中、天音さくら(16)高校一年生もそんなPVPを使ったPVPMMO──『キャッスルメイキングオンライン』と言う“何でもアリ”なゲームにド嵌まりするのであった──。 「さあ、いっちょやったるかぁ~!」 これは──彼女のゲーム日記…かもしれない。
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令和元年──5月○日…その日、1年3組の担任教師含め──35名の全員の消失が確認された。 絢爛豪華な調度品、異並ぶ騎士甲冑、法衣姿の神官…玉座に座する王冠を佩いし初老の男性…、傍らの王女、召喚を行ったとされる巫女服姿の“聖女”。 「──よくぞ参られた、勇者よ」 …そこからの定番の「魔王を倒して欲しい~」からの「魔族との戦争」に関する言及、人類の現状を切々と語る王様。 戸惑い、混乱するクラスメイト達──ただ、その場に一人の少女が居ないことに気づいたのは…少女の幼馴染み二人と担任教師(男)くらいだが。 ……。 時を同じくして──魔王城にて。 「……ん?んんっ?もろ好みのお宅はどちら様で?」 「貴様!畏れ多くも魔界を統べる偉大なる魔王様に向かって不敬な…ッ!!」 「セト、少し黙れ」 「はっ!」 黒髪に赤目の端正な顔立ちの魔王様──は、少女…小鳥遊尤兎(16)の元まで一息で赴いた。 「…そなた、吸血鬼にしては少し可笑しいな?」 「?吸血鬼…??だれが──えっ!」 「飲め──どうした?吸血鬼(ヴァンパイア)だろう、そなたは」 差し出された首筋に唇が触れる…。 ──これは、そんな色気ムンムン誘惑系魔王(ヒール)に惚れた主人公(女)吸血鬼が彼との結婚の為にクラスメイトの勇者を殺す物語。
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