公爵家の父と娘
「アリエル・マスノイア公爵令嬢!貴様との婚約を破棄する!!」
場所は王城、本日は陛下の誕生日パーティー…その善き日に──馬鹿を起こした唐変木は。
「…はい?王太子殿下…それは間違いなのでは?」
「ふんっ!白々しい…!!貴様は俺を愛するあまりこの俺が最も愛するエカテリーナ男爵令嬢を害したそうだな!?
証拠は挙がっているんだぞ?」
…エカテリーナ男爵令嬢?
最も愛するって……この阿波擦れ女が??
王城の謁見の間をパーティー会場とした豪華絢爛な立食式パーティー、参列する貴族は高位から中位、下位問わず一部冒険者や商人も招かれた…フランクなパーティー。
ここでの事は“無礼講”にしても──、“まさか”この馬鹿筆頭……いや、「王家の恥部」と言われたポンコツ王太子──(候補)は何やら変な事を喚いてパーティーを台無しにしようとしている。
仕方ない、ここは私が──
「──マルクス、お前は廃嫡だ。衛兵、即刻その阿波擦れと阿呆を黙らせよ」
「はっ!」
「──ッ!?」
「……」
お馬鹿(元・王太子候補)と阿波擦れ(男爵令嬢)は会場の隅にいた衛兵に一撃で鎮められ、謁見の間を退出していった…。
場所は王城、本日は陛下の誕生日パーティー…その善き日に──馬鹿を起こした唐変木は。
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「ふんっ!白々しい…!!貴様は俺を愛するあまりこの俺が最も愛するエカテリーナ男爵令嬢を害したそうだな!?
証拠は挙がっているんだぞ?」
…エカテリーナ男爵令嬢?
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