淫獄の玩具箱

asami

文字の大きさ
上 下
8 / 65

第八話

しおりを挟む
 夜遅くまでゲームをしたあと俺は疲れて布団に入った。
夜中に変な夢を見た。
ゲームの中の登場人物の魔法少女になって魔界の魔王と闘う夢だ。
魔界の城に乗り込んで魔王を追い詰めたが、魔王の魔力に負けて魔王に犯される場面が延々と続いた。
魔王のオXンXンは人間とは違って女を悦ばせる特別な魔力があるのだ。
繰り返し快楽の絶頂を体験すると体の震えが止まらなくなった。
目が覚めると胸に何かが載っているような重みをかんじた。
胸に目をやるとパジャマの胸が膨らんでいる。
パジャマの胸に誰かが風船でも押し込んだのかと思ったが誰がやったのか思いつかない。
それに胸が重たく感じるので風船にしては変だ。
風船に水でも入れない限りこんなに重くなる訳がない。
体を起こしてみると、やっぱり胸に変な感触がある。
いったいどうなってるんだろうと思ってパジャマを脱いでみると胸が大きく膨らんでいる。
それもかなり大きい。
それだけでなく乳首がかなりの大きさで乳輪もでかい。
どうみても女の胸にしか見えない。
どうして胸がこんなにでかくなったのか理由が分からない。
俺はなんだか変な予感がして、パジャマの上から股間を探ってみた。
あるはずのものがないのに気が付いたとき俺は訳が分からなくなった。
俺は自分の目で確かめようと思ってパジャマのズボンを脱いだ。
俺は自分が女物のパンティーを履いているのに気がついて当惑した。
なんで俺が女物の下着を履いているのか理由が分からない。
それになによりも肝心なのはパンティーの前にあるはずの膨らみがないってことだ。
俺はパンティーの下に手をつっこんで確かめたが、肉の膨らみの間に細い割れ目の感触がある。
いつもだったら指先に触れてくるはずのオXンXンがどこにもないのだ。
俺はその時になって自分の体が女になっているのに気が付いた。
いったい何がなんだか訳が分からない。
とりあえず学校にいかないといけないと思って制服を探した。
いつも制服をかけてあるクロゼットのドアを開けてみると、服は全部女物だ。
制服らしい服はセーラー服しかない。
俺は一瞬ためらった。
男の俺がセーラー服なんか着るわけにはいかない。
だがセーラー服しか着る服がない。
とりあえず着るだけ着てから後のことを考えるしかない。
ブラウスを着ようとして俺は素肌にブラウスを着るわけにはいかないと気がついた。
ベッドの横を見ると椅子の上にブラジャーが置いてあるのを見つけた。
俺はブラジャーなどしたことはないのでどうやってつければいいのか分からない。
なんとか工夫してブラジャーを胸につけると胸が前に飛び出して見える。
セーラー服に着替えてリビングルームに行くと、朝食の支度がもうできている。
おかんは洗濯をしてるらしい。
俺は急いで朝食を食べて、外に出た。
俺は高校生だから朝起きたら学校にいくしかない。
いつもの道を駅まで歩き始めたが、足元が妙に涼しい。
セーラー服を着た時には気が付かなかったけどスカートの丈が随分と短い。
歩くたびにスカートの裾が揺れて足に風が吹きつけてくる。
涼しいというより寒くて凍えてしまいそうなくらいだ。
地下鉄に乗って学校の前まで来たとき俺ははたと気が付いた。
俺の学校は男子校だ。
セーラー服を着た女の子が校舎に入れるわけがない。
俺が男だと言い張っても、どうみてもセーラー服を着た女の子にしか見えない。
俺は学校に入るのは諦めて、駅に戻った。
どこに行けばいいのか分からないのでとりあえず駅前のファーストキッチンで一休みすることにした。
いつものようにシェークを頼もうと思ったが、足が冷えるのでとても冷たいものなんか飲めない。
ブレンドコーヒーを頼んで、席に着くとこの先どうしようかと思案した。
自分の身に何が起きているかいまいちちゃんと把握できていない。



 しばらくぼんやりとしていると「君。うちの学校の生徒だよね、こんなところで何をしているんだ」と男に声を掛けられた。
「君は京華女子学園の生徒だね。その記章は三年生百合組だ。学校をさぼるなんてどうゆうつもりなんだ」と男が言うのを聞いてどうやら俺の着ているのは京華女子学園の制服らしいと気が付いた。
「こんなところで、男と待ち合わせでもしてるのかね。援助交際なんてとんでもない話だ。即退学だ」と男に言われて俺はなんて答えていいのか返事に困った。
この男は京華女子学園の先生らしくて、口調からしてたぶん生徒指導かなんかを担当してるらしい。
うっかり逆らって退学にでもなったらこの体の持ち主に迷惑がかかる。
とりあえず謝った方がいいと思って「すみません」と小さい声で男に答えた。
「いいから一緒に来るんだ、身体検査するかなら」と言うと男は俺の手を掴んでファーストキッチンから連れ出した。
男に手を引かれ裏道に入るとすぐ目の前にラブホテルらしい建物が見えてきた。
男はラブホテルの入り口に俺を連れ込むと「ここで身体検査をするから、一緒にはいるんだ」とぬかしやがった。
セーラー服を着た女の子が男とラブホテルに入るなんてどう考えても変だ。
俺が男と一緒にラブホテルに入るのをためらっていると男は強引に俺の手を引っ張って中に入ろうとした。
いつもの俺だったらこんな男に手を引っ張られたくらい何でもないが今は女の体だ。
男の手を振りほどこうとしても手に力が入らない。
俺は男に引っ張られてラブホテルの玄関まで連れてこられた。
このままラブホテルに連れ込まれたらやっかいなことになる。
きっと俺を裸にして身体検査をするつもりに違いない。
そのとき俺の体が男に戻ったりしていたら男が何を言い出すか分からない。
俺は男の股間に蹴りを入れようとして足を振り上げた。
だが膝が男の股間に当たる前にバランスを崩して転んでしまった。
尻餅をついて立ち上がろうとしたときスカートが捲れてパンティーが丸見えになってしまった。
「やっぱり援助交際してるんだな。そうやって男を誘ってるんだろう」と男が俺を怒鳴りつけてきた。
男は俺の手をつかんで捩じり上げながら抱き起こそうとしてきた。
俺はこうなったら最後の手段だと思って男の股間を手で握りしめた。
柔らかい感触が俺の指先に伝わってきて気持悪かったが思い切りギュッと握りしめると男は飛び跳ねるようにして真後ろに倒れ込んだ。
男が俺の手を離したので、俺は大急ぎでラブホテルの前から逃げ出した。
男に追いつかれないように必死で走ったがセーラー服のスカートの裾が乱れて気になって上手く走れない。
なんとか大通りにでて駅前まで来ると俺は後ろを振り返った。
男の姿は見えない。
ここまでくれば大丈夫と思って俺は一息ついた。
ちょうどすぐ目の前に古着屋があるのが目に入った。
逃げ込むにはちょうどいい。
俺は古着屋に入ると、店の奥に入って古着の棚の陰に隠れた。
生徒指導の先生になんかつかまったのは俺が京華女子学園のセーラー服を着ていたせいだ。
このままセーラー服を着ていたらまた補導されるかもしれない。
古着屋で服を買って着替えた方がいいと俺は思った。
女物の服なんて着るのはいやだったので、俺は男物の服を探した。
だがサイズが合わないことに気が付いた。
男物のズボンはウエストのサイズが大きすぎてとても履けない。
それに丈も長すぎる。
俺は男物の服を探すのは諦めて、女物の売り場で着られそうな服を探した。
女物のズボンで良さそうな物を探して値札を見たがとんでもない値段だ。
この店は古着屋といってもお洒落な古着を扱う店で、値段は新品よりも高いくらいだ。
俺は財布をだしていくら使えるか確かめてみたがとても買える値段ではない。
俺は諦めて店をでたが、店の外にワゴンセールの品があるのを見つけた。
「特価品につき返品できません」と張り紙がしてあるのでこれはちょうどいいと思った。
着られそうな服を探したがそれでも値段がかなり高い。
一枚づつ手に取って値段を調べると一枚百円のフレアスカートを見つけた。
丈はそれほど短くないし、少し古いだけだ。
ウェストがゴムになてるので試着しなくても大丈夫だ。
他にも百円のカットソーを見つけて俺は一安心した。
レジで二百円はらって包んでもらうと俺は店を出た。
俺は着替え用と思って駅前の公衆トイレに入ろうとした。
いつもの癖でうっかり男性用に入ろうとして慌てて女性用に入った。
女性用のトイレにはいるのは初めてだったけど、立ちションベン用の便器がないだけでそれ以外には男性用とは変わらない。
個室に入ると便器の横に小さい白い壺が置いてあるのが目に入った。
話には聞いていたが生理用品を捨てる壺らしい。
セーラー服を脱ぐと俺はもう一度自分の体を確かめてみた。
もしかして男の体に戻ってるかもしれないと思ったからだ。
パンティーの上から股間を手で探ってみたがやはりあるべき物はない。
胸もブラジャーからはみ出そうなくらい前に突き出てる。
試しに胸をきつく握りしめて感触を確かめてみたがやはり本物だ。
俺は諦めて買ってきた古着に着かえることにした。
先にフレアスカートを履いてみたが困ったことに気が付いた。
ウエストのゴムがかなりきつくて、お腹の一番細い所にスカートのウェストが来る。
男性用のズボンと違ってウエストの位置がかなり高い。
そのせいでスカートの裾が膝からかなり上の位置になってしまう。
さっきまで履いていたセーラー服のスカートの丈もかなり短かったが、それよりもまだ短い。
それにカットソーも体にぴったりしたデザインで胸がかなり強調されて見える。
個室からでて洗面所の前で自分の姿を確かめてみた。
顔はいつもの俺の顔ではなく、全然別人で自分が一体誰なのか自分でも分からない。
服装も地味と言えば地味な色だが胸がつんと前に出てスカートの丈も短いのでかなり可愛らしい格好だ。
俺は女の子らしい可愛い服など着たくはないが特売品で返品不可なので着るしかない。
駅のトイレを出た後俺この後どうしようかと思案した。
今更家に戻る気もないし、学校にも行く気はない。
とりあえず今日泊まるところを探さないといけないし、そのためには金が要る。
俺はいま着替えた京華女子学園のセーラー服を古着屋に売ればなんとか金になるかもしれないと思いついた。
中古のセーラー服は結構金になるという話だ。
女子高を卒業した女の子が不要になったセーラー服を売って結構な金をもらったという話も聞いたことがある。
名門校なら高く売れるとの話だ。
京華女子学園は女子高としてはかなり有名だしセーラー服のデザインも可愛くて人気がある。
いくらで売れるかは分からないが当面の生活費の足しにはなるだろう。
だが普通の古着屋でセーラー服など買ってくれるはずはない。
俺は携帯でしらべてセーラー服買取専門の古着屋を探してみた。
渋谷に行けば中古のセーラー服を買ってくれる店があるので俺は渋谷に行くことにした。
財布に残っている金を調べたが渋谷までの電車賃はなんとかなりそうだ。
電車に乗ろうと思って駅のホームに降りる階段を急いでいると風が下から吹き上げてきた。
かなり弱い風だけどそれでも俺のフレアスカートの裾が舞い上がった。
俺は慌ててスカートの裾を抑えたがパンティーが丸見えになってかなり恥ずかしかった。
フレアスカートというのは弱い風でもすぐに裾が捲れるのだと初めて知った。
男だったときはスカートが捲れるなんて経験はしたことがない。
女というのはお洒落な服を着れるけどそれはそれで面倒だ。
ホームに渋谷行の急行電車が来たので俺はすぐに乗り込んだ。
しばらくして俺のお尻に変な感触があるのに気が付いて俺はドキッとした。
俺の後ろから体を押し付けてくる男はどうやら痴漢らしい。
男の手が俺のフレアスカートの下からお尻を撫で始めた。
俺はフレアスカートを履いて電車に乗ったことをすぐに後悔した。
フレアスカートは下から手を入れやすいので痴漢には都合がいいのだ。
電車に乗るときの服装まで気にしないといけないなんて女というのはかなり面倒くさい。
俺はもともと男だから痴漢にあったことはない。
痴漢にあったらどうしたらいいのか、実際に痴漢にあってもどうしていいのか分からない。
痴漢に何をされるのか怖くてとても声はだせない
途中の駅で降りるわけにもいかないので俺は仕方なく痴漢にされるままになっていた。
渋谷の駅で降りた時俺は尿意がしてトイレに寄った。
奥のトイレでパンティーを降ろして便器に座ってみたがおしっこは出ない。
変だと思ってオXXコを指で探ってみるとまるでおもらししたようにびっしょりと濡れている。
俺は以前大人向けの官能小説を読んだとき、オXXコが濡れるという表現を見たことがある。
女の体はセックスの時に気持ちよくなるとオXXコが汗を書いたように濡れるらしいとは一応知識としては知っていたが本当に自分が濡れているのは初めての体験だ。
それもただ濡れるだけではなく、オXXコがうずうずしてもっと触わって欲しくてたまらない気分だ。
自分でもなんでこんな気持ちになるのか訳が分からない。



 俺はトイレを出るとセーラー服を買ってくれる店を探した。
携帯の地図で調べると裏通りのビルらしい。
住所を確かめてそれらしいビルに行ってみたが普通のマンションで店があるとはとても思えない。
だが住所はあってるので、ビルの入り口の郵便受けを見ると確かに店の名前がある。
俺はエレベータに乗って店のある階まで行ってみた。
ビルの廊下の中ほどに小さな看板がでているのが見えた。
店のドアが開いているので中に入ってみると古着の匂いが鼻にむっときた。
細い通路を中に入ると、店の中には中古のセーラー服が壁にぎっしりと飾ってある。
どうやらここが目的の店らしい。
店には客らしい中年の男がセーラー服を物色してる。
何のために中年の男がセーラー服を買うのか訳が分からない。
自分の彼女に着せるためなのかそれとも自分で着るためなのか。
目の前の中年男がセーラー服を着ている姿を想像するとぞっとする。
自分が売ったセーラー服が何に使われるのか、セーラー服を売る女の子は分かってるんだろうかと気になった。
何に使われても金さえもらえればどうでもいいと思ってるのに違いない。
店の奥のレジまで進むと両側にはセーラー服の他にはブルマーや中古のパンティーがいっぱい並んでる。
こんな店にはとても長居はできない。
俺は急いで店主らしい男に京華女子学園のセーラー服を渡して金をもらった。
店を出て大通りに出るとちょうどコンビニがある。
お腹が空いたのてサンドイッチを買った。
コンビニの少し先に公園が見えたので、公園のベンチに座ってサンドイッチを食べ始めた。
サンドイッチを食べ終わって手を洗おうと思ってトイレを探すと、公園の奥にトイレらしい建物が見えた。
トイレの洗面所で手を洗って改めて自分の顔を見直してみたが、やっぱり全然見覚えのない顔で自分が誰だか分からない。
トイレを出ようとしたときに、トイレの外に数人の男がいるのが目に入った。
俺は男達の横を通り過ぎようとしたがいきなり腕を掴まれた。
男達は俺を無理矢理にトイレに連れ込んだ。
さっき電車で出会った痴漢達に後をつけられたらしいと気が付いた。
欲望の嵐が俺に襲いかかり、強い風が俺の体を巻き上げるように吹き付けてきた。
時間が止まったまま、征服の杭が俺の体をもてあそび続けた。
繰り返される律動は、やがて稲妻にかわり俺の体を引き裂いた。
体の震えが止まらなくなると、すぐに次の杭が打ち込まれてきた。
いつ終わるのかわからない儀式は、何度も繰り返しては俺の身体を引き裂いた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ちょっと復讐してきます。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:305pt お気に入り:33

ドSで浮気性の彼氏とドMな俺

BL / 連載中 24h.ポイント:461pt お気に入り:312

処理中です...