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第二十八話
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近所のおもちゃの中古品を扱う倉庫作業の仕事に応募した。なんと自宅から歩いて5分の場所である。この距離なら昼休みは家に帰ってゆっくりすることもできるし夕方の見たい番組にも間に合うだろうと思った。応募すると早速履歴書や職務経歴書を送ってほしいと返信してきたのでメールに添付した。しかしその後何の連絡もないまま一週間以上経った。それからさらに何日後かに応募書類が閲覧されたという情報だけが返ってきてそのままスルーされた。一応応募書類ちゃんと送ったのにそれ以降何も連絡よこさないのははじめてのパターンだったので正直かなり気分が悪くなった。
以前書いた模擬試験をオンライン上で採点する在宅ワークだが、やはりというか予想通り落ちていたらしい。今日発表ということなのだがスタッフの専用画面に合格していれば、担当学年が表示されるとネット掲示板には書かれていた。自分の画面にはそれがなかったのである。まだ正式な不採用メールは来ていないというか不採用の場合通知が来るかどうかはわからないのだが、既卒の場合ははるかに倍率の低い会場での採点バイトも不採用率が高いらしく、400時間以上もシフトを入れたもののやはりその時点で厳しかったのであろう。登録試験に合格している以上、また模擬試験がある場合そのまま応募することも可能のようだがもっとも受験者が多いであろう夏の模擬試験で落ちるということは今後も受かることはないと考え諦めることにした。
以前応募した企業からメールが来た。といってもそれは在宅ワークで数週間前にバイ〇ルという求人サイトから一気に10個近く応募したうちの一つ(だったはずである)であり正直どういう業務内容だったかも覚えていない。まあ家でPCのみで完結できるデータ入力だったと思うのだがそのメールにはその求人には千人以上の応募が殺到しているらしくまだ選考中ではあるのだが倍率がとても高いため採用は難しいというまあ実質的な不採用メールになるものであった。本当に数年前の某ウイルスの世界的蔓延の後でテレワークという言葉が一般化し、こういった仕事をする人間がとても増えているのであろう、そうなるとその中で一番有利なのは主婦だろう。何のスキルや実務経験もなくひきこもっていたおかげかタイピングが普通よりも少し早いぐらいで外に出ることにとても抵抗のある自分の唯一の砦をこんな形で奪われてしまったと考えると何とも言えない気持ちになる。(まあウイルス関係なくこういった仕事は専業主婦には人気だっただろうから無理だったかもしれないが)
以前書いた模擬試験をオンライン上で採点する在宅ワークだが、やはりというか予想通り落ちていたらしい。今日発表ということなのだがスタッフの専用画面に合格していれば、担当学年が表示されるとネット掲示板には書かれていた。自分の画面にはそれがなかったのである。まだ正式な不採用メールは来ていないというか不採用の場合通知が来るかどうかはわからないのだが、既卒の場合ははるかに倍率の低い会場での採点バイトも不採用率が高いらしく、400時間以上もシフトを入れたもののやはりその時点で厳しかったのであろう。登録試験に合格している以上、また模擬試験がある場合そのまま応募することも可能のようだがもっとも受験者が多いであろう夏の模擬試験で落ちるということは今後も受かることはないと考え諦めることにした。
以前応募した企業からメールが来た。といってもそれは在宅ワークで数週間前にバイ〇ルという求人サイトから一気に10個近く応募したうちの一つ(だったはずである)であり正直どういう業務内容だったかも覚えていない。まあ家でPCのみで完結できるデータ入力だったと思うのだがそのメールにはその求人には千人以上の応募が殺到しているらしくまだ選考中ではあるのだが倍率がとても高いため採用は難しいというまあ実質的な不採用メールになるものであった。本当に数年前の某ウイルスの世界的蔓延の後でテレワークという言葉が一般化し、こういった仕事をする人間がとても増えているのであろう、そうなるとその中で一番有利なのは主婦だろう。何のスキルや実務経験もなくひきこもっていたおかげかタイピングが普通よりも少し早いぐらいで外に出ることにとても抵抗のある自分の唯一の砦をこんな形で奪われてしまったと考えると何とも言えない気持ちになる。(まあウイルス関係なくこういった仕事は専業主婦には人気だっただろうから無理だったかもしれないが)
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