バーサーカーの生贄に選ばれましたが、愛されてはいません

あおいまとか

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意地がわるい

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 ジャイルとの交わりは、だんだん甘さを増している。一回目にジャイルの性欲を満たすためにガツガツこられるのは、かわらないけど。

「ん……ン」

 やつが一度出して落ち着いてから、ゆっくり口づけをかわす。ジャイルの舌がおれの口の中で自在にうねった。怪我に治癒魔法をかけて、眠気が襲ってきてもおかしくないのに、ジャイルは今日も絶好調である。

「…ん…そこ……気持ち……イイッ」

 むしろ一回目はいつもより勢いよく出されて、中はもうドロドロだ。ジャイルの体力は底なしだ。アレも一度放ったぐらいで、力をなくすことはない。つながった部分から、ジャイルが動くたびにパチャパチャ水音がする。容赦なくおれの奥が突かれる。

「ここか?……締まるな」
「……ん……フ……ア、ア」

 正面から抱き合いながら、のぼりつめるタイミングで、おれの陰茎をジャイルが握って動かした。

「アァ!」

 前も後ろも刺激されて、白い液体が勢いよく出る。体の内と外がびくびくと震える。

「イッたか?」

 ジャイルはフフンと自慢そうに笑う。
 おれの体の反応を自在に引き出すのがそんなに自慢か?

「次は後ろからな」

 イッて力の入らない体をひっくり返される。
 うつぶせに寝たまま、後ろから挿入され、乳首をいじられる。乳首なんて最初は、くすぐったいだけだったのに。

「……ッツ、強くひっかくなよ……ハッ……」
「気持ちよさそうだけどな」
「フ……ンン……」

 よくない。乳首とかでは断じて感じてない!

「うねってる」

 後ろから首筋にも口づけが落ちてくる。

「ここだろ?」
「……ァア……」

 やつの陰茎でいいとこをすられる。おれのなかの気持ちのいいとこは、ジャイルはもう全部知っている。

「違ったか?」

 突くとこ、わざとずらすなよ。ジャイルはゆるゆると腰の動きを緩慢にした。浅いところをゆっくり抜き差しされる。いいとこを、かするかどうかぐらい。じわじわと気持ちはいいけど。
 後ろを振り返れば、きっとニヤニヤ笑っているに違いない。

「……フ……ァ……いじわ……るいな、ア……さっきのトコ」

 つながったところから、湿った音がする。半端に刺激されて、行き場を失った快感が、飢餓感を生む。
 さっきのトコ、続けてくれたら、もっと気持ちのいいところへいけたのに。
 根負けしてあがった息の合間に伝えた。最近はおれに言わせたがるんだよな。
「ァ……はやく……つづき」
 おれが欲しいと言えば、それ以上焦らされることはなかった。ズンッと、欲しいところにねじ込まれる。そこからビリビリと、気持ちよさが体中にひろがる。
「……ァハ……ッア……ア……きもちイ……」
 一度タガがはずれると、ねだる言葉は口から際限なくこぼれる。
「フ……ぅ……もっと奥……オク」
「ハッ……珍しいな……自分から口で欲しいと言うのは」
 一度抜いて、また深く差し込まれる。何度も。望みどおり奥まで。
 やかましいわ。おれだって、セックスしている相手が血を流していたら感じるところがあるわ。
「……ア……ア……ん……たり、ない…ハ……もっと」
 ……セックス中に、相手が求めていることをしてやってもいいと思うぐらいには、おれはもうこいつにほだされている。おれに求めさせたいなら言ってやる。
 どうせ、今までは恥ずかしさがまさって言えなかっただけだ。
 今、言わないと、永遠に伝えることがなくなるかもしれない。
 昼間、ジャイルの生が貴重なものだと、実感したのだ。
 (満たして欲しい。お前が生きているとおれの全部で感じたい)
「……そこ、もっと……フ……アァっ……イかせて」
 離さないというように、おれの中がやつをくわえこみ絞めつけ……二人で弾けた。
 ただ、その後のセックスが長くなるのは誤算だった。おれ、薬で強化しないとお前の体力に付き合えないの、わかってる?
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