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第一章〜エルガレフト神国〜
第9話 普通って?
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「とりあえず今日の予定を決めるか」
俺たちは現在朝ご飯を食べ終えて、予定を決めようとしていた。
「そうだなぁ、とりあえず前々から言っていた野営道具を揃えないとな」
「そうでしたね!私はすっかり忘れてました」
カンナはドジっ娘属性でもあるのだろうか。つい昨日言ったことを既に忘れている。それはそれで可愛いから許す!
「あなたたちは、この国を近いうちに出ていくの?」
「そうだ。ちょっといろいろ事情があってな。フューズ王国に向かおうと思っているんだ。あと、あなたって呼ばれるのはなんか固いから、名前で呼んでくれ」
「わかったわ、トウマ。カンナさんがトウマをご主人様と読んでいるのもそこら辺が関係しているのかしら。
少し図々しくて言いづらいのだけど…良かったら私もフューズ王国までご一緒させて貰ってもいいかしら? なるべくシャンリア王国から離れたいの」
「ああ、構わないぞ」
「カンナのことも呼び捨てでいいですよ~」
「ありがとう。出発はいつかしら? それまでにお金を返して尚且つ野営道具とか買うくらい、お金を稼がないと行けないわね」
「ああ、それなら気にしないでいいぞ。今はちょっと小金持ちだからな。その代わり色々と話を聞かせて欲しい。俺たちは山に籠ってたせいであんまり知識がないんだ」
リアンからはいろいろな情報を得たいと思っていた。貴族の令嬢ならそれなりに勉強などしているだろう。
ちなみに山に籠っていた設定は今作った。
「そんなの悪いわよ。ほぼ一方的に施しを受けているわ」
「いいんだよ。教えれることあるだろ?」
「まあ、あるにはあるけど……」
「なら、交渉成立だ。情報料ってことでありがたく施されてくれ」
「まあ…そうね、分かったわ」
しぶしぶ受け入れてくれたようだ。
「よし、じゃあとりあえず、野営道具を買いに行くか」
そう言いながら、俺は席を立ち、宿から出ていく。野営道具などを取り扱っている店は、やはり冒険者からの需要が高いからなのか、冒険者ギルドの近くにあった。
野営をするためのテントや肉を煮込むものであろう寸銅みたいな鍋や、コップや皿などの食器類など様々なものが置いてある。
「へ~」
見ているだけでもワクワクする。こんな緩い気持ちじゃいけないとは思うんだが、野営道具を見ているとこれからキャンプに行くみたいでワクワクしてしまう。
「まいどあり!」
店員のおっちゃんにいろいろと教えて貰いながら、2時間くらいかけて野営道具を揃えた。
火を起こす魔道具や、水を出す魔道具などの魔道具類も結構置いてあった。
まあ火を起こすのはカンナが出来るし、水魔法はリアンが出来るようなので買ってはいないけどな。
他の道具と違って魔道具は若干値段が高い。やはり魔石などを使用していると値段が上がるのだろうか。
ちなみにこの世界の魔道具には大きく分けて二種類ある。魔石の魔力を使用する使い捨てタイプと、自分の魔力で魔石に魔力を貯めることができる充電タイプかな。
まあここら辺で売っているものはほぼ全部使い捨てタイプだがな。
充電出来るタイプの魔石が単純に少ないから元々充電される前提のものや、貴族用などの高性能高コストのものにしかあまり使われないようだ。
それだけで昼を回ったので、昼食をとり、午後は依頼を受けることにした。
「えい!」
可愛い声と共にゴブリンを切り捨てる。
「すごいわね……その年でそのレベルの剣術と魔法を使えるなんて」
「やっぱ、そうなのか?」
「ええ、私も一応貴族だったから護衛とかもいたけれど、その護衛より遥かに剣速が早いわ。答えれないなら答えなくてもいいけど、カンナは剣術レベルはいくつかしら?」
カンナが目配せをするので、俺はいいよと頷く。
「MAXです!」
「やっぱり……もしかして剣聖術を持ってたりする?」
「Lv3です!」
「とてつもないわね……」
「普通ってどんくらいなんだ?」
「そうね、普通の兵士クラスで剣術Lv3~6くらいで、軍の隊長とかは剣術Lv8~10くらいね。しかもこれはちゃんと10年とか訓練しているベテラン兵士よ。その年で剣聖術を持っている人はそうそういないわ。冒険者でもCとかBとかになってくるわね」
なるほど、いかにカンナが規格外なのかがわかるな。こりゃ知らない人の前で使ったら、「あれ? 君Fランクだよね?」ってなっちゃうわ。あんまこの国で目立つことはしたくないしな。せめてこの国を出るまでは大人しくしておこう。
「魔術はどのくらい使えるの? もう何があっても驚かないわよ」
またカンナが目配せをしてくる。正直あんまりこうやって教えるのは良くないけど、直感でリアンとは長い付き合いになる気がするし、なにより魔術についての知識がほしい。
本はあるにはあったが、書いてあることはよくわかんないし、なにより本によって書いてあることが違ったりする。
なんだろう、まだ解明されてないことが多い分、現代の科学のように研究者が自論を述べてるって感じだったな。
「火魔術がMAXで、火炎魔術がLv3です!」
「……」
おーい、大丈夫か?完全に目の焦点があってないぞ。
「……はっ」
「大丈夫か?」
「え、ええ、ちょっと驚いただけよ。ほんのちょっとだけ」
いやいや、ガッツリ驚いてたぞ。それこそ放心状態になるくらい。
「まさか……上級魔術までも使えるなんて」
なんか1人でブツブツ呟いてらっしゃる。もはや混乱してまともに会話ができそうにないんだが。
「リアン、普通の魔術師はどのくらいなんだ?」
「そうね、また例えが兵士になってしまうけれど、一般兵ならLv4~6くらいね。ただ魔術師の兵士自体が少ないから、全然近接の兵士より数が少ないわよ。まず、魔力量が少ないと使い物にならないし、各々得意分野の魔術があるから、なかなか人数が揃わないのよ。その分攻撃力が高いから軍とかだと、主戦力として数えられるわね」
また、「あれ?君Fランクだよね?」案件でました(笑)
「これでも私結構魔術に自信があったのだけど、その自信もポッキリ折れそうだわ」
「リアンはどんな魔法が使えるんだ?」
「そうね、とりあえず基本四属性全て使えるわ。土魔術と風魔術がLv2で、火魔術はLv1、水魔術がLv4ね」
「すごいな!四属性も使えるなんて」
「ええ、四属性使える人はなかなかいないわよ。
だいたい10万人に1人くらいかしら、でもそれよりもカンナのほうが凄いのよね。魔術って基本的凄いセンスある人以外、途方もなく習得に時間が掛かるから、センスがないと生涯をかけても上級魔術まで習得できない人もたくさんいるのよね。
そんななかで、この年で上級魔術を使えるカンナの魔術センスはずば抜けていると思うわ」
へー、さっきから何回も思うけれどカンナって凄いんだな。とりあえず、リアンのステータスとかが気になったので鑑定してみた。何気に今まで鑑定してなかったんだよな。
名称:リアン・ムーカ・エルカシア 年齢:16歳
種族:人族
職業:魔術師
状態:平常
ステータス レベル:12
HP:90 MP:116 腕力:32 体力:54 敏捷:53 知力:92 魔力:102 器用:43
スキル
火魔術Lv1、水魔術Lv4、土魔法Lv2、風魔法Lv2、魔力操作Lv2、宮廷作法Lv3、算術Lv2、魔術知識Lv5、薬草知識Lv4
ユニークスキル
探求者
称号
亡命令嬢、探求する者
装備
魔術師のローブ
言ってた通りに四属性使えるな。
それに元貴族だったから宮廷作法とか算術のスキルもあるな。
それにしてもやっぱ1番気になるのは、この探求者っていうユニークスキルだな。
ふむふむ、自分が興味を持ったことの知識を吸収量と吸収する速度が10倍か。
それのおかげで魔術知識やら、薬草知識などが高いんだな。地味ではあるけど、いろいろと役立ちそうだし、汎用性が高そうだな 。
例えば、興味があることだったら、普通の人が1時間勉強して覚えることを同じ時間で、10時間分覚えることができる。
常に危険と隣り合わせの冒険者からしたら情報を多く覚えることが出来るというのは喉から手が出るほどほしいスキルだな。
「へー、探求者ってスキル持ってるんだ」
「え!! なんでわかったの? まさか鑑定スキル持ち?」
「ああ、そうだ」
リアンは開いた口が塞がらないようでパクパクと鯉のようになっている。
「鑑定スキルってユニークスキルのなかでも、1番って言っていいほどのスキルなのよ!? Lvによって差はあるけど、初めて戦う相手でもどんな戦い方をしてくるのか、ある程度予想が出来たり、装備や武器とかの性能とかも分かるから詐欺をされる可能性もグンと下がるわ。
それなのに持ってる人が少ないから、どの国や、貴族も欲しがる存在よ。カンナだけでもおかしいのに、トウマまで……」
まるで、頭の上にヒヨコが回っているかのようにリアンは混乱している。
「でもリアン、ギルドカードとかでも鑑定できる道具があったじゃないか」
「あれは指向性を持たせることで鑑定が可能になるのよ。
それに血を垂らしたでしょ? かなり限定的になるから鑑定スキルに比べると全然劣るのよ。
例えば戦闘中に相手の血を取ってギルドカードみたいなものに垂らすことで鑑定が出来ると思う? そのくらいの余裕がある魔物ならそもそもそこまでして鑑定しようとは思わないわね。
それを鑑定は簡単に相手のステータスを確認できるし、強い魔物だったらそんな暇を与えてくれないだろうから、それを戦闘中にできる鑑定はとてつもないアドバンテージがあるわ」
なるほど、ギルドカードとかオーバーテクノロジーとか思っていたが、血液が必要だったり、指向性を持たせないといけないようだな。
そう考えたら教会の水晶みたいなやつは結構凄かったのかな。
まだまだ知らない事ばっかりだな。リアンは魔術知識があるからこれを機に教えてもらうか。
俺たちは現在朝ご飯を食べ終えて、予定を決めようとしていた。
「そうだなぁ、とりあえず前々から言っていた野営道具を揃えないとな」
「そうでしたね!私はすっかり忘れてました」
カンナはドジっ娘属性でもあるのだろうか。つい昨日言ったことを既に忘れている。それはそれで可愛いから許す!
「あなたたちは、この国を近いうちに出ていくの?」
「そうだ。ちょっといろいろ事情があってな。フューズ王国に向かおうと思っているんだ。あと、あなたって呼ばれるのはなんか固いから、名前で呼んでくれ」
「わかったわ、トウマ。カンナさんがトウマをご主人様と読んでいるのもそこら辺が関係しているのかしら。
少し図々しくて言いづらいのだけど…良かったら私もフューズ王国までご一緒させて貰ってもいいかしら? なるべくシャンリア王国から離れたいの」
「ああ、構わないぞ」
「カンナのことも呼び捨てでいいですよ~」
「ありがとう。出発はいつかしら? それまでにお金を返して尚且つ野営道具とか買うくらい、お金を稼がないと行けないわね」
「ああ、それなら気にしないでいいぞ。今はちょっと小金持ちだからな。その代わり色々と話を聞かせて欲しい。俺たちは山に籠ってたせいであんまり知識がないんだ」
リアンからはいろいろな情報を得たいと思っていた。貴族の令嬢ならそれなりに勉強などしているだろう。
ちなみに山に籠っていた設定は今作った。
「そんなの悪いわよ。ほぼ一方的に施しを受けているわ」
「いいんだよ。教えれることあるだろ?」
「まあ、あるにはあるけど……」
「なら、交渉成立だ。情報料ってことでありがたく施されてくれ」
「まあ…そうね、分かったわ」
しぶしぶ受け入れてくれたようだ。
「よし、じゃあとりあえず、野営道具を買いに行くか」
そう言いながら、俺は席を立ち、宿から出ていく。野営道具などを取り扱っている店は、やはり冒険者からの需要が高いからなのか、冒険者ギルドの近くにあった。
野営をするためのテントや肉を煮込むものであろう寸銅みたいな鍋や、コップや皿などの食器類など様々なものが置いてある。
「へ~」
見ているだけでもワクワクする。こんな緩い気持ちじゃいけないとは思うんだが、野営道具を見ているとこれからキャンプに行くみたいでワクワクしてしまう。
「まいどあり!」
店員のおっちゃんにいろいろと教えて貰いながら、2時間くらいかけて野営道具を揃えた。
火を起こす魔道具や、水を出す魔道具などの魔道具類も結構置いてあった。
まあ火を起こすのはカンナが出来るし、水魔法はリアンが出来るようなので買ってはいないけどな。
他の道具と違って魔道具は若干値段が高い。やはり魔石などを使用していると値段が上がるのだろうか。
ちなみにこの世界の魔道具には大きく分けて二種類ある。魔石の魔力を使用する使い捨てタイプと、自分の魔力で魔石に魔力を貯めることができる充電タイプかな。
まあここら辺で売っているものはほぼ全部使い捨てタイプだがな。
充電出来るタイプの魔石が単純に少ないから元々充電される前提のものや、貴族用などの高性能高コストのものにしかあまり使われないようだ。
それだけで昼を回ったので、昼食をとり、午後は依頼を受けることにした。
「えい!」
可愛い声と共にゴブリンを切り捨てる。
「すごいわね……その年でそのレベルの剣術と魔法を使えるなんて」
「やっぱ、そうなのか?」
「ええ、私も一応貴族だったから護衛とかもいたけれど、その護衛より遥かに剣速が早いわ。答えれないなら答えなくてもいいけど、カンナは剣術レベルはいくつかしら?」
カンナが目配せをするので、俺はいいよと頷く。
「MAXです!」
「やっぱり……もしかして剣聖術を持ってたりする?」
「Lv3です!」
「とてつもないわね……」
「普通ってどんくらいなんだ?」
「そうね、普通の兵士クラスで剣術Lv3~6くらいで、軍の隊長とかは剣術Lv8~10くらいね。しかもこれはちゃんと10年とか訓練しているベテラン兵士よ。その年で剣聖術を持っている人はそうそういないわ。冒険者でもCとかBとかになってくるわね」
なるほど、いかにカンナが規格外なのかがわかるな。こりゃ知らない人の前で使ったら、「あれ? 君Fランクだよね?」ってなっちゃうわ。あんまこの国で目立つことはしたくないしな。せめてこの国を出るまでは大人しくしておこう。
「魔術はどのくらい使えるの? もう何があっても驚かないわよ」
またカンナが目配せをしてくる。正直あんまりこうやって教えるのは良くないけど、直感でリアンとは長い付き合いになる気がするし、なにより魔術についての知識がほしい。
本はあるにはあったが、書いてあることはよくわかんないし、なにより本によって書いてあることが違ったりする。
なんだろう、まだ解明されてないことが多い分、現代の科学のように研究者が自論を述べてるって感じだったな。
「火魔術がMAXで、火炎魔術がLv3です!」
「……」
おーい、大丈夫か?完全に目の焦点があってないぞ。
「……はっ」
「大丈夫か?」
「え、ええ、ちょっと驚いただけよ。ほんのちょっとだけ」
いやいや、ガッツリ驚いてたぞ。それこそ放心状態になるくらい。
「まさか……上級魔術までも使えるなんて」
なんか1人でブツブツ呟いてらっしゃる。もはや混乱してまともに会話ができそうにないんだが。
「リアン、普通の魔術師はどのくらいなんだ?」
「そうね、また例えが兵士になってしまうけれど、一般兵ならLv4~6くらいね。ただ魔術師の兵士自体が少ないから、全然近接の兵士より数が少ないわよ。まず、魔力量が少ないと使い物にならないし、各々得意分野の魔術があるから、なかなか人数が揃わないのよ。その分攻撃力が高いから軍とかだと、主戦力として数えられるわね」
また、「あれ?君Fランクだよね?」案件でました(笑)
「これでも私結構魔術に自信があったのだけど、その自信もポッキリ折れそうだわ」
「リアンはどんな魔法が使えるんだ?」
「そうね、とりあえず基本四属性全て使えるわ。土魔術と風魔術がLv2で、火魔術はLv1、水魔術がLv4ね」
「すごいな!四属性も使えるなんて」
「ええ、四属性使える人はなかなかいないわよ。
だいたい10万人に1人くらいかしら、でもそれよりもカンナのほうが凄いのよね。魔術って基本的凄いセンスある人以外、途方もなく習得に時間が掛かるから、センスがないと生涯をかけても上級魔術まで習得できない人もたくさんいるのよね。
そんななかで、この年で上級魔術を使えるカンナの魔術センスはずば抜けていると思うわ」
へー、さっきから何回も思うけれどカンナって凄いんだな。とりあえず、リアンのステータスとかが気になったので鑑定してみた。何気に今まで鑑定してなかったんだよな。
名称:リアン・ムーカ・エルカシア 年齢:16歳
種族:人族
職業:魔術師
状態:平常
ステータス レベル:12
HP:90 MP:116 腕力:32 体力:54 敏捷:53 知力:92 魔力:102 器用:43
スキル
火魔術Lv1、水魔術Lv4、土魔法Lv2、風魔法Lv2、魔力操作Lv2、宮廷作法Lv3、算術Lv2、魔術知識Lv5、薬草知識Lv4
ユニークスキル
探求者
称号
亡命令嬢、探求する者
装備
魔術師のローブ
言ってた通りに四属性使えるな。
それに元貴族だったから宮廷作法とか算術のスキルもあるな。
それにしてもやっぱ1番気になるのは、この探求者っていうユニークスキルだな。
ふむふむ、自分が興味を持ったことの知識を吸収量と吸収する速度が10倍か。
それのおかげで魔術知識やら、薬草知識などが高いんだな。地味ではあるけど、いろいろと役立ちそうだし、汎用性が高そうだな 。
例えば、興味があることだったら、普通の人が1時間勉強して覚えることを同じ時間で、10時間分覚えることができる。
常に危険と隣り合わせの冒険者からしたら情報を多く覚えることが出来るというのは喉から手が出るほどほしいスキルだな。
「へー、探求者ってスキル持ってるんだ」
「え!! なんでわかったの? まさか鑑定スキル持ち?」
「ああ、そうだ」
リアンは開いた口が塞がらないようでパクパクと鯉のようになっている。
「鑑定スキルってユニークスキルのなかでも、1番って言っていいほどのスキルなのよ!? Lvによって差はあるけど、初めて戦う相手でもどんな戦い方をしてくるのか、ある程度予想が出来たり、装備や武器とかの性能とかも分かるから詐欺をされる可能性もグンと下がるわ。
それなのに持ってる人が少ないから、どの国や、貴族も欲しがる存在よ。カンナだけでもおかしいのに、トウマまで……」
まるで、頭の上にヒヨコが回っているかのようにリアンは混乱している。
「でもリアン、ギルドカードとかでも鑑定できる道具があったじゃないか」
「あれは指向性を持たせることで鑑定が可能になるのよ。
それに血を垂らしたでしょ? かなり限定的になるから鑑定スキルに比べると全然劣るのよ。
例えば戦闘中に相手の血を取ってギルドカードみたいなものに垂らすことで鑑定が出来ると思う? そのくらいの余裕がある魔物ならそもそもそこまでして鑑定しようとは思わないわね。
それを鑑定は簡単に相手のステータスを確認できるし、強い魔物だったらそんな暇を与えてくれないだろうから、それを戦闘中にできる鑑定はとてつもないアドバンテージがあるわ」
なるほど、ギルドカードとかオーバーテクノロジーとか思っていたが、血液が必要だったり、指向性を持たせないといけないようだな。
そう考えたら教会の水晶みたいなやつは結構凄かったのかな。
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