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第一巻:荒野の怠慢神殿編
第二話:【開拓】骨龍を湯沸かし器にする方法
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ガタゴトと、この世の終わりを告げるような不吉な音を立てて馬車が揺れる。 王都を出発してから数日。周囲の景色は、豊かな緑から枯れ果てた灰色の岩場へと変わり、空にはどす黒い紫色の霧――魔力を喰らう「死の霧」が立ち込めていた。
普通の人族であれば、この霧の中に一分もいれば魔力が枯渇し、肺を焼かれて悶絶するだろう。だが、馬車のカーテンの隙間から外を覗く私の瞳には、この世の何よりも美しい光景に映っていた。
(((見て……あの濃密な魔力の霧。まるでお肌に良いナノスチームみたい。地脈から溢れ出した魔力が飽和して、誰にも邪魔されないプライベート空間を作ってくれているわ……。最高じゃない)))
私は、ボロボロの座席に深く身を沈めた。 御者は数日前に「これ以上は死ぬ!」と叫んで逃げ出したため、現在は私の無属性魔法【自動運転(オート・パイロット)】によって、馬車が自律的に目的地へと進んでいる。
やがて、馬車は荒野の最深部、ひときわ霧が濃い「寂静の荒野」の崖っぷちで停止した。 そこには、かつて王家が「不愉快な親族」を収容するために建てたという、半壊した石造りの別荘がぽつんと佇んでいた。
「……到着ね。私の、真・終の棲家」
馬車を降りると、そこには不気味なほどの静寂が広がっていた。 だが、その静寂を破るように、地底から響くような重低音が鳴り響く。
「グルルルル……」
霧の向こうから現れたのは、山のように巨大な影。 全長百メートルはあろうかという、骨だけで構成された巨大な龍――古龍の成れの果て、『アース・リッチ・ドラゴン』だ。 その眼窩には憎悪に満ちた緑色の炎が灯り、一振りで城壁を粉砕するであろう尾が、威嚇するように地面を叩いた。
伝説によれば、この骨龍は数千年前の戦争で命を落とし、この地の魔力を吸ってアンデッド化した最悪の災厄だ。王都の騎士団が総出でかかっても、足止めすることすら叶わないと言われている。
「人間よ……我が眠りを妨げる愚か者め。その魂、ここで霧の贄となれ……!」
骨龍が意志を持つ念話を飛ばしてくる。凄まじい威圧感だ。 しかし、私は大きく溜息をつくと、腰に手を当てて不機嫌そうに言い放った。
「ちょっと、そこの大きい骨。静かにしてくれない?」
「………………は?」
骨龍が動きを止めた。数百年ぶりの侵入者が、命乞いではなく「小言」を言ってきたことに戸惑っているようだ。
「いい? 私は今、長旅で最高に疲れているの。肩も凝っているし、お肌のコンディションも最悪。それなのに、そんな大きな声で叫ばれたら、安眠の妨げになるでしょう? 近所迷惑っていう言葉を知らないの?」
「お、おのれ……! 我が威厳を愚弄するか! 死のブレス(デス・ストーム)を喰らえい!」
骨龍が巨大な顎を開き、万物を腐敗させる暗黒の奔流を吐き出そうとした。 私は面倒そうに右手をかざす。
「はいはい、残業禁止。――【概念固定:静寂なる庭園(サイレント・ガーデン)】」
シュンッ、という軽い音とともに。 骨龍の口から溢れ出そうとしていた暗黒の魔力が、一瞬で「ただのラベンダーの香り」へと変換された。 さらに、私は空いた左手で、骨龍の眉間に向かって指を弾く。
「【重力加圧(グラビティ・プレス):9.8G】」
ドゴォォォォォン!!
凄まじい衝撃波とともに、伝説の骨龍が地面に深くめり込んだ。 ただの重力魔法ではない。私は「この骨龍は今、私の支配下にある」という概念を、世界の法則に直接書き込んだのだ。
「キュ……キュウゥゥ……」
「わかったら静かにしなさい。……あら? よく見ると、あなた、全身が純度の高い魔力導体じゃない。おまけに内側に溜め込んだ死の魔力が、圧縮されて高熱を帯びているわね」
私は、地面に突っ伏して震えている骨龍の鼻先に歩み寄った。 恐怖でカタカタと骨を鳴らす彼を見て、私の脳内に「名案」が浮かぶ。
「決めたわ。あなた、私の『全自動・給湯システム』になりなさい」
「な……な、なんと言った……? この我を、雑用係に……?」
「不満? じゃあ、今すぐバラバラにして、私のベッドの『寝心地改善用・炭酸カルシウム粉末』になってもいいのよ?」
にっこりと、前世の営業スマイル(ただし魔力全開)で微笑みかけると、骨龍は激しく首を横に振った。
「い、嫌だ! それは嫌だ! やります! やらせていただきます、お嬢様!!」
「よろしい。じゃあ、まずはその大きな爪で、庭のあそこに深さ三メートルの穴を掘って。地脈を傷つけないように、優しくね。そこに私が魔法で最高級の温泉を引くから。あなたは温泉の端っこに浸かって、その体温……じゃなくて魔力熱で、お湯を常に四十二・五度に保つの」
伝説の龍が、必死に穴を掘り始めた。その姿は、巨大な土木作業用重機のようだ。
数時間後。 荒野のど真ん中に、乳白色の滑らかなお湯を湛えた、総大理石造りの露天風呂が完成した。 お湯の温度は、骨龍が涙目で魔力を微調整しているおかげで、一ミリの狂いもなく四十二・五度。
私は、魔法で作り出した最高級シルクのバスタオルを纏い、ゆったりとお湯に浸かった。
「はぁぁ……極楽。最高だわ……」
目の前には、紫色の霧が幻想的に光る荒野の夜景。 背もたれは、程よく温まった骨龍の太もも(骨だが、魔法でクッション性を付与した)。 時折、骨龍が大きな翼を仰いで、火照った私の顔に心地よい涼風を送ってくれる。
「のう、お嬢様……。この温度でよろしいか……?」
「ええ、完璧よ。……そういえば、あなたの名前は何?」
「……かつては『絶望を呼ぶ黒き風(ネロ)』と呼ばれておりましたが……」
「ネロね。じゃあ今日から、あなたは私の『最高級・追い焚き機能付き・自動仰ぎ龍』よ。しっかり働きなさい。あ、でも労働基準法は守るから、私が寝ている間はあなたも休んでいいわよ。私も寝るから」
「…………。は、はい! ありがたき幸せ!!」
なぜか感動して、温泉にポロポロと骨の涙をこぼすネロ。 どうやら彼は、生まれて初めて「休息」という概念を教えられ、社畜ならぬ社龍としての喜びに目覚めてしまったらしい。
(((ああ……王都での書類仕事が嘘のよう。あんなに広いホールで踊るより、こうして骨の龍を湯沸かし器にして、独りで温泉に浸かる方が、どれほど贅沢かしら)))
ユラリアは、心地よいお湯の温もりに抱かれながら、深い、深い眠りへと落ちていった。 彼女が眠りについた瞬間、その無意識の魔力が周囲の枯れ木に流れ込み、一夜にして「銀色の魔法果実」を実らせ始めたこと。 そして、そのあまりにも神々しい魔力の余波が、遠く離れた王都の魔導士たちの観測器を爆発させたことなど、彼女は知る由もなかった。
――これが、後に「世界最強の聖域」と呼ばれる場所の、あまりにもお粗末で、あまりにも贅沢な、開拓初日であった。
普通の人族であれば、この霧の中に一分もいれば魔力が枯渇し、肺を焼かれて悶絶するだろう。だが、馬車のカーテンの隙間から外を覗く私の瞳には、この世の何よりも美しい光景に映っていた。
(((見て……あの濃密な魔力の霧。まるでお肌に良いナノスチームみたい。地脈から溢れ出した魔力が飽和して、誰にも邪魔されないプライベート空間を作ってくれているわ……。最高じゃない)))
私は、ボロボロの座席に深く身を沈めた。 御者は数日前に「これ以上は死ぬ!」と叫んで逃げ出したため、現在は私の無属性魔法【自動運転(オート・パイロット)】によって、馬車が自律的に目的地へと進んでいる。
やがて、馬車は荒野の最深部、ひときわ霧が濃い「寂静の荒野」の崖っぷちで停止した。 そこには、かつて王家が「不愉快な親族」を収容するために建てたという、半壊した石造りの別荘がぽつんと佇んでいた。
「……到着ね。私の、真・終の棲家」
馬車を降りると、そこには不気味なほどの静寂が広がっていた。 だが、その静寂を破るように、地底から響くような重低音が鳴り響く。
「グルルルル……」
霧の向こうから現れたのは、山のように巨大な影。 全長百メートルはあろうかという、骨だけで構成された巨大な龍――古龍の成れの果て、『アース・リッチ・ドラゴン』だ。 その眼窩には憎悪に満ちた緑色の炎が灯り、一振りで城壁を粉砕するであろう尾が、威嚇するように地面を叩いた。
伝説によれば、この骨龍は数千年前の戦争で命を落とし、この地の魔力を吸ってアンデッド化した最悪の災厄だ。王都の騎士団が総出でかかっても、足止めすることすら叶わないと言われている。
「人間よ……我が眠りを妨げる愚か者め。その魂、ここで霧の贄となれ……!」
骨龍が意志を持つ念話を飛ばしてくる。凄まじい威圧感だ。 しかし、私は大きく溜息をつくと、腰に手を当てて不機嫌そうに言い放った。
「ちょっと、そこの大きい骨。静かにしてくれない?」
「………………は?」
骨龍が動きを止めた。数百年ぶりの侵入者が、命乞いではなく「小言」を言ってきたことに戸惑っているようだ。
「いい? 私は今、長旅で最高に疲れているの。肩も凝っているし、お肌のコンディションも最悪。それなのに、そんな大きな声で叫ばれたら、安眠の妨げになるでしょう? 近所迷惑っていう言葉を知らないの?」
「お、おのれ……! 我が威厳を愚弄するか! 死のブレス(デス・ストーム)を喰らえい!」
骨龍が巨大な顎を開き、万物を腐敗させる暗黒の奔流を吐き出そうとした。 私は面倒そうに右手をかざす。
「はいはい、残業禁止。――【概念固定:静寂なる庭園(サイレント・ガーデン)】」
シュンッ、という軽い音とともに。 骨龍の口から溢れ出そうとしていた暗黒の魔力が、一瞬で「ただのラベンダーの香り」へと変換された。 さらに、私は空いた左手で、骨龍の眉間に向かって指を弾く。
「【重力加圧(グラビティ・プレス):9.8G】」
ドゴォォォォォン!!
凄まじい衝撃波とともに、伝説の骨龍が地面に深くめり込んだ。 ただの重力魔法ではない。私は「この骨龍は今、私の支配下にある」という概念を、世界の法則に直接書き込んだのだ。
「キュ……キュウゥゥ……」
「わかったら静かにしなさい。……あら? よく見ると、あなた、全身が純度の高い魔力導体じゃない。おまけに内側に溜め込んだ死の魔力が、圧縮されて高熱を帯びているわね」
私は、地面に突っ伏して震えている骨龍の鼻先に歩み寄った。 恐怖でカタカタと骨を鳴らす彼を見て、私の脳内に「名案」が浮かぶ。
「決めたわ。あなた、私の『全自動・給湯システム』になりなさい」
「な……な、なんと言った……? この我を、雑用係に……?」
「不満? じゃあ、今すぐバラバラにして、私のベッドの『寝心地改善用・炭酸カルシウム粉末』になってもいいのよ?」
にっこりと、前世の営業スマイル(ただし魔力全開)で微笑みかけると、骨龍は激しく首を横に振った。
「い、嫌だ! それは嫌だ! やります! やらせていただきます、お嬢様!!」
「よろしい。じゃあ、まずはその大きな爪で、庭のあそこに深さ三メートルの穴を掘って。地脈を傷つけないように、優しくね。そこに私が魔法で最高級の温泉を引くから。あなたは温泉の端っこに浸かって、その体温……じゃなくて魔力熱で、お湯を常に四十二・五度に保つの」
伝説の龍が、必死に穴を掘り始めた。その姿は、巨大な土木作業用重機のようだ。
数時間後。 荒野のど真ん中に、乳白色の滑らかなお湯を湛えた、総大理石造りの露天風呂が完成した。 お湯の温度は、骨龍が涙目で魔力を微調整しているおかげで、一ミリの狂いもなく四十二・五度。
私は、魔法で作り出した最高級シルクのバスタオルを纏い、ゆったりとお湯に浸かった。
「はぁぁ……極楽。最高だわ……」
目の前には、紫色の霧が幻想的に光る荒野の夜景。 背もたれは、程よく温まった骨龍の太もも(骨だが、魔法でクッション性を付与した)。 時折、骨龍が大きな翼を仰いで、火照った私の顔に心地よい涼風を送ってくれる。
「のう、お嬢様……。この温度でよろしいか……?」
「ええ、完璧よ。……そういえば、あなたの名前は何?」
「……かつては『絶望を呼ぶ黒き風(ネロ)』と呼ばれておりましたが……」
「ネロね。じゃあ今日から、あなたは私の『最高級・追い焚き機能付き・自動仰ぎ龍』よ。しっかり働きなさい。あ、でも労働基準法は守るから、私が寝ている間はあなたも休んでいいわよ。私も寝るから」
「…………。は、はい! ありがたき幸せ!!」
なぜか感動して、温泉にポロポロと骨の涙をこぼすネロ。 どうやら彼は、生まれて初めて「休息」という概念を教えられ、社畜ならぬ社龍としての喜びに目覚めてしまったらしい。
(((ああ……王都での書類仕事が嘘のよう。あんなに広いホールで踊るより、こうして骨の龍を湯沸かし器にして、独りで温泉に浸かる方が、どれほど贅沢かしら)))
ユラリアは、心地よいお湯の温もりに抱かれながら、深い、深い眠りへと落ちていった。 彼女が眠りについた瞬間、その無意識の魔力が周囲の枯れ木に流れ込み、一夜にして「銀色の魔法果実」を実らせ始めたこと。 そして、そのあまりにも神々しい魔力の余波が、遠く離れた王都の魔導士たちの観測器を爆発させたことなど、彼女は知る由もなかった。
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