ナイショのお見合いは、甘くて危険な恋の駆け引き！

②

あっという間に生まれたままの姿にされた私に、勇さんの甘い攻撃が止まらなくなった。


「ぁ あんっ////」


敏感な胸の先を甘噛みされると、ビリビリっと痺れたような刺激を感じる。



「優はここも好きだったな。
……なんだ、もう濡れてんじゃねぇか」


ぐいっと足を開かされると、甘い攻撃に反応した身体が恥ずかしい現象を表している。


ちゅぷっ と指で触れただけで音をたてたそこに、勇さんはニヤリと笑いながら舌を近付けた。



「あぁんっ、やあぁ///
勇さんっ///」


「すっげーグショグショ。
寝起きでこんなになるなんて、やらしーな優は」


「ぁっ、もお……だめっ
勇さん、おねがい……っ///」


恥ずかしいところをいっぱい愛されて敏感になってくると、身体がウズウズしてくるの。

だって、好きな人に愛してもえるのって、嬉しくってたまらないんだもん。



「あぁ、俺ももう限界きてるから。
優………」

「あっ、ああんっ////」



私の中を勇さんにいっぱいにされると、ビリビリっと全身に幸せな痺れを感じた。


「……っ
お前っ、そんな締めつけんなって」


背中に手をまわして、ギュッと抱きしめる。

もっともっと、くっつきたくって。
ずっとずっと、離れたくなくって。


ゆっくりゆっくり動き出した勇さんの動きが、次第に早く激しくなってきた。



「あんっ も…あぁっ だめぇっ///」


「あーっ締まるっ
締まりすぎだ優！ ……んっ」



ビクンっ
ビクビクーっ！

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿……



くたり と私に身体を重ねる勇さんの重みに、じんわりと幸せの余韻を噛みしめた。



「優……っ」


うん、こうやって触れ合っている時間はとても貴重で、すごく幸せな気持ちになれちゃう。

好き。
大好きよ、勇さん……。












それから数日後の夜。


…♪♪♪ ♪♪♪…


また１人でテレビを見て過ごしていると、お母さんからの電話が鳴った。


「もしもし、お母さん？」


『あ、優？
今週の土曜日、空いてる？』


電話に出た途端これだ。
いきなり自分のペースで喋るんだから、急に言われても困っちゃうよぉ。


「土曜日？
ダメだよ、土日祝日は基本的に仕事だもん。
一体何の話…」


『んもう！本屋なんてつまらない仕事に就くから駄目なのよ！
だから公務員になってた方が良かったんだから！』

「わあっ」


いきなり声のボリュームを上げて話すお母さんに、またしても耳がキーンとなった。


「お お母さんったらぁ、急に大声出さないでよぉ。
耳が痛いんだからねっ」


『何が耳が痛いよ！
で？じゃああんたはいつが休みなの！』


全く自分に非を感じないんだろうなぁ。
お母さんは相変わらずマイペースで話を進める。



「今週は…金曜日が休みだよ。
何？どうかしたの？」


『どうしたのじゃないわよ！
お見合いよ、お見合い！
金曜日が休みなのね？
じゃあ先方さんに伝えとくから、金曜日ちゃんと予定空けときなさいよ！
また電話するからね！』


「え、ちょっと待っ…」



突然な話に、私は戸惑う暇もなく電話を切られた。


言いたい事だけ言って切るなんて、ホント困っちゃうんだから！


えっと、今週の金曜日に………？


わあっ
いよいよ本当にお見合いなんだぁっ！！