夢でも良いから理想の王子様に会いたかったんです

さこの

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その28(…その後のご様子)

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令嬢たちがはぁーっとため息を付く。

「「「「「勝ち目がないわ。」」」」」

ローズマリア様のあの美しさったら。
泣いているお姿のか弱きこと。
アラン王子が抱きしめているあのお姿…

「「「「「お美しーーーー」」」」」

ブロッサム兄弟がローズマリア様をお守りしているあの姿…

「「「「「堪らないわー」」」」」

私、本日のお茶会に参加できて幸せですわ!
夢のようなひと時でしたもの。
本当よね。
素敵でしたわ。
王子の婚約者は、ローズマリア様でないと!
応援いたしましょう!!!

「「「「「そうしましょ」」」」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おい、ブロッサム侯爵家のローズマリア嬢の可愛さったらないな!!

「「「「「それな!」」」」」

身体が弱いから殿下の妃にはなれないそうだぞ
「「「「チャンスだ!!!」」」」

抜け駆け禁止!
話したい。笑顔が見たい。近く行きたい。
ブロッサム兄弟が羨ましいよ。

早くしないと他の男に取られてしまう!
何がなんでも婚約したい!!
父上に相談だ!!!!

ーーーーー

あっ。あいつらバカというか気の毒だな。
まさか、抜け駆けして、ローズマリア嬢を泣かせてしまうなんて。
……殿下、羨ましい。
ローズマリア嬢を助けて抱きしめるなんて、物語の王子様みたいではないですか!!(本物の王子だよっ)
噂通り、婚約者には選ばれないんだよな?
泣いているローズマリア嬢可愛いよな……
俺も泣かせてみたいよ……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「父上!」

「ーーーシモーヌどうした?」

「今日ローズマリアに会いました」

「あぁ。私も会ったよ。」

セシリアの子供の頃にそっくりだった!セシリアを娶ったあの男の事は許せんが、セシリアに良く似た子を残してくれた所だけは、感謝しよう。
私の可愛いセシリア。どうして私を残して死んでしまったのか!!

「ローズマリアと話をしようとしたらユーリウスとフランソワが邪魔をしてきて、話しもさせて貰えませんでしたよ。」

あのシスコン共め!
私に対してしつこい男だのと言いよって!
自分達はベタベタとくっ付きよって!

「シモーヌはローズマリアが気に入ったのか?」

「は、ハイ。とても、気になります」

「茶会を開く。招待するぞ」

「えぇ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私の家はこの国の筆頭貴族で、ガルシア公爵が娘シャルロットと申します。

本日の王妃様のお茶会でアラン王子殿下の婚約者を選ぶと言うので参加しておりました。
なのに、、、ブロッサム侯爵家のローズマリア嬢の美しさったら。
王子殿下に抱きしめられている姿を見て、ドキドキしてしまいました。
お似合いのお二人でしたわ。

ローズマリア様にはお二人のご兄弟がおられます。弟のフランソワ様の態度にはゾッとしてしまいましたわ……。
なんという、感情なのかは分かりませんが、鳥肌が立ちましたわ!!
あの方は危険だわ。


お兄様のユーリウス様。
……密かに憧れているのです。

あれは先々月のお茶会の時のことです。
王子殿下も参加されていた我が家のお茶会がありましたの。
我が家は筆頭侯爵家のですので上位貴族の方をお呼びしておりました。
その際にユーリウス様と初めてお話をさせていただいたのですが、優雅な立姿。お優しい微笑み。
私は王子殿下の婚約者候補の一人なのですが、ユーリウス様に恋をしているのです。

お三人で参加されていたあのお茶会でも、ローズマリア様をお守りするお姿にあぁ。
立場を代わっていただきたい。などと思ってしまいました。
叶うことならば妹君である、ローズマリア様とお友達になりたいのですわ。

我が家は公爵家。
近々開催されるお茶会にご招待してみましょう。

ユーリウス様とお近づきになりたいから、お友達になりたい訳ではございませんわよ。

本当ですわよ。

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