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その31(ダンスの覚え方)
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「お嬢様、ダンスの講師が見えましたよ」
「はーい。今行きます」
あのお茶会以来、私は礼儀作法やダンス、社交に必要な習い事を主に頑張っているのだ!
失敗したお茶会……。
お父様との約束を破ったから、男の子達に囲まれてしまったのだった。
あの歳の男の子のって、つい女の子を虐めたくなるものなのね。
中身はアラサーだけど、体は八歳だもん。
やっぱり知らない子達に囲まれると怖かったわね。満員電車の痴漢にあった気分だったわ。ゾッとしたのよ!
お父様のように優しくないし、お兄様のように笑ってくれないし、フランのようにキラキラしてないんだもの。
皆んな目がギラギラしてて、鳥肌がたっちゃった。
だから男の子には近づかないって思っていたのに、あっちから近づいてくるとは……
油断大敵!!ね。
自分で言うのもなんだけど美少女ってタイヘンよ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「お待たせ致しました」
「ご機嫌よう。それでは本日もよろしくお願いします」
「はいこちらこそ、よろしくお願い致します」
パンパンパンパン!!と手を叩く先生
「そこで、ターン。ハイ、クルっと。そうですよー」
はぁはぁ。ダンスって中々……大変ね……
ステップが……はぁはぁ。覚えられない
前世のダンスとは全然違うわ!
私、歌に合わせないと踊れないの!
音だけじゃ振り付けが拾えないのよぉー。
サビはどこよ?
何かいい方法……ないかしら。
「ローズマリア様!遅れてますわよ!」
「は、はーい」
「足先、指先まで美しく!!」
パンパンパンパン!!
この手拍子だけじゃ、覚えられないわ。
リズムがぁー
「さぁ。次はピアノの音に合わせて!」
♪~~~♪~~
この曲、知ってる!!
前世でこの曲ベースの歌を推しのグループが歌っていたのよ!
イケる!イケるわよ!!マリー!!!
クルッ!クルッ!!ターン!ターン!!
(足)左・右・左・右
ピタッ!!
ちょっと顔も上へ!っと。フィニッシュ!!
パチパチパチパチ…
「ローズマリア様!最高です!完璧ですわ」
どうよ!脳内に歌詞が浮かんできたら、体も自ずと動くのよ!!!
運動神経がゼロに近くても推しのグループの為なら、覚えれるのよ!
この曲が始まるとね、皆んな手が動くのよ!
ペンライトは必需品。
私たちもセットの一部なの。
うちわは座席に一旦置きましょう。
ファンのマナーよ。
「ありがとうございます。先生のおかげです。教え方がとても上手なんですもの」
と満面の笑みで答える。
「この曲は難易度が高いんですのよ!他の曲もこの調子で行きましょうね!」
「ハイ!」
パンパンパンパン!
「足にお気をつけて!ハイ笑顔で」
あれ?歌を…歌詞を…リ、リズムが…
「中々ハードルが高いわね…」
「伴奏付きで通しましょう」
♪~~~~♪
こ、この曲は!国民的グループが歌っている曲がベースではないか!
イケる!イケるわよー!マリー!!
だって推しのグループの先輩の歌ですもの。事務所のイベントで推しが歌っていたもの。
カッと目を開いて
ステップ、ステップ、ターン、ターン
フィニッシュよ!!
「ローズマリア様!貴方は最高の教え子でございます。セシリア様譲りの美しさにダンスの腕、もう淑女の鏡ですわよ」
「お母様を知っているの?」
「えぇ。私が指導させて頂いたのですよ」
「まぁ。そうだったのね!お母様と先生がお揃いだなんて嬉しいわ!」
「侯爵様に頼まれましたのよ。」
「パパから?あっ。お父様から?」
「あら?いけませんわね。レディはパパとはお呼びしませんね?」
指をたてて注意される。
「ハイ。申し訳ありませんでした」
「フフフ。よろしい」
クスクスと笑いながら
「本日はこれでおしまいにしましょう」
「ありがとうございました」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は自粛中なのです。
部屋で読書をしていると、
コンコンコン
「ハーーイ」
「マリーちょっといい?」
「パ・お父様…」
ダメね。気を抜くとパパって呼びそうになっちゃう。
「お父様なんて呼ばれたくないんだけどね」
困ったように笑うお父様
「だってレディはパパって呼んじゃダメって言われちゃったの」
お父様が困った顔をしているから、悲しくなる
「そうなんだけどね、二人の時はパパって呼んで。マリーはもう十分レディだよ?」
「本当?」
「お茶会で、淑女の礼をちゃんとしていたのを見てパパはビックリしたよ。マリーが大人になっちゃったって!」
頭を撫でてくれる
「えへへ。ありがとうパパ」
この空間が温かすぎて、大好きなのよ。
「あのね、マリー?」
「うん?」
「お茶会ってまた行きたい?」
「んー。パパが選んでくれた所なら行っても良いけど……失敗しないかなぁ……」
「マリーは失敗してないよ?大丈夫だよ」
「じゃあ……頑張る……男の子いない?」
「あぁ。居ないよ。女の子だけだよ。」
「お友達出来るかな?」
「ハハハ。出来るさ。ソフィア王女とも仲良くなったくらいだ!度胸はあるよ」
「何?それ?」
二人で笑い合う。
「マリーにもう一つ言わなきゃ。今度のユーリウスの誕生日を祝う会で、パパとダンス踊ろうね?講師から聞いたよ。上手なんだって?」
「褒められたの!!」
「そうか!凄いね」
「ママと同じ先生なんでしょ?パパありがとう」
ぎゅっと抱きつく。
「嬉しい?」
「うん!やる気が出たよ」
にこぉーっと笑うマリー。
セシリアとの思い出が少ないマリーに出来る事と言えば、セシリアの事を知っている者に思い出を語ってもらう事しかない、
マリーの笑顔を見たいんだ。
「それは良かった。よし、お茶にしようか?天気が良いから庭にいこう」
マリーを抱える。
「パパー、歩けるってばー。」
とクレームをつけながらも満更ではなさそうだな。
「レディは大人しくしているものだよ?」
「フフフ、ハーイ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はーい。今行きます」
あのお茶会以来、私は礼儀作法やダンス、社交に必要な習い事を主に頑張っているのだ!
失敗したお茶会……。
お父様との約束を破ったから、男の子達に囲まれてしまったのだった。
あの歳の男の子のって、つい女の子を虐めたくなるものなのね。
中身はアラサーだけど、体は八歳だもん。
やっぱり知らない子達に囲まれると怖かったわね。満員電車の痴漢にあった気分だったわ。ゾッとしたのよ!
お父様のように優しくないし、お兄様のように笑ってくれないし、フランのようにキラキラしてないんだもの。
皆んな目がギラギラしてて、鳥肌がたっちゃった。
だから男の子には近づかないって思っていたのに、あっちから近づいてくるとは……
油断大敵!!ね。
自分で言うのもなんだけど美少女ってタイヘンよ。
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「お待たせ致しました」
「ご機嫌よう。それでは本日もよろしくお願いします」
「はいこちらこそ、よろしくお願い致します」
パンパンパンパン!!と手を叩く先生
「そこで、ターン。ハイ、クルっと。そうですよー」
はぁはぁ。ダンスって中々……大変ね……
ステップが……はぁはぁ。覚えられない
前世のダンスとは全然違うわ!
私、歌に合わせないと踊れないの!
音だけじゃ振り付けが拾えないのよぉー。
サビはどこよ?
何かいい方法……ないかしら。
「ローズマリア様!遅れてますわよ!」
「は、はーい」
「足先、指先まで美しく!!」
パンパンパンパン!!
この手拍子だけじゃ、覚えられないわ。
リズムがぁー
「さぁ。次はピアノの音に合わせて!」
♪~~~♪~~
この曲、知ってる!!
前世でこの曲ベースの歌を推しのグループが歌っていたのよ!
イケる!イケるわよ!!マリー!!!
クルッ!クルッ!!ターン!ターン!!
(足)左・右・左・右
ピタッ!!
ちょっと顔も上へ!っと。フィニッシュ!!
パチパチパチパチ…
「ローズマリア様!最高です!完璧ですわ」
どうよ!脳内に歌詞が浮かんできたら、体も自ずと動くのよ!!!
運動神経がゼロに近くても推しのグループの為なら、覚えれるのよ!
この曲が始まるとね、皆んな手が動くのよ!
ペンライトは必需品。
私たちもセットの一部なの。
うちわは座席に一旦置きましょう。
ファンのマナーよ。
「ありがとうございます。先生のおかげです。教え方がとても上手なんですもの」
と満面の笑みで答える。
「この曲は難易度が高いんですのよ!他の曲もこの調子で行きましょうね!」
「ハイ!」
パンパンパンパン!
「足にお気をつけて!ハイ笑顔で」
あれ?歌を…歌詞を…リ、リズムが…
「中々ハードルが高いわね…」
「伴奏付きで通しましょう」
♪~~~~♪
こ、この曲は!国民的グループが歌っている曲がベースではないか!
イケる!イケるわよー!マリー!!
だって推しのグループの先輩の歌ですもの。事務所のイベントで推しが歌っていたもの。
カッと目を開いて
ステップ、ステップ、ターン、ターン
フィニッシュよ!!
「ローズマリア様!貴方は最高の教え子でございます。セシリア様譲りの美しさにダンスの腕、もう淑女の鏡ですわよ」
「お母様を知っているの?」
「えぇ。私が指導させて頂いたのですよ」
「まぁ。そうだったのね!お母様と先生がお揃いだなんて嬉しいわ!」
「侯爵様に頼まれましたのよ。」
「パパから?あっ。お父様から?」
「あら?いけませんわね。レディはパパとはお呼びしませんね?」
指をたてて注意される。
「ハイ。申し訳ありませんでした」
「フフフ。よろしい」
クスクスと笑いながら
「本日はこれでおしまいにしましょう」
「ありがとうございました」
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私は自粛中なのです。
部屋で読書をしていると、
コンコンコン
「ハーーイ」
「マリーちょっといい?」
「パ・お父様…」
ダメね。気を抜くとパパって呼びそうになっちゃう。
「お父様なんて呼ばれたくないんだけどね」
困ったように笑うお父様
「だってレディはパパって呼んじゃダメって言われちゃったの」
お父様が困った顔をしているから、悲しくなる
「そうなんだけどね、二人の時はパパって呼んで。マリーはもう十分レディだよ?」
「本当?」
「お茶会で、淑女の礼をちゃんとしていたのを見てパパはビックリしたよ。マリーが大人になっちゃったって!」
頭を撫でてくれる
「えへへ。ありがとうパパ」
この空間が温かすぎて、大好きなのよ。
「あのね、マリー?」
「うん?」
「お茶会ってまた行きたい?」
「んー。パパが選んでくれた所なら行っても良いけど……失敗しないかなぁ……」
「マリーは失敗してないよ?大丈夫だよ」
「じゃあ……頑張る……男の子いない?」
「あぁ。居ないよ。女の子だけだよ。」
「お友達出来るかな?」
「ハハハ。出来るさ。ソフィア王女とも仲良くなったくらいだ!度胸はあるよ」
「何?それ?」
二人で笑い合う。
「マリーにもう一つ言わなきゃ。今度のユーリウスの誕生日を祝う会で、パパとダンス踊ろうね?講師から聞いたよ。上手なんだって?」
「褒められたの!!」
「そうか!凄いね」
「ママと同じ先生なんでしょ?パパありがとう」
ぎゅっと抱きつく。
「嬉しい?」
「うん!やる気が出たよ」
にこぉーっと笑うマリー。
セシリアとの思い出が少ないマリーに出来る事と言えば、セシリアの事を知っている者に思い出を語ってもらう事しかない、
マリーの笑顔を見たいんだ。
「それは良かった。よし、お茶にしようか?天気が良いから庭にいこう」
マリーを抱える。
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