夢でも良いから理想の王子様に会いたかったんです

さこの

文字の大きさ
32 / 106

その32(ソロ活動)

しおりを挟む
人生二回目となるお茶会に参加する為
アンによってドレスアップされているのだ!

この前のお茶会はお兄様もフランもいたけれど、今日は……私一人。
ソロ活動なのだ!

しかも場所は王宮。
ソフィア王女のお友達がお呼ばれしているとの事だ!!

私は王宮まではお父様との一緒に行く。
「どうしよう。不安になってきた。失敗しないかなぁ…」

「練習してたでしょ?今日はね、女の子しかいないから、安心して良いよ。お友達になれると良いね」

「うん」

「マリー、王宮にはたくさんの人が居るんだ。だから知らない人に声を掛けられても、お話ししたり、ついていっちゃダメだよ。もしそう言う場面があったら、マリーの代わりにアンが話するから、アンの言う事を聞くんだよ。約束だよ?」

お父様との約束!恒例ね!
アンが一緒に来てくれるから安心だわ。



ーーーと言うことで、もう王宮に着いちゃった!

「終わったらアンに執務室に連れてきてもらいなさい。私は仕事をしているからね。終わったら一緒に帰ろう」

「うん!あとでね」
手を振りながら、お父様から離れる

「さぁ。お嬢様こちらですよ」

この前とは違う少し小さめのお庭の前を通ってると、可愛いお花がたくさん咲いている!
「うわぁー。可愛いーお花…」
ウフフと笑っていると、

「あれ?妖精が舞い込んでるのかな?」

ブルル…さ、寒いわ。背筋が……。鳥肌が…
見ちゃダメ!ポエマーよ。

「あれ?聞こえなかったのかな?」
クスクスと笑い声がする…

アンがサッと私を隠してくれる
「失礼ですがどちら様でしょうか?」

「僕は隣国の者でいまこのお城で世話になっているんだ。レオナルド・ルイスと言えば分かるかな?」

「失礼いたしました。私はブロッサム侯爵家ローズマリア様付きのメイドのアンと申します」
恭しく頭を下げる

「あぁ。君が噂の女神だったのか!」
と、こちらに向かってくる。

「ローズマリア嬢、私はレオナルド・ルイスと言うんだ。以後お見知り置きを」
片膝をついて手を取られキスをされた!!

「ローズマリア・ブロッサムと申します」
と淑女の礼をする

「本当噂通り可愛い人だね」
と私の髪を一房とって、
「髪の毛まで美しいのか」と髪の毛にもキスをされる。

どうしよう……身体が動かない。
王子と言う生き物は距離感というものがわからないのか?
いや、断られる事がないからそう言う生き物なのかもしれん。
この王子にもソーシャルディスタンスを教えてあげたいわね。

取り敢えずこう言う時は、
「ありがとうございます」
と微笑むに限る…

顔を赤くしたレオナルド王子。
「どうかされましたか?」
と首を傾げる。
「イヤ、その、君は仕草までもが可愛いのだな」
「??」

「レオナルド王子殿下、失礼ですがお嬢様は約束の時間がございますので失礼させていただきますがよろしいでしょうか?」

「あぁ、予定があるのか?足止めをしてすまなかった。ローズマリア嬢また会おう」
と言って去っていった。

「……なんだったのかしら?」

「さぁ急ぎましょう!お嬢様」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

王子様って意外といるのね…。
さすが侯爵令嬢という身分だわ。
リアル王子恐るべし
今の王子様は、例えるとしたら、、、
セクハラ王子ね!いえ?ポエマー王子?

良く例えるじゃない?
筋肉王子とか?癒し系王子とか?フェロモン王子とか?ワンコ系王子だったかしら?
私の理想の王子様は………

「マリー!!」

「ソフィア様」
「今日は来てくれてありがとう!」
「こちらこそ、お招きありがとうございます」
「こっちよ!!」
と連れて行かれたのは

「このお庭はね、私の好きなお花がたくさん咲いてるのよ、庭師にお願いして私好みにしてもらったの!お友達が出来たらここでお茶会をしたいと思ってたの」

「わぁ~。とても良い香りがします」
二人で笑い合う

「今日はね、あと二人の御令嬢をお呼びしてるの。」

「はい。お会いするのが楽しみです」

「えぇぇー。私は二人が良かったのよ…」

「フフフ。嬉しい事を言って下さってありがとうございます。お世辞でも嬉しいです」

「お世辞じゃ無いのよー」
もうっと!笑うソフィア様ってお可愛いわ。

「でも先に二人で話をしたくて、あとで来る二人には敢えて遅めの時間を伝えてあるのよ」

「まぁ。どうされましたか?」

「この前のお茶会の事で謝りたかったの」

「ソフィア様のせいではありませんのよ?私がお父様との約束を守れなかったせいですもの。」

「ブロッサム兄弟怒られたんじゃ無いの?」

「お兄様とフランですか?いえ?そう言う様子ではなかったように思います」

「例の子息達は反省しているそうよ?」

「そうでしたか。途中で帰ってしまったので、大事になってしまったのでしょうか」
……悪い事をしたわね

「男の子嫌になったりしない?」

「苦手ではありますね。ちょっと野蛮な方は特に……」

「あの時お兄様がもう少し早く気づいていれば良かったのに!」

「いえ。殿下には助けて頂いたので、一度お礼申し上げたいのです。」

「あら?お兄様が喜ぶわよ?」

「喜ぶ?事など私には出来そうも無いのですが……何か差し上げた方がよろしいかしら?」

「バカね!いらないわよ!」

「フフフ。ソフィア様ったら!」

「ゴメンなさい。つい」

「いえ。ソフィア様も、うちの弟も私より一つ歳が下なのにしっかりされているので私恥ずかしくって……フランなんて一級跳びで私と同級生になるとまで言って勉学に励んでいて……」

「そ、そうなの?」

「えぇ。姉としての威厳は無いのですよ。ですので私も社交を頑張ろうとしているんですけど、中々……その、今回が二回目でしたのでソフィア様にお呼ばれされて嬉しいんです」

とマリーがはにかんで笑う。


……マリーたん。可愛すぎるわぁぁぁぁ。
正しく天使!いや女神!!
こんな可愛いマリーたんを殺すなんて、
無理無理無理無理!!!!
フランソワがヤンデレになる理由が分かるわ。殺さないけど、一緒に居たい。
なんとかお兄様とくっつけて、ハッピーエンドを迎えて貰うわ!!
よしっ!決めた。
「私もマリーと同級生になるわ!」

「えっ?ソフィア様も?」

「ダメかしら?」

「いえ。そうだと楽しいでしょうけど…」

「じゃぁ!決まりね!!」

「え、えぇ。良いのかしら?」

「良いの良いの!お父様とお母様には私から説明しておくわ!」




「失礼いたします。ご出席の御令嬢が見えられましたよ」

「どうぞ、お呼びしてください」

「本日はお招きいただきありがとうございます。私はガルシア公爵が娘シャルロットと申します」

「お招きいただきありがとうございます。
私はベルジュ伯爵が娘リリアンでございます」

「お二人とも、こちらはブロッサム侯爵のローズマリアよ!」

「初めてお目にかかります。ローズマリア・ブロッサムと申します」
淑女の礼をする。

「「よろしくお願いします!」」

「さぁ!自己紹介は終わったわね。座ってお話ししましょ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

公爵令嬢は、どう考えても悪役の器じゃないようです。

三歩ミチ
恋愛
*本編は完結しました*  公爵令嬢のキャサリンは、婚約者であるベイル王子から、婚約破棄を言い渡された。その瞬間、「この世界はゲームだ」という認識が流れ込んでくる。そして私は「悪役」らしい。ところがどう考えても悪役らしいことはしていないし、そんなことができる器じゃない。  どうやら破滅は回避したし、ゲームのストーリーも終わっちゃったようだから、あとはまわりのみんなを幸せにしたい!……そこへ攻略対象達や、不遇なヒロインも絡んでくる始末。博愛主義の「悪役令嬢」が奮闘します。 ※小説家になろう様で連載しています。バックアップを兼ねて、こちらでも投稿しています。 ※以前打ち切ったものを、初めから改稿し、完結させました。73以降、展開が大きく変わっています。

【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます

宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。 さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。 中世ヨーロッパ風異世界転生。

目覚めたら魔法の国で、令嬢の中の人でした

エス
恋愛
転生JK×イケメン公爵様の異世界スローラブ 女子高生・高野みつきは、ある日突然、異世界のお嬢様シャルロットになっていた。 過保護すぎる伯爵パパに泣かれ、無愛想なイケメン公爵レオンといきなりお見合いさせられ……あれよあれよとレオンの婚約者に。 公爵家のクセ強ファミリーに囲まれて、能天気王太子リオに振り回されながらも、みつきは少しずつ異世界での居場所を見つけていく。 けれど心の奥では、「本当にシャルロットとして生きていいのか」と悩む日々。そんな彼女の夢に現れた“本物のシャルロット”が、みつきに大切なメッセージを託す──。 これは、異世界でシャルロットとして生きることを託された1人の少女の、葛藤と成長の物語。 イケメン公爵様とのラブも……気づけばちゃんと育ってます(たぶん) ※他サイトに投稿していたものを、改稿しています。 ※他サイトにも投稿しています。

〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です

hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。 夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。 自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。 すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。 訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。 円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・ しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・ はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?

せっかく転生したのにモブにすらなれない……はずが溺愛ルートなんて信じられません

嘉月
恋愛
隣国の貴族令嬢である主人公は交換留学生としてやってきた学園でイケメン達と恋に落ちていく。 人気の乙女ゲーム「秘密のエルドラド」のメイン攻略キャラは王立学園の生徒会長にして王弟、氷の殿下こと、クライブ・フォン・ガウンデール。 転生したのはそのゲームの世界なのに……私はモブですらないらしい。 せめて学園の生徒1くらいにはなりたかったけど、どうしようもないので地に足つけてしっかり生きていくつもりです。 少しだけ改題しました。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

「転生したら推しの悪役宰相と婚約してました!?」〜推しが今日も溺愛してきます〜 (旧題:転生したら報われない悪役夫を溺愛することになった件)

透子(とおるこ)
恋愛
読んでいた小説の中で一番好きだった“悪役宰相グラヴィス”。 有能で冷たく見えるけど、本当は一途で優しい――そんな彼が、報われずに処刑された。 「今度こそ、彼を幸せにしてあげたい」 そう願った瞬間、気づけば私は物語の姫ジェニエットに転生していて―― しかも、彼との“政略結婚”が目前!? 婚約から始まる、再構築系・年の差溺愛ラブ。 “報われない推し”が、今度こそ幸せになるお話。

モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~

咲桜りおな
恋愛
 前世で大好きだった乙女ゲームの世界にモブキャラとして転生した伯爵令嬢のアスチルゼフィラ・ピスケリー。 ヒロインでも悪役令嬢でもないモブキャラだからこそ、推しキャラ達の恋物語を遠くから鑑賞出来る! と楽しみにしていたら、関わりたくないのに何故か悪役令嬢の兄である騎士見習いがやたらと絡んでくる……。 いやいや、物語の当事者になんてなりたくないんです! お願いだから近付かないでぇ!  そんな思いも虚しく愛しの推しは全力でわたしを口説いてくる。おまけにキラキラ王子まで絡んで来て……逃げ場を塞がれてしまったようです。 結構、ところどころでイチャラブしております。 ◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆  前作「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」のスピンオフ作品。 この作品だけでもちゃんと楽しんで頂けます。  番外編集もUPしましたので、宜しければご覧下さい。 「小説家になろう」でも公開しています。

処理中です...