夢でも良いから理想の王子様に会いたかったんです

さこの

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第二章

トラブルメーカー

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ソフィア様から入学前にお話をしましょうと言うお手紙を貰った!
お父様と一緒に馬車に乗り、王宮へ向かう。


「マリーももう学園へ行く歳になったのか。私も歳を取るはずだよね。」
「そんなおじいちゃんみたいなこと言わないで、悲しくなっちゃうから」
「マリーを悲しませることなんてしたくないよ」
「お父様はかっこいいもの。女性にモテていることも聞いていますよ」
「モテるって言ってもわたしの地位が目当てなんだよ」
「お父様は今もお母様の事好き?」
「そうだね。ずっと好きだね」
「浮気とかしなかったの?」
「したことないし、しようとも思わなかった」
「そういう男の人もいるのね」
「アラン王子が浮気でもしたの?しないでしょ?」
「ううん。まだしてない。でもアラン様ってすっごいモテるんでしょ?ちょっと心配になっちゃって」
「あぁ、そういう事?大丈夫だよ。きっとあっちの方が心配してるよ」
「どういう事?浮気は男の甲斐性だ!って言われたらもう嫌いになるよ」
「……どこでそんな事覚えてきたのか分からないけど、マリーはそんな事心配しなくて良いんだよ」
「学園に行くといろんな人もいて、可愛い子もいっぱいいるでしょう?」
「もっと自信持って良いと思うよ。パパはマリーより可愛い子を知らないよ」
「それは親の欲目でしょ?」
「……どこでそんな事覚えてきたかは分からないけど、本心だよ」
「ストレスが溜まって、変な風に考えちゃうのかな?」
「ストレスたまってるの?」
「うん。護衛の人とかいつもいるし、心配されてるのも分かるけど、息苦しくなる時があるの」
顔をしかめるマリー

「今度、パパとデートしようか?」
「うん!どこに行くの?」
「うーーん。まだ内緒」
「楽しみだね!」

えへへ。と笑う娘の顔を見ながらリオネルは心配する。学園生活は大丈夫だろうか…と。この笑顔は毒のようなものでみんなを虜にするだろう……変な行動にうつす子息バカも出てくるだろう……アラン王子も気が気では無いだろう

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「マリー」「ソフィア様」
ソフィア専用のパティオで本日はお茶を飲みながらお話をしよう。と言う名のお茶会だ!

ソフィアとはあれから仲良く友達と言うか、姉妹のような関係になっている。

「ソフィア様!学園への飛び級おめでとうございます。私、嬉しくって」
えへへと笑う。

ソフィアはそんなマリーの顔を見ながら「相変わらずこの笑顔は鼻血ものだわ」と呟く

そんなソフィアであったが、アランの妹だけあり、金髪ウェーブがかった長い髪、ブルーのちょっと吊り目だけど大きい瞳が印象的な美人で、身長はマリーより既に高い。

「シャルもリリーも喜んでくれますね!」
「そうね。同級生になれて嬉しいわ」
「私の弟も同級生になるんです」
「そうみたいね、フランソワって原作と違ってシスコン拗らせなくて良かったわね」
「シスコンなんて!あの子は優しいだけですよ」
フフフと笑うマリー
「あんたの天然バカは原作通りね」
「えっ?もしかして殺されるレベルですか?」
「私は殺さないわよ!殺人犯扱いするのやめてよ!それにお兄様のこと異性として好きじゃ無いもの、兄よ?無理だわ」
「アラン様は素敵ですよ?」
「バカップルだもんね、あんた達」
「え?そんなつもりはありませんよ!アラン様に失礼になっちゃう」
「お兄様とくっついてくれて、本当に嬉しいわよ。ちゃんと責任を取って結婚してね」
「私はそのつもりなんですけど、アラン様ってすっごいモテるでしょ?学園でそんな姿を見たらと思うと悲しくなってしまって」
と眉を潜める
「その姿を見た男たちがあんたにゾッコンになる姿しか想像できないわよ…」
「えっ?なんのことでしょうか…」
「まだ男性不信なの?」
「そうではないんですけど、苦手なんですよ。ギラギラしてたりチャラチャラしてたり迫られると、ゾッとするんですよ」
「お兄様は平気なのにね」
「アラン様はキラキラしてますもん」
頬を染めて微笑むマリー
「私にはあなたがキラキラして見えるわよ」
「ソフィア様ったら!ソフィア様こそ最近とっても綺麗になりましたよね?どうされたんですか?恋しちゃってます?」
「遺伝よ。お兄様は無駄に顔が良いでしょ?おばあさまに似ているのよ、私たち」
ソフィアは笑うとアランに似ている。兄妹だわ!と思い一緒にいると安心する。
「なんだー!恋じゃないのか。」
「私、年上が好きなのよ。だからまだ出会えてないのよ」
「そうなんですね!」
「改めて学園ではよろしくねマリー」
「ハイ、こちらこそ!」
「お昼一緒に食べようね」
「ハ、あっ!アラン様と約束しちゃった」
「良いのよ!女の子同士の方が楽しいってば!」
「そう、そうですよね……」


「ほぅ。マリーは俺との約束を破るんだな」
「「えっ?」」
振り向くとそこには
「「出た!!」」
アランが仁王立ちしているではないか

「お兄様!」「アラン様」
「先日俺に、昼は一緒に取るという約束をしたよな?」
「しましたか?」
「したよな?」
「ハイ」
「そう言う事だ、ソフィア分かったな!」
「わかりません。お兄様はソフィアを独り占めして、ズルイです」
「婚約者だからな!」
「私はマリーの親友です!」
バチバチと火花を放つ二人に
「みんなで一緒に食べてはどうでしょうか?きっと楽しくなると思います…」
と小さな声で言う。目には涙…

「くっ。一週間の半分だけみんなで過ごす。あとは俺と二人で昼を過ごそう、それ以上は耐えられん」
「分かりました、マリーそれで良い?」
「グスッ。ハイ」

こんな事で泣くなよ。とアランに抱きしめられる。涙が潤んだ目元に口付けされる。

「ねぇ。妹の前でイチャイチャしないでよ!」
「見たくないなら見るな!」

二人の会話を聞いてマリーが「仲がよろしいのですね」と言うと、二人とも嫌そうな顔をしていた。

「マリー俺は浮気は絶対しない自信があるんだけど」
「えっ?どこから話を聞いていたの?ストーカーなの?」とソフィアがまるで気持ちの悪いものを見るような目で言う
「俺の事が素敵って所から」
「悪気もなしによく言うわ!」
「おまえ黙ってろ」
「俺はマリー以外の女が目に入らないから他所を見る暇がない。他所を見るくらいならおまえだけ見ていたいんだよ」
「アラン様」
二人が見つめ合う

「お兄様邪魔しにきたなら、早く出て行ってよ!」
「マリー、ソフィアが煩いからそろそろ行くけど、俺は浮気などせん。だから安心して、構えてろ」と額に口付けして戻って行った。

「お兄様ってあんなキャラじゃなかったと思うけど、あんた凄いわね。一国の王子を虜にするなんて!」
「あんなにカッコいいのに、モテないわけないですもんね。私欲張りなのね」
「まぁいいわ、学園では一緒にいましょ。あんたを一人にするとなんか、事件が起きそうになるわ……」
「トラブルメーカーのように言わないで下さい」
「ある意味トラブルメーカーよ?」
「えっ?」



「きた!トラブルの元が!」

「ローズマリアちゃん!久しぶり!」

「レオナルド王子……?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
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