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第二章
セクハラ王子との再会
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「久しぶりだね、会いたかったよ」
と近づいてくるレオナルド
「レオナルド王子、隣国に帰られたはずですよね?」とソフィアがマリーの前に出る
「そうなんだけど、僕の弟がジェオルジ王国に留学する事になって、送りに来たんだ」
とソフィア越しにマリーを見る
「アランと婚約したんだって?」
「ハイ」
……すっごい見てくる。怖い…威圧?
「僕の求婚は侯爵に届いてなかったのかな?」
「その、私はわかりません、聞いてないです」
震えながら小さな声で言う
「ふーん。そっか。じゃしょうがないね」
「すみません」
「マリーそろそろ中へ行きましょう?寒くなってきたわ。」
「ハイ、それでは失礼いたします」
と礼をする。
「侯爵にもう一度、求婚願いを出すよ」
「えっ?何を仰っておいでるの?マリーはお兄様の婚約者よ?」
「まだ結婚してないから、婚約破棄ってこともあり得るでしょ?どうせアランに丸め込まれて婚約したんでしょ?やりそうじゃない?アラン」
「マリー行くわよ!」
ソフィアに腕を掴まれる
「待って!マリーちゃんは僕のこと、知らないでしょう?僕のことを知ってほしいんだ。それから断ってくれても良いから」
「その、ゴメンなさい」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レオナルド・ルイス
マルベリー王国第一王子
あの出会いから五年が経った。
レオナルドは十六歳だ
黒髪に少し垂れ目の大きな目で瞳の色はグレイ。眉毛は上がり気味で肌の色は日焼けをしているイケメンだ。
服の上からでも分かる程に付いている筋肉は女性が放っておかないことだろう。
マリーから見ると前世で言うところの海にいそうなナンパ男という雰囲気だ。
マリーが八歳の時ソフィアのお茶会で出会った隣国の王子。
マリーに一目惚れ。
グイグイと来るタイプで、マリーと出会ったその日に髪の毛に口付け、手に口付け、頬に口付けをし、マリーを泣かせる。
その時にマリーを助けたのがアランだった。
マリーは、レオナルドの事をセクハラ王子と呼んでいた。
レオナルドはマリーに求婚するも、その後アランとの婚約が決まったため、その関係は終わったかと思われた。
ーーーーーーーー
「ねぇ!レオナルド王子って原作にでてた?」
「分かりません」
「なんか、記憶にあるような、ないような……なのよ!」
「まさかまた会うだなんて……あの人セクハラ王子ですよ?」
「セクハラならお兄様も似たようなものでしょう?違いが分からないわよ」
「アラン様は、その、かっこいいですもの」
「あんたどこに惚れたの?」
「え?お父様に似てません?」
「えっ?そんな理由?」
「違いますよ!お顔は違いますよ!」
「顔なの?可哀想お兄様…」
「話をしていて楽しいです。抱きしめられたら、落ち着きますし、良い香りもするし、口調は悪いですけど優しいですし、私のことを好きでいてくださるし、愛の言葉もストレートに伝えてくれて…きゃっ」
恥ずかしいと顔を赤くするマリー
「もうこれ以上は勘弁して下さい!」
「あ、うん、お腹いっぱいよ。その調子でお兄様の事を好きでいてくれれば、レオナルド王子はほっといても大丈夫そうね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コンコンコン
リオネルの執務室にノックの音が響く
来客の予定は無かったはずだが?
執事のリエムも「予定にございません」と言う
「誰だ?」
「レオナルド・ルイス殿下がおいでです」
何の用だ?リエムを見遣ると「嫌な予感しかしませんね」とため息をつく
「入ってもらえ」と扉を開ける
「やぁ。侯爵!あらためて会うのは初めてですね」
「レオナルド王子殿下。お久しぶりでございます。どうされましたか?」
とソファに座るよう勧める
リエムは紅茶をサッと出し、側を離れる
「お口に会いますか分かりませんが、どうぞ」
「美味いな」
「ありがとうございます。うちのものが喜びますよ」
「侯爵の邸は紅茶をよく飲むのか?」
「えぇ。亡くなった妻が好きでしてそれからよく飲むようになりました」
この国ではコーヒーも好んで飲まれているがブロッサム侯爵家は紅茶派だ
「ほぅ。と言うことはローズマリアも飲んでいるのだな?」
「えぇ。娘も良く飲みますね」
「今度ローズマリアをお茶に誘っても良いか?」
「それはなりませんねぇ。娘には婚約者がおりますから、婚約者以外の異性を近づけるなど出来ません。申し訳ございません」
「アランとの婚約が決まる前に私は求婚の願いを侯爵家へ送ったのを覚えているか?」
「アラン王子との婚約が決める前は、娘への求婚願いや釣書が山程送られてきていまして、娘の意思を尊重しお断り致しました」
「その後アランとの婚約が決まったな」
「娘には好きになった相手をパートナーにと願っておりましたので、その相手がアラン王子だっただけですよ」
「それがもし、私だったら侯爵はどうした?」
「私の願いは娘が好きになった男です、それ以外はない」
「ではローズマリアが私の事を好きになれば婚約は破棄されると言うことだな?」
「それはこの国と争う事になりますよ?」
「しかし、そう言う事であろう?私は本気なんだよ?侯爵」
「娘一人のことで国同士が争う事など娘は望みませんよ」
「私は父と好みが似ているのかもな」
「そうでしょうか?」
「父はあなたに負けたんだよな?」
「私の方が妻を愛していたんですよ。ただそれだけです」
「言いたい事はそれだけか?ローズマリアを正式に茶会に誘いに来た。断れると思うなよ?」
「同伴は可能ですか?二人というのは認めません」
「侍女でも連れてこい。じゃあな」
と部屋を出て行く
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と近づいてくるレオナルド
「レオナルド王子、隣国に帰られたはずですよね?」とソフィアがマリーの前に出る
「そうなんだけど、僕の弟がジェオルジ王国に留学する事になって、送りに来たんだ」
とソフィア越しにマリーを見る
「アランと婚約したんだって?」
「ハイ」
……すっごい見てくる。怖い…威圧?
「僕の求婚は侯爵に届いてなかったのかな?」
「その、私はわかりません、聞いてないです」
震えながら小さな声で言う
「ふーん。そっか。じゃしょうがないね」
「すみません」
「マリーそろそろ中へ行きましょう?寒くなってきたわ。」
「ハイ、それでは失礼いたします」
と礼をする。
「侯爵にもう一度、求婚願いを出すよ」
「えっ?何を仰っておいでるの?マリーはお兄様の婚約者よ?」
「まだ結婚してないから、婚約破棄ってこともあり得るでしょ?どうせアランに丸め込まれて婚約したんでしょ?やりそうじゃない?アラン」
「マリー行くわよ!」
ソフィアに腕を掴まれる
「待って!マリーちゃんは僕のこと、知らないでしょう?僕のことを知ってほしいんだ。それから断ってくれても良いから」
「その、ゴメンなさい」
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レオナルド・ルイス
マルベリー王国第一王子
あの出会いから五年が経った。
レオナルドは十六歳だ
黒髪に少し垂れ目の大きな目で瞳の色はグレイ。眉毛は上がり気味で肌の色は日焼けをしているイケメンだ。
服の上からでも分かる程に付いている筋肉は女性が放っておかないことだろう。
マリーから見ると前世で言うところの海にいそうなナンパ男という雰囲気だ。
マリーが八歳の時ソフィアのお茶会で出会った隣国の王子。
マリーに一目惚れ。
グイグイと来るタイプで、マリーと出会ったその日に髪の毛に口付け、手に口付け、頬に口付けをし、マリーを泣かせる。
その時にマリーを助けたのがアランだった。
マリーは、レオナルドの事をセクハラ王子と呼んでいた。
レオナルドはマリーに求婚するも、その後アランとの婚約が決まったため、その関係は終わったかと思われた。
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「ねぇ!レオナルド王子って原作にでてた?」
「分かりません」
「なんか、記憶にあるような、ないような……なのよ!」
「まさかまた会うだなんて……あの人セクハラ王子ですよ?」
「セクハラならお兄様も似たようなものでしょう?違いが分からないわよ」
「アラン様は、その、かっこいいですもの」
「あんたどこに惚れたの?」
「え?お父様に似てません?」
「えっ?そんな理由?」
「違いますよ!お顔は違いますよ!」
「顔なの?可哀想お兄様…」
「話をしていて楽しいです。抱きしめられたら、落ち着きますし、良い香りもするし、口調は悪いですけど優しいですし、私のことを好きでいてくださるし、愛の言葉もストレートに伝えてくれて…きゃっ」
恥ずかしいと顔を赤くするマリー
「もうこれ以上は勘弁して下さい!」
「あ、うん、お腹いっぱいよ。その調子でお兄様の事を好きでいてくれれば、レオナルド王子はほっといても大丈夫そうね」
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コンコンコン
リオネルの執務室にノックの音が響く
来客の予定は無かったはずだが?
執事のリエムも「予定にございません」と言う
「誰だ?」
「レオナルド・ルイス殿下がおいでです」
何の用だ?リエムを見遣ると「嫌な予感しかしませんね」とため息をつく
「入ってもらえ」と扉を開ける
「やぁ。侯爵!あらためて会うのは初めてですね」
「レオナルド王子殿下。お久しぶりでございます。どうされましたか?」
とソファに座るよう勧める
リエムは紅茶をサッと出し、側を離れる
「お口に会いますか分かりませんが、どうぞ」
「美味いな」
「ありがとうございます。うちのものが喜びますよ」
「侯爵の邸は紅茶をよく飲むのか?」
「えぇ。亡くなった妻が好きでしてそれからよく飲むようになりました」
この国ではコーヒーも好んで飲まれているがブロッサム侯爵家は紅茶派だ
「ほぅ。と言うことはローズマリアも飲んでいるのだな?」
「えぇ。娘も良く飲みますね」
「今度ローズマリアをお茶に誘っても良いか?」
「それはなりませんねぇ。娘には婚約者がおりますから、婚約者以外の異性を近づけるなど出来ません。申し訳ございません」
「アランとの婚約が決まる前に私は求婚の願いを侯爵家へ送ったのを覚えているか?」
「アラン王子との婚約が決める前は、娘への求婚願いや釣書が山程送られてきていまして、娘の意思を尊重しお断り致しました」
「その後アランとの婚約が決まったな」
「娘には好きになった相手をパートナーにと願っておりましたので、その相手がアラン王子だっただけですよ」
「それがもし、私だったら侯爵はどうした?」
「私の願いは娘が好きになった男です、それ以外はない」
「ではローズマリアが私の事を好きになれば婚約は破棄されると言うことだな?」
「それはこの国と争う事になりますよ?」
「しかし、そう言う事であろう?私は本気なんだよ?侯爵」
「娘一人のことで国同士が争う事など娘は望みませんよ」
「私は父と好みが似ているのかもな」
「そうでしょうか?」
「父はあなたに負けたんだよな?」
「私の方が妻を愛していたんですよ。ただそれだけです」
「言いたい事はそれだけか?ローズマリアを正式に茶会に誘いに来た。断れると思うなよ?」
「同伴は可能ですか?二人というのは認めません」
「侍女でも連れてこい。じゃあな」
と部屋を出て行く
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