夢でも良いから理想の王子様に会いたかったんです

さこの

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トラブルメーカー健在

レオナルド登場

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「レオ様!」
「やぁマリーちゃん久しぶりだ、会えて嬉しいよ」
ウィンクするレオナルド

「マルベリーの王太子か…」

「えぇ、嫌な予感がしてジェオルジ王国に来ちゃいましたよ、僕の友達が巻き込まれそうだったんでね」

「マルベリーの王太子殿下も命知らずだな…」
「帝国のやり方が気に食わなくてね、アランとも連絡をとっていたんですけどね、ジェオルジとマルベリーは協定を組みますよ、アスター王国もこちらに着くとの事です、これで力は同じくらい?いや…上かな?」

「面白いな…たった一人の娘の為に隣国の王太子が動くのか?」
「えぇ、大事な友達なんでね、友達が困っていたら助けるもんでしょう?友達がいない若き皇帝にはお分かり頂けませんか?」
「なんだと?」
「アラン、お前静かすぎないか?侯爵腕を外してやってください」

忘れていたよ、悪い…と言って腕を外される
腕をさするアラン

「そういう事です、三カ国協定を結びます、私の妻のことだけではない!三カ国は争いを望まない!マリーこっちに来い」

「アラン」
胸にしがみつくマリーは震えていた

「マリーは私の妻だ、世継ぎなどどうにでもなる!私はマリー以外の妻は持たん」
「血が絶たれるぞ?」
「その時は妹がいる」
「帝国が怖くないのか?」
「そんなもん知らん!マリーがいなくなる方が怖いわ!」
「そこまで愛せるとはな、ローズマリア、選べ嫁に来るか?国同士争うか?お前のせいで」 
「えっ?!」
「滅ぶぞ?国が」

…なんだ?偉そうに帝国め…少しばかり国土が広いからって…
我が国は、豊かな国なんだ!平和な国なんだ
帝国に比べれば国土も人口も少ないけど、人材は豊富だ!シャインマスカットがあるんだぞ?あれはマスカット界の技術の結晶だ!
現世の他国にはない!
なんの話だった?えっと…そうだ!
帝国崩壊の日も近いな…このままだと…何がカリスマだ!こんな独りよがりの男…

「帝国崩壊ですか?」
…しまったぁ、心の声が漏れた…終わった

「面白いなローズマリア」
「一つのピースが崩れると後は落ちる一方です…私などに構った事が悲劇の始まりになるかもしれません…」
「そんなに価値があるのか?」
「価値があるのは私ではありません!大臣など今まで支えていた人が、帝国から去っているのでしょう?人材を使い捨てにするような国は先が見えています」
「…痛いところを」
「花嫁より人材を確保、若しくは引き止め内部を固める事をお勧めいたします」
頭を下げるローズマリア

「はははっ、面白い女だなお前ますます気に入った」
「嫁には行きません!」
「分かったよ、お前に免じて無礼も許す」
「無礼なのは貴方もでしょうに…」
くすくすと笑うマリー
「アラン殿下いい女を手に入れたな…レオナルド殿下は手に入れ損なったのか?」

「……まさか結婚したとはな」
「悪いな」

「降参だな、水に流してくれ、生娘だったら拐っていったが、人妻とは…やられたよ、もう少し、早く会いたかったがな」


「よくやった、ローズマリア、帝国の若き皇帝、」
「ジークムントですよ陛下」
「…ジークムント殿、晩餐の用意が整っておる、皆席に付け」

陛下の一言で皆席に着くことになり
ジークムントが非礼を謝罪して晩餐が開かれた…
レオ様も、アランも緊張が溶けたのか、ジークムントと話をして協力体制を整えるとの事だった…

心配して損した!


隣に座る父リオネルの方は一切見ないマリー
「まだ怒っているのか?」
「………………………」
「誰に似たんだか!」
「………………………」
「昔は可愛かったのにな…」はあっ
「………………………」
「結婚も許してやったのに!」
それは我慢ならぬ
「お父様が、私を手放したんでしょうが!」
「口が聞けたのか!」
「責任を取ってもらったんでしょう?」
「私だって手放したくなんてなかったよ!可愛い娘だぞ!」
「…パパが約束破るから!」
「…なんの?」
「デートもしてくれないし、甘やかしてくれないし、ずっと仲良しだって言ったのに!」
「………………………」
「パパが意地悪ばっかりするからお兄様もフランからも馬鹿にされてっ!」
「………………………」
「家に居ずらい!」
「それは、悪かった」
「そんなパパもお兄様もフランも嫌いっ、もうアランしかいないもんっ、、」
涙を堪えるマリー
「マリーの事が可愛いんだよ…嫁にも出したくなかった、先にパパが死ぬんだぞ?その後どうするの?一人だと寂しいんだ、」
「パパ…」
「こんな事に巻き込まれて…外国に連れて行かれるくらいなら、この国にいて欲しかった、マリーの事を任せられるのは殿下くらいだろ?しつこいんだから…」
「ゔん、でも言ってくれないとわかんないもん」
天然バカでも可愛い娘なんだよ…昔はパパパパと言って可愛かったのにな…いつの間にか殿下に取られた」
「最近のパパは怖くて違う人みたいだった」
「マリーは知らないかもしれないけど、マリー以外の人間にはあんな感じだ…」
「そうなの?」
「ユーリーとフランに聞いてみろ…」
「あの二人も最近怖いもん」
「フランは元々あんな感じだ…猫をかぶってたんだよ」
「えっ?あの優しいフランが…」
「殿下は知ってたぞ?だから口が悪くても許していたんだろ…」
「私何も知らなかったんだ…」
「そうさせてたのはパパだから…仕方ないよね」
「それも演技なの?」
「演技ではない、マリーの前ではこんな感じ、優しいパパだよ」
「ごめんなさいパパ、お兄様とフランにも謝らなきゃ…」
「そこも可愛いんだよ、マリーは」
「ありがとう…」
「はあっ…孫ができたらどうしよう、女の子だったら甘やかさなきゃ…」
「…あの、恥ずかしいからヤメテ」
「複雑だったけど、色々あって良かった、マリーが昨日の今日で普通に話してくれる、男親ってのは気を使うんだよ」
「ソウデスカ…」
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