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お母様の覚醒
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「お母様にお話があります」
リージアが母の部屋をノックした
何年ぶりの事だろうか?
「まぁ、リージアお入りなさい」
座るように言われたので母の隣に腰をかける
「目が赤いわ、どうしたの?」
優しい口調でリージアを気遣う
「言いにくいのですが、もうフェリクス殿下の婚約者ではいたくありません」
震える手でドレスを掴みながら母に告げる
「理由を教えてくれる?」
震える手を包むようにそっと握ってくる
急にフェリクスを拒む娘に、怒るわけでもなく優しく接してくれる母だった
出会った頃の言葉や、惚れやすく冷めやすいフェリクスの話と、ルシアのことも話した
「フェリクス殿下と婚約を解消したいの、今まで色んなことを我慢してきたでしょう?我儘だって言わなかった、お願いよお母様…」
堪えていた涙が崩壊した
「ルシアにはお父様とお母様の愛情も全部持っていかれて…なんでも譲ってきたわ…だからフェリクス殿下も、譲る」
ひっくとしゃくりあげて話すリージア
「寂しい思いをさせてごめんなさい、あなたは王家に嫁ぐのだから厳しくしないといけなくて、あなたの事を思って厳しくしてきましたが、あなたにそんな風に思われていただなんて…母親失格ね」
ショックを隠せず悲しい顔をする母
「カインにも同じ思いをさせていたのね…あの子は嫡男だし剣術も優れていて…厳しくする様にと言われて、私が悪いわ、今更かもしれないけど、あなた達のことを愛しているのよ」
ギュッと母に抱きしめられた
「お兄様にもちゃんと伝えてください」
震える手で母を抱き返した、母からはとてもいい香りがして、そして温かかった…
「もちろんよ」と返事が返ってきた嬉しかった
しばらく抱き合った後
「フェリクス殿下と婚約解消、望む所です!お父様のところへ行きますよ!」
決心したような顔つきの母に今から領地へ行くといわれメイドや執事達が大慌てで準備を開始した
「うちの大事な娘を蔑ろにして許せるものですかっ!」
バキッと扇子を折った、意外と力があるんだ…見た目とは恐ろしい差だ
母は望むところだと言ったがうちはたかが一貴族、一方彼方は国のトップの王族なのに…
何か策があるのだろうか…
「ルシアは外出禁止!謹慎とします。義姉の婚約者に近づくなんて…信じられない!私たちもあの子を甘やかせすぎました反省しますが、教師は何をしていたの?」
執事長が出てきて説明をする
「授業は受けているそうですがいつも上の空でして…マナーの時間もサボってばかりとの事で、叱ると泣くので周りにいるものは皆ルシア様を甘やかせています」
報告書を読み上げる
「そうでしょうね、そうじゃないと娘や息子とは同じ家で育ったとは思えませんもの…それではあの子はサボっていたのに授業で褒められたといつも嘘をついていたと言うのね?
私がどれだけ娘や息子を甘やかせたくとも、突き放すことしかできなかったのに…」
悔しそうに唇を噛む
「邸の事は任せました!カインにもその様に伝えてちょうだい!私も今まで我慢してきましたが、限界です!準備はできた?行くわよリージア」
領地へと出発する事になった。
母の行動は早い。
兄には後で謝ろう、しばらく家を空けると行っていたから、許してくれるだろう…
我慢したり、限界だと言ったり、切れたら行動が早いあたり…私は母に似ていないだろうか…汗
リージアが母の部屋をノックした
何年ぶりの事だろうか?
「まぁ、リージアお入りなさい」
座るように言われたので母の隣に腰をかける
「目が赤いわ、どうしたの?」
優しい口調でリージアを気遣う
「言いにくいのですが、もうフェリクス殿下の婚約者ではいたくありません」
震える手でドレスを掴みながら母に告げる
「理由を教えてくれる?」
震える手を包むようにそっと握ってくる
急にフェリクスを拒む娘に、怒るわけでもなく優しく接してくれる母だった
出会った頃の言葉や、惚れやすく冷めやすいフェリクスの話と、ルシアのことも話した
「フェリクス殿下と婚約を解消したいの、今まで色んなことを我慢してきたでしょう?我儘だって言わなかった、お願いよお母様…」
堪えていた涙が崩壊した
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ひっくとしゃくりあげて話すリージア
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ショックを隠せず悲しい顔をする母
「カインにも同じ思いをさせていたのね…あの子は嫡男だし剣術も優れていて…厳しくする様にと言われて、私が悪いわ、今更かもしれないけど、あなた達のことを愛しているのよ」
ギュッと母に抱きしめられた
「お兄様にもちゃんと伝えてください」
震える手で母を抱き返した、母からはとてもいい香りがして、そして温かかった…
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しばらく抱き合った後
「フェリクス殿下と婚約解消、望む所です!お父様のところへ行きますよ!」
決心したような顔つきの母に今から領地へ行くといわれメイドや執事達が大慌てで準備を開始した
「うちの大事な娘を蔑ろにして許せるものですかっ!」
バキッと扇子を折った、意外と力があるんだ…見た目とは恐ろしい差だ
母は望むところだと言ったがうちはたかが一貴族、一方彼方は国のトップの王族なのに…
何か策があるのだろうか…
「ルシアは外出禁止!謹慎とします。義姉の婚約者に近づくなんて…信じられない!私たちもあの子を甘やかせすぎました反省しますが、教師は何をしていたの?」
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報告書を読み上げる
「そうでしょうね、そうじゃないと娘や息子とは同じ家で育ったとは思えませんもの…それではあの子はサボっていたのに授業で褒められたといつも嘘をついていたと言うのね?
私がどれだけ娘や息子を甘やかせたくとも、突き放すことしかできなかったのに…」
悔しそうに唇を噛む
「邸の事は任せました!カインにもその様に伝えてちょうだい!私も今まで我慢してきましたが、限界です!準備はできた?行くわよリージア」
領地へと出発する事になった。
母の行動は早い。
兄には後で謝ろう、しばらく家を空けると行っていたから、許してくれるだろう…
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