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57話
昼食が終わり、用意された王城内にある応接間へと向かった。
そこには侯爵であるお父様とアレックス兄様、そして久しぶりに会うキース兄様が待っていた。
そして、レイモンド殿下とセリウス殿下は少しだけ離れた席に座り話を聞いてくれることになった。
お二人はある程度事情を把握されている。私よりも。
ずっと蚊帳の外にいたのは私だけ。
「お待たせいたしました」
お父様達に頭を下げて挨拶をした。
ふとカイさんがここにいない事に少し寂しさを感じた。
カイさんがいてくれたら不思議に心が落ち着くのに。彼の豪快な笑顔や話し方がとても好きだ。
こんな人が私の父だったら……なんて思ったこともあった。
頼れる人……なんだけどな。
「ああ、久しぶりだな」
お父様は表情が変わることなく淡々と返事をした。
アレックス兄様は相変わらず優しく私を見た。
キース兄様は緊張からか少し顔がこわばっていた。
「キース兄様もお元気そうで」
私は何故か兄様に声をかけた。
この中で一番わかりやすい人。
裏表がない素直な人だ。
私が嫌いだとはっきりした態度を出す人。私のキツイ言葉に傷ついた顔をする人。
だからある意味とても楽な人。
アレックス兄様の優しさをいつも求めてそばに居たいと思っていたのに、今は兄様のこともよくわからない。
全てが嘘ばかり。全てが偽り。
何も信用できない。
キース兄様は「あ、ああ」と戸惑いながらも私が元気そうでよかったと言ってくれた。
だから私は「そう見えますか?」と笑った。
しばらく静かな時間が過ぎた。
誰かが言葉を発しない限りこの沈黙は続くのだろう。そう思いながらも私は黙っていた。
その沈黙を破ったのはお父様だった。
「レイン……記憶は戻らなかったんだな」
そう呟いたお父様は私を助けた時のことを話し出した。
私の本当の名前はセーラ・シトラー。
父は伯爵でマーカス・シトラー、モリス国の国王の従兄弟で王族だった。
父はカリーナ様のお父様リドラー伯爵に騙され財産を失い、子供の兄と私はバイセム侯爵家に預けられるはずだった。
モリス国王に身柄を守ってもらうべきなのでは?と思った。
だけど私の瞳があまりにも危険であの国に置くことを父の伯爵は良しとしなかったらしい。
私の紫の瞳はグリス国ではさほど重要視されない。
紫の瞳の色に関して興味も関心もない国。
それが原因でお父様の本当の娘は他国の者がたまたまお母様と街に買い物に出ていて見かけ連れ去った。
必死で探し出し見つけた時には……幼女趣味の貴族に囚われて酷い目にあい……連れて帰ったが衰弱して助からなかったらしい。
紫の瞳から始まった悲劇。
だから私をお父様達は匿うことにしたらしい。もう2度とあんな悲劇は起こしたくなかったから。
あの大雨の日、お父様は友人家族が約束よりもくるのがあまりにも遅いと心配して馬車を迎えに行った。その時アレックス兄様もついて行った。
大雨が降っているので何かあったのではと心配した。
そして見たのは私が男達に連れ去られそうになっているところだった。
「おい、やめろ!」
お父様はすぐに男達を騎士達に命令して取り押さえた。
そして倒れている血だらけの私の両親を抱き起こした。
「大丈夫か?マーカス!おい、しっかりしろ!」
だが二人とももう虫の息だった。
そしてもう一人、兄も血だらけでぐったりして生きているのが不思議なくらい瀕死の状態だった。唯一助かったのは多少の怪我はしていたが私だけだった。
お父様は瀕死の状態の兄をすぐに病院へ連れて行くように指示した。私は予定通り我が家に連れ帰って匿って治療する事にした。
私の両親は馬車に乗せた時にはすでに息を引き取っていた。お父様が二人を密葬しモリス国にある墓地へと運んだらしい。
アレックス兄様は私を馬車の中で濡れた体を毛布にくるめて必死で温めた。
「死なないで、もう大丈夫だから」
8歳の私はあまりにもか細くて守ってあげなければ折れて死んでしまうんじゃないかと思ったとアレックス兄様が言った。
そして家族を失い行くところもない私を兄様はずっと守ると決めたらしい。
亡き妹の代わりに。そう愛情ではなく代わりに。
そして目覚めた私は記憶を失っていた。お父様は私が狙われていることを父に聞いていたので名前を変える事にした。セーラからレインに。
だけどリドラー伯爵は、私のことを調べ上げいつの間にか使用人の中に彼の息のかかった者を紛れ込ませていた。
お父様も親友の娘でもある私を守ろうとした。私に愛情がないわけではない。ただ不器用な人でお母様を中心にしか動こうとしない人だった。
何度となく私が攫われそうになるのを阻止しながら屋敷の中で守って来てくれたらしい。
一方で兄の身体はなかなか回復できず一年ほど病院で過ごす事になった。
お父様そんな兄上の面倒もずっとみていてくれた。
兄は完治した後私の前に現れることはせずお父様の紹介で王城で得意分野の薬学の研究をしながら教師の仕事に就いた。
そう兄は私が通った学園の先生の一人だった。だれ?
リドラー伯爵の私への執念はしつこい。そう思っていたら実はオリソン国の公爵であるユリシーズ公爵が裏から指示を出していることが後々だがわかった。
紫の瞳の娘を昔から欲しがっていたのは公爵だった。
なぜそこまで?調べてみたら悍ましい話が出てきた。
紫の瞳、珍しい瞳の色を持つ少女をコレクションとして生きたままそばに置くことは高位貴族の彼にとっては楽しみでもあったらしい。
常に薬漬けにして自由を奪い意志をなくした人形へと作り変え、可愛らしいドレスを着せて、ベッドに寝かせ性的虐待を加える。成長する過程すら楽しんでいく。
その間に少女は公爵のペットとして何も考えず逃げ出すことすら考えられなくなった状態で生きていき、死んだ後も瞳だけは残される。
そのためのお金は厭わない。
だからリドラー伯爵は私をしつこく自分のものにしようとしていたのだ。
ただリドラー伯爵もグリス国では新参者でなかなか我が侯爵家に手が出せないでいたため、息のかかった使用人をこっそり手配したりと遠回しに私を拐う計画を立てることしかできなかった。
私は……私の瞳は、狙われていた。
だからミシェルに?
どんなに話を聞いても私の心の中は何も感じない。
動揺?そんなものない。
「そうなのですね」
私は兄様とお父様の話を聞きながら
「もうそろそろ終わりですか?」と静かに微笑んだ。
その笑顔を周りは「え?」と言う顔をしてみた。
何かおかしいかしら?
私はセーラ、カリーナ様のお父様達に狙われた令嬢。周りはそれを守ってくれた。
そう、わかったわ。
もうこれ以上話を聞かなくてもいいかしら?
面倒だわ、もういい。
「私そろそろ仕事に戻ります。今までありがとうございました。もうこれ以上の話を聞いても記憶は戻りそうもないし、結構です。……私はレインです。侯爵家の皆さん、いろいろ大変でしたね。お疲れ様でした。もう煩わしい思いはしなくて済むと思います」
私は話の途中で席を立った。
レイモンド殿下に「ちょっと待て」と言われたのでにこりと微笑み「もう十分です、仕事をさせてください」と言った。
そう、もう、十分だった。
だって、私はミシェルという大切な人を失った。
もう失うものなんてないもの。
ううん、仕事だけは失えない。
私が唯一縋る場所。もうそこしかないのだから。
そこには侯爵であるお父様とアレックス兄様、そして久しぶりに会うキース兄様が待っていた。
そして、レイモンド殿下とセリウス殿下は少しだけ離れた席に座り話を聞いてくれることになった。
お二人はある程度事情を把握されている。私よりも。
ずっと蚊帳の外にいたのは私だけ。
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ふとカイさんがここにいない事に少し寂しさを感じた。
カイさんがいてくれたら不思議に心が落ち着くのに。彼の豪快な笑顔や話し方がとても好きだ。
こんな人が私の父だったら……なんて思ったこともあった。
頼れる人……なんだけどな。
「ああ、久しぶりだな」
お父様は表情が変わることなく淡々と返事をした。
アレックス兄様は相変わらず優しく私を見た。
キース兄様は緊張からか少し顔がこわばっていた。
「キース兄様もお元気そうで」
私は何故か兄様に声をかけた。
この中で一番わかりやすい人。
裏表がない素直な人だ。
私が嫌いだとはっきりした態度を出す人。私のキツイ言葉に傷ついた顔をする人。
だからある意味とても楽な人。
アレックス兄様の優しさをいつも求めてそばに居たいと思っていたのに、今は兄様のこともよくわからない。
全てが嘘ばかり。全てが偽り。
何も信用できない。
キース兄様は「あ、ああ」と戸惑いながらも私が元気そうでよかったと言ってくれた。
だから私は「そう見えますか?」と笑った。
しばらく静かな時間が過ぎた。
誰かが言葉を発しない限りこの沈黙は続くのだろう。そう思いながらも私は黙っていた。
その沈黙を破ったのはお父様だった。
「レイン……記憶は戻らなかったんだな」
そう呟いたお父様は私を助けた時のことを話し出した。
私の本当の名前はセーラ・シトラー。
父は伯爵でマーカス・シトラー、モリス国の国王の従兄弟で王族だった。
父はカリーナ様のお父様リドラー伯爵に騙され財産を失い、子供の兄と私はバイセム侯爵家に預けられるはずだった。
モリス国王に身柄を守ってもらうべきなのでは?と思った。
だけど私の瞳があまりにも危険であの国に置くことを父の伯爵は良しとしなかったらしい。
私の紫の瞳はグリス国ではさほど重要視されない。
紫の瞳の色に関して興味も関心もない国。
それが原因でお父様の本当の娘は他国の者がたまたまお母様と街に買い物に出ていて見かけ連れ去った。
必死で探し出し見つけた時には……幼女趣味の貴族に囚われて酷い目にあい……連れて帰ったが衰弱して助からなかったらしい。
紫の瞳から始まった悲劇。
だから私をお父様達は匿うことにしたらしい。もう2度とあんな悲劇は起こしたくなかったから。
あの大雨の日、お父様は友人家族が約束よりもくるのがあまりにも遅いと心配して馬車を迎えに行った。その時アレックス兄様もついて行った。
大雨が降っているので何かあったのではと心配した。
そして見たのは私が男達に連れ去られそうになっているところだった。
「おい、やめろ!」
お父様はすぐに男達を騎士達に命令して取り押さえた。
そして倒れている血だらけの私の両親を抱き起こした。
「大丈夫か?マーカス!おい、しっかりしろ!」
だが二人とももう虫の息だった。
そしてもう一人、兄も血だらけでぐったりして生きているのが不思議なくらい瀕死の状態だった。唯一助かったのは多少の怪我はしていたが私だけだった。
お父様は瀕死の状態の兄をすぐに病院へ連れて行くように指示した。私は予定通り我が家に連れ帰って匿って治療する事にした。
私の両親は馬車に乗せた時にはすでに息を引き取っていた。お父様が二人を密葬しモリス国にある墓地へと運んだらしい。
アレックス兄様は私を馬車の中で濡れた体を毛布にくるめて必死で温めた。
「死なないで、もう大丈夫だから」
8歳の私はあまりにもか細くて守ってあげなければ折れて死んでしまうんじゃないかと思ったとアレックス兄様が言った。
そして家族を失い行くところもない私を兄様はずっと守ると決めたらしい。
亡き妹の代わりに。そう愛情ではなく代わりに。
そして目覚めた私は記憶を失っていた。お父様は私が狙われていることを父に聞いていたので名前を変える事にした。セーラからレインに。
だけどリドラー伯爵は、私のことを調べ上げいつの間にか使用人の中に彼の息のかかった者を紛れ込ませていた。
お父様も親友の娘でもある私を守ろうとした。私に愛情がないわけではない。ただ不器用な人でお母様を中心にしか動こうとしない人だった。
何度となく私が攫われそうになるのを阻止しながら屋敷の中で守って来てくれたらしい。
一方で兄の身体はなかなか回復できず一年ほど病院で過ごす事になった。
お父様そんな兄上の面倒もずっとみていてくれた。
兄は完治した後私の前に現れることはせずお父様の紹介で王城で得意分野の薬学の研究をしながら教師の仕事に就いた。
そう兄は私が通った学園の先生の一人だった。だれ?
リドラー伯爵の私への執念はしつこい。そう思っていたら実はオリソン国の公爵であるユリシーズ公爵が裏から指示を出していることが後々だがわかった。
紫の瞳の娘を昔から欲しがっていたのは公爵だった。
なぜそこまで?調べてみたら悍ましい話が出てきた。
紫の瞳、珍しい瞳の色を持つ少女をコレクションとして生きたままそばに置くことは高位貴族の彼にとっては楽しみでもあったらしい。
常に薬漬けにして自由を奪い意志をなくした人形へと作り変え、可愛らしいドレスを着せて、ベッドに寝かせ性的虐待を加える。成長する過程すら楽しんでいく。
その間に少女は公爵のペットとして何も考えず逃げ出すことすら考えられなくなった状態で生きていき、死んだ後も瞳だけは残される。
そのためのお金は厭わない。
だからリドラー伯爵は私をしつこく自分のものにしようとしていたのだ。
ただリドラー伯爵もグリス国では新参者でなかなか我が侯爵家に手が出せないでいたため、息のかかった使用人をこっそり手配したりと遠回しに私を拐う計画を立てることしかできなかった。
私は……私の瞳は、狙われていた。
だからミシェルに?
どんなに話を聞いても私の心の中は何も感じない。
動揺?そんなものない。
「そうなのですね」
私は兄様とお父様の話を聞きながら
「もうそろそろ終わりですか?」と静かに微笑んだ。
その笑顔を周りは「え?」と言う顔をしてみた。
何かおかしいかしら?
私はセーラ、カリーナ様のお父様達に狙われた令嬢。周りはそれを守ってくれた。
そう、わかったわ。
もうこれ以上話を聞かなくてもいいかしら?
面倒だわ、もういい。
「私そろそろ仕事に戻ります。今までありがとうございました。もうこれ以上の話を聞いても記憶は戻りそうもないし、結構です。……私はレインです。侯爵家の皆さん、いろいろ大変でしたね。お疲れ様でした。もう煩わしい思いはしなくて済むと思います」
私は話の途中で席を立った。
レイモンド殿下に「ちょっと待て」と言われたのでにこりと微笑み「もう十分です、仕事をさせてください」と言った。
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