お兄様、闇堕ちしないって本当ですか!?

由原靜

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第一章 ロードライトの令嬢

25 名簿、GET!

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 名簿を手に入れたわたしたちは、そのままわたしの部屋へ戻ることにした。
 セラと談笑していたシリウス様は、わたしたちが戻ってきたのを見ると、人好きのする笑顔でこちらに歩み寄ってくる。
 
「おかえり、みんな」
 
「……あぁ、ただいま」
 
 シリウス様を見て、兄の肩からふっと力が抜ける。
 今の兄は、さぞ穏やかな顔をしているのだろう。兄の顔を見ずとも、そんなことが分かる気がした。
 
 わたしをベッドへ下ろした兄は、椅子に腰掛けると、わたしから受け取った名簿を開いた。
 シリウス様とシギルが、左右から揃って覗き込む。
 
「想像していた通りだが、なかなか数が多いな……三百人は下らない。さすが、ロードライト本家様々って感じだな」
 
「これでも少ない方ですよ。先代……リッカ様と次期当主様の御母堂は、リッカ様の『お披露目の儀』を、あまり盛大にはしたくなかったようですので」
 
 シリウス様の呟きに、そっとシギルが口を添えた。
 はー、っと、シリウス様は肩を竦めて息を吐く。
 
「なら、黒曜……オブシディアンの時の『お披露目の儀』はどうだったんだ?」
 
「次期当主様の時は、そりゃあもう当然ながら盛大に……」
 
「お前ら、余計な話をするんじゃない」
 
 横道に逸れて行きそうになったシリウス様とシギルの会話を、兄がビシッと正した。
 
「問題は、ここに載ってる各個人の身辺を洗っていく作業だろ」
 
「あぁ、それなら」
 
 私の得意分野です、とシギルが軽く手を上げる。
 
「これでも、本家当主の従者ですので。その辺りはお手の物です」
 
 そう言うのであれば、シギルに任せた方が良いだろう。彼が所属している第六分家セイブルは、確か一族の守護と粛清を司る家だったはず。身辺の洗い出しなんて作業も、得意そうではある。
 
「じゃあ、俺たちは学校の先生方とかにも当たってみるかな。リッカの呪いを解くことが出来る人が見つかるかもしんねぇし」
 
 シリウス様の言葉に、兄も頷いた。
 
「そうだな。教師陣にいなくとも、そこから恩師繋がりでツテが辿れることもあるだろう。聞いてみる価値はあるはずだ」
 
「じゃあ、わたしは……」
 
 と、そう言い掛けたところで「リッカは、これ以上体調が悪くならないように努めろ」と、兄からの厳しいお達しが下された。はぁい、と思わず肩を竦める。
 
「でっ、でもでもでもっ! 無理しない範囲でだったら、ちょっとくらいなら動いてもいいですよねっ?」
 
 地下書庫には相当量の書物があった。あそこの司書であるナナリーとも少し仲良くなれたことだし、自力でも色々調べてみたい。
 
 兄は複雑そうな顔をしたが、シリウス様は「リッカはアクティブだもんなー」と言ってわたしに笑いかけた。
 えへへ、とわたしも笑顔を返す。
 
「リッカだって無茶はしないさ。黒曜がどれだけ心配してるかも分かってる。リッカだって助けてもらうだけじゃなくって、自分で動きたいんだろ」
 
「…………」
 
 兄はまだ少し物言いたげな顔をしていたが、最後には「……絶対に、無理だけはするなよ」と釘を刺すだけに留めた。
 はぁい、と、口先だけでも良い返事をする。

 ……でも、これは自分ごと。
 無理するなって兄は言うけれど、でも放っておくと死んでしまうのは変わらない。
 
 兄には悪いが、こちらも都合ってものがある。無理が効かない身体だってことは重々承知しているものの、それでもできる限りは足掻かせてもらおう。
 
 その時、シギルが口を開いた。
 
「すみません、皆様方。申し訳ないのですが、そろそろ我が主人の元へ戻らせて頂いてもよろしいでしょうか?」
 
 まだ仕事が残っているのです、とシギルは下がり眉で告げる。あぁ、と兄は頷いた。
 
「色々と、手を貸してくれてありがとう。助かっている」
 
「いえいえ、可愛いようじょ……リッカ様のためですから」
 
 にっこり笑顔でそんなことをのたまうシギルに、わたしたちは揃って白い目を向ける。そういうとこがなかったのなら、本当にいい人なのに。
 
 ……いや、単なる『いい人』では……ないんだけど。
 
 わたしの母を殺したのは自分だと、シギルはそう言った。
 
 月夜の晩、わたしの目を見て、はっきりと。

 その言葉を鵜呑みにしたわけではないけれど――それでも、否定できるだけの根拠もない。

「次期当主様、名簿をお貸し頂けますか?」

 シギルは礼儀正しくそう言うと、兄に手を差し出した。
 兄は少し躊躇う素振りを見せる。
 そんな兄を見て、シギルはうっすらと笑った。

「もしかして、私のことを疑ってらっしゃいます? 傷付くなぁ」

「お前を信用したことなど一度もない。父のことも、完全に信じ切ったわけじゃないからな」
 
「名簿は第三分家アジュールの魔道具ですので、改竄は出来ませんよ?」
 
「お前に処分されたら終わりだろ」
 
 ……おぉう、なんだか兄とシギルの間に、ピリッとした空気が漂ってる。
 兄はシギルに対して警戒心をむき出しにしているし、シギルも兄の警戒を察しつつ、相変わらず飄々とした態度だし。
 
「……それじゃあ、この名簿を複製したものをシギルが持って、原本はお兄様が保管する、ってことで良いんじゃないですか?」
 
 睨み合っていても何も進まないと、そう思ってわたしは口を挟んだ。
 いいなそれ、と同意してくれたのはシリウス様だ。
 
「そういやこの前、複製の魔法を習ったばっかだしさ。黒曜、リッカに見せてやったら?」
 
「本当ですか!? お兄様、見たいです!」
 
 兄は、やがて手で顔を覆うと、大きなため息を吐いた。その手を名簿の表紙に置くと、無言でさらさらっと魔法陣を描く。
 
 数秒後、ぽんっと軽い音を立てて、二冊目の名簿が兄の手に現れた。
 おぉ、と思わずパチパチと拍手。
 
「完全に『複製』したわけじゃないからな。しかもこれは第三分家の魔道具に書かれたものだし、見る人が見れば一発で贋作だと分かる代物だ」
 
 少しぶっきらぼうな口調でそう言いながら、兄は贋作の方をシギルに手渡した。
「ありがとうございます」と、シギルは相変わらずの笑顔だ。そろそろその笑顔も胡散臭く見えてきた。
 
「次期当主様のご厚意、誠に感謝いたします」
 
「いいからとっとと出て行け。従者のくせに、いつまで父上の隣を留守にするつもりだ?」
 
 眉を寄せると、兄はしっしとシギルを追い払う仕草をする。
「やだなぁすぐに戻りますよ」と微笑んだシギルは、「では」とわたしたちに深々と一礼をした。
 
「――あぁ、そうだ。次期当主様」
 
 来た時と違い、普通に扉を開けて帰ろうとしたシギルは、扉のドアノブに手を掛けた格好のまま、わたしたちを振り返った。
 
 兄は不機嫌さを隠さぬまま返事をする。
 
「なんだ」
 
「従者の件ですが、そろそろご決断なさいますよう」
 
「…………、分かっている」
 
 重苦しい兄の返事を聞き届けてから、シギルは部屋を出て行った。
 扉がパタンと音を立てて閉まる。
 
 シリウス様は、軽く目を瞬かせた。
 
「従者の件?」
 
「あぁ……ロードライトの当主だとか、次期当主だとか……そういうのには従者がつくのが習わしなんだ……」
 
 目元を抑えながら兄が言う。心底嫌がっているのが伝わってくる口調だった。
 思わずシリウス様と目を見合わせ、苦笑いをする。
 
 と、そこで兄は頭を上げると、わたしたちを近くに寄せ集めた。
 内緒話をするかのように、そっと口元に手を当てるので、わたしたちも耳を近付ける。
 
「お前ら、特にリッカ……あいつには気を付けろよ」
 
「変態だからか?」
 
「ちがっ……わないけど、そうじゃなくてだな」
 
 あいつの耳に嵌まっているピアスの色を知っているかと、兄は問う。
 シリウス様はピンと来ないように首を傾げていたので、わたしはそっと口を開いた。
 
「――黒のピアスを、していたかと思いますが」
 
 以前直接見せてもらったから、よく憶えている。
 あぁ、と兄は頷いた。
 
「前も言ったが、ロードライトはピアスの色で、各個人の所属を確認している。本家は銀色、第一分家は金色、といった具合にな。その後、第三分家が青、第四分家が緑、第五分家が紫色と続く」
 
「そういや、前から思ってたんだけどさ。第二分家ってのはないのか? そしたら赤色あたりが続きそうなのに」
 
 シリウス様の素朴な疑問に、兄は虚をつかれた顔で黙り込んだ。
 口元に手を当てると、考え込むように目を伏せる。
 
「……考えたこともなかった。それは、確かにその通りかもな。……ただ、ロードライトにとって赤色は禁忌タブー扱いで、身に纏うのには相応しくないとされている。何か、その辺りに起因するのかもしれない」
 
「……俺の髪も赤だけど?」
 
「お前はロードライトの人間じゃないだろ」
 
「わたしの目も赤いですよ?」
 
「リッカの綺麗な瞳に対して何か文句を付ける奴は、いくら一族の者であれど、この世界に生き続ける資格がないと見做している」
 
 おぉう……。
 
 これが、極々普通の家庭に暮らす妹大好きお兄ちゃんが言うのならまだしも、兄はロードライト家という大所帯の次期当主だ。
 そんな兄が口にする言葉もまた、立場に見合った重みが伴う。
 
 具体的に言うと……多分、わたしのお兄様は、わたしをうっかり侮辱したり軽んじたりした者を、躊躇なく切り殺せる部類の人なんだろうなってことだね……。
 
 わたし関連の地雷以外は無さそうなのが、唯一の救いかもしれない。
 うっかり侮辱されないように気を付けよう。わたしのためというより、相手の身の安全のために。
 
 気を取り直した顔で、兄は続けた。
 
「黒のピアスをしている奴らのことを、僕たちは第六分家セイブルと呼んでいる。第五分家までしかないはずのロードライトにおいて、存在を秘匿された唯一の分家。それが第六分家セイブルだ。……あいつらには、用心しろ」
 
「……なぜ、秘匿する? 何か疾しいことでもやってんのか?」
 
 シリウス様の言葉に、兄は「当たらずとも遠からずってとこだな」と答える。
 
「あいつらは、僕らとはまた違った論理で動いている。……これは僕の勘だが、あいつらは僕らを護衛しつつも、その一方で『監視』の対象として見ている気がするんだ」
 
 わたしは、黙って兄の言葉を聞いていた。
 
 ――監視、か。
 
 シギルの言葉を思い出す。
 
 
『あなたの御母堂、先代ロードライト本家当主、アリア・ロードライト様を殺したのは私です』
 
 
 月を瞳に宿しながら、わたしに対してそう囁いたシギル。
 
 
『英雄に瑕疵は不要です。国を背負う誇りを担ったロードライトが穢れることは、決してあってはならない。磨き抜かれた宝石は、一点の曇りもないからこそ、誰の瞳をも魅了して、美しく光輝くもの』
 
 
 ロードライト――この苗字もまた、宝石の名前だったはずだ。
 
 となれば、第六分家というのは、その宝石が汚れることのないように、定期的に手入れをする者のようなものだろうか。
 
 外側から汚れた手がやって来るようであれば、その手を強く払い除ける。
 内側から瓦解する気配を察すれば、不穏の芽を素早く摘み取る。
 
 ロードライトが『建国の英雄』でい続けるための、礎となっているのだろうか。
 
 ――で、あるのなら。
 
 わたしがかつてプレイしていたゲーム『ゼロイズム・ナイン』では、彼らは一体どんな役割を果たしていたのだろう――。
 
「……ま、監視されてんだとしてもさ。リッカのために動くこと、それ自体は何ら咎められることでもないはずだ。ならしばらくは、あんまり深く考えず、自由にやっていいんじゃないか?」
 
 あの幼女趣味ロリコンは、リッカのためなら力を貸すだろ。そう言って、シリウス様は兄を安心させるような笑みを浮かべてみせる。
 
「シギルは確かに信頼できない相手だけど、リッカを害することはないだろう。俺は、そう確信してるよ。黒曜だってそうだろう? 今は一人でも仲間が欲しい。シギルの協力は、俺たちにとってもありがたいんだ」
 
 シリウス様の言葉に、兄は「……それもそうだな」と、渋い顔で頷いた。 
 
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